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AirPods Proの実機レビュー。欠点が見つからない製品。Apple WatchとMacとの連携もそのまま

AirPods Proが到着

今日の午後になって、ようやくAirPods Proが到着した。

2代目AirPodsとBoseのQC30を使っているので、実機に触れるまでは本当に必要か疑問もあったが、実機を使ったら考え方が変わった。これは”買い”です。

実機レビューをします。

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セットアップはいつも通り

今までのAirPodsと同じ大きさの箱の蓋を開けると、いつもの「Designed by Apple in Californla」が印刷されたマニュアル。マニュアルを外すと、本体とご対面。今までのAirPodsのケースと比べて横に大きいが、持ってみると全く違和感がない。

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本体を箱から取り出すと、見慣れないものが。ビッグ・スモールサイズの2種類のイヤーチップが収められている。本体のイヤホンに最初からついているのはミドルサイズで、耳の形に合わせて変更できる。

他社のカナル型のように、むにゅっと押し込むのではなく、カチッとはめるようにイヤーチップをはめる。外すときは結構力がいる。

よく考えられているなと思うは、サイズを交換したときに、使わないイヤーチップをこのなかに収められること。他のイヤホンだとあまりのイヤーチップをなくすことも多かった。

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iPhoneとAirPods Proのセットアップは今までと変わらず、ケースの蓋を開けて、画面の「接続」をタップするだけ。タイミングにもよるのかもしれないが、2代目AirPodsより接続が早かった気がする。

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すでにレビューがいくつもあがっているように使い勝手は素晴らしいの一言。気がついた点を細かく書いていきます。

実機レビュー

イヤホンは違和感なし

筆者は発売以来、初代と2代目AirPodsをほぼ毎日使ってきたが、AirPods Proに切り替えても違和感は全くない。イヤホンは重くなっているはずだが、重さを感じることはない。もちろん、カナル型なので開放型である従来のAirPodsよりも耳に密着しているので、気になることはまったくない。

これは、ノイズキャンセリング機能の効能もあると思われる。ノイズがないことでAirPods Proの装着時の没入感が従来より高くイヤホンが気にならなくなるのだ。

ケースも気にならない

AirPods ProのケースはAirPodsより16mm長いのだが、代わりに少し細いのでポケットに入れていても邪魔にならない。5.6g重くなったはずだが、このケースを重いという人はいないだろう。

ケースからイヤホンを取り出すときは従来はイヤホンのハウジング部分を捻るように取り出したが、AirPods Proはイヤホンを手前に倒すようにすると取り出しやすい。

驚くべきノイズキャンセリング

AirPods Proの一番の売りであるノイズキャンセリング機能だが、相当高いレベルだ。BoseのQC30 (Bose QuietControl 30 wireless headphones)と比較すると、エアコンの空調音ではQC30のノイキャンの方が綺麗に消してくれるが、外出先の風切り音ではAirPods Proのノイキャンが大きく上回る。QC 30は風切り音が激しく、ランニングには向かなかったが、AirPods Proはその課題も克服している。

同じワイヤレスイヤホンであるソニーの「WF-1000XM3」と比較すると、どうだろう。比べた感触では、ほとんど変わらない気がする。

いずれにしろ、現状のワイヤレスイヤホンに求められるノイズキャンセリング性能の基準はクリアしていると思う。

便利な外部音取り込み機能

聴き慣れない言葉だが、「外部音取り込み機能」はマイクで外部音を増幅してイヤホンに流してくれる機能だ。このモードに切り替えると、カナル型のイヤホンを取り付けているにもかかわらず、外部音を聴くことができる(再生している音楽は停止しない)。

地下鉄のアナウンスを聞き逃したくない時や、他人に話しかけられた時に効力を発揮する。

ノイズキャンセリング機能との切り替えに時間が掛かったら使いづらいが、AirPods Proの切り替えはありえないぐらい早い。ステムと呼ばれるイヤホンの尻尾部分を長押しすると、電子音が響き、モードが切り替わる。

切り替えるモードは3種類あって、切り替えるモードの種類はiPhoneのBluetoothの設定から選べる。

切り替え時の電子音が小気味よく、モードによって音が異なるので、覚えてしまえば音を聴くだけでどのモードに切り替わったかわかる仕掛けになっている。

ソニーの「WF-1000XM3」だと音声メッセージで教えてくれるのだが、AirPods Proの切り替えは、それよりも自然だ。

モードの切り替えたときのノイズキャンセリングの効き方もナチュラルで、周りのノイズがすっと消えていくようで心地が良い 

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わかりやすい操作性

イヤホンをダブルタップする従来の方法から、今回はステムと呼ばれるイヤホンの尻尾部分をつまむとAirPods Proを操作できる。反応は非常に良く、反応すると「カチッ」と音がするので、まるで本当に物理的なスイッチを押したような錯覚が生じる。

従来のAirPodsはイヤホンをダブルタップとうまくいったかどうかわかりづらかったし、左右ひとつずつの機能しか割り当てることができなかったので、大きな改善ポイントだ。

ただ、AirPods Proは再生やスキップなどの機能を左右で変更することはできないし、曲のスキップまでできるようになったのに相変わらずボリュームの調整はSiriに任せるしかない。

ここまでできるなら、片耳のスイッチはボリューム調整に使ってもよいと思うが。

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AirPodsと変わらない接続性

AirPodsの最大の利点は、iPhoneとの高い接続性だと思う。音切れすることはほとんどなく、デバイスとの接続・切り替えも素早い。ここが「WF-1000XM3」と大きな差がある点だ。「WF-1000XM3」は従来のソニー製のワイヤレスイヤホンよりは音切れも減ったが、iPhoneで使う条件下ではAirPodsにはかなわない。

AirPods Proはノイズキャンセリング機能が追加されたにもかかわらずAirPodsと接続のスピードは変わらない(厳密に言うと、わずかに遅い気はする)。

よくなった音質

あまり良い耳を持っていると言えない筆者だが、2代目AirPodsと比べて音質は良くなったと感じる。ノイズキャンセリングの効果もあるのだが、聞いていて全く違和感がない。BoseのQC30、ソニーの「WF-1000XM3」と比べると、音質は劣るように感じるが、QC30はネックバンド型だし、WF-1000XM3は「音質優先モード」での使用という条件がつく。WF-1000XM3の音質優先モードは「回線優先モード」よりも音切れが激しくなるので、使う環境を選ぶ。

環境と耳の形状によって、音質を自動的に調整してくれる「アダプティブイコライゼーション」は動作しているかわからない。そんなことを気にせず音楽を愉しんで欲しいというのがAppleの狙いなのだから、これで良いのだろう。

何も考えず、自然に音楽を聴きたいならAirPods Proを推したい。

MacとApple Watchとの連携

同じApple製品のMacとApple Watchとの連携は従来のAirPodsと変わらない。

同じiCloudアカウントでログインしているMacなら、スピーカーアイコンまたはBluetoothアイコンをクリックしてAirPods Proと簡単に接続できる。接続速度は2代目AirPodsと同等だ(初代はデバイスの切り替えに少し時間がかかった)。

Bluetoothの設定から、AirPodsの設定ができる。左右イヤホンの長押し動作をSirかノイズコントロールから選べ、iPhoneとは別の設定も可能。筆者のMacbook Proは「Hey Siri」に対応していないので、右耳をSiriの設定にしている。

ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの変更はスピーカーアイコンから行う。

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Apple Watchも従来のAirPodsと同様。

ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの変更も、AirPlayボタンアイコンをタップして行える。

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 Apple WatchのコントロールセンターのバッテリーをタップするとAirPods Proのバッテリー残量も確認できるのも従来通り。

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ちょっと死角が見当たらない素晴らしい製品

今回のAirPods Proは、大きな欠点が見つからない素晴らしい製品だと思う。初代AirPodsが登場したときは、独特の形状が揶揄されたり、耳の形状に合わない人がいたり、ノイキャンがないなど、少なからず不満・要望もあったが、今回のAirPods Proはそんな不満もきれいに解消されている。

AirPodsとしては初物だけに、ノイズキャンセリングの性能がどうか気になるところが、初物とは思えないほど高い水準を実現している。

また、ユーザーに手間をかけさせないAppleの思想がよくでていて、ユーザーは何も考えずイヤホンを耳にさせば極上の音楽鑑賞ができる。

その代わり、カスタマイズはほとんどできず、Boseやソニーのようにノイズキャンセリングのレベルの調整もできないが、これは設計思想の違いとしか言えない。

筆者はランニング時は2代目AirPods、仕事の時はBoseのQC30を切り替えて使用していたが、今日からはAirPods Proに統一できそうだ。

AirPods Proを装着して少し走ってみたら、車の走行音がわずかに聞こえるだけで、自分の足音と風切り音もまったくしない。AirPodsやBoseのQC30だと風切り音や騒音でボリュームを上げないと音楽は聞こえないし、交通量が多い道路沿いではオーディオブックを聴くのは難しかったが、AirPods Proだと問題ない。

