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iPhone 8 Plusユーザーは新iPhone XS Maxを買うべきか比較する

iPhone XS Max登場

一度iPhone Plusを買った人はPlusを書い続けることが多い。あの大画面に慣れると、通常のiPhoneが小さくみえるそうだ。

今年はPlusはないが、Maxはある(なぜMaxかは、こちら)。

iPhone 8 PlusユーザーがiPhone XS Maxに買い換えるべきかどうか比較してみた。

iPhone XからiPhone XSへの買い替えは、こちら。iPhone 8からiPhone XRの買い替えは、こちら

iPhone 8 Plus Vs. iPhone XS Max

簡単に言えば、iPhone XS MaxはiPhone XSの大画面版だ。今回Plusの名称ではないのは、XSより付加価値がないからで、Plusシリーズと異なりiPhone XSとMaxの性能は全く一緒。iPhone XSかiPhone XS Maxのどちらを選ぶかは、大画面を望むかどうかで決まる。

外観 

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左がiPhone 8 Plus。右がiPhone XS Max

外観は大きく変わった。ホームボタンがなくなり、フルディスプレイモデルに変わった。フロントカメラなど多くのセンサーがあるノッチはiPhone XSと同じサイズなので、相対的に小さく見える。眼に入るのは、本当に画面だけという感じ。

より強靭なガラスに変更になっているというが、実際の強度は未知数。

 iPhone 8 Plusのフレームはアルミニウム製だったが、iPhone XS Maxはステンレススチールに変更になっている。

背面は、両モデルともガラス素材。ワイヤレス充電に対応するためだ。ツインカメラが横向きから縦向きに変更になった。

サイズ

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サイズは、ほとんど変わらない。iPhone XS Maxの方が、約1mm小さく、0.2mm薄い。重量は6g重いが、誤差の範囲。

実際に触った人の感想では、iPhone XS Maxは軽く感じるそうだ。ディスプレイサイズが非常に大きいので、触れる前に脳が重いものだと予見するからのようだ。

Plusのサイズに慣れているユーザーなら、違和感ないサイズだろう。

カラー

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同じ3種類のカラーだが、ゴールドの色味が異なる。より深い金色になっていて、フレームもゴールド。値段も上がり、より高級感がある仕様に変わっている。

ディスプレイ

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もっとも変わったのがディスプレイ。サイズが5.5インチから6.5インチに拡大。もはやスマートフォンというよりタブレットの領域だ。7.1インチのiPad miniにかなり接近したサイズ感だ。iPhoneのディスプレイサイズがここまで大きくなると、iPad miniは廃止になるかな?

買い換える一番大きな判断基準は、この大型ディスプレイを求めるかどうかだ。画素数も増えているので、より緻密な画面になっている。

OLEDは、液晶と比べて画面が貼り付いているように見え、黒がはっきりしている。比べると違いはすぐにわかるレベルだ。

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ドルビービジョン、HDR10に対応し、写真や動画の見栄えが違う。ただ、この差はOLEDと液晶を比較して初めてわかるレベルで、iPhone 8 Plusの液晶も十分美しい。

Face ID

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Touch IDからFace IDに変わった。Face IDはiPhone Xよりも高速化している。

Face IDの利点は指が濡れていても使えることだ。一方で、視線を画面に向けないといけない、ホームバーの上スワイプが必要、寝起きの顔で認識しない場合がある、マスクは不可など、Face IDが不利な点も多くある。

Touch IDよりFace IDが便利というよりは、フルディスプレイのためにFace IDを採用しなければならなかった意味合いのが強い。

iPhone XS Maxに買い換えると最初に戸惑うのがFace IDだと思う。将来的にはディスプレイ上での指紋認証に戻るかもしれないが、AppleはFace ID実現に莫大な開発費用を掛けているので、そう簡単には廃止できない。

今後もiPhoneを使い続けるなら、Face IDに慣れないといけないかもしれない。

基本性能

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iPhone XS Maxは次世代チップ「A12 Bionic」を内蔵している。最大15%高速、グラフィック性能は最大50%アップになったらしいが、体感できるかはわからない。

A12 Bionicは省電力にもなっていて、OLED採用の影響もあり、iPhone 8 Plusより最大1.5時間のバッテリー駆動時間が長い。最大通話時間、ビデオ再生も伸びている。Plusユーザーはバッテリーで苦労したことはあまりないだろうが。

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 カメラ

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カメラも進化している。望遠・広角レンズとも光学式手ぶれ補正になり、ボケ効果が進化し、撮影後にF値(絞り)を調整できる深度コントロール機能がついた。

iPhone XとiPhone 8 Plusの比較では、カメラの画質はあまり変化がなかったが、今年のモデルはニューラルエンジンの効果で、大きく進化しているようだ。

深度コントロールは特に面白い機能だ。さくっときれいな写真が撮れるiPhoneの特性を維持しながら、あとから写真を加工する愉しみが加わった。

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ビデオ撮影

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拡張ダイナミックレンジの採用で暗い場所での動画撮影ができるようになった。4つのマイクでステレオ録音ができるようになった。大型ボディのiPhone XS Maxの方がiPhone XSより効果を実感しやすいかも。

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防水性能

iPhone XS Maxは水中での使用が可能なIP68基準の防水性能をもつ(iPhone 8 PlusはIP67基準。1mの水深で30分浸けられる)。とは言っても、水中でiPhoneを使う機会は、そうないだろう。

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デュアルSIM

f:id:tkan1111:20180914114112p:plain噂にあったとおりデュアルSIMに対応してきた。DSDS(Dual SIM Dual Stand-by)に対応しているので、両方のSIMの電話番号で着信することができる。

ただし、中国以外の国では二枚目のSIMはeSIMのみなので、キャリアが対応してくれないと使用できない。日本国内のキャリアは対応しないのでは?(ソフトバンクは対応するかもしれない)

 

予備電力機能付きエクスプレスカード

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iPhone XS Maxには「予備電力機能付きエクスプレスカード」の表記がある。字面からは、iPhoneのバッテリーがなくなっても、エクスプレスカードは使えるように解釈できる。今回の新モデルすべてに同じ記載があり、iPhone 8 Plusはただの「エクスプレスカード」としか記載がないので、明らかに異なる機能が付与されたと思われる。

同梱物

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今まで同梱していたLightning-イヤホンアダプタがなくなった

確定事項のように言われていた充電アダプタのUSB-C仕様への変更はなく、従来どおりUSB-A仕様。

価格

iPhone XS Maxは64GBで124,800円。iPhone 8 Plusは89,800円だった。今までPlusモデルを買い替えてきた人には、大きな値上げだ。iPhone XS MaxはiPhone史上最高額。スマートフォンというより、PCの価格帯だ。Macbookすら買えてしまう。

6.5インチのOLEDディスプレイ搭載なので、この価格も仕方がないが、普段落ち歩くスマートフォンがこれだけ高額だと不安にもなる。Apple Care+は、22,800円で、iPhone XSと同額。

まとめ

iPhone 8 PlusからiPhone XS Plusに買い換える判断基準は、まずディスプレイだ。6.5インチの大画面OLEDディスプレイはPlusユーザーには魅力的だ。動画を頻繁に見る人には最適なモデルだ。

もうひとつはカメラ機能。実際の画像を比較しないとわからないが、iPhone Xのカメラからも進化しているので、iPhone 8 Plusからだと2世代進化することになる。

今年がSモデルだったので、今までの定跡では来年iPhone XSがフルモデルチェンジが登場する。iPhone XSのデザインが変わるなら、iPhone XS Maxも同時に新しくなるだろう。

ただ、iPhone 6からiPhone 7まで3年間ほとんどデザインが変わらなかった例もあるし、フルディスプレイの今のiPhoneは、シンプルを是とするAppleの理想の姿に近いと思うので、そう簡単にはデザインを変更しないと思える。

変更するときは、ノッチがなくなり、Face IDからディスプレイでの指紋認証に移行するときだろう。

今年のイベントでもFace IDのメリットを強調していたし、iPad Proなど他モデルへの展開も予定されているので、Face IDをすぐには廃止しないと思う。

来年もそこまで変化がないなら、iPhone 8 Plusユーザーは今年買い換えてもよさそうだ。おそらく、この一年でホームボタンが急速に陳腐化すると思われるので……。

iPhone 9ではなくiPhone XR、iPhone XS PlusではなくiPhone XS Maxだった理由。Appleの新命名規則

過去の命名規則が覆される

イベントが終わっても謎が残ったのがiPhoneの名称だ。過去の命名規則通りなら、

  • 5.8インチOLEDモデル・・・iPhone XS
  • 6.5インチOLEDモデル・・・iPhone XS Plus
  • 6.1インチ液晶モデル・・・  iPhone 9

 となるはずだった。

ところが、実際は、

  • 5.8インチOLEDモデル・・・iPhone XS (あたり!)
  • 6.5インチOLEDモデル・・・iPhone XS Max (えっ?)
  • 6.1インチ液晶モデル・・・  iPhone XR (まじっ!)

