宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

MENU

iPhoneのトリプルレンズが覗くARの世界

トリプルレンズ搭載?

f:id:tkan1111:20180529112637p:plain

次期iPhoneがトリプルレンズを搭載する噂が増えている。

www.gizmodo.jp

情報ソースによって多少異なるが、3〜5倍の光学ズーム機能対応とのこと。Huawaiがすでにトリプルレンズ搭載のスマートフォンを発売しているので、荒唐無稽のスペックではない。

ARはどうなった?

ただ、それだけでは面白くない。AR(Augmented Reality。拡張現実)に用いるのはどうだろう。AppleはiOSでAR対応ソフトウェアを開発するための「ARKit」を発表した。

有名なところでは現実の風景にポケモンが登場する「ポケモンGO」、あとは家具を自宅にバーチャルに配置するアプリなどが登場したが、日常で実用的に使っている人がどれだけいるのだろう。

www.apple.com

標準アプリが普及の先鞭

ARを試す機会がないのもユーザー増加の妨げになっている。Appleが便利な機能をiOS内に組み込んでユーザーが日常で触れるようにすれば、ユーザーも増えると思う。

たとえば、トリプルカメラを用いて、実物の距離・高さをカメラで計測し、3Dサイズを記録しCGで再現するなどだ。定規代わりにつかうアプリは存在するが、標準OS内に取り込むことで使う人は確実に増える。

複数のカメラを用いれば、より正確に距離を測定できる。

Googleが再びグラス型の機器を開発している報道もある。Appleには普段使いのARを実現してほしい。

www.kantakayama.com

 

働き方改革がパソコンを救う

全年齢がインターネットを利用

総務省が2017年の通信利用調査を発表した。

13歳から59歳の年齢層でインターネット利用者が9割を超えた。6歳から12歳まででも約75%と全年齢でインターネットが生活に浸透しているのがはっきりとわかる。

f:id:tkan1111:20180530162010p:plain

スマートフォンでインターネットを利用している人が約54%とパソコンでの利用者を上回り、全年齢でスマホの利用者が増えている。

f:id:tkan1111:20180530162357p:plain

スマホ保有率がパソコンを上回る

スマートフォン保有者数もパソコンを初めて上回る。

f:id:tkan1111:20180530162619p:plain

PCの退潮

PCの退潮、スマホの隆盛を裏付ける調査だ。企業ではPCの利用は減っていないだろうから、家庭でのPC利用が急速に減少しているのを裏付けている。

スマートフォンが登場するまで、PCは情報収集と創出の両方に利用されていた。そのうち情報を得るデバイスとしてスマートフォンが登場し、PCはその座を奪われた。スマートフォンは電話本来の役割であるコミュニケーション手段を拡張して、LINEなどのメッセージアプリとSNS文化を生んだ。

クリエイターのためのPC

PCには、クリエイティブな役割が残った。ただ、人は「創る」よりも、人が創ったコンテンツを消費するのを好む。当たり前だけど、楽だからだ。苦労してコンテンツを創るのを好む人は少数派だ。

利益を生み出す企業では、PCはまるでボールペンのように「文房具」として生き残るが、家庭の情報消費の手段としては使われなくなるだろう。

働き方改革がPCを助ける?

一方で、テレワークやフリーランス、兼業など、種々様々な働き方を選べるようになり、在宅での仕事する人が今後増えていく。在宅勤務の作業なら、PCの方がスマホより生産性は高い。

情報流出防止のため、社内のPCを持ち出せない企業も多いらしい。そうなると在宅勤務を行うには、バーチャルデスクトップなどで社内の情報にアクセスするためのPCが必要になる。

働き方改革はPCの福音になるかもしれない。

www.kantakayama.com

 

iOS11.4搭載の「iMessage in iCloud」の使い方

iOS 11.4公開

AppleはiOS 11.4を公開した。

iphone-mania.jp

11.3で対応する予定だったAirPlay 2やHomePodのマルチスピーカ化にようやく対応。ただ、このふたつの機能の恩恵を受ける日本人ユーザーは現時点では少ないだろう。

iMessage in iCloudとは?

もうひとつの目玉が「iMessage in iCloud」だ。メッセージアプリ「iMessage」のデータをクラウド上に保管し、複数のデバイスで同期をとる機能だ。

メッセージのやりとりにLINEしか使っていない人には関係ないが、Appple純正だけにApple製品を複数持っているなら、iMessageは使い勝手が良い。iPhone Xでは「アニ文字」も使えるし。

f:id:tkan1111:20180530081337j:plain

iMessage in iClouldの主な機能

  • 複数デバイスで同期を取れる
  • iCloudにメッセージデータを保存できる
  • 新しいデバイスにメッセージ内容を復旧できる

設定方法

1. iPhoneの「設定」の一番上にある「ユーザー名」をタップ

f:id:tkan1111:20180530082745j:plain

2. 「iCloud」をタップ

f:id:tkan1111:20180530083050j:plain

3. 「iCloudを使用しているAPP」内の「メッセージ」をオン

f:id:tkan1111:20180530083214j:plain

複数デバイスで同期を取る

今までも時間が経つと同期がとれていた気もするが、iMessage in iCloudを設定すると、すぐに同期がとれる。

メッセージを受信すると、MacとiPhoneのいずれか使用しているデバイスに「通知」が届く(未使用時はiPhoneが優先)。

iPhoneで既読にすると、Mac側も瞬時に既読になる。今までは同期がうまくとれず、MacとiPhone両方で既読にすることもあったが、これからはその手間はいらない。