走ってもAirPods Proのイヤホンが落ちる感じもないので、ランニングするには最適なイヤホンだと思う。

iPhoneで音楽を聴く人には文句なくお勧めできる製品だ。

と、ここまでベタ褒めだが、ひとつだけ欠点が見つかった。スタンド型のワイヤレス充電器だと充電できないのだ。AirPodsのときは上部に配置するか、AirPodsをひっくり返せばなんとか充電できた。

だが、AirPods Prodでは、ひっくり返しても横にしても筆者のAnkerのワイヤレス充電器ではダメだった。横にするとたまにできるので、充電器の下部に何かおけば問題ないが。

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筆者は、2代目AirPodsから買い換えたが、AirPodsからAirPods Proに買い替える価値はあると思う。それだけAirPods Proは完成度が高い。

本当は2代目AirPodsと同時期に発売してくれれば余計な散財をしなくてすんだのに。。。

 

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ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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AirPods ProとAirPodsを9項目で徹底比較。防水とノイキャンで5,000円の価格差

AirPodsにもプロ化の波

2代目AirPods発売から半年で上位版であるAirPods ProをAppleが発表した。AirPods初のノイキャン機能搭載モデルの登場に、AirPodsを買ったばかりの人も、買ったことがない人も気になると思う。

2代目AirPodsとAirPods Pro(以下、Pro)を比較してみました。

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イヤホンのサイズ

  • AirPods・・・40.5mm x 16.5mm (片耳4g)
  • AirPods Pro・・・30.0mm x 21.8mm (片耳5.4g)

AirPods Proは特徴的だった耳から伸びるマイク部分が短くなり、ノイズキャンセリング機能を追加した本体部分は太くなり、ずんぐりむっくりのスタイルになった。AirPods Proは片耳で1.4g重いが、耳に装着した時に耳の下に伸びなくなったので、下手に目立たなくなったし、重心が耳の穴に近いのでProの方が耳に装着した時に安定しそうだ。

  • イヤホンのサイズ:AirPods Pro

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ケースのサイズ

  • AirPods・・・53.5mm x 44.3mm x 21.3mm (40g)
  • AirPods Pro・・・45.2mm x 60.6mm x 21.7mm (45.6g)

ProのケースはAirPodsより横に伸びた。厚さはAirPodsのケースとほとんど変わらない。体積比ではProの方が17%多い。また、Proのケースは14%重い。ポケットにいれたときに2代目AirPodsの方が違和感が少ないだろう。と言っても。Proのケースも他社製品と比べれば十分小さい。

  • ケースのサイズ:AirPods

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形状

  • AirPods・・・オープン型
  • AirPods Pro・・・カナル型

イヤーチップを持たないAirPodsはプラスティック部分を耳に刺す感じだが、シリコン製のイヤーチップを備えるProは耳に押し込むイメージで装着する。

耳に違和感がないのはAirPodsの方だが、耳から落ちづらいのはProだ。どちらが良いかは好みによるが、3サイズのイヤーチップが選べ耳の形状によって調整できるProの方が万人受けしそうではあるが、開放感があるAirPodsも捨てがたい。

  • 形状:互角

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ノイズキャンセリング

Proの売りであるノイズキャンセリング機能。AirPodsにはマイクで収集した音を逆位相で打ち消すノイズキャンセリング機能はないので、Proの圧勝である。

  • ノイズキャンセリング:AirPods Pro

耐水性能

ProにはIPX 4相当の耐水性能がある。AirPodsも水には強い報告も多いが、正式な基準を満たしているProは雨中でも安心して使用できる。

  • 耐水性能:AirPods Pro

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操作性

  • AirPods・・・ダブルタップ
  • AirPods Pro・・・スイッチを押す

AirPodsはイヤホンをダブルタップすることで、左右1つずつの機能を割り当てることができたが、Proではイヤホンのスイッチに再生や早送りなどの機能が付与されている。イヤホンのダブルタップは時々失敗することもあるので、物理的なスイッチがついたProの方が使いやすそうだ。

  • 操作性:AirPods Pro

イヤホンのバッテリー

  • AirPods・・・最大5時間の再生
  • AirPods Pro・・・最大4.5時間の再生

AirPodsの方が0.5時間長く再生できるが、これはノイズキャンセリング機能をオンの状態の時。ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードをオフにした素の状態だと最大5時間再生で、AirPodsと同等になる。通話は、AirPodsが3時間、Proが3.5時間で、Proの方が逆に30分長い。

  • イヤホンのバッテリー:互角

 ワイヤレスケースのバッテリー

  • AirPods・・・24時間以上の再生
  • AirPods Pro・・・24時間以上の再生

ケースと併用した時の再生時間は24時間でAirPodsもProも同等の性能。AirPods Proのケースの方がバッテリー容量は約30%多いので、AirPods Proの方が消費電力が高いのがわかる。

  • ワイヤレスケースのバッテリー:互角

同梱物

  • AirPods・・・Lightning - USB-Aケーブル
  • AirPods Pro・・・Lightning - USB-Cケーブル

両モデルともLightning端子を内蔵するが、終端がAirPodsは従来のUSB-Aだが、ProはUSB-C。現行Macbookシリーズ、iPhone 11シリーズの電源アダプタで充電できるUSB-Cの方が将来性はあるが、飛行機の機内や従来の電源アダプタなどはUSB-Aの方が圧倒的にまだ多いだろう。現在の環境を取るか、将来性を取るか難しいところ。

  • 同梱物:互角

 価格

  • AirPods・・・22,800円
  • AirPods Pro・・・27,800円 

ワイヤレスケース付きのAirPodsの方が5,000円安い。

  • 価格:AirPods

AirPods Proの3勝2敗4引き分け

  • イヤホンのサイズ:AirPods Pro
  • ケースのサイズ:AirPods
  • 形状:互角
  • ノイズキャンセリング:AirPods Pro
  • 耐水性能:AirPods Pro
  • イヤホンのバッテリー:互角
  • ワイヤレスケースのバッテリー:互角
  • 同梱物:互角
  • 価格:AirPods

当たり前だけど、上位版のAirPods Proの方が性能で上回る。ただ、AirPodsも小さいケースや気軽に装着できる点では捨てがたい。

選ぶポイントのひとつは、ノイズキャンセリング機能や防水性能が5,000円に見合うかどうかだ。5,000円の差なら機能豊富なProを選びたくなるが、ワイヤレスケースではないAirPodsのケースなら、1万円の価格差になる。AirPodsは毎日充電しなくてよいので、ワイヤレス充電でなくてもそんなに手間にならない。

1万円の価格差なら、AirPodsの方が気楽に買えて使えると判断する人もいるだろう。

もうひとつの選ぶポイントは開放型かカナル型かだ。音質だけを考えたら耳が密閉されるカナル型の方がよいが、耳に押し込める感覚を嫌う人もいる。AirPods Proのイヤホンはカナル型の中では耳にあたる部分は少ないが、それでもAirPodsよりは耳に接する部分が多い。

カナル型を使用したことがない人は、AirPods Proを買う前に、他のイヤホンでカナル型を試してみると良いと思う。

すでにAirPodsを買った人はProに買い替えるべきかどうか。特に、半年以内に2代目AirPodsを購入した人は悩むところだ。状態にもよるが、メルカリやヤフオクで売れば、1万5千円程度の投資でProに買い替えることができる。

カナル型で構わない人でProが気になるなら買い換えてしまった方が精神衛生上良さそうな気がする。

 

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【新機能】着信したメッセージをSiriに読み上げてもらう方法【iOS 13.2】

iOS 13.2登場

iPhone向けOS「iOS 13.2」が公開された。iPhone 11系のカメラでDeep Fusionがアウンロックされたほか、新しい絵文字が追加された。

他にもiOS 13.2には、Siriにより着信メッセージを読み上げる機能が追加された。本来はiOS 13で実現するはずだったが、13.2で実現した。

この機能を利用するためには、設定をオンにしないといけない。

設定方法を記します。

「メッセージ読み上げ」の設定方法

  1. iPhoneのアプリ「設定」を開く
  2. 「Siriと検索」をタップ(メッセージではないので注意)

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  3.  「着信メッセージの読み上げ」をタップ

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  4. 「着信メッセージを読み上げ」をオンにする。記載があるように、読み上げてくれるのは第2世代のAirPodsや一部のBeatsヘッドフォンのみで、他社製のヘッドフォンは対応していない。