 だった。

Appleも適当に名前をつけているわけではなく、意外だった名称から新しい命名規則が見えてくる。

iPhone XSは過去の命名規則どおり

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過去の命名規則では、本体デザインが変わらず機能だけを強化した場合、ナンバリングにSがついた名称になる。今回は本体のデザインはiPhone Xと全く変わらないので、iPhone XにSがついてiPhone XS。過去の命名規則通りである。

過去のSモデル

  • iPhone 4s (2011)
  • iPhone 5s (2013)
  • iPhone 6s (2015)

iPhone XS Plusではない理由

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ディスプレイサイズが大きいiPhoneは通常のiPhone名にPlusがついた名称だった。まさかMaxみたいなマッチョな名前をAppleがつけるわけがないと思っていたが、冷静に考えると妥当性がある名称だった。

実は、Plusの意味はディスプレイサイズが大きいではなく、通常モデルよりも性能が”プラス”されている意味がある。

過去のPlusモデル

  • iPhone 6s Plus (2015)・・・光学式手ぶれ補正
  • iPhone 7 Plus (2016)・・・12MP広角カメラと12MP望遠カメラ
  • iPhone 8 Plus (2017)・・・ポートレートライティング(ベータ版)

ところが、今回のiPhone XS MaxはiPhone Xと全く同じ性能だ。今まで差別化されていたカメラ機能も変わらず、プラスする性能がひとつもない。だからPlusとつけるわけにはいかず、iPhone XのディスプレイサイズがMaximumなバージョンなので、iPhone XS Maxとなったのだ。

  • Plusは機能を付与する意味。今回は追加機能がないのでPlusはつけられない
  • iPhone XSのディスプレイが最大サイズなので、Maxがつく

iPhone XRである理由

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iPhone 8から本体デザインが変わっているので、過去の命名規則ならiPhone 9とするところが、iPhone XR。iPhone 9をとおりこしてiPhone Xとなるのも異例だし、Rのは今までiPhoneに使われなかったアルファベットだ。

iPhone Xの”X”は、Appleにとって特別なアルファベットだ。2001年から2015年の15年間、MacのOSの名称はOS Xだった。元々XはVer. 10の意味だったが、10の意味ではなく固有名詞として扱われるようになった。

2017年、iPhone発売十周年モデルとして登場したiPhone X。本来であれば、2016年のiPhone 7から本体デザインが変わったのでiPhone 8になるところが、8と9をスキップしてiPhone X。10ではなくXと記載したのは、言うまでもなくOS Xを意識している。

過去のiPhoneのアイデンティティと言うべきホームボタンを廃止したiPhone Xは十代目のiPhoneではなく、”iPhone X”という名前なのだ。過去のOS Xと同様に。

では、Rは何の意味があるのだろうか。Appleは何の説明もしていない。過去のiPhone 5cのCはColorのCだと推定された。

今回のiPhone XRもカラーバリエーションモデルが用意されているので、iPhone XCでも良かったと思うが、iPhone 5cはヒットしなかったので、あまり使いたくなかったのだろう。

iPhone XRはミッドレンジの価格帯なので、Reasonableとも考えられるが、ちょっと直接的すぎる。今回のカラバリは6色、Appleのレインボーロゴも6色。RainbowのRが一番妥当に思える。

  • ”iPhone X”でひとつの固有名詞
  • Rは、Rainbowの意味?

まとめ

”iPhone X”が固有名詞となり、今後はiPhone X +?の名称になると思う。人気が出れば、来年もiPhone XRも継続するだろうし、次期モデルに付加価値がなければ、Maxがつくだろう。付加価値があったらPlusが復活するかもしれない。

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AirPower記載削除は開発断念を意味する? 思い出すのはAirMacの開発停止

AirPower消滅

華々しく登場した新型iPhoneとApple Watchの陰で消滅した製品もある。そういったなくなった製品からAppleの戦略がわかることもある。

今回のイベントの大きなサプライズは、AirPowerの言及がなかったことだ。未発売というだけではなく、Appleのサイトから表記が消えてしまった(一応、AirPodsのページに写真は残っている)。

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AirPowerは発売されると考えた理由

AirPower発売があると多くの人が考えたのは、「2018年予定」と昨年のイベントでAppleが発表したからだ。 遅きに失した感はあるが、発売するなら新型iPhoneと同時になるのは妥当な予測だった。

一方で、発売がここまで遅くなったのは、3つのデバイスをどこでも同時に充電できる当初の仕様どおりに開発するのが困難だったのが理由だろう。内蔵する22個の送電コイルを設置場所によって制御するのが難しいのは容易に想像できる。

もし開発できたとしても、製造原価が高く、かなり高価になっていただろう。

記載削除が意味するもの

今回の記載削除は、AirPowerの開発断念を意味するかわからないが、開発できないとすると、なぜAppleは昨年発表したのだろう。

昨年発表したiPhoneの目玉のひとつはワイヤレス充電対応だった。その機能を強調するために、まだ開発途中のAirPowerを発表してしまったとは考えられる。

Appleが発表して開発断念した製品は最近では覚えがない。Mac Proは表明した後、未だ登場しないが、現行モデルは販売継続している。

Appleの開発能力を疑うよりも、そもそも仕様が非現実的だったと思う。「どこに置いても充電できる」の謳い文句を取り下げて、3つのデバイスの置き場所を固定してしまえば、今よりも簡単に開発できたはずだ。

思い出されるAirMacの開発断念

今回の件で、思い出すのはAirMacの販売停止だ。Wi-FiシステムであるAirMacは今年正式に販売停止が発表された。Appleらしいシンプルなデザインで、IT環境をAppleデザインで統一するには必要な製品だったが、長らくモデルチェンジされることなく、消えていった。

AirPowerは未発売なので事情が異なるようにも見えるが、ふたつの製品がなくなった背景には、周辺機器開発の優先順位が下がっていることがあると考えられる。

Apple Watchが順調に育ち、Apple製品は、Mac、iPhone、iPad、Apple Watch、TV、Music(Apple Music、AirPods)と多様化している。その上にボリュームゾーンになりえない周辺機器開発にリソースを使えないのでは?

ワイヤレス充電対応から一年。筆者もそうだが、ワイヤレス充電環境をすでに構築している人は多い。唯一ワイヤレス充電できなかったAirPodsも最適なソリューションを見つけた(そのことは後日)。今更AirPowerを高価格で出されても、ヒットするかは疑問だ。

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ユーザーから見た新型Apple Watch 4とApple Watch 3の比較

新型Apple Watch登場

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ついにApple Watch series 4が登場した。流出情報通りの部分もあれば、そうでなかった部分も。最大の変更点はやはり大型ディスプレイ。Apple Watch 3と比較していきます。

Apple Watch 3とApple Watch 4を比較

外観

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薄くなったデジタルクラウン、目立たなくなったセルラーモデルを示す赤いマーク、感圧式のサイドボタンと、Apple Watchシリーズとしては初のフルモデルチェンジ。デジタルクラウンとサイドボタンの間にある穴はマイク。マイク機能が改善したことで、よりクリアな会話が楽しめる。

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デジタルクラウンは、擬似的フィードバックを返してくれる。非常に小気味よい感触が指先に伝わるそうだ。

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サイズ

ケースサイズが、それぞれ2mmずつ大型化。ちなみに44mmというのは縦の長さ。アルミニウムモデルでの比較はこちら。横も1mm前後長くなり、重くもなっている(44mmモデルは約5%の重量増)。

40mmモデル(カッコ内はseries 3の数値)
  • 縦:40 mm (38.6 mm)
  • 横:34 mm (33.3 mm)
  • 厚さ:10.7 mm (11.4 mm)
  • 重量 30.1g (26.7g)
44mmモデル(カッコ内はseries 3の数値)
  • 縦:44 mm (42.5 mm)
  • 横:38 mm (36.4 mm)
  • 厚さ:10.7 mm (11.4 mm)
  • 重量 36.7g (34.9g)
既存のバンドが流用できる。40mmモデルは以前の38mmのバンドを、44mmモデルは40mmのバンドが使える。