f:id:tkan1111:20180530083711j:plain f:id:tkan1111:20180530083729p:plain

iCloudに保存

iMessage in iCloudを設定すると、メッセージの保存期間を「無制限」に変更すると案内が出る。

今までもメッセージの保存期間は「無制限」を選択できたが、これからはiCloudに保存できるので、他のアプリのデータと同様にデバイス内のデータはストレージ容量に応じて最適化される。その場合でもiCloudには全てのメッセージデータが保存される。iCloudの容量が不足すれば、クラウド上にも保存できなくなるが、その場合は警告してくれる。

f:id:tkan1111:20180530083952j:plain

新しいデバイスへの復旧

iPadなどの新しいデバイスを購入する時、同じApple IDでログインすれば、過去のメッセージを復旧できる。

一度使ってみよう

iCloudに対応したことで、iMessageはさらに使いやすくなった。今まで使っていなかった人は良い機会なので、一度使ってみよう。LINEは複数のデバイスでの利用が難しいが、iMessageはそんなことはない。特にMacとiPhoneを使用している人は便利なはずだ。

もっともメッセージアプリは相手がいないと使えないのだけど。

www.kantakayama.com

リビングからホームへ広がるスマートスピーカー

GoogleがAmazonを抜く

f:id:tkan1111:20180528104347p:plain

Google Homeの売上がスマートスピーカー市場で初の首位になったそうだ。

japan.cnet.com

f:id:tkan1111:20180528205036p:plain

引用:Canalys

優秀なGoogle Home

今までスマートスピーカー市場では先駆者のAmazon Echoが強かったが、後発ながらGoogleが追いついた格好となった。スマートスピーカーは音声認識の精度やどの質問に回答できるかで比較しやすいので、多くのユーザーがテストしている。多くのテストでGoogle Homeに良好な結果が出ている。

筆者の自宅にも両方設置しているが、音声認識の精度も回答できる質問の幅も質が高いのはGoogle Homeだ。

スキル付与は面倒

Amazon Echoも日々進化しているが、スキル設定が面倒くさい。Amazon Echoは好きなスキルを設定することで新たな機能を付与でき、iPhone初期のようにアプリを追加する愉しみがある。ただ、現状スマホほど頻繁にスマートスピーカーを使用するわけではないので、いちいち新しいスキルを調べて追加する手間を掛けたくない。

Google Homeは何もしなくても勝手に新たな機能が付与されるので、手間いらずだ。Amazonは自社のAmazon Echoだけではなく、多くのサードパーティ製品にAlexaをインストールしてもらうのが目的の一つなので、サードパーティが新たな機能を付与しやすいように「スキル」を採用したに違いないが、手間いらずのGoogleの売上が今回は上回った。

一家に一台から一部屋に一台へ

GoogleかAmazon、はたまたalibabaが勝つかわからないが、スマートスピーカー市場が急速に拡大していくのは間違いがない。すでに「これ本当に使うの?」という段階から、一家に一台を通り越し、一部屋に一台という段階にUSでは入っている。

リビングを制するのはITベンダーの長年の悲願だったが、リビングからホームへ戦場は拡大しつつある。

Amazon Echo Dot、ホワイト

Amazon Echo Dot、ホワイト

 

www.kantakayama.com

 

iPhone全モデルに有機ELを採用するリスク

iPhone全モデルに有機EL?f:id:tkan1111:20180529194103p:plain

Appleが今年の新型iPhone全てのモデルに有機ELディスプレイを採用すると報道があった。

www.bloomberg.co.jp

この報道により、液晶ディスプレイを供給しているジャパンディスプレイ、シャープの株価が下落した。

リスクが大きい有機ELディスプレイの採用

記事にもあるように有機ELディスプレイ搭載のiPhone Xが予想よりも売れていない現状、すべてのiPhoneに有機ELディスプレイを採用するリスクをAppleが取るだろうか。

一週間前の記事ではジャパンディスプレイがAppleから液晶を受注したとの報道もあった。

newswitch.jp

広い価格帯をカバーしたいAppleの思惑

iPhone 8の方がiPhone Xより台数がでている。もしもiPhoneの全モデルが有機ELディスプレイになったら、iPhone 8の価格帯はどうやってカバーするのだろう。

スマートフォン市場が飽和化しつつある中でAppleがiPhoneの総売上をさらに伸ばすためには、今までより広い価格帯の製品を複数供給する必要がある。噂になったiPhone SE2もその戦略の一環と思われる。

www.kantakayama.com

可能性があるのはiPhone X Plus?

有機EL搭載のiPhone X、小型液晶ディスプレイ搭載のiPhone SE2、その間に入る大型液晶ディスプレイ搭載の次期iPhone 8(iPhone 8s?)が消滅する可能性は低いと思われる。

可能性があるとすれば、より広い価格帯をカバーするために、大型有機ELディスプレイ搭載のiPhone X Plusの発売だろうか。WWDCで発表される次期iOSの中に、将来のiPhoneを示す手がかりが見つかるかもしれない。

www.kantakayama.com

 

auのNetflixセット料金はお得か?

