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Apple Watchとフルマラソンを走ってみた

初めてのフルマラソン

先日、人生初めてのフルマラソンを完走した。ぶっつけ本番で挑戦したわけではなく、Apple Watchと一緒に毎日ランニングして脚力を鍛えた成果だ(タイムはひどかったけど)。Apple Watchを使ってフルマラソンを走れるか、走るならどうすればよいか紹介します。

<追記:2018/09/15>

Apple Watch 4のおすすめの組み合わせは、こちら

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Apple Watchでフルマラソンを走れるか?

結論から言うと「走れる」。ただし、iPhoneを携帯する条件付きだ。

もっとも多くの方が気になるのは、「Apple Watchのバッテリーが保つのか?」だろう。

筆者がフルマラソンを完走したときApple Watchのバッテリーは50%以上残っていた。

Appleの公式サイトには、一日のバッテリー駆動時間は最大18時間とある。18時間あればフルマラソンは余裕で完走できるが、この「18時間」は、iPhoneを携帯する条件付きの駆動時間だ。GPSを使用した屋外ワークアウトの駆動時間は最大5時間。

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5時間だと、マラソン前後の時間を考慮すると心もとない。何しろバッテリーが切れてしまうのは、ランナーとして絶対避けたい。

安心して、Apple Watchをつかってフルマラソンを走るには、iPhoneの携帯が必須だ。後述するが、筆者は、iPhone、Apple Watch、AirPods、AirPodsケースを携帯してフルマラソンを完走した。AirPodsもiPhoneと接続しているので、Apple Watchのバッテリーの消費は最小限に抑えられた。

普段のランニング環境

  • Apple WatchとAirPodsを装着

以前はiPhoneをポーチに入れて走っていた。Apple Watchも装着していたが、通信できないので、どこにいても連絡が取れるようにiPhoneも持って走らなければならなかった。

LTE通信が可能なApple Watch series 3入手後は、iPhoneを自宅に置いて、AirPodsをApple Watchに接続して音楽を聞きながら走るようになった。Apple Watchはseries 2からGPSを搭載しているので、Apple Watch単体でも走行距離の記録も可能だ。

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フルマラソン本番の装備

  • iPhone、Apple Watch、AirPods、AirPodsケースを携行

フルマラソン本番は、Apple WatchだけではなくiPhoneをポーチに入れて走った。スタート前の時間を含めると5時間以上は、音楽を聞きながらGPS計測を行いつづけることになる。すべての作業をApple Watchで行うと、Watchのバッテリーが保たなくなるのを懸念した。

iPhoneをAirPodsに接続して音楽を聴きながら、iPhoneは『NIKE+ RUN CLUB』で記録を取り、Apple Watchは標準アプリ『ワークアウト』を使った。

この設定で完走した時のApple Watchのバッテリーは45%。フルマラソンで使用しても、Apple Watchのバッテリーは十分保つ(Apple Watchで音楽を鳴らしたときはわからないが、Bluetoothで音楽を鳴らした時の消費電力は低めなので多分大丈夫)。

普段のランはNIKE+で

ランナーは走行記録をとりたがるもので、筆者は日々のランニングはApple Watchの『NIKE+ RUN CLUB』アプリ(以下 NIKE+)を使って記録している。

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NIKE+は、継続して走ることでバッチがもらえたり、走行距離によってステージが変わったりと走り続けるモチベーションを維持するのに優れたアプリだ。ランニングする上で重要な経過タイムの音声ガイダンスも聞きとりやすく、信号などで立ち止まると計測を自動停止するオートポーズ機能の精度も高い(筆者の感覚では標準アプリ『ワークアウト』よりも優れている)。

唯一の課題は、1キロ単位のペースがわからないこと。ランニング全体のペースと現在のペースはわかるのだが、フルマラソンだと一定のペースで走れているかどうかが重要になるので、直近1キロのペースを確かめたくなる。 

他にもApple Watchのランニングアプリはいくつかある。

実際に試して比較した記事がこちら。

フルマラソンで使うアプリは?

そこで、フルマラソン当日はiPhoneでNIKE+アプリを起動し、Apple Watchは標準のワークアウトを起動させることにした。

Apple Watch標準のワークアウトは、音声ガイダンスはないが1キロごとにペースを表示し、振動で伝えてくれる。音声ガイダンスと音楽はiPhoneに接続したAirPodsから流す。

この試みは成功した。1キロごとのペースをApple Watchが表示してくれて、5キロごとのタイムはNIKE+が音声で教えてくれる。一定のペースで走れているかどうか細かく確認できる。

AirPodsのバッテリーはゴールまで保たなかったが、途中でケースに入れて充電すれば、30分ぐらいでまた使用できるようになり、そのままゴールできた。AirPodsのケースは小さいので携帯しても問題ない。

<追記:2018/09/28>

watchOS 5で純正アプリ「ワークアウト」が進化しました。

Apple Watchはフルマラソンで使える

実際走ってみて、ガーミンなどのランニングウォッチでなくても、Apple Watchをつかってフルマラソンを走っても全く問題はない。多くの人が懸念するバッテリーは問題にならない。Appleの公称バッテリー時間は18時間。どんなに遅く走っても大丈夫。

起動するアプリに悩むが、iPhoneでNike+、Apple Watchでワークアウトを起動すれば自分のランを詳細にチェックできる。

AirPodsを使う場合は、フルマラソンにかかる時間だとバッテリーが保たないのでAirPodsのケースを持っていこう。

Apple Watchとフルマラソンを走るためのまとめ

  • iPhoneとApple Wartch両方を携帯
  • Apple Watchのバッテリーは保つ
  • AirPodsのバッテリーは保たないのでケースも携行する
  • iPhoneの『NIKE+ RUN CLUB』アプリを使用。AirPodsと接続して音楽と5キロごとのタイムを流す
  • Apple Watchの標準アプリ『ワークアウト』を使用。1キロ毎のペースを確認