厚さは0.7mm薄くなっている。初代Apple Watchは10.5mmだったが、Apple Watch series 2から11.4mmになったので、初代の厚さに近い。

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ディスプレイ

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Apple Watch 4で最も大きく進化したのが、ディスプレイ。約30%増えたディスプレイサイズはベゼルレス仕様になり、四隅が丸く表示できるようになったのが大きい。この変更により、情報量が増えた新しい文字盤も使える。

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ディスプレイが大型化すると、気になるのが連続使用時間だが、新技術であるLTPOの導入により、連続使用時間は18時間とseries 3から変更がない。

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センサー

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Apple Watch 4は電気心拍センサーを内蔵し、心電図を測定することができる(日本での対応は未定)。光学式心拍センサーも第2世代に進化。

今回のApple Watchはアスリート向けよりもヘルスケアに特化してきた。転倒防止は、転んでしばらく動かないと緊急電話をかけてもらえる機能。高齢化まで対処してくれる優しいApple Watch。

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一方で、新しい文字盤から推測された温度計や紫外線センサーなどの他のセンサーの追加はなく、ネットからの情報を表示するだけだった。

カラー

ステンレススチールにゴールドを追加。金属っぽい高級感のある色。代わりに初代からあったApple Watch Editionがなくなり、Apple Watchの高級路線はついに消滅し、スポーツと健康への特化が更に明確になった。

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基本性能

S4になり最大2倍高速化した。iPhoneと異なり、Apple Watchはseries 3でも動作が機敏とは言えなかったので、Apple Watchは体感できるかも。

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容量

Apple Watch 4からは16GBに統一。8GBモデルは消滅。8GBはGPSモデルだけにあったので中途半端ではあった。

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背面

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背面は全面セラミックに変更。見た目の印象もずいぶん変わった。緑色のランプの周りにある部分で心拍数を検知する。

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Bluetooth

5.0に進化。省電力化に貢献している。

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価格

Apple Watch series 4 (40mmモデル)
  • GPSモデル・・・45,800円
  • GPS + Cellularモデル・・・56,800円
Apple Watch series 3 (販売当初。38mmモデル)
  • GPSモデル・・・36,800円
  • GPS + Cellularモデル・・・45,800円

大きさは異なるが、それぞれ9,000円の値上げ。かなり強気の価格設定だ。Apple Watchが普及期に入り、買い替え需要も増えると予測しての値上げだろう。

まとめ

Apple Watch 4の特長はなんと言っても大型ディスプレイによる新型文字盤「インフォグラフ」の採用だ。

初代から情報量が少ないと言われてきたが、 8種類のコンプリケーションは十分すぎる。公式には表明されていないが、series 3までのモデルでは新しい文字盤を使うことはできないだろう(使えたら驚くが)。

watchOS 5から追加になったコンプリケーションだけではなく、過去にもあったコンプリケーションも「インフォグラフ」だと表示が異なり、四隅にリアルタイム情報を表示できる。

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カップラーメンを作る時に便利そうなタイマー

画面が大きくなれば、ランニングなどの運動時の視認性も高まる。watchOS 5のワークアウトからより詳細な情報を参照できるので、画面が大きいとありがたい。

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大型化しても、サイズと重量はそれほど変わらないので、運動していてじゃまになることはないだろう。

一方で、今回健康面にフォーカスしてきた中で、目玉の心電図機能が日本では今のところ未対応。危険を察知して連絡してくれるのが嬉しいApple Watchユーザーがどれだけいるのか。

Apple Watch 3ユーザとしては、大型画面のメリットをどう考えるかがApple Watch 4へ買い替えるかどうかの判定基準になるだろう。

筆者は買い換えるか迷い中(昨年までは毎年買い替えてきた)。iPhone XSへの買い替えは(たぶん)行わないので、Apple Watchは買い替えてもいいかなと思っている。series 3を中古で売れば、差額は2万円程度だろうし。www.kantakayama.com

iPhone Xユーザーは買い換えるべき?新型iPhone XSの比較で見えてきたAppleの戦略

新型iPhone発表

怒涛の流出情報により、すっかり答え合わせの場になったAppleの新作イベントだけど(最後はApple自らの流出もあり)、細かく見ていくと色々な違いとAppleの戦略が見て取れる。

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流出そのままの画像をトップページに使う大胆なApple

噂通りの3モデル

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5.9インとOLED、6.5インチOLD、6.1インチ液晶モデルと噂通りのラインナップ。名称は、本サイトの予想と反して、iPhone XS Max、iPhone XRだった。まさか、「Max」なんて新たな名称を使うとは。PlusからMaxに変わる意味、Rが何の略かも説明していなかったような。

iPhone XとiPhone XSの比較

外観

名前が示すようにiPhone Xの後継であり、外観もほとんど変わっていない。

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左がiPhone X。右がiPhoneXS。壁紙以外で違いを見つけるのは困難

唯一の違いは、上部のアンテナ分割バー。iPhone Xにはない。通信関連の変更は発表していなかったが、通信速度がアップしているのだろうか。

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サイズ

寸法も変わらず、iPhone XSは3g重い。誤差範囲なので持っても違いはわからないだろう。

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カラー

iPhone XSはゴールドモデルを追加。機能があまり変わらない時に新色を追加するのはAppleの常套手段。高級モデルであるiPhone XSにふさわしいゴールドの追加だ。シルバーとスペースグレイはiPhone Xと全く同じ色。

ディスプレイ

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サイズも画質も全く変わらない。Super Retina HDディスプレイ搭載も同じ。

Face ID

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iPhone Xから搭載されたFace IDは、カメラなどの仕様は変わっていないが、iPhone XSになって高速化した。どれぐらい速いのかデモではよくわからなかったが、指紋認証のTouch IDも2世代目で目に見えて速くなったので、Face IDも進化しているのかも。ただiOS 12でも必要なアンロック後の上スワイプの動作の方が時間かかりそうだが。

基本性能

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iPhone XSは次世代チップ「A12 Bionic」を内蔵している。最大15%高速、グラフィック性能は最大50%アップになったらしいが、iPhone Xで遅いと実感したことはないので体感ではわからないのでは? 古いiPhoneでもキビキビ使えるのがiOS 12の売りでもあるし。

A12 Bionicは省電力になっていて、iPhone Xより最大30分のバッテリー駆動時間が長い。ただ、そう言っておきながら、通話時間はiPhone Xより短いので、こちらも体感的にはわからないだろう。

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左がiPhone X。右がiPhone XS。通話時間はiPhone Xの方が長い

カメラ

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カメラのハード的スペックは変わっていないが、内部構造とソフトウェアの改善で、ポートレートモードのボケ効果が進化し、深度コントロールができるようになった。ボケ効果はiPhone 7 Plusのツインカメラからできるようになった機能だ。たまに被写体を背景と認識しボケさせてしまうことがiPhone Xではあったが、解消されただろうか。

深度コントロールは、撮影後にF値(絞り)を変更できる機能で、あとからボケ効果を調整できる。iPhone XSの新機能の中で、筆者が唯一欲しいと思った機能。ちなみにボケは、Bokehと表記し、日本語由来の英語。

iPhone XSはスマートHDR機能搭載により、より明暗がはっきりした写真が撮影できる。

ビデオ撮影

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拡張ダイナミックレンジの採用で暗い場所でも撮影できるようになった。4つのマイクでステレオ録音ができるらしいが、小さいボディでどれだけ差異がだせるか試してみたい。

防水性能

iPhone XSは水中での使用が可能なIP68基準の防水性能をもつ(iPhone XはIP67基準。1mの水深で30分浸けられる)。とは言っても、水中でiPhoneを使う機会は、そうないだろう。

デュアルSIM

噂にあったとおりデュアルSIMに対応してきた。DSDS(Dual SIM Dual Stand-by)に対応しているので、両方のSIMの電話番号で着信することができる。

ただし、中国以外の国では二枚目のSIMはeSIMのみなので、キャリアが対応してくれないと使用できない。日本国内のキャリアは対応しないのでは?