Netflixと連携

KDDIがNetflixとのセット料金を発表した。

japan.cnet.com

20GBのデータ利用量にプラス1,000円で、Netflix(ベーシック)、ビデオパスと5GBのデータ利用量が追加できる。

f:id:tkan1111:20180529164715p:plain

お得かどうか分析

これはお得なのだろうか。20GB以上利用する人であれば、5GBの追加料金は5,000円になるので、確かにお得だ。30GBのプランは20GBより2,000円プラスなので、ちょうど25GB使いたい人には1,000円プラスで他のサービスがついてくることになる。25GBピッタリ使いたい人がどれだけいるかわからないが。

ビデオパスとNetflixの両サービスが付与するのはどうなのだろう。詳しく確かめていないが、重複する作品もあるだろうし、Netflixだけを視聴したい人にはビデオパスは不要だ。

しかもNetflixのベーシックプランはSD画像なので、テレビ画面で視聴するならHD画像が選べるスタンダードプランが必要だろう。そうなるとプラス月額300円だ。

サービスに活路を見出す携帯キャリア

各携帯キャリアは格安SIMに押されて、回線使用料だけではなく、サービスの拡販に活路を見出している。

携帯最大手NTTドコモは、dポイントを中心にdTV、dマガジンなどのサービスを促進している。スポーツネット中継のDAZNと提携し、通常料金より約800円安い「DAZN for docomo」を提供して好評だ。

auもビデオパスなどを展開しているが、ドコモとは差が開いている。auは販売サイトと連携して効果を出てきている。動画配信サービスでも「DAZN for docomo」の対抗として、今回のNetflixとの連携があったのだろう。

USを中心に世界を席巻するNetflixだが、日本ではドコモのdTVと大差がついており、追いつくためにもauとの連携は渡りに船だったわけだ。

【図】定額制動画配信(SVOD) サービス事業社別 市場シェア推移【図】定額制動画配信(SVOD) サービス事業社別 市場シェア推移

思惑が見え隠れする料金プラン

ただ、筆者の感想では、あまりお得な感じがしない。Netflixの通常料金よりも支払う金額が大きいので、「DAZN for docomo」と比べてお得感が低い。

ビデオパスも広めたいauとあまり値引きをしたくないNetflix双方の思惑が絡み合い、あまり有用だとは思えない5GBを追加して無理やりパッケージにした印象を受ける。

このauとNetflixの連携が成功するかどうか注視したい。 

www.kantakayama.com

 

iPhoneのNFC開放の背後に日本の携帯キャリア

iPhoneのNFCをアンロック

AppleがWWDCでiPhoneとApple WatchのNFCチップをアンロックする噂が流れている。

iPhone 6からNFCを搭載しているが、Apple Pay以外の用途には使えないようにロックしてある。日本ではiPhone 7からSuicaやiDなど日本独自仕様にも対応し、使う機会は増えたが、本来のNFCはドアの解錠やポイントの付与など、様々な用途に使える規格だ。

引用:NFCポータルサイト

すでにApple社内では社屋へのアクセスにiPhoneを利用しているという情報もある。

飛行機も電車のように

XperiaなどのAndroid機では、以前から使えた機能なのでNFC機能のアンロックは喜ばしいことだ。個人的には、飛行機に搭乗する際のQRコード提示をNFCによる認証に変更してほしい。Apple WatchのSuicaで電車に乗った人なら、アプリを起動せずに飛行機に搭乗できたら便利なのがわかるだろう。ANAとJALは、おサイフケータイですでにNFCでの搭乗に対応しているので、AppleさえNFCを開放すれば、すぐに対応できるはずだ。

AppleがiPhoneのNFCをアンロックすれば、飛行機の搭乗以外にも会社へのアクセス、ポイントの付与など多くのサービスがiPhoneをかざすだけで利用できるようになる。

iPhoneでNFCを利用できないから、Tポイントなど多くのポイントサービスがバーコードでのポイント付与をはじめているが、アプリをいちいち起動しなければならない。アプリによっては毎回新しいバーコードを更新するので、ネット回線が脆弱なとき(余計なWi-Fiを掴んだとき)は使えないこともある。

iPhoneの動向が影響する日本のサービス環境

Apple Payがはじまり、iDとQUICPayに対応した店舗が急激に増加したように、日本ではスマホのシェアを握るiPhoneの動向がサービスの普及に大きく影響する。

もっとも、iPhoneのシェアが大きすぎて、日本のサービスがApple次第というのは困りものではあるが、近年はAppleが日本重視の姿勢をみせているので(以前であれば日本独自仕様のSuica対応などありえなかった)、日本の携帯キャリアからの意見を採用する可能性は以前より大きい。

NFC機能開放が日本の携帯キャリアからの要望かはわからないが、携帯キャリアへ要望を伝えることは無駄じゃないかもしれない。

 