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  5.  着信メッセージを読み上げる送信者を選べる。「メッセージ」をタップ

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  6. 読み上げてもらう送信者を選ぶ。気をつける点は、「最近の連絡先」の「最近」が今日一日だということ。「すべての人」だと二段階認証などのSMSも読み上げちゃうので、「連絡先」が無難かと。
    ・「よく使う項目」:「電話」の「よく使う項目」に並んでいる人。追加したい場合は、「連絡先」でマークする
    ・「最近の連絡先」:今日連絡をとった人からのメッセージのみ
    ・「連絡先」:「連絡先」に登録されている人からのメッセージ
    ・「すべての人」:すべてのメッセージを読み上げる
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  7. 「確認なしに返信」をオンにすると、発話をもとにSiriが作成した返信を読み上げ確認なしに相手に送信される
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実際に試してみた

iPhoneを使用していない時にメッセージが着信すると、電子音の後に送信者の名前、続いてメッセージ内容が読み上げられる。聴いている音楽はフェードアウトする。iPhoneやMac、Apple Watchを使用しているときは読み上げてくれない。

また、読み上げても通知がオフになるわけではないので、iPhoneなどの通知はそのまま残っている。

読み上げた後も、Siriは起動したままになるので、そのまま返信メッセージを音声入力することもできる。その間、音楽のボリュームは小さいままになっている。

ただ、返信メッセージを発話した後の返信方法がよくわからなかった。着信メッセージを読み上げた後に、「XXと返信する」と発話すれば、「Hey Siri」と言わなくてもSiriは反応してくれるが、「誰に送信しますか?」ときいてくるので、返信にもかからわず送信先を指定しないといけない。

これでは面倒だが、送信先をしてしないで返信する方法がわからなかった。スマートな返信方法が分かった方がいたら、教えてください。

ランニング中には超便利

ランニング中は走りに集中したい。今までも着信したメッセージをApple Watchで確認して返信できたけど、読み上げ機能を用いれば、フォーム を崩すことなくメッセージを確認、返信できる。

発売開始したAirPods Proなら、ノイズキャンセリングと高性能マイクで、走行中でも確実に聞き取れて、返信できるに違いない。

ただ、「読み上げる」だけならアップル製品のイヤホンでなくても、他のBluetooth機器でも実現できるはずだ。例えば運転している時にメッセージを読み上げてくれれば便利だ。読み上げ機能だけでも他社デバイスにもぜひ解放して欲しい。

 

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ノイズキャンセリング対応AirPods Pro登場!ソニーのワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」と12項目で徹底比較

AirPods Pro登場!

噂にあがっていたノイズキャンセリング対応の「AirPods Pro」が登場した。AirPods Proは、ノイズキャンセリング機能を搭載し、従来の開放型からイヤーチップをつけることができるカナル型に形状も変わった。

耐汗耐水性能も追加され、ワークアウトにも躊躇なく使えるようになった。

ノイズキャンセリング対応のワイヤレスイヤホンといえば、ソニーの「WF-1000XM3」が、今一番売れている。高いノイズキャンセリング機能とAirPodsを学習して設計したと思われるインターフェースが人気だ。

 AirPods ProとWF-1000XM3を比較してみました。

ノイズキャンセリング機能

AirPods Proのノイズキャンセリング機能は、外向きのマイクから外部の音を検知し、その音を消し去る音を照射する。同時に内向きのマイクが耳の内側の不要な音を聞き取り、取り除く。

Appleの説明によると毎秒200回ノイズキャンセリングを調整するそうだ。

ソニーのWF-1000XM3も同様に、内と外のマイクでノイズを消去する。

ノイズキャンセリング機能向けのマイクの数は同数でスペック上の差はない。あとは、実際に比較してみないとわからない。

  • ノイズキャンセリング機能:互角 

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外音取り込み機能

ノイズキャンセリング機能付きイヤホンを装着すると外部の声が聞こえなくなる。話しかけられたときに、瞬時に外音を取り込めるようにするのも必要な機能だ。

AirPods Proはイヤホンを長押しすると外部音取り込みモードに切りかえることができる。

WF-1000XM3は、標準設定だと左耳をタップすることで切り替えることができる。WF-1000XM3は、外部音取り込むレベルを調整できる。また、歩いている時や走っている時などユーザーの状況に応じて取り込みレベルを自動調整できる「アダプティブサウンドコントロール」を搭載する。あまりうまくモードの切り替えはできないようだが、面白い機能ではある。

AirPods Proには外部音取り込みレベルの調整はないようだ。

  • 外音取り込み機能:WF-1000XM3

イコライザー

AirPods Proの「アダプティブイコライゼーション」機能は耳の形に合わせて音質を自動調整するそうだ。どういう効果があるのかAppleの説明だけではよくわからないけど、ユーザーに負担をかけずに良質な音楽を提供するAppleの主張が込められた機能だ。

WF-1000XM3は音質に調節するイコライザー機能があり、ユーザーがアプリから自由に変更できる。ユーザーに気を遣わせないAppleとユーザーが自由にカスタマイズできるソニーと両社の考え方の違いがわかって面白い。

どちらが優れているかは、好みによると思う。

  • イコライザー:互角

操作性

Appleのサイトの説明では、イヤホンをタップしたり長押ししたりすることで操作できる。従来のAirPodsはイヤホンをダブルタップすることで操作できたが、感圧タッチ方式に操作方法が変わった。

対するWF-1000XM3は、AirPods Proと同じようにタップして操作でき、従来のAirPodsのように左右のタッチセンサーに割り当てることもできる。

AirPods Proは、Hey Siri機能が使えて、イヤホンを触らずに音声だけで操作できる。一方、WF-1000XM3は長押しでGoogleアシスタントを起動できる。

外出先や作業中だとイヤホンに触れるのも煩わしいことがある。音声で操作できるAirPods Proの方が優れている。

  • 操作性:AirPods Pro 

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イヤーチップ

AirPods Proは、3つのイヤーチップが同梱されていてユーザーが選んで装着できる。iPodに同梱のイヤホンの頃からイヤーチップをつけてこなかったAppleが初めてイヤーチップを同梱してきた。ノイズキャンセリング機能のために、従来の開放型からカナル型に変更する必要があったからだ。

WF-1000XM3は、4サイズのハイブリッドイヤーピースと、材質が異なるトリプルコンフォートイヤーピースが3サイズ、合計7サイズのイヤーチップを同梱している。数と種類ではソニーが上回る。

  • イヤーチップ:WF-1000XM3

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バッテリー性能

AirPods Proは、イヤホンだけで最大4.5時間、ケースを含めて24時間使用できる。WF-1000XM3は、イヤホンで最大6時間、ケースを含めてAirPods Pro同等の24時間使用が可能。WF-1000XM3の方が1.5時間長く再生できる。

AirPods Proの急速充電は5分間の充電で1時間再生できる。WF-1000XM3は10分充電で90分再生できる。

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ワイヤレス充電機能

AirPods Proはワイヤレス充電に対応しているが、WF-1000XM3は未対応。

  • ワイヤレス充電性能:AirPods Pro

耐水性能

AirPods ProはIPX4相当の耐水性能を備える。WF-1000XM3は耐水性能はなく、故障原因は「水漏れ」が多いとソニー自身が説明している。

  • 耐水性能:AirPods Pro

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イヤホンのサイズと重量

AirPods Proの重量は5.4g、従来のAirPodsは約4gなので重さ増したが、WF-1000XM3は約8.5gなので、AirPods Proの方が断然軽い。ノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホンでは最軽量だろう(今まではWF-1000XM3だった)。

AirPods Proのイヤホンの高さは30.9mm、WF-1000XM3は約30.0mmなので、ほとんど同じ。イヤーチップの大きさによるが、厚さも大きく変わらない。

イヤホンは軽い方が外れづらいし、使いやすい。特にワークアウト中は大事だ。

  • イヤホンのサイズと重量:AirPods Pro

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ケース

AirPods Proのケースは長辺が60.6mm。WF-1000XM3は約78.9mm。高さもAirPods Proの方が低く、AirPods Proのケースのほうが一回り小さい。カナル型になり大型化したイヤホンに伴い、AirPods Proはケースも大型化したが、WF-1000XM3よりは小さい。

  • ケース:AirPods Pro

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カラバリ

WF-1000XM3はプラチナシルバーとブラックの2種類があるが、AirPods Proは相変わらずホワイトのみ。

  • カラバリ:WF-1000XM3

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価格

AirPods Proの定価は27,800円、WF-1000XM3は25,800円で、WF-1000XM3の方が2,000円安い。家電量販店ならWF-1000XM3の方が割引率も高いだろう。

