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ビック5の粗利を比べて見える世界Amazon化計画

Big 5の粗利益率

Big 5(Apple、Amazon、Google、Microsoft、Facebook)の直近の粗利益率を比較してみた。

  • Apple 38%
  • Amazon 37%
  • Google 57%
  • Microsoft 65%
  • Facebook 84%

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Webサービスの驚異的な粗利益率

もっとも粗利益率が高いのはFacebook。ハードウェアの製造販売がなく、Webサービスが主な業態なので製造原価が少なく、84%と驚異的な粗利益率を誇る。

ハードウェアを主とするApple、最近Amazon Echo、Fireなど多くのハードウェアを供給しているAmazonの粗利益率は他社より低い。といっても、ハードウェアベンダーとしては十分に高い。両社とも粗利が大きい動画配信などのWebサービスも提供しているからだろう。

いくつかのハードウェア製品も提供しているGoogleとMicrosoftは、その中間の粗利益率。

高いFacebookの営業利益率

ビッグ5の中では最も低い売上額のFacebookだが、営業利益率はトップの46%。法人営業、コンサルタントの人員も他社と比較して少ないので、販売管理費を抑えることができている。

Amazonの営業利益率の低さは、利益を莫大な研究開発費に使っているからだ。純利益を残さず顧客のために使うという創業以来のポリシーをAmazonは堅持している。

各社の研究開発費

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引用:Strategy& 

各社の研究開発費の一覧だ。1位はAmazon、2位はGoogle、6位にMicrosoft、9位Apple、20位Facebook。Amazonの研究開発費はAppleの1.5倍、Facebookの2倍以上と世界最高額の投資を継続的に行っている。

ハードウェア開発が主要な業態ではないのに、この開発費は凄い。2016年はAlphabetと同じ規模だったが、2017年の投資額はさらに加速している。

利益より投資

利益よりも研究開発に投資をして、より良い製品とサービス、世界にまだないものを生み出そうとAmazonは日夜研究開発を続けている。AWSやAlexaなど多くの分野で世界一のシェアを得ているのに、さらに多額の研究開発費を注ぎ込むAmazonは企業間の競争を高いレベルに引き上げている。

Amazon対全世界

元のビジネスである通信販売だけではなく、AmazonプライムなどのWebサービス、AWS、そしてリアルな店舗にも進出し、現在のマーケットは、Amazon対その他全産業の様相を呈してきている。

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Amazonの通販やサービスはたしかに便利だ。レジがない店舗で有名になったAmazonGOのような店舗を全世界に展開すれば、さらに我々の生活は便利になる。ただ、すべてがAmazonになってしまう世界がよいかはわからない。

www.kantakayama.com