僕がポメラを選ばない理由

新しいポメラ

キングジムがタイピングツール「ポメラ」の新型を発表した。

「DM30 ポメラ」の画像検索結果

ポメラを買わない理由

ポメラはテキスト入力に特化したメモツールだ。筆者のように小説やブログを執筆する者には最適なツールだ。ポメラを愛用している現役ライターの方々も多い。

新しい機種が出る度にチェックするが、ポメラを一度も買ったことがない。

以前記事にしたように、iPhone+Bluetoothキーボードの執筆環境のほうがなれているからだ。

f:id:tkan1111:20180529090100p:plain

www.kantakayama.com

ここで、ポメラとiPhone+Bluetoothキーボードを比較してみよう。

セットアップしやすさ

  • ポメラ

実際にタイピングできるまでのセットアップのしやすさを比較。これはポメラの圧勝だ。ポメラはカバーを開ければすぐにタイピングができるのが売りで、開いてから3秒も経たずに入力を開始できる。

iPhoneは、iPhoneのロック解除、Bluetoothキーボードの設置、スタンドにiPhoneをセットなど、いくつもの手順を踏まないとタイピングできない。

モビリティ

  • iPhone+Bluetoothキーボード

可搬性の良さはiPhoneとキーボード。iPhoneは必ず持ち歩くから、あと必要なのはBluetoothキーボードだ。多くのBluetoothキーボードが200g、ポメラDM200で580g、今回発表したDM30が450gとキーボードだけのほうが軽い(当たり前だが)。iPhoneを足せばキーボードの方が重いが、スマートフォンを持たずにポメラだけ持ち歩くことはないだろう。

データの同期

  • iPhone+Bluetoothキーボード

筆者にとって、データの同期がポメラの最大の弱点だ。初期に比べて、QRコード、Gmail経由など様々な同期を行う手段を増やしてきたが、それでも常にクラウドに接続しているiPhoneとは利便性で比較にならない。

ポメラだけで完結すればよいのだが、自宅に戻ればPCを使いたくなるし、文書も保存したくなる。一度クラウド環境に慣れてしまうと、同期が取れていない複数の機器で文章を書くのが不安になる。どれが最新版かわからなくなるからだ。

デスクスペース

  • ポメラ

使用する時に使用するデスクスペース。画面とキーボードが直結しているポメラに分がある。iPhoneとキーボードだと、スタンドが必要なのでスペースを取る。スタンドに置いてあるだけのiPhoneが不安定だから、飛行機のテーブルで揺れるとiPhoneが落ちそうになる。ポメラはその心配がない。

机がなく膝の上に置いて使う場合もポメラが圧勝だ。iPhoneとキーボードでは膝の上で作業しづらい。電車の中で使う場合はポメラが便利だろう。

キーボード

  • お好みで

どちらのキーボードが良いかは好み。ポメラの歴代キーボードは非常にしっかりしていて打ちやすい。ポメラほど堅牢なコンパクトBluetoothキーボードをみたことがない。ただ、キーボードは交換ができるし、種類も豊富だ。自分好みのキーボードを見つけられたらiPhoneとキーボードのスタイルが有利だ。

日本語環境

  • ポメラか?

いわゆるIME。ポメラは「ATOK for pomera」を搭載する。iOSのIMEは以前よりは使えるようになったが、簡易版とは言えATOKにはかなわない。

ただ、ネットで語句を調べ、過去の文章を引用できるのはiPhoneとキーボード。文章を完成させる総合力を問えば、両者互角だ。

画面

  • iPhone+Bluetoothキーボード

画面は、ストレート型のDM200がTFT液晶、今回の新型DM30が電子ペーパーディスプレイ。筆者のiPhoneはiPhoneXなので、有機ELディスプレイ。画質はiPhone Xの圧勝だ。いくら文字しか打たないとしても、文字の精緻さは比較できない。

個人的には電子ペーパーディスプレイは好きではない。以前よりもずいぶん改善されたが、それでも画面リフレッシュとスクロールの遅さは辛い。

価格

  • iPhone+Bluetoothキーボード

ポメラは意外に高い。今回発表したDM30は電子ペーパーディスプレイ搭載で41,417円(2018/05/25 Amazon調べ)、すでに発売しているDM200が34,980円(同じくAmazon調べ)。3,000円台からあるBluetoothキーボードは非常に安い。スマートフォンが別途必要だが、前述の通りポメラを買ってもスマホを買わない選択肢はないので、スマホの金額は除外して比較する。

4勝3敗1引き分け

色々と要素を並べてみると、両者ほぼ互角だった。ポメラを使う上で筆者が一番気にかかるのはデータの同期だ。Wi-Fi対応のSDカード「FlashAir」を使えば、ポメラからのEvernoteなどのクラウドサービスへのアップロードができるみたいだが、筆者が行いたいのは『転送」ではなく「同期」だ。一つの原稿で複数の版ができてしまうと、どれが最新版か判断するのが大変だ。誤って古い原稿を推敲してしまうと非常に面倒なことになる。

やはりしばらくはiPhoneとBluetoothキーボードで執筆を続けようと思う。

ノートPC型のiPadという観測気球

 

AMRベースの新ハードウェア

AppleがARMベースのハードウェアを開発している噂が流れている。

f:id:tkan1111:20180527161328p:plain

iphone-mania.jp

iPadとMacを統合した製品かとすぐに思ってしまうが、クックCEOも以前に否定しているし、ハードだけではなくOS側の統合も必要なので並大抵の作業ではない。

tkan1111.hatenablog.com

iOSにmacOSをエミュレートする方法もあるが、まだ時期が早いように思う。多くの人がiPadでプログラミングするようになったころがMacからiPadへの移行のタイミングな気がする。

クラムシェル型iPad?

