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広告なしのYouTube Premiumが日本で開始。ニコニコ動画など動画サービスと比較してみた

CMなしのYouTube Premiumが日本で開始

USではすでにはじまっていたYouTube Premiumが日本でようやくスタートした。YouTube Premiumは、有料制のサービスで、3ヶ月無料トライアルの後、月額1,180円の会費を払うとYouTubeを広告なしで視聴でき、オフライン、バックグラウンド再生が可能になる。

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他の動画配信サービスとの比較

多くの動画配信サービスが有料メニューを用意しているが、一口に動画配信サービスといってもいくつかの種類がある。

・広告モデル:YouTube 、AbemaTV
・会員モデル:ニコニコ動画、Netflix、Hulu、dTV
・コンテンツ課金:Apple
・ハイブリッド:Amazonプライム

YouTubeと同様に広告での売上が主体のAbema TVには「Abemaプレミアム」という月額980円の有料メニューがあり、見逃し番組をあとから鑑賞することができる。Abema TVは地上波テレビに似たビジネスモデルなので、広告をオフにすることはできず、有料会員にはビデオのような録画機能が付加される。

YouTubeのようにユーザーがアップロードしたコンテンツが主体のニコニコ動画は、月額540円の「プレミアム会員」を用意している(どうでもいいけど、みんな名称にプレミアムがつく)。

プレミアム会員は、高画質で視聴でき、広告も非表示、スマホではバックグラウンド再生などの機能を利用することができる。

ニコニコ動画プレミアム会員は、ニコニコ生放送の優先視聴権も付属しているので、将棋の藤井聡太七段の対局など人気の生放送番組を視聴するには有利だ。

YouTube Premium会員は、YouTube Originalsというオリジナルのコンテンツを視聴できるが、コンテンツ量はかなり少なく、日本向けのコンテンツはないようだ。

映画やアニメのコンテンツを自由に視聴できるNetflix、Hulu、dTVは有料サービスしか原則ない。Netflixは画質や同時視聴者数により複数のプランを設けているのが特徴。

まとめると、こんな感じ。

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コンテンツの種類も数も違うので乱暴な比較ではあるが、無料でも動画鑑賞できるYouTube、Abema TV、ニコニコ動画はバックグラウンド再生とオフライン再生を付加価値としている(Abema TVはバックグラウンド再生を無料会員にも提供している)。

価格の比較では無料動画サービスの中ではニコニコ動画が540円と安い。有料動画配信サービスの中ではdTV、Amazonプライムが安く、配送など多くの特典があるAamazonのお得感が際立つ。もっとも日本のプライム会員の会費が安いだけで、アメリカでは年間約12,000円とNetflixやHuluと同じ価格帯だ。Amazonジャパンは否定しているが、いずれはアメリカのように値上げすることが予想される。

YouTube Premiumはお得?

無料動画配信サービスの中では圧倒的なコンテンツ量を誇るYouTubeを広告なしで快適に視聴するなら月額1,180円は高くないと思える人もいるのだろう。

他の無料動画配信サービスのニコニコ動画、有料コンテンツのdTVと比較して2倍近い金額を出す人がどれだけいるか興味深いところだ。