予備電力機能付きエクスプレスカード

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iPhone XSには「予備電力機能付きエクスプレスカード」の表記がある。字面からは、iPhoneのバッテリーがなくなっても、エクスプレスカードは使えるように解釈できる。今回新モデルすべてに同じ記載があり、iPhone X、iPhone 8はただの「エクスプレスカード」としか記載がないので、明らかに違う機能と思われる。

同梱物

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今まで同梱されていたLightning-イヤホンアダプタがなくなった。

確定事項のように言われていた充電アダプタのUSB-C仕様への変更はなく、従来どおりUSB-A仕様。

価格

iPhone XSは64GBで112,800円。iPhone Xと同一価格だ。あまりに高いので安くなると言われていたが、強気の価格のままだ。iPhoneの総売上は伸びているので値下げする必要はないという判断だろう。

まとめ

今までのSモデルは外観が変わらなくても、インターフェイスの進化はあったが、今回はインターフェイス絡みの目立った新機能はない。噂にあったApple Pencil対応もしていない。

代わりにカメラ機能が大きな進化ポイントになっている。デジタルコンパクトカメラの市場をスマートフォンが侵食して久しいが、カメラとしてスマートフォンが使われる機会は増え続けているので、Appleとしては電話というよりデジカメとしての性能を高めるのは市場の要求にそっている。

今回はPlusユーザーをiPhone XS Maxで取り込み、リーズナブルなiPhoneを求めるユーザーにiPhone XRを売ることで売上拡大を図る戦略なのだろう。

高価だったiPhone Xから一年で買い替える人はどうせ少ないから、iPhone Xからの大型進化は不要だった。

比較すればわかるとおり、 iPhone Xユーザーからしたら買い替えするモチベーションはかなり低い内容。いいなと思えるのは、カメラの深度コントロールとFace IDの高速化だけ。

iPhone 3GSから毎年iPhoneを買い替えてきた筆者も、たぶん(おそらく)今年は買い換えないだろう。

逆に言えば、iPhone Xの完成度が高かったということでもある。iPhone 8以前に機種を使っている人で、iPhone XSの細身ボディが良いという人が買い替えても損はしないと思う。

新型iPhone XSの新機能はApple Pencil対応? 目線で操作? デュアルSIM? カメラの強化?

iPhone XSの新機能はなにか

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<追記:2018/09/13>

新型iPhoneが発表されました。iPhone XとiPhone XSの比較はこちら

新iPhoneの命名規則はこちら

いつものとおり、Appleのイベントが近づくにつれて、多くの情報が流出しているが、未だに明確になっていないのが、iPhone XSの新機能だ。

6.1インチモデルはFace ID、6.5インチはOLED搭載が新機能になるが、5.8インチのiPhone XSはiPhone Xと外見は全く変わらない。外見が変わらない場合、今までのiPhoneはナンバリング+”S”付きの命名になるが、今までの”S“モデルは何らかの新機能が付与されてきた。

過去のiPhone”S”モデル3機種の新機能

  • iPhone 4S Siri
  • iPhone 5s Touch ID
  • iPhone 6s 3D Touch

 ホームボタンの周りに金属製のリングがついたiPhone 5s以外、過去のSモデルは外見からわからない機能ばかりだった。

もうひとつ共通の特長は「インターフェイスの改革」。Siriは音声によるコマンド、Touch IDは指紋認証、3D Touchは画面を「強く押す」ことでメニューのショートカットを行う機能だ。

iPhone XSもインターフェイスの変革があると予想する。

本サイトではApple Pencil対応を予想しているが、他の可能性も考えてみよう。

目線で操作

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Face IDを実現するためにiPhone XからTrue Depthカメラを内蔵している。この高性能カメラを使って、視線の動きを高感度で捉えることができる。視線によるデバイスコントロールは昨年あたりから注目されていて、たとえばまばたきしたらカメラのシャッターがおりるなど、新しいインターフェイスが実現できる。

ただ、TrueDepthカメラで実現できるとするとiPhone XSのオリジナルの機能ではない。

新たなVR・AR機能

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iOS 12には新アプリ「計測」が用意されている。それ以外にも隠されたAR・VR機能があるかもしれない。たとえばカメラに映った画像を取り込んでコピーできるなどが考えられる。ただ、「計測」アプリはiPhone 7でも使えるので、iPhone XSでしか使えない新機能があるのかどうか。

カメラ機能の強化

背面カメラの新機能もありえるかも。たとえば絞りを自由に調整できるとか。基本的にiPhoneのカメラは「手間を掛けずにきれいに撮れる」事を目指しているので、手動での調整はなるべく避けてきた。

デュアルSIM

iPhone XSからデュアルSIMに対応する噂が出ている。中国向けだと思われていたが、全世界向けかもしれない。デュアルSIM対応だと、海外へ出掛けた時に国内のSIMを抜く手間なく、現地のSIMを挿せるようになる。

やっぱりApple Pencilかな

色々と可能性を探ってきたけど、Apple Pencilが一番有力ですかね。Apple Pencilも売れるし。5.9インチの小さい画面でどこまで有用なのかは試してみないとわからないですが。

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イベント直前のApple製品予測レポート。iPhone 9の発売遅延? iPad ProにUSB-C?

<追記:2018/09/13>

新型iPhoneが発表されました。iPhone XとiPhone XSの比較はこちら

Apple Watch series 4とseries 3の比較はこちら

新iPhoneの命名規則はこちら

おなじみの報告

Appleイベントが近づいてきて、Appleの情報でおなじみのMing-Chi Kuo氏が最新レポートを流しているようです。コメント付きで紹介します。

引用:Macrumor

液晶モデルのiPhoneの出荷が遅れる

以前もあった情報。安価な製品を後から発売したら買い控えが起きそうだけど、どうなのでしょう。Face IDを初搭載する液晶モデルの製造に戸惑っている報道もありましたが。

 

新しいiPad ProはUSB-C対応

これは新しい情報ですかね。iPhoneのように充電アダプタだけをUSB-C対応するのではなく、本体内蔵のLightning端子をUSB-C端子を入れ替えるようです。MacはすでにUSB-C対応に変わっており、iPad ProがUSB-C対応になれば、また一歩iPadがMacに近づくことになり、将来の統合への布石になります。

Lightning端子がなくなったら、Apple Pencilの充電はどうするんだろう?

廉価版MacbookはTouch ID搭載

MacBook Airに代わる廉価版MacBookは、Touch Bar非搭載、Touch ID搭載で登場するそうです。今新たに開発するならTouch IDは搭載するでしょうね。iPhoneはFace IDに移行しているので、Appleのトレンドでは時代遅れになりつつありますが、いずれはMacにもFace IDを搭載するのでしょう。

Touch Barは、MacBook Pro限定機能に。あまり評判が良くないので、差別化になっているかどうか微妙ですが。

Apple Watch 4に心電図取得機能

まもなく発表になるApple Watch 4に心電図を取得できる機能が搭載するそうです。今でも心拍数は計測できますが、心電図がとれて病院に送信できれば、いざという時の備えになります。

噂というか確定事項になっている細いベゼルで登場するそうです。

 

新型AirPods、AirPowerは年内発売

<追記:2018/09/13>

AirPowerの記載が削除されました。詳細はこちら

これはそうでしょうね。AirPowerは昨年9月から2018年発売を公言していますから。AirPodsのワイヤレス充電に対応してくるのでしょう。ノイズキャンセリング、防水機能をしてくるのでしょうか。

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Apple製品関税引き上げ報道の背景

関税引き上げ報道

「Apple Trump」の画像検索結果

引用:Business Insider

トランプ政権が進める中国への関税引き上げで、Apple Watchやmac miniなどの一部Apple製品が値上げになる懸念をAppleが表明した。

そのあとトランプ大統領が、「それが嫌なら、アメリカ国内に工場を作れ」と言っているので、Apple製品が追加関税対象になっているのは事実のようだ。

iPhoneは対象外?

主力のiPhoneは対象外とAppleの表明にはあるが、特別扱いはないという報道もある。Dell Technologiesは、自社のPCやサーバーが対象で業績に大きな影響がでると表明しているので、中国国内で組み立てる大部分のIT製品が対象と思える。

関税引き上げの背景

就任以来、トランプ大統領は日中の貿易不均衡を是正すると言い続けて、ついに関税引き上げという実力行使にでた。関税を引き上げることで、中国からの輸入しづらくなり、国内の雇用が改善するというのが大統領の論旨だ。

関税引き上げで雇用は改善する?