そうなると、このStarという機器はなんだろう? 考えられるのはキーボード付きiPadだ。現行のiPad ProでもSmart Connectorを使ってキーボードを繋げることはできるが、ノートPCのようなクラムシェル型のiPadは存在しない。

Surfaceのようなタッチパネル対応のPCの需要は確実にある。Macとの統合という茨の道を進む前に、まずはクラムシェル型iPadを発売して様子を見るのかもしれない。これが好評ならMacの統合よりもiPadのノートPC化を進めれば良い。

ここ数日、MacとiOS絡みの噂が増えてきた。WWDCで何らかの発表があるのだろうか。

www.kantakayama.com

Apple iPad Wi-Fi 32GB シルバー 2017年春モデル MP2G2J/A

Apple iPad Wi-Fi 32GB シルバー 2017年春モデル MP2G2J/A

 

AirPods / AirPods Proの小ネタ・裏技6選

AirPodsの小ネタ・裏技6選

AirPods登場以降、完全ワイヤレスイヤホンは爆発的に数が増えたが、AirPodsの人気は衰えていない。

シンプルなインターフェイスとデザイン、iPhoneなどのApple製品との親和性の高さがうけているのだろう。

 発売日からほぼ毎日使っている筆者が気づいた小ネタ・裏技をいくつかまとめておきます。 

「次のトラック」を活用

AirPodsは左右耳に別々の機能を設定できる。4つの機能の中でおすすめは「次のトラック」。「次のトラック」は「再生」の代わりになる。一時停止状態で「次のトラック」を設定したAirPodsをダブルタップすると「再生」できる。「一時停止」はできないが、片耳からAirPodsをはずせば一時停止して、再びつければ再生する。

f:id:tkan1111:20180524192232p:plain

AirPodsの名前をシンプルに

AirPodsをセットアップすると自動的に「<ユーザー名>のAirPods」という名前がつけられる。「AirPods」とシンプルな名前にするためには、iPhoneのBluetoothの設定から、名前を変更する。その際に気をつけなければいけないのは、AirPods」の後ろに半角スペースをつけること。スペースがないと、また「<ユーザー名>のAirPods」に戻ってしまう。

「新しい通知」をSiriに読んでもらう

iPhoneを使っているとメールやLINEなどから通知がたくさん届く(設定で停止もできる)。Siriに「新しい通知」とお願いすれば、通知を読み上げてくれる。メールやメッセージの返信も可能。歩きながらでも通知を処理できるので、忙しいときは試したい。

「音量を8にして」

Siriに「音量をあげて」と頼むと2レベルボリュームをあげてくれる。一気に音量を上げたい場合、何度も同じことを言わなければならず面倒だ。オープンエアー型のAirPodsは外で使うと騒音が入ってくるので、ボリュームを上げたくなる。外出時に聴いているボリュームのレベルを覚えていれば、そのボリュームに一発で調整できる。iPhoneのボリュームは16段階。「音量を<数字>にして」と頼めば、一発でそのレベルに合わせてくれる。

持ち運ぶときはカバーとカラビナで

AirPodsはケースも小型で持ち運びやすいが、小さすぎてなくしやすい。イヤホンを頻繁にはめたり外したりする時にケースをすぐに取り出しやすくしたい。

市販のAirPodsカバーとカラビナを使うと便利だ。ズボンのベルトループやバッグに引っ掛けると簡単に取り出せる。

カバーは1,000円程度、カラビナは百均で売っている。

f:id:tkan1111:20180524194132p:plain

Macと接続する二種類の方法

AirPodsは複数機器と接続できるマルチペアリングはできるが、マルチポイント機能はない。iPhoneと接続して音楽を聴いているとき、Macの動画を観たいなら切り替える必要がある。

切り替える方法は2種類。MacのバーにあるBluetoothアイコンまたはスピーカーアイコンをクリックして選択。

f:id:tkan1111:20180524200827p:plain  f:id:tkan1111:20180524200820p:plain

Appleの「WWDC2018」事前予想

近づくWWDC、少ない事前情報

f:id:tkan1111:20180526161811p:plain

WWDC2018が近づいてきているが、今年は事前情報があまりでてこない。WWDCはハードのお披露目会ではなくソフトウェア開発者のためのイベントなので、OSなどソフトウェアの情報がメイントピックスだ。工場やアクセサリーベンダーから情報漏洩が多いハードウェアと違って、OSはApple社内のみの作業でほぼ完結するので情報流出が少ない。