  • 価格:WF-1000XM3

まとめ:AirPods Proの5勝5敗2引き分け

  • ノイズキャンセリング機能:互角
  • 外音取り込み機能:WF-1000XM3
  • イコライザー:互角
  • 操作性:AirPods Pro 
  • イヤーチップ:WF-1000XM3
  • バッテリー性能:WF-1000XM3
  • ワイヤレス充電性能:AirPods Pro
  • 耐水性能:AirPods Pro
  • イヤホンのサイズと重量:AirPods Pro
  • ケース:AirPods Pro
  • カラバリ:WF-1000XM3
  • 価格:WF-1000XM3

スペック上は互角になった。

両モデルは、両社の思想の違いがよく出ている。ソニーのWF-1000XM3は、大ヒットしたAirPodsを目標に開発したと思われ、インターフェイスなどはよく似ているが、イコライザーやノイズのレベルをカスタマイズできるなど、ユーザーが自由に調整できる余地があり、従来のソニーというか日本製品の特徴を備えている。

一方、AirPods Proはノイズキャンセリング、イコライザーと機能は増えたが、ユーザーが気にすることなく、ただ気持ちよく音楽を聴けるように設計されている。

従来のAirPodsはApple製品との相性は抜群だった。iPhoneとの接続もデバイスの切り替えも高速でストレスフリーだ。おそらくAirPods Proでも同等の接続性を維持しているに違いない。

Apple製品ユーザーならAirPods Proを購入しても後悔はしないだろう。

ただ、ノイズキャンセリング機能を実機で比較してみないと分からないので、待てる人は実機の比較レポートを確かめてからで良いと思う。

 

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3代目Amazon Echo Dot購入体験レポート。2代目との比較。買い換える価値はあるか?

219円のAmazon Echo Dot

Amazonのキャンペーンで、実質約96%オフの219円で販売していたので、さっそくゲットした。

我が家には、いくつもスマートスピーカーがあるので、これ以上不要だと思っていたが、さすがに219円だと「まあ買ってもいいかな」と思い、ついクリックしてしまった。

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我が家のスマートスピーカー

我が家には、2代目Amazon Echo dotとGoogle Home miniという2つのスマートスピーカーがある。

リビングにAmazon Echo dotがあり、寝室をGoogle Home miniが担っていた。リビングではテレビやレコーダー、エアコンの操作をeHomeを通じて、音声でコントロールできる。

寝室は家電が少ないので、照明だけを音声でコントールできるようにしてある。寝る時に「OK, Google, 電気を消して」と言って横になったまま消灯する。

Amazon EchoとGoogle Home。よく使うリビングにAmazon Echoを配置しているのは、ウェィクワードが「アレクサ」と短いことと、Amazon Musicが使えるからだ。

Google Homeはウェイクワードが「OK, グーグル」と2フレーズで長いし、変更できない。「ねえ、グーグル」でも反応するが、やはり長い。

そういうわけで、あまり使うことがない寝室にGoogle Homeを置いている。寝室なので使うのは起きた時と寝る時が主だ。起きたら「OK、グーグル、今何時?」と「天気」を訊ねる。寝る時は「OK、グーグル、電気を消して」で天井の照明を消灯させる。

しばらくこの体制でおこなってきたけど、家族から「リビングと寝室で異なるワードが混乱する」という苦情が多かった。

そんな時、Amazon Prime Dayで、Fire 7を購入した。

Fire 7は、Alexaデバイスとして活用できる。ハンズフリーモードにすると、他のAlexaデバイスと同様に「アレクサ」と話しかけて命令できる。

マイク性能は他のAlexaデバイスより劣っている気もするが、ディスプレイがあるので天気や歌詞を表示してくれる。

Fire 7は普段使わないがサブデバイスとして自分の書斎に置いていたが、正直あまり使わっておらず、書斎のAlexaデバイスとして利用するぐらいだった。

そこで、家族の要望を受けて、スマートスピーカーの配置を変更した。

寝室のGoogle Homeと書斎のFire 7を入れ替えて、リビングと寝室どちらも「アレクサ」で応答できるようになった。Google Homeは書斎に一応置いてあるが、ほとんど使っていない。

そこに現れた3代目

そこに予定外だった3代目Amazon Echo Dotの方が我が家にやってきた。

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2代目と3代目を比べると、外観の違いは明確だ。

側面がすべてスピーカーに変わり、カラーはサンドストーンを選ぶと、2代目だとグレーだった上部もホワイトになり統一感がでた。

2代目の硬質なデザインも嫌いではなかったが、Amazonのロゴもなくなり、3代目はAV機器っぽく変わった。ただ、一回り二回りもサイズが大きくなった。知っていたことだけど、実際に比較すると、側面が丸まっているのもあり、大きさにかなりの違いがある。

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もうひとつサイズが大きくなったのが電源アダプタだ。下はiPhone標準だったUSB-Aタイプの電源アダプタとの比較。2代目Amazon Echo DotはMicro USBで充電できたので、付属の電源アダプタだけではなく、他の充電器が利用できたが、3代目は付属の電源アダプタしか利用できない。

この付属のアダプタがかなり大きく、場所を取る。電源タップによっては隣のコンセントが刺せないぐらい大きい。

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ただ、大きくなっただけのメリットがある。スピーカー性能が大きく進化した。普段は音楽をあまり聴かない家族もAlexaの回答を聞いただけで「スピーカーが良くなった」と気付くほど、全然違う。

低音がきちんと出ていて、小さい音量できっちり聞こえる。Alexaの回答を聞くぐらいなら問題はないが、2代目は音楽を聴くには苦しいスピーカーだったが、3代目はBGMを室内に流すぐらいの使い方なら全く不満はない。

3代目は2代目よりマイク数は減っている(6つ→4つ)が、遠方対応マイクになったので、遠くからでも反応するようになった。5m離れた場所で普通の音量で命令しても反応してくれるようになった。

では、2代目から3代目に買い換える価値はあるかというと、音楽をAmazon Echoでがっつり聴きたい人以外は買い換える必要はないと思う。Alexaの回答を聞くだけなら、2代目でも全く問題はない。コンパクトなサイズでMicro USB充電できる2代目は簡単に設置できる。

ただ、各部屋に配置する「付け足す」ために、3代目を買うのはありだ。リビングと寝室、書斎、間取りにによってはキッチンや洗面所に増設して、家のどこにいても気象状況など情報を気軽に入手できるようにするのは面白い。

我が家の最新スマートスピーカー事情

3代目Amazon Echo Dotが家に来て、スマートスピーカーの配置を再び変更した。現在の配置は、こちら。

  • リビング:3代目Amazon Echo Dot
  • 寝室:2代目Amazon Echo Dot
  • 書斎:Fire 7 & Google Home mini

家族の要望であるウェイクワードも「アレクサ」で統一できた。Google Home miniは、ほとんど使っていない。質問の回答精度はGoogleのが高いが、頭の中でウェイクワードを切り替えるのが面倒で、とりあえず「アレクサ」と言ってしまう。

ウェイクワードは大事

一般の人からすると、各スマートスピーカーの性能は大した差はない。それよりも実際に発話するウェイクワードが言いやすいか、覚えやすいかの方がはるかに重要だ。

ガジェット好きだけではなく、スマートスピーカーが多くの人に受け入れられて家電となるには、とにかくわかりやすくおぼえやすいウェイクワードができることが肝要だいうことがわかる。

 

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Apple Watchのバンドがプラグ式に変更?「スマートバンド」が登場か

プラグ式のバンド

Apple Watchとバンドを接続するのがプラグ式を採用する特許をAppleが申請した。今は左右にスライドして接続するバンドが、申請内容ではカチッと押し込むタイプへ変更になっている。

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スマートバンドの可能性

バンドとの接続方式だけではなく、外したバンドの端子をMacやiPhoneと接続したり、バンドに様々なセンサーやバッテリーなどを内蔵させたりも考えられる。

Apple Watchは4から5でハードウェアは進化していない。スマートウォッチはサイズが小さいので、センサーやカメラなどの機能を詰め込むには限界がある。バッテリー容量も制限があるので消費電力が大きい機能は搭載しづらい。

バンドにバッテリーや機能を内蔵してApple Watchと連動できれば、バッテリーとサイズの制約を取り払うことができる。

Apple Watchは”脱iPhone”をテーマに、GPSやモバイル通信を搭載し、Apple Watch単体での操作を目指してきた。カメラなど、Apple Watchが内蔵できない機能をスマートバンドが実現してくれるかもしれない。

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拡大するエコシステム

Appleは少ない種類の製品を販売し、高い利益率を維持するビジネスモデルをとってきたが、Apple Watchでは季節毎に新しいバンドの販売を続けている。製品サイクルが伸びている中、ハードウェア単体での売上拡大には限界がある。バンド販売のビジネスを含めたエコシステムの拡大は、Apple全体のビジネスに貢献する。

機能を内蔵するスマートバンドが実現すれば、Apple Watchのエコシステムをさらに拡大できる。気分と状況に応じて機能を付け替えられるスマートバンドは、Apple Watchの世界をさらに広げるに違いない。

 

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新作長編小説「ねこつくりの宮」を期間限定で無料提供中!