本当に国内産業が活性化するかは微妙だ。

Apple WatchもiPhoneも中国で組み立てを行っているが、アメリカで設計開発した部品も多く使われている。そもそも、iPhoneを売っているApple社はアメリカの会社であり、関税引き上げで値上げしたAppleの製品が売れなくなれば業績は悪化し、アメリカ国内の雇用も失われる。

現代のIT企業は国を跨いで活動しており、ひとつの製品を一社一国で開発製造する体制ではない。世界中の企業が協力開発を行い、より良い製品を製造している。特定の部品に注力する企業もあれば、組み立てに特化する企業もある。

関税引き上げで値上げになり価格競争力を失えば、国内で工場を設立する動きは確かにでてくるだろうが、どっちにしろコストは上がり、売れるのはより安い国で生産した安価な製品だろう。

国内に工場ができれば雇用が改善するというが、今のアメリカの景気は絶好調で、失業率も歴史的な低さを維持しており、完全雇用に近い状態にある。

誰も幸せにならない

自社独自OSでユーザーを囲っているApple製品はそれでも売れるだろうが、コモディティ化しているPCやサーバー、Android機は、さらなる価格競争に追い込まれる。

ユーザーも高い製品を購入することになるだけではなく、関税引き上げによる売上悪化で、各企業が撤退すれば選択肢も減る。

だれも幸せにならないと思うのだけど、「国内に工場ができた!」と言えれば、トランプ大統領を支持する層には受けるのだろう。

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新型iPhoneのAppleサイトが流出? 名称はiPhone 9? 5色のカラバリ? 新充電アダプタ?

<追記:2018/09/13>

新型iPhoneが発表されました。iPhone XとiPhone XSの比較はこちら。iPhone 9ではなくiPhone XRだったので、この情報はガセだった?

今週になって、新型iPhoneに関する新たな情報が出てきている。

こちらは、Appleのサイトの流出と言われる画像。

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引用:SlashLeaks

フェイクかもしれないけど本物だったら、以下のことが確定する。

6.1液晶モデルの名称は「iPhone 9」

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iPhone 9は本サイトの予想通り。本体ボディのサイズ(液晶)が変更になっているので、過去の命名ルールに則った名称だ。

カラバリが少なくても5色

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画像にある色の名前は、スペースグレイ・レッド・スパイシーオレンジ・コバルトブルー。左側にはピンクがかったホワイトボディも見える。5色のカラバリーiPhone 5c以来だ。

記念モデルだったOLED搭載のiPhone Xが標準モデルになるので、液晶モデルのiPhone 9は廉価版となり、台数を稼ぐのが目的となる。そのために、多様な好みに合うカラバリは妥当な戦略だ。

裏の画像しかないが、表の枠の色が気になる。カラバリというと思い出すのはiPhone 5cだが、ヒットしなかった。iPhone 5cの表の色はブラックだけで、裏の色と表の色がマッチしていなかったのが敗因のひとつだった。

iPhone 9はホームボタンが廃止になっているので、表側のフレーム面積は少ないが。

同梱する充電アダプタは急速充電対応のType-C仕様

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画像には同梱物の表示もある。現行モデルのUSB Type−AではなくType-Cの記述が見える。同梱する充電アダプタとケーブルが変更になるのは、Lightning端子が初採用になったiPhone 5以来。

現行の充電アダプタとケーブルは急速充電に対応しておらず、iPhoneの機能が活かしきれていないから、変更は妥当だ。

今年は実現しなかったが、将来的にLightning端子廃止の布石かもしれない。MacがUSB-Cへ移行したのに、iPhoneとiPadは頑なにLightning端子を残している。

一方でAppleは全てのケーブルと端子をなくすためにワイヤレス充電に注力している。今年は、待望のAirPowerが発売されるはずだ(きっと)。

イヤホン端子アダプタは同梱しない

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同梱物一覧と思われる画像にイヤホン端子アダプタがない。イヤホン端子を廃止したiPhone 7以来Appleはイヤホン端子アダプタを同梱してきたが、ワイヤレスイヤホンが一般化してきたので、廃止の決断をしたと思われる。

今週は流出ウィーク

イベントまであと2日。イベント直前まで、まだ多くの流出があるだろう。

新型iPhoneの今の焦点は、iPhoneの名称だ。この画像が事実なら、液晶モデルの名称は「iPhone 9」で確定(今日になって「iPhone XC」だという噂もでているが、液晶モデルに「X」はつけないだろう)。残るOLEDモデルは、「iPhone XS」と「iPhone Xr」が候補になっている。OLED Plusモデルは「iPhone XS MAX」という噂もある。

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無料無制限のフォトストレージGoogleフォトの使い方と特長を調べてみました

Googleフォトとは?

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子どもができてから、撮った写真が毎日増えていきます(比喩ではなく)。デジタル世代に生まれた人間は生まれてからの膨大な写真を抱えて生きていくのですね。子どもの頃は親が撮影し、大きくなると自分で撮って。

写真をクラウドに貯めるサービスはたくさんあるけど、筆者は「Googleフォト」を使っています。あまりに便利で、しかも無料。もう一度言います、無料です。

Googleフォトの特長と使い方を紹介します。

無制限にバックアップ

最大解像度16メガピクセルの写真と1080p HDの動画を無制限でバックアップできます。バックアップした写真と動画はiPhoneやAndroid端末のアプリ、PCからはブラウザ経由で参照できます。筆者は数万枚の写真をバックアップしていて、タブレットをフォトフレーム代わりにしてリビングに飾っています。

ただ、無料で使う場合、Googleフォトは高画質で保存できますが、オリジナルの画質ではありません。

写真のサイズが16メガピクセル、動画は1080pを超えると圧縮されます。見た目ではほとんど気になりませんが、どうしても気になる方は「元の画質」で保存することが出来ます。この場合、Googleドライブの保存容量を使うことになりますので、1GB以上使用する場合は、追加料金が必要です。

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各メニューの説明

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  • フォト・・・すべての写真を表示、検索ができます
  • アルバム・・・作成したアルバムの他に、「撮影場所」「被写体」などGoogleフォトがグループ化したアルバムを参照できます
  • アシスタント・・・Googleが自動で加工・グループ化した写真をみることができます。詳細は後述

  • 共有・・・他の人に写真やアルバムを共有できます

優れた検索機能

Googleフォトの検索ボックスに言葉を入れるとすばやく検索してくれます。検索対象は写真だけではなく、動画に映っている対象物も含みます。

日本語で検索してうまくいかないときは英単語で行うとうまくいくことがあります。

動植物名

たくさんの動物名で検索できます。馬・犬・パンダやもちろんヤギやトカゲなども。「犬」で検索すると公園にある犬の遊具や本のイラストもヒットします。

猿は検索できるが、ゴリラやチンパンジーなどの類人猿の語句はヒットしません。誤って人間がヒットしないように制限を掛けていると言われています。

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地名

東京・秋葉原・ニューヨークなど、撮影場所だけではなく、地名からイメージできる写真も選んでくれます。

地名マークのついた語句を選ぶと、撮影場所に推定された写真を検索します。

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地名マークのついた語句をクリックすると、

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撮影場所と推定される写真を表示

GPSが普及する前の写真なので、この写真はGPS情報を保持していません。前後の写真や風景からパリの写真だとGoogleフォトが推定してくれています。だから同日の撮影でも、抽出されていない写真もあります。

普通に「パリ」で検索すると、「パリっぽい」写真も検索してくれます。エッフェル塔みたいな東京スカイツリー、ノートルダム大聖堂みたいな都庁。同日に撮影した写真もパリだと推定される。これらの写真はGPS情報がついているので、パリの写真であるわけがないけど。

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地図マークがついた「パリ」だと表示されない


色の名前で検索すると、その色が多い写真が表示されます。

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イベント

「旅行」や「ハイキング」、「クリスマス」などの用語でも検索できます。クリスマスやハロウィンの検索結果は日付も考慮しているようです。

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日付

「2018年9月8日」みたいな特定の日付、「昨日」「去年」などの語句でも表示してくれます。

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その他

「笑顔」や「泣く」、「寝顔」などの表情でも検索できます。

ファイルタイプ

自分でマークした「お気に入り」の写真、「動画」、「自撮り」も選べます。

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家族や仲間と共有

他の人と写真を共有できます。メールアドレスや連絡先の情報を入れるだけでOK。あとは写真を選ぶだけ。いちど共有した相手には、「こちらの写真も共有したら?」とアドバイスしてくれます。