WWDC 2018の事前予想を見てみよう。

iPhone SE2

筆者はWWDCで登場する可能性が高いと予想する。パーツの画像やCAD情報など多くの情報が流出しているのが理由だ。

飽和しつつあるスマートフォン市場で売上を伸ばすためにはミッドレンジの価格帯であるiPhone SE2をAppleは投入する必要がある。

新iPhoneの発表が秋に移って以降、WWDCで新型iPhoneの発表がないのが少々気になる。初代iPhone SEは3月に行われたスペシャルイベントで、iPad Pro 9.7インチともにイベントの目玉として発表された。

tkan1111.hatenablog.com

Mac

2017年のWWDCでは、iMac/MacBook/MacBook Proのアップデート・値下げが発表された。Intelの次世代CPUはすでに市場に出ているので、「Macのアップデートは開発者が集うWWDCで発表する」と決めたのであれば、今年も刷新されるかもしれない。

筐体の変更などの大規模なモデルチェンジはないと予想する。ずっと噂に上がっていたMacBook Air、現行のボディになって3年経過するMacBookのモデルチェンジはありえるかもしれないが、故障率が高いと訴訟を受けている薄型キーボードや「微妙な評価な」Touch BarなどMacBook Proの大幅アップデートは今回は間に合わないと予想する。

Mac Pro

2019年発売とApple幹部が発言しているので、今回も見送り。iMac Proが昨年登場したので、ハイエンドMacの需要がどこまであるかAppleとしては見極めているところだろう。

AirPower

昨年10月に発表されてから一向に発売されないAirPower。流出もないし、WWDCよりは新型iPhoneと同時発売の方がしっくりくるので、秋まで発売されないかも。

iPad

廉価版iPadが3月に登場したばかり。iPad Proはどうだろうか。iPhone X風のホームボタンなしボディに変更になる可能性はあるが、最新テクノロジーはiPhoneから導入するAppleの法則に従うと、次にFaceIDを導入するのは次期iPhone 6になるはず。

筐体が大きいiPadのホームボタンを廃止するメリットも少ないし。

iOS / macOS / watchOS / tvOS

今回のアップデートは新機能の追加より質の強化にあてられると報道があった。

その方針には賛成だ。多くの機能を追加し続けて、今のiOSのインターフェイスは混沌としている。

特に昨年登場したiPhone X用のインターフェイスは改善の余地がある。Face IDでアンロックした後の上スワイプは不要だし、アプリの停止ももっと良いやり方がある。先日発表になったAndroid Pの方が洗練されている。

大きな変更が必要なのはSiriだろう。音声認識技術で先行していたはずなのに、Alexa、Googleアシスタントに大きく遅れを取っている。HomePodのシェアも世界4位とAmazon Echo(世界1位)、Google Home(世界2位)に負けている。今のSiriの実力はAIアシスタントというところまで至っていない。新OSが正式公開されるのは10月。このWWDCで抜本的な改善をみせないと、Amazon、Googleには追いつけないだろう。

スマートスピーカー市場での敗退はリビングからのApple機器の追放を意味する。リビングに自社製品を常置するのは各メーカーの悲願だ。

リビングを制するためにtvOSも重要だ。iTunesでしか映画などのコンテンツを購入できないApple TVは他社より高価なこともあり勢いがない。登場当時はiOSのようにアプリ市場の活性化することが望まれたtvOS対応のアプリも一向に増えてこない。

Apple TVを再度活性化させる斬新な変革が欲しい。

tkan1111.hatenablog.com

 Mazipan

iOS機器とMac上で同一のアプリを動かす「Mazipan」プロジェクトが進行していると昨年噂になった。

MacなどPCの存在感が徐々に薄れていく中、いつかはMac専用のOS・アプリを開発することが非効率的な時が来ると思うが、今年はまだ早いと思う。AppleはMac用のCPUを内製化する噂もあるが、登場するにはまだ時間がかかる。どういった手段か別にして、MacとiOSの統合がWWDCで語られるのは来年以降と予想する。

tkan1111.hatenablog.com

 その他の製品

事前情報がないので、すぐに販売されるサプライズはないと思う。ただ、OSのパートで触れたように、今後リビングにApple製品を置いてもらうためにHomePodとApple TVを刷新する必要がある。高性能マイク搭載のApple TVなど、分かりやすい新製品を発表できれば、スマートスピーカー市場で挽回できるのではないか。

www.kantakayama.com

<追記 2018/06/04>

WWDC 2018直前予想について別記事を掲載しました。こちらも、どうぞ。

www.kantakayama.com

 

 

BluetoothキーボードとiPhoneでつくる執筆環境

カフェで執筆

筆者は小説を書く(Amazon Kindleで販売しています)。

Amazon.co.jp: 高山 環:作品一覧、著者略歴

自宅ではMacBook Proを使って執筆をするけど、集中して書けるのは自宅ではなく、カフェなど人が集まっている場所です。気が散らない? とよく聞かれるけど、昔からこのスタイルが一番集中できます。

カフェでイヤホンを耳に装着すると執筆モードに入って、周りは気にならなくなり、物語の世界に入り込むことができます。

PCは持ち運ばない

カフェで執筆する時、PCは使わない。iPhone XとBluetoothキーボードだけ。これも「画面小さくない?」と言われるが、一画面しか表示できないので他のことに興味が移ることがない。PCだと流れてくるTwitterに目が移ったり、ついニュースサイトを見たりしてしまうが、iPhoneだけだと執筆画面以外を表示できないので、より集中できる。