新作長編を無料公開!

Amazonで新作の長編小説「ねこつくりの宮」を公開しました。哀しみを抱く人に猫を届ける、すこし不思議な物語です。

期間限定の無料キャンペーン中ですので、誰でも無料でお読みいただけます。
この機会にぜひダウンロードしてください。読んで感想もいただけたら感涙です。

New! ねこつくりの宮

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主人公のサナは、亡くなったおばあさんの知り合いであるネリを訪ねる。老魔女のようなネリは、いるか岬で一緒に暮らすようにサナへ伝え、同居人のヒカルと客の「聞き取り」に向かわせる。
自分達は「ねこつくりの宮」だと名乗るヒカルが猫を求める客の夫婦に理由を訊ねる。翌日、どこからか現れた子猫を届けると泣き出す夫婦。

哀しみを抱く人々に猫を届ける仕事に慣れていったサナに不吉な影が忍び寄る。ねこつくりの宮

 

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Googleの新スマホ「Google Pixel 4」と「iPhone 11 Pro」を15項目で徹底比較。判断ポイントはデザインと価格

Pixel 4登場!

10月24日に新スマートフォン「Pixel 4」をGoogleが発表した。

Android OSを開発するGoogleが提供するフラッグシップスマートフォンが、Pixelシリーズだ。OSは違えど、iPhoneの強力なライバルを想定して開発されたPixelは、お互い切磋琢磨しながら進化してきている。

AppleとGoogleの最新スマートフォン「Pixel 4」と「iPhone 11 Pro」を比較してみました。

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デザイン

前モデルのPixel 3に続き、Pixel 4はノッチモデルではなく上部にセンサーを集約させたデザインは継承しているが、本モデルではホームボタンが排除されて画面が下部いっぱいまで広がっている。その影響で、頭が重たいデザインになったと感じる。

側面は艶消しの黒で、高級というよりは少しトイカメラっぽい雰囲気がある。

スマートフォンのデザインというものが、難しいところにきている。フルディスプレイが当たり前になり、前面は工夫の余地が少ない。デザインが洗練されすぎて、新鮮味がなくなってきている。

今回のPixel 4は洗練さを研ぎ澄ますのではなく、”はずし”のデザインだと思う。こういった変化球のデザインをだすことで、新しい血が入りデザインのトレンドに活力が加わることがある。そういったデザインをフラッグシップモデルに投入したGoogleの勇気を尊重したい。

iPhone 11 Proの前面はiPhone Xから変わっていない。賛否あるノッチデザインも変わらず、少々飽きてきた印象もある。背面のトリプルカメラのフィッシャーは物議を醸したが、段々慣れてきた。

デザインについては好みもあるので、評価は難しい。

デザイン:お好みで

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サイズ

  • Pixel 4:147.1mm x 68.8mm x 8.2mm
  • iPhone 11 Pro:144.0mm x 71.4 x 8.1mm

iPhoneのディスプレイの方が0.1インチ大きく、Pixelのボディの方が少し細長い。分厚くなったiPhoneよりも、Pixelは0.1mm厚い。

細長いPixelの方が片手で握りやすいと思われるが、両モデルのサイズ感はかなり似ている。

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サイズ:互角

重量

  • Pixel 4:162g
  • iPhone 11 Pro:188g

Pixelの方が26g軽い。重さを感じるのは重量だけではなくバランスや見た目もあるので、実際に持って比較しないとわからないところはあるが、数字的に優秀なのはPixelだ。
重量:Pixel 4

ディスプレイ

  • Pixel 4:5.7インチOLEDディスプレイ (444 ppi)
  • iPhone 11 Pro: 5.8インチOLEDディスプレイ (458ppi)

iPhoneのディスプレイは、0.1インチサイズが大きい。

コンストラクト比もiPhoneの方が高く、比較してもわからないかもしれないが、スペック的にはiPhoneが有利。

ディスプレイ:iPhone 11 Pro

背面カメラ

  • Pixel 4:デュアルカメラ
  • iPhone 11 Pro: トリプルカメラ

Pixelはシリーズ初のデュアルカメラで望遠カメラがついた。iPhoneは、それに超広角カメラがつく。

カメラの数はiPhoneが上回るが、カメラ性能はiPhoneがPixelを追いかけている状態。iPhoneはPixelにあったナイトモードを今回採用した。複数の写真を融合してより高品質な写真を残す「Deep Fusion」がまだ正式提供されていないので、トリプルカメラの真価はわからないところだが、超広角レンズは今までのスマートフォンとの撮影とは異なる経験が得られる。

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背面カメラ:iPhone 11 Pro

前面カメラ

  • Pixel 4:12メガピクセル
  • iPhone 11 Pro:8メガピクセル

解像度だけではなく、手ブレ補正などスペック的にはiPhoneの方が高い。

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前面カメラ:iPhone 11 Pro

認証

  • Pixel 4:顔認証
  • iPhone 11 Pro:顔認証

Pixel 3までの指紋認証からPixel 4では顔認証に採用した。原理はiPhoneのFace IDとほぼ同じだが、Googleの顔認証はメリットとデメリットがある。

メリットはスワイプがいらない設定ができること。通知センターを見せたいのかiPhoneはFace IDのアンロックのあと上スワイプの動作が必要になるが、Pixelはその動作が不要で、手に持ってアンロックすればすぐに使用することができる(別の設定も可能)。

デメリットは目をつむっていてもアンロックしてしまうこと。眠っていても誰かが顔に近づけたらアンロックしてしまうわけだ。指紋認証でも寝ている時に指を掴まれたら一緒ですけどね。Googleは今後改良すると言っている。

視線注視機能があるiPhoneの方が一日の長がありそう。

認証:iPhone 11 Pro

ポート

  • Pixel 4:USB Type−C 
  • iPhone 11 Pro:Lightning

USB-Cに切り替わる噂もあったが、今年もAppleは独自仕様のLightningポートを残した。iPadのProシリーズにはUSB-Cを採用しているのに、iPhoneのProシリーズは変更されなかった。ワイヤレス充電が一般化したのでケーブルを使用する機会は減ったが、外出中などケーブルが必要なことはまだある。Apple製品以外の機器はUSB-Cに移行しているし、iPhoneも11からUSB-Cタイプの急速充電器を採用しているのだから、今回は移行すればよかったのに、iPhoneのためだけにLightningケーブルを持ち歩くのは面倒だ。

ポート:Pixel 4

センサー

  • Pixel 4: 加速度、ジャイロスコープ、近接、環境光、コンパス、Active Edge、レーダーセンサー
  • iPhone 11 Pro: 加速度、3軸ジャイロ、近接、環境光、気圧計

両モデルとも主要なセンサーを装備している。Pixelは2から伝統のActive Edgeを装備している。ボディを握るだけでGoogleアシスタントを起動することが出来る。

日本ではまだ実装されていないが、Pixel 4にはレーダーセンサーを使って、画面を触れずに身振り手振りで操作することができる「Motion Sense」が採用された。

Motion Senseは手をかざすだけで、曲送りやアラーム停止ができる。音声での操作に慣れてきたけど、声を出せない場面も多い。来年はiPhoneにも採用されるという噂もある。

レーダーの認可がおりたら、日本でも使用できるようになるそうだ。

センサー:Pixel 4

Wi-Fi

  • Pixel 4: 2x2 MIMO対応802.11 a/b/g/n/ac 
  • iPhone 11 Pro: 2x2 MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6

iPhoneは、先進規格であるWi-Fi 6に対応した。まだ一般化していないが、将来を考えると安心だ。

Wi-Fi:iPhone 11 Pro

バッテリー

  • Pixel 4:  2,800 mAh
  • iPhone 11 Pro:3,046mAh

バッテリー容量はiPhoneが上回る。Pixelは3よりもバッテリー容量が減っている。公式なバッテリー駆動時間をGoogleは公表していないのでわからないが、今回のiPhoneは駆動時間にかなり余裕がある。おそらくiPhoneのバッテリー駆動時間の方が長いのでは。