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アシスタント機能 

Googleフォトが、自動で写真を加工して教えてくれます。作られたアルバムや加工された写真を「フォト」や「アルバム」に保存できます。

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この日の思い出

数年前の同日の写真をピックアップしてくれます。普段見ない昔の写真を見て、家族や仲間と話すネタになります。

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ムービー

写真や動画を自動的に編集してくれてムービーを作成してくれます。一週間ぐらいの写真をまとめているようです。場面に合った音楽もつけてくれます。

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動画からのアニメーション

アニメーション動画を作成してくれます。動画から抜き出すか、連続撮影の写真を繋ぎ合わせているようです。

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アルバム

旅行やイベントの写真を自動的にまとめてくれます。日付や撮影場所でグループ化しているようです。

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スタイルを適用した写真

印象的な写真を自動的にピックアップして、加工してくれます。自分が撮影した写真が選ばれるとちょっとうれしい。

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コラージュ

複数枚の写真をまとめて一枚にしてくれます。

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過去の写真と現在の写真

同一人物の過去と現在の写真を並べて表示してくれます。子供の成長を確かめることができますね。

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アーカイブ

「アーカイブ」すると通常の「フォト」には表示されなくなります。最近では写真をメモ代わりに使う人も多いと思います。メモや書類などを撮影すると「アーカイブしますか?」とGoogleフォトが提案してくれます。

「アーカイブ」した写真は「Googleフォト」アプリのメニューから「アーカイブ」で参照できます。

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まとめ

Googleフォトの最大の魅力は、無制限無料です(もちろん個人情報をGoogleが握るリスクはありますが)。加えて、強力な検索とアシスタント機能は大変魅力的です。

 オリジナル画質では保存できませんが、通常の使い方なら困ることはないと思います。ぜひ一度使ってみてください。

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Appleの秋イベントを予測。iPhone XS? Apple Watch 4? AirPower? 新型AirPods?

<追記:2018/09/13>

新型iPhoneが発表されました。iPhone XとiPhone XSの比較はこちら

Apple Watch series 4が発表になりました。series 3との比較はこちら

AirPowerの記載が削除されました。詳細はこちら

新iPhoneの命名規則はこちら

9/12のイベントで発表するもの

9/12にAppleは恒例のスペシャルイベントを開く予定です。様々な噂が出ていますが、一体何を発表するのでしょうか。まとめてみました。

[:contents]

新型iPhone

間違いなく発表されます。今年のモデルは3モデルで名称はiPhone XSとiPhone 9。iPhone XSはディスプレイサイズに合わせて2タイプ。今週になってiPhone XS Maxとか、iPhone Xrなんて話も出ていますが、シンプルを是とするAppleが、新たな名称を作ることはしないでしょう。

液晶モデルについては、カラー・ホワイト・ブルーのカラバリーの画像が見つかっていますね。レッドはProduct REDでしょうか。ホワイトもシルバーとブルーは濃いのでスペースグレイと近すぎる気もしますが。

img 6.1-inch iPhone (2018) dummies leaked in new red and blue color options

引用:SLASHLEAKS

iPhone X後継はサイズも全く同じなので、どんな新機能が付与されているのか気になるところ。噂があったApple Pencil対応を予想。

イベント中、一番時間を使ってiPhoneを説明することになるでしょう。

実現度:100%

新型Apple Watch

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Apple Watchもここ数年は常連。人気も高まってきていて、今年は初めてのフルモデルチェンジが予想されています。

実現度:100%

AirPower

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昨年のこのイベントで発表してから、いつまで待っても発売されないAirPower。ここで発売しなければ、いつ発売する? 問題は価格ですね。

実現度:90%

新型AirPods

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AirPodsも発売から早2年。AirPowerで充電するためにQi充電対応モデルが登場するでしょう。防水やノイズキャンセリング機能などの新たな機能は付与されるでしょうか。

実現度:80%

新型iPad

Face IDに対応するフルディスプレイモデルのiPad Proが登場する噂がでています。ただ、iPhoneとApple Watch、AirPowerの説明で時間を遣うので、iPadはまた別のイベントで発表すると予想。

実現度:40%

Mac 

廉価版Macbook登場の噂もありますが、こちらも別イベントで。

実現度:40%

新型Apple Pencil

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新型iPhoneがApple Pencilに対応する噂があります。新型の目玉としてありえるとは思いますが、現行Apple PencilはiPhoneと携行するには長すぎます。長さが短いバージョンが登場すると予想。

実現度:50%

新型iPhone SE

4インチの小型iPhone SEも新型が長く待たれているモデルのひとつ。液晶モデルのiPhone 9と微妙にバッティングするので、このイベントでは発表しないかと。iPhone 9の売れ行き次第では来年初頭に発表するのでは。

実現度:20%

新型Apple TV

「Apple TV」の画像検索結果

まったく噂が聞こえてこない新型Apple TV。4K版が一年前に登場しているので、今回は見送り。

実現度:10%

新型HomePod

AppleのインテリジェンスワイヤレススピーカーHomePod。いまだに未発売の国が多く、新型モデルを出すより普及を優先しますよね。日本やヨーロッパ各国への発売が発表されるかも。

実現度:5%

One More Thing

全くの新しいモデルの発表はあるのでしょうか。可能性はかなり低いと思います。Appleのサイトの上部にあるカテゴリーに追加するような新ジャンルのモデルなら、別のイベントにするはず。iPhoneはAppleの売上の大部分を占める屋台骨であり、何よりも優先される製品。iPhoneの印象が薄くなるような発表は行わないでしょう。

実現度:1%

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新型Apple Watch 4のスペック・価格・新機能を予測

<追記:2018/09/13>

Apple Watch series 4が発表になりました。series 3との比較はこちら

新型Apple Watch の名称は?

新型Apple Watchの名称は「Apple Watch series 4」になる見込み。初代こそApple Watchで「series X」はなかったが、2016年発売の新製品からApple Watch series 2というナンバリングがついた。ご丁寧に初代Apple Watchのボディに新しいチップを搭載した「Apple Watch series 1」も同時に発売している。

2017年にはApple Watch series 3が登場したので、今年は順当どおりApple Watch series 4にしない理由がない。

名称:Apple Watch series 4

派生モデルは?

昨年は、無印以外にエルメスとのダブルブランドのラグジュアリーモデルApple Watch Hermès、スポーツ向けのApple Watch Nike+、セラミックを使用した高級モデルApple Watch Editionが登場した。この4つのモデルは、2016年、2017年連続して同じ組み合わせなので、今年も変わらないと予測。

気になるのはApple Watch Editionがどうなるか。2年連続同じセラミックボデイを用いたが、今年も同じなのか。近年のApple Watchは高級志向よりもスポーツ志向なので、新しいボディを開発しないと思う。

派生モデル:変わらず4モデル

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ボディサイズは?

流出画像どおりなら、42mmのボディサイズは変わらず、既存のバンドを使うことができそうだ。38mmと42mmの組み合わせも変わらないだろう。Appleは頻繁に新バンドを発表し、バンドの売上拡大に注力している。

後述するようにディスプレイを大型化してもボディサイズは変更しないぐらい既存バンドを継続して使えることに気を使っているので、38mmも継続するだろう。

ボディサイズ:変わらず。38mmと42mmモデルを継続

GPS+Cellularモデルは?

Apple Watch series 3から登場したCellularモデル。iPhoneがなくてもApple Watch単体でLTE接続できるCellularモデルは、今年も発売されるだろう。

iPhoneとApple Watchの両方で同じ携帯電話番号を使えるようにするために、全世界のキャリアが新たなシステムをキャリア網に導入したので、わずか一年で方針転換するとは思えない。

逆にGPSモデル(Cellularなし)がなくなり、Cellularモデル一本に収斂する可能性はないのだろうか。現状のCellularモデルはGPSモデルより9,000円高い。Cellular機能を標準機能にしてしまえば、付加価値がなくなり、価格も一元化し選択肢がなくなる。お手頃のオプションとしてGPSモデルも継続するだろう。

GPS+Cellularモデル:変わらず。GPS・Cellularモデル両方とも継続

ケースの素材は?

スポーツ向けがメインの今のApple Watch。軽量のアルミニウムケースは当然残すだろう。流出画像はステンレスケースなので、こちらも存続。メインストリームではないが、ラグジュアリーの方向性も残して損はないので、セラミックケースも存続。

ケースの素材:変わらず。3種類のケース

ディスプレイサイズは?

流出画像と噂のとおり、約15%拡大した大画面ディスプレイが搭載される。公式画像を流出させた9to5Macによると、Apple Watch 4の解像度は384x480(series 3は312x390)と拡大する。WWDCで発表されたようにwatchOS 5ではWebページの表示が可能になるので、より高解像度・大画面化したApple Watch 4は最適の選択になるだろう。

ディスプレイサイズ:約15%拡大。高密度化も進む

新機能は?

流出画像にはUVI(紫外線指数)、温度表示のコンプリケーションが確認できる。もうひとつの新機能は、温度計・UVセンサーだ。すでに内蔵した多くのセンサーとあわせて、Apple Watchは登山向け時計としても使えるようになる。

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新機能:紫外線センサー、温度計

ボタン類は?