Wordを用いる

使用しているアプリは、iOS版の「Word」だ。以前は、ATOK Padを使っていたが、最新のiOSに対応しなくなったので、やむなく乗り換えた。ATOK Padは簡易版のATOKが使えて便利だったが、最近のiOS標準の日本語変換はそこそこ使える精度になってきたので、昔ほどは問題にはならない。

Wordも最初は重かったが、iPhone Xのパワーなら問題なく動作する。Wordの利点はiCloudで同期が取れるので、自宅へ帰ってPCで推敲や追記が簡単にできる。

 Bluetoothキーボードが相棒

過去に十個以上のBluetoothキーボードを購入した。少し評判が良いと、買って試すを繰り返してきた。筆者が選ぶ条件は、こちら。

  • コンパクト
  • なるべく標準的なキー配置
  • スタンドが付属している

今、主に使っているのは、EC TechnologyのBluetoothキーボード

このキーボードは、筆者の条件をすべて満たしている。 

f:id:tkan1111:20180519133827p:plain 

折りたためる

気軽にカフェへ行くために、ズボンのポケットに入るのが理想。飛行機の機内でキーボードを広げる際も小さいと取り出しやすい。

このキーボードは、左右のキーボードが観音開きのように閉じることができるので、非常にコンパクトになる。

f:id:tkan1111:20180519134329p:plain

標準的なキー配置

折りたたみ式の場合、キーボードの中央でキーの配置が分断しているモデルが多い。そちらの方が単純な構造になるのはわかるが、キーボードを見ればわかるとおり、通常のキーボードはキーが連続して配置されている。中央のキーに隙間があっても、使っていれば慣れてくるが、毎回慣れるまでの時間がもったいない。

このキーボードは中央部分も正しくキーが配置されていて、小さいキーボードでも大丈夫な人は無理なく使えると思う。

f:id:tkan1111:20180519135947p:plain

スタンドが付属

スマホの画面をモニタ代わりにするためには立てかける必要がある。スタンドを別途持ち歩くと忘れることもあるので、キーボードに付属しているのが理想だ。

このキーボードの場合は、キーボードケースがスタンドになる。カバーにマグネットが入っていて、三角の形に変形しスタンドになる。ケースの外装はビニールで傷つきやすいのが、ちょっと残念。

f:id:tkan1111:20180519134945p:plain f:id:tkan1111:20180519134231p:plain

EC Technologyとは

このキーボードはリチウムイオンバッテリーを内蔵していて、乾電池を用意する必要はない。micro USBで充電できる。

 EC Technologyは中国の新興企業で、安くて面白い製品を色々と開発している。

このキーボードも3,499円(2018/05/19 Amazon調べ)で非常にお手頃だ。これ以外にも、タッチパッド付属キーボードなど様々な種類を提供している。

次期PSを決めるのはネットワークとeスポーツ

PS5はいつ登場?

f:id:tkan1111:20180529220352p:plain

都内で開かれた「SONY IR Day 2018」で、次期PlayStationは3年以上先になると小寺CEOが発言した。

japanese.engadget.com

2013年に発売されたPS4は今年で5年目。PS3は6年目でPS4に入れ替わったので、そろそろ新製品の噂がでてきても良い時期だが、CEOは「つぎのPSのあり方を考える3年」と発言しており、当分PS5はでないように取れる。

確かに、現状は次のハードウェアの方向性は見えない。

順調なPS Plus

今のPS4ビジネスは順調だから、いますぐ何かをしなければいけない状況ではない。有料オンラインサービス「PlayStation Plus」の会員が3000万人を超え、SONYの大きな収入源となっている。ハードの売り切りモデルであるゲーム機ビジネスとは異なり、毎月収入があるサービスは経営を安定するために重要だ。ハードウェアのモデルチェンジを行い、折角集めた会員を減少させたくない。

スペックを追求してきたPSシリーズ

一方でよく言われる「枯れた技術の水平思考」でスペック的に平凡だが、今ある技術を使って新しいハードを生み出す任天堂とは対照的に、PlayStationシリーズは常に最新のハードスペックを追求してきた。ハードウェアのモデルチェンジが遅れれば、PSの優位性を失ってしまう。

ただ、PS4はPS4 Proというミッドライフキッカーを発売し、市場が求めていた4Kに対応したし、今現在4K以上の画質を求めるユーザーは少ないだろう。

おそらくSONYは、今後開発される技術のロードマップをみて、PS4 ProとPS VRをだすことで、フルモデルチェンジを遅らせる判断を3年前はしたのだと思う。

そこに、今までの据え置き機とは異なる形状で新しい遊び方を提案したNintendo Switchがヒットし、PS VRが伸び悩んでいる中、次の一手を考える必要がでてきた。

当面は、PS Plusの会員数を維持するために新しいゲームを供給しながら、次世代機をどうするか模索していくに違いない。

ネットワークとeスポーツ

ひとつのポイントはネットワークだ。オンラインでPSゲームを遊べるサービス「PS Now」を進化させて、ユーザーのハードウェアに頼らず高品質なゲームを提供する。順調なPS Plusと絡めれば、PS Nowのユーザー数を増やし、ハードウェアを売るよりも安定した売上を得られる。