バッテリー:iPhone 11 Pro

メモリ

  • Pixel 4: 6GB
  • iPhone 11 Pro:3GB

OSが異なるので、メモリ容量の差がそのまま性能の差にはならないが、2倍の違いは大きい。

メモリ:Pixel 4

カラー

  • Pixel 4: Just Black、Clearly White、Oh So Orange
  • iPhone 11 Pro:ゴールド、スペースグレイ、シルバー、ミッドナイトグリーン

Pixelのカラーは3種類。Oh So Orangeは、かなりビビッドなカラーで、Pixelのトイカメラっぽい雰囲気を作っている。

iPhoneはミッドナイトグリーンを追加したが、どれもProっぽい渋い色合い。このカラーは、PixelとiPhoneの方向性を象徴しているように思える。

カラー:お好みで

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容量

  • Pixel 4:64GB、128GB
  • iPhone 11 Pro:64GB、256GB、512GB 

Pixelの容量は前モデルと変わらず、64GBと128GB。個人的には128GBという容量がピッタリで64GBでは少なく、256GBでは多い。

でも、まあ、これもお好みで。

容量:お好みで

価格

  • Pixel 4:89,980円 (64GB)
  • iPhone 11 Pro:106,800円(64GB)

同容量だと Pixelの方が17,000円安い。これは圧倒的だ。64GBだと容量はちょっと小さいと、Pixelは128GBで103,950円、iPhoneは256GBで122,800円でさらに差は広がる。

この価格差はかなり大きい。ケースやワイヤレス充電器をつけてもPixelの方が安い。

価格:Pixel 4

Pixel 4の5勝6敗1引き分け

  • デザイン:お好みで
  • サイズ:互角 
  • 重量:Pixel 4 
  • ディスプレイ:iPhone 11 Pro 
  • 背面カメラ:iPhone 11 Pro
  • 前面カメラ:iPhone 11 Pro
  • 認証:iPhone 11 Pro
  • ポート:Pixel 4
  •  センサー:Pixel 4
  • Wi-Fi:iPhone 11 Pro
  • バッテリー:iPhone 11 Pro
  • メモリ:Pixel 4
  • カラー:お好みで
  • 容量:お好みで
  • 価格:Pixel 4

iPhone 11 Proが1勝分多いけど、17,000円安いPixel 4はお買い得といえる。大きな欠点もなくPixel 4は非常に優秀なデバイスだ。顔認証の精度も高まり、デザイン的に好みが分かれる背面の指紋認証がなくなった。

毎回言っている気もするけど、PixelかiPhoneを選ぶかは今まで使用しているOSやイヤホンなどの周辺機器にも関係する。

iOS、Android OSのどちらでも選べるという人は、デザインの好みがPixel 4とiPhone 11 Proを選ぶ判断ポイントになると思う。

Pixelは前モデル以上にポップな感じになり、iPhoneはProと命名された影響か、よりプロっぽい渋い雰囲気になった。すでに持ち歩くものなので、どちらのデザインが好きかで決めてもよいかも。

繰り返しになるが、Pixel 4は欠点が少ないよく出来たデバイスで、ハイエンドにしては価格もこなれている。選んで後悔することはないだろう。

 

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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楽天が携帯電話キャリアから撤退すべき7つの理由

混迷する第4のキャリア

第4のMNOを目指す楽天モバイルが混乱している。既存キャリアよりも格安で携帯電話事業サービスを始めると宣言して周波数を取得した楽天モバイルだが、当初の計画通りに進んでいない。10月の正式サービス開始が、約5,000名の特定ユーザーのみの試験的運用に変更になってしまった。基地局増設の遅れが原因と言われ、監督官庁の総務省から増設を急ぐように警告を受けている。

それ以外にも多くの問題を抱えており、楽天モバイルが既存のキャリアと比肩するサービスを数年内に提供できる可能性は低いと思う。

その理由を記します。

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難しい格安設定

全国で正式サービスを開始するには、基地局の増設が必要だが、全国展開するには時間がかかるので、地方は特にauのローミングサービスに当面頼ることになる。

10月に開始した無料サービスを体験した人によると、屋内ではauのローミングサービスに切り替わる場面が多いそうだ。

この状態が続けば、auに支払うローミングサービス代金が膨大になる。ただでさえ、基地局増設にコストが掛かるのに、ローミングサービスのコストも併せると、最初描いていた劇的な価格設定は困難になる。

2019年10月現在、楽天モバイルは価格について詳細を発表していない。

困難な基地局増設

何度指導を受けても基地局増設が進まないのは、楽天が怠っているわけではなく、基地局を設置する場所が見つからないのも一因だ。

特に都市部では携帯電話の基地局を設ける場所がなくなってきている。めぼしいビルの屋上にはすでに基地局が設置されていて、新しいビルの建設計画が発表されるとキャリアから基地局増設の依頼がすぐに飛んでくるような状態だ。

今後、全国の都市部で基地局を設置する場所を確保するのは、更なる困難が予想される。

サービスの制限が多数

現時点で楽天モバイルを利用するのは、繋がりづらさ以外でも多くの制限がある。

まずはauのローミングサービスに切り替える時に通話が途切れる問題がある。2020年4月に解消する予定だが、現段階では不透明だ。

それ以外にも、SMSが使えない、iPhoneに未対応など、他のキャリアでは考えられない制限が多い。

ローミングサービスの切り替えによる通話切断とSMSの問題は楽天が提供する「楽天Link」で解消予定だが、そのアプリがいつ提供されるか決まっていない。

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少ない周波数帯域

楽天モバイルは1.7GHz帯(上り下り20MHz)しか帯域を保持していない。これは既存キャリアよりも大きく見劣りする。例えばドコモは、700MHzから3.5GHzまで6種類の周波数帯域を3Gと4Gで利用している。

周波数帯域の数だけではなく、様々な周波数の帯域を保持するのが、繋がりやすいネットワーク構築には大事だ。高い周波数帯域なら直進性が強く、低い周波数帯域だとビルなどを回り込み広いエリアに浸透しやすくなる。両方を組み合わせて既存キャリアは世界でも稀に見る高品質なネットワークを構築している。

どんなに基地局を設置しても、楽天モバイルが高品質な既存キャリアに追いつくには既存の周波数帯域だけでは不可能だ。

サポートの貧弱さ

5,000名のテストユーザーでも電話が繋がらない不満が噴出していて、サポートに問い合わが殺到しているらしいが、Twitterを見るとこのサポートも繋がらないことが多いようだ。5,000名のうち約2割が開通していないと楽天は総務省に報告した。

楽天はサポートを増員すると言っているが、低価格を実現するためにはコストをおさえたい。既存キャリアは全国各地に店舗をもうけて、サポートも充実している。このレベルまで追いつくにはかなりの投資が必要だ。

低価格だから、サポートレベルは低いと言えればよいが、携帯電話はパソコンなどと違いITに詳しくないユーザーも利用する。サポートが貧弱だと、ブランドイメージの毀損につながる。

監督官庁との軋轢

楽天のMNOへの進出の背景には、携帯電話各社の競争を活性化させ携帯電話料金を下げたい総務省の思惑があると言われている。

仮想化などの新技術を採用した、不透明な部分が多い楽天の計画を承認し、周波数帯域を与えたのは、楽天を第4のキャリアにさせて、価格競争の起爆剤にするのが狙いだった。

だが、基地局増設の遅れで、総務省は何度も勧告を出している。楽天と総務省のなれあいという見方もできるが、携帯電話料金値下げができていない現状への総務省の苛立ちと見て取れる。

実際に、楽天モバイルのサービスが進んでいない現状を見て、既存キャリアは総務省の圧力があるにもかかわらず、ほとんど値下げを行っていない。当面、楽天モバイルと価格競争が起きないと予想しているのだろう。

味方だった総務省に見限られると、今後の周波数帯域の取得などが困難になってくる。

楽天の体制

様々な困難はあるが、企業が本気で取り組めば、ある程度は解消できるものもある。最初は赤字覚悟で投資をして、リソースをつぎ込めば、たとえばアプリの問題などは解消できるはずだ。

だが、現時点の楽天の動きを見ていると、期待薄だ。

PayPayを浸透させるためにソフトバンクグループは莫大な資金を投入し、大赤字を計上している。ソフトバンクのやり方がすべて好ましいとは思わないが、それぐらいの姿勢で行わないと既存キャリアからユーザーを獲得することはできないだろう。