Apple Watch 4ではサイドボタンとデジタルクラウンの形状が変わり、Taptic Engingeを用いた疑似ボタンに生まれ変わる。物理ボタンを廃して、防水性能が高まりそうだ。

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ボタン類:物理的ボタンは廃止

スペック

Apple Watch series 3はデュアルプロセッサS3とWirelessチップW2を搭載している。series 4では進化版のS4とW3を用意してくるだろう。

watchOS 5でWebページを参照できるようになり、通信量が増大すると共にバッテリー消費量も増える。Apple Watch最大の課題である連続使用時間を維持するために、省電力のBluetooth 5に対応すると思われる。

スペック:S4・W3を内蔵。Bluetooth 5に対応

色は?

基本的に既存のカラーを踏襲すると思われる。既存のバンドと色を合わせるためにも、そう簡単にカラーバリエーションを変更できない。

流出画像はゴールドのステンレスケースに見える。series 3にはアルミニウムにはピンクがかったゴールドはあるが、ステンレスにはない。series 3ではセラミックのブラックが追加になったように、新たな色モデルが追加しそうだ。

色:ステンレスゴールドなどの新色を追加

価格は?

Apple Watchはバンドと本体ボディの種類が豊富なので、一番人気と思われる42mmのアルミニウムモデル(GPS)で、比較する。

  • Apple Watch series 1 27,800円
  • Apple Watch series 2 48,000円 (発売当時) 
  • Apple Watch series 3 39,800円

series 2からseries 3に変わって結構値下げしたのですね(間違えていないよね?)。ディスプレイサイズ、新しいセンサーと値上げ要素もあるが、普及に拍車をかけるために、願望も込めて値段据え置きで。

値段:据え置き(願望も込めて)

まとめ

  • 名称:Apple Watch series 4
  • 派生モデル:変わらず4モデル
  • ボディサイズ:変わらず。38mmと42mmモデルを継続
  • GPS+Cellularモデル:変わらず。GPS・Cellularモデル両方とも継続
  • ケースの素材:変わらず3種類のケース

  • ディスプレイサイズ:大型化・高密度ディスプレイ
  • 新機能:紫外線センサー、温度計
  • ボタン類:物理的ボタンを廃止
  • スペック:S4・W3を内蔵。Bluetooth 5に対応
  • 色:ステンレスゴールドなどの新色を追加
  • 値段:据え置き(願望も込めて)

当初懐疑的に観られていたApple Watchは最近は人気がでてきて、最も売れている腕時計になった。初の大型モデルチェンジを果たし、新機能を搭載した新しいApple Watch 4はさらなるユーザーを獲得するだろう。

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新型iPhone XS・iPhone 9のスペック・価格・新機能を予測

<追記:2018/09/13>

新型iPhoneが発表されました。iPhone XとiPhone XSの比較はこちら

新iPhoneの命名規則はこちら

 

新型iPhoneのモデル数は?

新型iPhoneは3モデル。iPhone X後継、iPhone XのPlus版、iPhone 8後継の液晶モデルだ。流出画像や、すでにケースメーカーが出展しているモックからもほぼ確定だろう。

  • 5.8インチOLEDモデル
  • 6.5インチOLEDモデル
  • 6.1インチ液晶モデル

名称は?

名称については流出ハード画像ではわからないので確定が難しい。

過去のiPhoneの命名規則にもとづき、ボディ形状(液晶サイズ)が変わらず中身だけのブラッシュアップ版は”S”付きになるので、5.8インチのiPhone X後継は「iPhone XS」だ。

問題はPlus版だが、順当なら「iPhone XS Plus」になるはずだが、iPad Proのように名称は「iPhone XS」と共通で、液晶モデルで区分すると予測する。

今日になって「iPhone XS Max」になると報道がでているが、ないでしょう。Appleが「Max」という命名をしたことはないのでは? どちらかというとGoogleの名称に見える。「Google home Max」とか。

液晶モデルは、iPhone 8後継でボディ形状が変わるので、命名規則通りなら、iPhone 9になる。廉価版モデルとしてiPhone SE2になるとも考えたが、Face IDも搭載するこの液晶モデルをそこまで値下げしないだろう。

インドなど新興国向けのiPhone SE2は別モデルとしてあり、3モデルの売上動向によって発売が決まると思われる。

  • 5.8インチOLEDモデル・・・iPhone XS (5.8インチ)
  • 6.5インチOLEDモデル・・・iPhone XS (6.5インチ)
  • 6.1インチ液晶モデル・・・  iPhone 9

ボディ形状は?

iPhone Xのようなノッチ付きフルディスプレイになり、全モデルからホームボタンは廃止になる。ケースメーカーの情報では、iPhone XとiPhone XSは全く同じ寸法だそうだ。これも今までの”S”モデルと同様。6.5インチモデルのサイズは、iPhone 8 PlusとiPhone 8のサイズが参考になる。両モデルのサイズは1.15:1。6.5インチはiPhoneの15%大きいサイズと予想。

iPhone 9は、150.9mm76.5×8.3mmとと言われている。iPhone Xより少しずんぐりとした形状だ。

形状:ノッチ付きフルディスプレイ

 

新機能は?

WWDCの発表では隠されるハードウェアの新機能。iPhone XSは前モデルと形状が変わらないので、新機能がなければ買い替える人は少ないだろうから、何かしらの隠し玉があるはず。

iPhone XSはiPhone Xとカメラの形状が変わらないので、著しいカメラ性能の向上はないに違いない。

過去のiPhone”S”モデル3機種の新機能

  • iPhone 4S Siri
  • iPhone 5s Touch ID
  • iPhone 6s 3D Touch

いずれも外部からわかりづらい機能ばかりだ。ここではApple Pencil対応を予測する。6.5インチモデルだけではなく、5.8インチにも対応させて、新機種の目玉にすると思う。小さいサイズで有効なのか、ペンの収納はどうするという課題はあるけど、小型のApple Pencilも発表するのでは。

新機能:Apple Pencil対応

発売日は?

 発表した翌週の金曜日がこれまでの法則。法則通りでしょう。

発売日:9月21日金曜日

性能は?

新しいコアプロッセー「A12」を搭載するだろう。前モデルA11は6コアで、A12も同じ6コア、L1キャッシュが32Kから128Kに増加。iPhone Xでは3GBだったメインメモリも4GBに増える見込み。これにより、ベンチマーク結果で10%向上すると言われている。

Appleがイベントでどういう数字を出すかわからないが、既存モデルよりは高速化するだろう。ユーザーが体感できるかどうか別にして。

性能:新プロセッサA12 搭載。メインメモリは4GBに(iPhone XS)

色は?

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iPhone Xはシルバーとスペースグレイ、iPhone 8シリーズは、シルバとスペースグレイに加えて、ゴールド、あとからPRODUCTレッドモデルが加わった。

流出画像からiPhone XSにもゴールドモデルあるのが確認されている。液晶モデルは、以前のiPhone 5cのようなカラーバリエーションモデルがあると言われている。

廉価版という位置づけなら、ファッション感覚で選んでもらうのもありだが、以前噂があった7色や8色はやりすぎだ。サプライマネジメントが大変になる。

iPhone 5cと同じで5色展開では? ゴールド・シルバー・スペースグレイに合わせて、ブルーとオレンジではどうでしょう。寒色系でブルー、暖色系でオレンジ。オレンジは、最近iPhoneが推している色で、iPhoneのケースにある色だ。

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ちなみにiPhone 5cの一番人気はホワイトだったが、シルバーの背面はホワイトっぽいので却下。

  • iPhone XS シルバー・ゴールド・スペースグレイ
  • iPhone 9 シルバー・ゴールド・スペースグレイ・ブルー・オレンジ

価格は?

iPhone Xの価格が10万円超えと話題になったが、iPhone Xは初のOLED搭載の十周年記念モデル。今年は多少安くなると予測する。

現行モデルの価格

  • iPhone X 112,800円
  • iPhone 8 78,800円
  • iPhone 8 Plus 89,800円

Appleの情報サイトであるMacekpofによると、iPhone XS (5.8インチ)が909ユーロ(iPhone Xは1149ユーロ)、iPhone XS(6.5インチ)が1149ユーロ(iPhone 8 Plusは909ユーロ)、iPhone 9は799ユーロ(iPhone 8は799ユーロ)だそうだ。

iPhone XとiPhone XSで比較すると、約20%の値下げなので、日本円だとiPhone XS(5.8インチ)の値段は90,240円。端数価格を用いて、89,800円と予想する。

iPhone 8 PlusがiPhone 8より2万円高いことを考えると、iPhone XS(6.5インチ)の値段は109,800円となる。結構高いな。

iPhone 9もミッドレンジをカバーすることを考えて少し値下げ。現行の価格のままだとiPhone X(5.8インチ)の価格と近すぎる。4,000円値下して、74,800円。あ、なにか現実的な価格。