ただ、現行でもWindowsで遊べるように、究極的には特定のハードウェアは不要になるわけで、ハードウェアの売上の減少は避けられない。ネットワークゲームには常に遅延の問題がついて回る。

もうひとつのポイントは、eスポーツだ。次の国体にウイニングイレブンが採用される報道があったように、eスポーツはスポーツの1ジャンルとして確立されようとしている。今後市場拡大が見込めるeスポーツのジャンルで、PSが「標準機」となれば、大きなビジネスとなる。

今は、eスポーツで使われている主なハードウェアはゲーミングPCだ。ゲーミングPCに負けないハイスペックなマシンをSONYは提供する必要がある。

時代は待ってくれない

このように現在の状況は過渡期だし、SONYが今すぐ結論を出せないのも理解できる。ただ、過去の歴史が教えてくれるのは、改革のスピードを緩めれば、必ず時代に遅れるということだ。決断を下し未来を提示することをSONYは早晩迫られるだろう。

www.kantakayama.com

PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7100BB01)

PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7100BB01)

 

iPhoneでSwitchのように「おすそわけプレイ」をする方法

iPhoneで「おすそわけプレイ」

スマホゲームの欠点は、対戦プレイができないこと。ネット経由での対戦はできても、画面が小さいので、一緒にいる家族や友人とその場で対戦できない。Nintendo Switchが人気になった理由のひとつに、2つのコントローラーを使って「おすそ分けプレイ」ができることがあげられる。

実はiPhoneなら可能だ。ただしApple Watchが必要。

iPhoneにインストールしたアプリがApple Watch対応なら自動的にApple Watchにもインストールされる(Apple Watchの設定でWatchのアプリだけアンインストールすることもできる)。

ランニング系アプリやポケモンGOのようにiPhoneとApple Watchが連動するアプリもあるが、ゲームによっては、iPhoneとApple Watchのアプリを別々に起動できる。

同一画面で対戦や協力プレイはできないが、iPhoneとApple Watch両方を使って、二人で同時にゲームで遊べるし、競争もできる。

残念なのはApple Watch対応ゲームで面白いのがあまりないこと。

筆者のおすすめはこのゲームだ。有料だが21種類ゲームあるので、お得だと思う。

Mini Watch Games

f:id:tkan1111:20180515204754p:plain

 詳細は、こちら。

tkan1111.hatenablog.com

Apple Watchユーザーは徐々に増えてきているので、今後Apple Watch対応のゲームも増えるだろうし、iPhoneとApple Watchで協力・対戦プレイができるゲームが登場するかもしれない。

f:id:tkan1111:20180522084449p:plain

www.kantakayama.com

「Switch 2台目セット」は3DSの後継機?

 2台目用セット登場

任天堂が「Nintendo Switch 2台目用セット」をオンラインで販売開始した。

f:id:tkan1111:20180524085935p:plain

通常セットからACアダプタとドックをのぞき、通常価格より5,000円安い24,800円という価格設定。Switchの需要が一段落したとはいえ、まだ勢いがある中で素早い投入だ。

ひとり一台

以前君島前社長が「一家に一台からひとり一台売りたい」と発言したように、タイトルには「2台目セット」とあり、家庭での2台目需要を狙っている。

ただ、「2台目セット」は1台目としても遊ぶことができる。SwitchはUSB TYPE-Cケーブルと充電器で充電できるし、ドックがないとテレビモードで遊べないが携帯して遊ぶには問題ない。

3DSの後継?

携帯のみで遊ぶなら、3DS後継機の意味合いがでてくる。任天堂はSwitchが3DSの後継と見られることを慎重に避けているが、Switchを据え置き機、本格携帯ゲーム機両方を今後カバーすると「2台目セット」は暗に伝えているように思う。

 24,800円という価格は、3DSの販売当初の価格25,000円とほぼ同じ(もっとも価格が高すぎて3DSは人気が出ず、半年後15,000円へ大幅値下げすることになったが)。

 任天堂も手がけるスマートフォンのソーシャルゲームが大人のライトユーザーを取り込んでいる現状で、3DSの位置づけは子供向け「玩具」に移行しつつある。

Switchはスマホゲームでは満足しないユーザーに向けたゲーム機として登場した。今回の「携帯Switch」は「テレビに映してやるほどじゃないけど、本格ゲームを楽しみたい」ユーザー層を狙っている。

玩具としての後継機

では、「玩具」としての3DSの後継機は登場するのだろうか。任天堂としては現行の3DSをできるだけ引っ張って売っていきたいだろう。子供向けであれば、最新のスペックの搭載に拘る必要はない。

その先は、どうなるか。ひとつの鍵は「ニンテンドークラシックミニ」シリーズだ。昔の据え置き機を縮小してROMにゲームを予め収録したこのシリーズは、ファミコンが好評でスーパーファミコン版が現在売られている。噂によると64版もあるらしい。

今回の「携帯Swtich」が売れて、携帯機で遊ぶユーザーの多くをカバーした後は、ROMに大量のゲームを予め収録した安い携帯機が登場するのではないだろうか。ゲームを買う必要もなく、スマホとおなじぐらい手軽に遊べるゲーム機を子ども向けに販売する。その布石が今の「ニンテンドークラシックミニ」シリーズと考えられないだろうか。

www.kantakayama.com