過去の例からみると、楽天はそういった大胆な資金投資は行わない企業だ。例えば、2012年海外企業のkoboを買収して、電子書籍事業を鳴り物入りで開始したが、日本語書籍の登録に投資せず、青空文庫やギターの譜面を登録し、見た目の数だけを水増しする手法を取った。その結果、koboは国内のスタートダッシュに失敗し、Amazonの後塵を拝することになる。

新規事業に大胆な投資を行わないのは、収支にこだわる三木谷社長の意向が強いと言われる。楽天内では創業者である三木谷社長の権力が大きい。

今回のMNO事業への進出も、三木谷社長の決断があったそうだ。「携帯電話事業は計画通り」と三木谷社長は強気の姿勢を崩していないが、このままでは第4のキャリアへの道は相当険しいと言わざるを得ない。

撤退するかどうかは三木谷社長次第

悲観的な見方ばかりになってしまったが、楽天モバイルが既存キャリアを肩を並べるには少なくても十年はかかるというのが大勢の予想だろう。

それも相当な資金を投入して、多額の赤字を数年間覚悟する必要がある。

楽天ほどの企業なら、それだけの体力はあると思うが、その投資を許容するかどうかは三木谷社長次第だ。長期的な視野に立ち、投資を続けることができれば面白いが、それができないなら早めに撤退したほうが企業へのダメージは小さくなる。

どちらの道を選ぶかは、社長の決断にかかっている。

 

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Amazon Echo Dotが実質約96%引きの219円で販売中!

驚きの85%引き!

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スマートスピーカーの「Amazon Echo Dot」と定額ストリーミングサービス「Amazon music Unlimited」の1ヶ月分を合わせて999円のキャンペーンをAmazonが開始した。

Amazon Echo Dotは税込み5,980円、Amazon music Unlimited1ヶ月分は月額980円、プライム会員だと780円で、合計で6,980円(プライム会員なら6,780円)だから、999円はとんでもなく安い。

このキャンペーンで申し込むと、Echo Dotが219円でAmazon Music Unlimitedは通常価格で買えるのがわかる。Echo Dotだけだと約96%オフ。

Amazon Prime Dayを上回る激安っぷり。

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Amazon Music Unlimited新規登録者だけが購入対象

購入条件は、Amazon Music Unlimitedに新規登録する人だけ。と言っても、どうやら現在Amazon Music Unlimitedの会員でなければ購入できるようだ。

購入すると、Amazon Music Unlimitedが自動更新に設定されるので、不要なら設定を解除する必要がある。

スマートスピーカーを試したい方におすすめ

スマートスピーカーが気になっているけど、まだ買っていない人は試してみる絶好の機会だと思う。これ以上安い販売することはないだろう。最近、時計機能付きの新型Echo Dotが販売されたが、価格は6,980円、時計以外の機能は全くかわらない。

2代目のEcho Dotを使っている人は買い替えを検討しても良いだろう。スピーカーが0.6インチから1.6インチに進化している。その一方でMicro USBから専用電源に変わり、サイズも大型化している。

音楽を聴く人なら買い替える価値はあると思います。

 

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Appleがスマートグラスを発売する5つの理由

スマートグラスを2020年に発表?

2020年にAR機能を搭載したメガネをAppleが発売するとBloombergが報じた。スマートグラスというとGoogleが発売した「Google Grass」があるが、現在は法人向けのみで一般ユーザー向けには販売していない。

ARを活用して、現実の風景に情報を加えた画面をレンズに映すスマートグラスは未来的で、需要がありそうだが、売れたデバイスは過去にひとつもない。

それでも、Appleはスマートグラスを発売する可能性は高いと思う。

その理由を記します。

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次の成長ドライバーが必要

Appleは、iPod、iPhone、Apple WatchとAppleは新しい製品を開発し、成長してきたが、Apple Watchが発表してから、新しいジャンルの製品をAppleは発売していない。

最近のAppleはハードウェアだけではなく、Apple TV+などのサービスを提供し、新たな成長ドライバーとしようしているが、Netflixなどの競合サービスも多く、成功するかどうかは不透明だ。

競合が少なく、真似をしづらいハードウェアを発表して、新たな成長につなげたい時期だ。

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自社のサービスを拡販するため

新たなサービスである「Apple TV+」「Apple Arcade」をAppleはこの秋に開始する。ふたつのサービスは今のところApple製品でしか利用できない。スマートグラスがあれば、どこでも気軽にサービスを楽しめる。

競争が激しいサービス分野で有利なポジションに立つために、自社サービスが使えるデバイスを増やす必要がある。

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時間の取り合い

現代の娯楽は「時間の取り合い」とよくいわれる。テレビ、映画鑑賞、読書、ゲームなどの様々な娯楽が、限られた余暇の時間を取り合っている。自分のサービスを消費してもらうためには、ユーザーの時間を奪わないといけない。

ところが、余暇の時間は限られている。どんなに優れたサービスでも自宅で毎日10時間消費してもらうのは難しい。ちょっとしたスキマ時間でも自社サービスを使ってもらいたい。スマートグラスがあれば、移動中や電車に乗っている時間でも、サービスを消費してもらえる。

ナビゲーションの限界

カーナビゲーションは、今やスマートフォンに欠かせない機能だ。最近ではカーナビだけではなく、徒歩でのナビゲーションも進化してきている。

方向音痴の人に徒歩ナビは嬉しい機能だが、スマホの画面を見ながら歩くわけにはいかない。AirPodsなどのイヤホンを装着すれば音声のナビゲーションは聴けるが、地図が苦手な人には音声だけでは、自分がどちらへ進んだら良いかわからない。

最近、GoogleがARナビを始めた。スマートフォンのカメラで取り込んだ現実の風景にナビゲーション表示をかぶせる機能だ。

これは非常にわかりやすいが、社会問題となりつつある歩きスマホをしなければならなくなる。

メガネのレンズにナビゲーションを表示してくれれば、歩きスマホの問題も解消する。

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新しいジャンルを開拓するのがApple

他社が販売しているが成功していないジャンルの製品を自社で開発し、成功させるのはAppleの十八番だ。iPhone発表以前にもBlackBerryのようなスマートフォンはあったし、スマートウォッチも存在していたが、大成功を収めている企業はなかった。

そういうジャンルに、高品質なデザインと高いブランド力を背景にして成功を収め、ブルーオーシャンのジャンルをAppleは勝ち取ってきた。

スマートグラスでも、同様の戦略をAppleが取る可能性が高い。

スマートに開発できるかが課題

次の成長ドライバーとしてAppleがスマートグラスを発売する可能性はあると思う。課題は省電力化だろう。メガネとして装着するためには軽く作る必要があるが、そうなると軽いバッテリーしか内蔵できず、稼働時間が短くなる。常時使用しないとしても、数時間は稼働して欲しい。AirPodsのようにバッテリーをケースに内蔵して、格納している時は充電することを考えているかもしれない。

デザイン性が高いスマートグラスを開発できれば、新たな定番商品として「Appleグラス(Appleレンズ?)」が登場する日も近いだろう。

 

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AirPods修理体験レポート。Appleのサポートの仕組みを解説。迅速なサービスに満足。いくつか課題も

AirPodsの右耳が認識しない

4月に購入した2代目AirPodsの右耳が時々認識しない。耳に装着しても自動認識しないし、ケースに入れても充電されない。イヤホンを掃除しても、ケース後ろのボタンを押して初期化しても現象変わらず。

たまに復活して使えることがあるけど、使っていてフラストレーションがたまるので、修理することにした。

修理の顛末を記します。

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 まずは問い合わせ

Appleのサポートには3つの問い合わせ方法がある。「チャット」「電話」「持ち込み」だ。チャットと電話は申し込むと、Appleサポートから連絡が来る。比較的つながりやすく、大体5分以内にコンタクトがある。

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Get Support

ただ、AirPodsの場合、切り分け作業も少なく、イヤホンの問題の場合、イヤホンなのかケースか、接続するデバイスの問題なのか電話やチャットだけでは判別つきづらい。

購入してから一年以内なので保証期間内なのだが、水没などユーザー側の過失と認定されてしまうと有償修理になってしまう。

そこで、Apple正規サービスプロバイダか、Apple StoreのGenius Barに持ち込んで切り分けしてもらうほうが、無償か有償かはっきりするので確実となる。

 

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Get Support

自分の住所を入力すると、最寄りのAppleサービスプロバイダーが表示されて、訪問日時を予約できる。

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持ち込み修理

予約した時間に訪問すると、すぐに切り分けを行ってくれた。Apple製品の修理だとiPhoneが圧倒的に多いと思うので(実際に訪問した時もiPhoneの修理に訪れる人が多かった)、AirPodsの問題改善のための切り分けは店舗では行わないと思っていたが、筆者が訪問した店舗では、店舗用のデバイスがあり、イヤホンの問題かケースの問題かしっかり切り分けしてくれた。