  • iPhone XS (5.8インチ) 89,800円
  • iPhone XS (6.5インチ)109,800円
  • iPhone 9 74,800円

まとめ

iPhone X (5.8インチ)

  • ディスプレイ:5.8インチOLED
  • サイズ:iPhone Xと同等
  • スペック:A12チップ。4GBメインメモリ
  • 新機能:Apple Pencil対応
  • 色:シルバー・ゴールド・スペースグレイ
  • 価格:89,800円

iPhone X (6.5インチ)

  • ディスプレイ:6.5インチOLED
  • サイズ:165 x 81 x 7.7mm
  • スペック:A12チップ。4GBメインメモリ
  • 新機能:Apple Pencil対応
  • 色:シルバー・ゴールド・スペースグレイ
  • 価格:109,800円

iPhone 9 

  • ディスプレイ:6.1インチ液晶
  • サイズ:150.9mm76.5×8.3mm
  • スペック:A12チップ。4GBメインメモリ
  • 新機能:Face ID
  • 色:シルバー・ゴールド・スペースグレイ・ブルー・オレンジ
  • 価格:74,800円

すべては9月12日に明らかに

すべては来週の火曜日には明らかになる。それまでの間、こうやってあれこれ予想するのがAppleファンの愉しみですよね。

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来年の新型iPhoneもFace IDは継続?Face IDの良い点・悪い点。画面埋め込みTouch IDは実現せず?

来年もFace IDを維持?

2019年のiPhoneにも画面埋め込み式のTouch IDを採用せず、Face IDを維持する報道が出ている。Apple関連の予測でおなじみのMing-Chi Kuo氏のレポートだ。

 

指紋認証の仕組み

指紋認証は、微弱な静電気などを感知するセンサーの上に指を置いて指紋を認証しセキュリティなどに利用する仕組みだ。静電気式の場合、電気を通すガラスなどの下にセンサーを設置する必要があるので、iPhoneのTouch IDではガラス製のホームボタンの下にセンサーがある。

Touch IDからFace IDへ

2015年のiPhone 5sからiPhone XがFace IDを採用する前まで、iPhoneは指紋認証のTouch IDを採用していた。今年2018年の新型iPhoneは、3モデル全機種がFace IDに移行すると言われており、Touch IDはiPhoneから姿を消すことになる。

指を置く場所が不要なFace IDはフルディスプレイを実現するのに必要なソリューションだが、元々Appleは画面埋込式Touch IDを研究していたと言われる。

Ture Depthカメラで顔面を認証するFace IDは結構無理めなソリューションだと個人的には感じている。Toch IDと比較して良い点もあれば悪い点もある。

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Face IDの良い点

  • 濡れた手でも使える。Touch IDの大きな欠点は指が濡れていると反応しないことだった。iPhoneが防水になっても指が認識しなければアンロックできない。Face IDなら濡れていても大丈夫
  • 手袋していても使える。Face IDなら手袋をしていても顔認証はされるが、スマホ対応の手袋でないとホームバーをスワイプできずアンロックはできない
  • 寝ている時に不正されない。Face IDは目が開けて画面を見ないと認証されないので、寝ている時に誰かが不正にアンロックしようとしても不可能だ

Face IDの悪い点

  • 認証に時間がかかる。導入当初は時間がかかったTouch IDの認証は第二世代に入ってホーム画面が見ることができないほど高速化した。Face IDは顔認証に時間がかかるのと、アンロック後にホームバーを上にスワイプする必要があるので、Touch IDより時間がかかることが多い。感覚的にはTouch IDが1秒前後、Face IDが2秒前後ぐらいかかる
  • 認識しないことがある。個人差もあるが、筆者の場合、ベッドで横になっていると認識しないことが多い。顔を近づけすぎても認識しない。指が乾いていれば確実に認証するTouch IDより失敗することが多い
  • 画面を見ないといけない。Face IDで認証するためには画面を見つめる必要がある。誰かが勝手にアンロックしないようにするための仕掛けだが、テレビを観ながらなど他の作業をしながらアンロックできない。
    Touch IDだと、iPhoneを取り出しながら、指をホームボタンに置けば認証してくれるが、Face IDは「さあ、iPhoneを使うぞ」とiPhone Xを構えて使うイメージ
  • マスク姿を認証しない。筆者はマスクをあまり使わないけど、インフルエンザ予防でマスクをつけていたとき、Face IDは認証しなかった
  • 手間がかかる。Face IDは、iPhone Xを手に持つ(またはディスプレイに触れる)→ 画面を見つめる→ ホームバーを上にスワイプの3ステップが必要だ。これはFace IDが悪いわけではなく、ホームバーの作業を課しているiOSの問題だ。
    認識してすぐにホーム画面を表示すると「通知」を参照できないからこういう仕様だと思うが、正直面倒くさい。せめてホームバーではなく、画面のどこでもいいから上にスワイプでも良いのでは

頑ななApple

ホームボタンを廃したフルディスプレイデザインはスマートで好きだけど、Face IDでは欠点も多い。画面埋め込み式のTouch IDだったら、フルディスプレイを維持したままTouch IDが使えるのに最適なソリューションだと思うが、今回の予測では来年移行もTouch IDの復活はない模様だ。

画面埋込式の指紋認証は、今年初頭のイベントで参考展示されており、来年には実用化すると言われていて、おそらくハイエンドAndroid機は導入すると思われる。

Appleはインターフェイスや規格の変更には大胆だが、一度変えるとすぐには撤回しない事が多い。USB-Cが普及しても、Appleは頑なにLightning端子を使い続けている。開発したFace ID技術もそう簡単には廃止しないだろう。

今年、全iPhoneモデルにFace IDを採用するので、Face IDを体験する人は飛躍的に増える。そのユーザーの評判しだいで、将来のiPhoneの認証方式が決まってくるに違いない。

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1981年のIT - 30分50円のパソコン

ITの歴史を振り返る

筆者の本職は小説家ですが、昔からパソコンが好きで、IT業界に20年以上勤めてITについてずっと触れていたからか、ITライターになるのも夢で、本サイトでその夢を叶えています。

パソコン好きの原点ともいうべき昔のIT業界を振り返ってみたいと思います。

引用:Wikipedia

偉大な「こんにちはマイコン」

最初にパソコンに触れたのは、今でいうホームセンターみたいな店にあったPC-8001というパソコンでした。

『ゲームセンターあらし』で有名なすがやみつる先生の名著『こんにちはマイコン』を読んで、パソコンとプログラムをやりたいと日々思っていた小学生でした(当時はパソコンではなく、マイコンと呼ばれていました。マイクロコンピュータの略です。それ以前のコンピュータに比べるとパソコンがいかに小さい機械だったか名前からもわかります)。

引用:日経xTech

もちろんパソコンを買うお金がないので、『こんにちはマイコン』の付録だった実物大のPC-6001のキーボード写真でタイピングの練習をしたり、ノートにBASICプログラムを書いたりしていました。

引用:すがやみつるWebサイト

プログラミングの目的はもちろんゲームでした。まだファミコンもない時代です。ゲームセンターではドンキーコングが大人気でした。任天堂『ゲーム&ウォッチ』や蛍光表示管を使った電子ゲームはありましたがが、1つの筐体で1ゲームしか遊べませんでした。

コインを入れずにゲームができるパソコンゲームは小学生の憧れでした。ゲームで遊びたい不純な動機だったけど、BASICを覚えたのは、その後ITの仕組みを学ぶのにとても有効的でした。

30分50円のパソコン

その頃、近くのホームセンターに30分50円で使えるPC-8001が置かれていました。50円を入れると電源が入り、30分経つと電源が突然落ちるものです。時間毎にパソコンが使えるなんて、今のクラウドサービスみたいですね。

当時の記録媒体はカセットテープでしたので、店頭では使えず、30分かけて入力したプログラムは消えてしまうので、電源が落ちる寸前に画面のプログラムを必死で暗記して、電源が落ちたらノートにメモしていました。

今考えると、とんでもなく原始的だけど、あれだけ集中してパソコンに向き合えたのはあのホームセンターが最初でした。

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