初期化して店舗のケースに入れても認識されないので、右イヤホンに問題があると確定した。あとはiPadで住所や修理内容を入力して署名する。Apple IDの情報を使ってくれれば入力する手間がないと思うけど、個人情報の問題だろうか。Genius Barだとこのあたりの事情は違うのかも。

AirPodsを預けて、預かり証をもらって、その日は終了。

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修理状況は確認できない

Appleのサポートサイトから、修理状況を検索できるはずだが、いつまでたっても修理状況のトラックはできなかった。

AirPodsだからか、Apple Storeへの申し込みではないのかは不明。

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修理完了まで2日

AirPodsを預けたのが10月7日で、修理完了したと連絡があったのが10月9日。その間、わずか2日。おそらく店舗か付近の倉庫に在庫があったものと思われる。

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ただ、Appleサービスプロバイダーへ預けた場合は、店舗まで製品を取りに行かないといけない。自分でAppleへ発送した場合、自宅へ郵送してくれる。この場合は、実機で切り分け作業をしているわけではないので、有償か無償修理かわからないまま預けることになる。製品の不具合と断定できるなら、自分で送ってしまったほうが早い。

AirPodsの修理は交換

AirPodsは、修理といっても新品への交換となる。小さい製品なので修理は行わないようだ。不具合があった右イヤホンだけではなく左イヤホンとケースも預けたが、交換になったのは右イヤホンだけ(当たり前)。

不具合があった製品の交換は、新品か修理された別製品との交換のケースがあるが、今回は新品との交換のようだ。

実際は払っていないが、AirPodsのイヤホンの修理料金は7,020円、技術料3,000円の記載が上記の修理完了報告書にある。

AppleのサイトにあるAirPodsの修理サービス料金は7,800円。価格が異なる理由は不明。サービスプロバイダー経由だと切り分けを行うための技術料をとる代わりに部品代は安いということかもしれない。

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前述のとおり、修理と言っても交換だから、新品の在庫があればその場で交換できるはずだが、サービスプロバイダーの場合は交換する権限がなく、交換して良いかAppleに承認を得る必要があるそうだ。Apple直営のApple Storeなら在庫があればその場で交換してくれる。

Apple Storeに行ける人は予約して来店するのが一番早い。

技術もしっかりしてサービスも迅速。いくつか要望も

対応してくれたサポートの人は技術もしっかりしていたし、手続きも迅速だった。在庫が近くにあったのか、交換部品の発送も早かった。

気になった点は、こちら。

  •  氏名・住所・電話番号をiPadに入力しなければならない
  • サイトで修理状況を確認できない
  • サービスプロバイダーに交換する権限がないこと

この3つが改善されれば、Appleのサポートはもっと良くなると思います。

 

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AppleがすすめるApple Watchの正しい着け方。フィット感でバンドを選ぶならどれ?

Apple Watchの装着方法

Apple Watchの正しい装着方法やバンドの素材についてのページをAppleは公開した。

 ワークアウト中はきつく締める

イラストも用意されていて、例としてスポーツバンドが使われている。

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手首検出、Taptic Engine、電気/光学式心拍センサーが正しく機能するために、Apple Watch の裏面が皮膚に接触している必要があるとしている。

特にワークアウト中は、きつく締めるようにAppleは推奨している。

細かく調整するならループバンド

多くの人が最初のバンドとして選ぶスポーツバンドは、フルオロエラストマー製のバンドの穴にピンで留めるタイプだ。当たり前だけど、穴と穴の間でバンドを留めることができないので、どの穴もフィットしない場合がある。もう少しきつく締めたいけど、内側の穴だときつすぎるといった場合だ。

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そういう時は、ループバンドを選択しよう。ループバンドはマグネットやマジックテープで留めるので無段階で調整できる。ループバンドには、ナイロン製のスポーツループバンド、ステンレス製のミラネーゼループ、革製のレザーループがある。

おすすめなのは軽量で安価なスポーツループバンドだ。4,800円で、9gの重さはバンドの中で最も軽い。

マジックテープで貼りつけるだけなので、装着・脱着もしやすい。装着時に余ったバンドがないのも手間がないし、金具を一切使っていないので装着したままパソコンなどを扱いやすい。

ナイロンなので肌触は多少ざらざらする。それが嫌な人はレザーループを選択するのもありだが、スポーツループバンドよりも重い。

肌ざわりはスポーツバンドもツルツルとしていてなかなか良い。バンドの穴が腕のサイズに合えば、スポーツバンドも選択肢に入る。

どれにせよ、様々なバンドを気軽に付け替えられるのがApple Watchの良いところ。複数のバンドを用意して、気分に応じて付け替えよう。

 

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リマインダーを使ってiPhoneとApple Watchでメモを共有する方法

メモ機能がないApple Watch

watchOS 6になってボイスメモなど新しいアプリがいくつも追加されが、テキストタイプのメモは追加されなかった。ディスプレイが小さいApple Watchにはメモは不向きだとAppleは考えているようだ。

サードパーティ製のメモアプリはいくつもあるが、やっぱりApple純正アプリの安定感も捨てがたい。

メモはないが、今回Apple Watchにリマインダーが追加された。このリマインダーをメモがわりに利用することができる。

その方法を解説します。

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リマインダーとは

iOSに搭載されているリマインダーは、行うべきタスクを教えてくれるアプリだ。iOS 13から画面が刷新されて、今日行うべきタスクがなにかわかりやすくなった。

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Apple Watch版の画面もiOS版とほぼ同じ。こちらは iPhone版。

iPhoneでのリマインダーの作成方法

  1. アプリ「リマインダー」を開く。3D Touchからすぐにリマインダーを作成することもできる

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  2.  「今日」「フラグ付き」「マイリスト」中のリストのいずれかを選ぶ。「日時設定あり」「すべて」からはリマインダーを作成できない

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  3.  「新規リマインダー」をタップ

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  4. リマインダーを入力。右横の ボタンを押すと、通知する指定日時、指定場所やフラグなどを設定できる。時間を含めない日だけでも設定できるようになった。
    指定場所を設定すれば、「自宅を出発時」「会社から帰宅時」にリマインダーを表示させることもできる

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  5. 入力し終わったら「完了」をタップ

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Apple Watch側の表示

iPhoneと接続しているApple Watchにリマインダーはすぐに反映される。「新規」をタップすれば、音声入力でApple Watchからリマインダーを作成することもできる。

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さすがの安定感

リマインダー機能を用いれば、iPhoneとApple Watchの間で「メモ」を共有できる。サードパーティ製のアプリでも似たことはできるが、リマインダーは純正アプリらしく安定しているし、動作も素早い。

簡単なメモの共有なら「リマインダー」を使うのもひとつの手段だ。

 

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Apple TVでカラオケする方法。Appleのサービスを格安で楽しむ方法

tvOS13 

iOSやmacOSに比べて話題になることが少ないApple TVのOS「tvOS」も「tvOS 13」にアップデートされた。

ホーム画面が新しくなり、選択したアイコンのサービスがフルスクリーンで表示されたり、マルチユーザーに対応したりした。

ミュージックの機能も強化され、サイドバーから曲を再生できるなどの改良がなされた。そのひとつに歌詞の自動スクロール機能がある。

この機能を使うと自宅でカラオケもどきが楽しめる。

tvOS 13の新しいホーム画面の体験。

Apple TVでカラオケ

歌詞を表示するのに何の設定もいらない。フルスクリーンで歌詞つきの曲が流れると、アルバムのアートワークが左に移動し、右画面に自動的に歌詞が表示される。

iOS 13にも歌詞表示機能があるが、自動でスクロールはしない。Apple TVは曲に合わせて歌詞がスクロールするので、擬似カラオケ体験ができる。

もちろんマイクはないので、iPhoneのアプリをつかってマイクがわりにしてもいいかも。

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安くサービスが利用できるApple TV

他のApple製品の中で、Apple TVは地味なデバイスだ。Fire TVやGoogle Chromecastと似た機能なのに、他社よりも値段が高い。だが、iPhoneの画面をテレビの大画面に簡単に投影することができるのはApple TVだ。

Appleの定額動画サービス「Apple TV+」、定額ゲームサービス「Apple Arcade」は大画面の方が楽しい。Apple TV単体でもApple TV+、Apple Arcadeを操作できる。

Apple TV HDは、15,800円。両方のサービスを利用するのに最も安いデバイスがApple TVだ。

さらに、Apple TV HDを買うと、月額600円のApple TV+が一年間無料になる。Apple TV HDは実質半額になる。

 

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