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iPad Air / iPad / iPad Proを15項目で徹底比較。新たな標準機になったiPad Air

iPad Air / iPad発表

Appleが新型iPad Air(第4世代)とiPad(第8世代)を発表した。

無印iPadはチップなどの変更にとどまり、iPad AirはUSB-CやTouch ID内蔵の電源ボタンなど多くの機能が外観とともに変更された。

複数のモデルがあるiPadファミリー。最もわかりやすいディスプレイサイズで並べると、こんな感じ。

  • 7.9インチ:iPad mini
  • 10.2インチ:iPad
  • 10.9インチ:iPad Air
  • 11インチ:iPad Pro
  • 12.9インチ:iPad Pro

新型iPad Airは11インチiPad Proの差は、わずか0.1インチ。どんな違いがあるのだろう。

新型iPad、iPad Air、11インチiPad Proを比較します。

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ディスプレイ

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フルディスプレイになったiPad Airは、11インチiPad Proのディスプレイに酷似している。iPad AirとiPad Proの縦横のサイズは同一。0.1インチの差はベゼルの太さだろうか。

それ以外の両モデルのディスプレイの差は、Promotionテクノロジーの有無。iPad Proはリフレッシュレート120Hzで描画できる。比較するとスクロールの滑らかさが明らかに異なるが、比較しなければわからないといえば、わからない。

iPadとiPad Airのディスプレイサイズの差は0.7インチ。高さはiPadの方が長く、幅はiPad Airの方が太い。iPadはホームボタンがあるので、ディスプレイサイズが小さい。iPadはLiquid Retinaではないので、ディスプレイの角が丸くない。小さい点だがホームボタンとともに古臭さは否めない。

iPadのディスプレイは旧来のディスプレイ性能のままなのでTrue Toneなどの未対応だが、ppiはiPad Pro・iPad Airと変わらない。普通に使うにはiPadで困ることも少ないだろう。

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チップ

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iPad Airには最新のA14チップが搭載された。新型iPhoneが発表されなかったので、A14は本邦初公開。A14はA12より4倍速く、グラフィック性能は2倍。チップ性能だけを見れば、iPad Proを今購入するメリットはない。

 iPadのチップはA12にアップデートされ、iPad ProのA12Zに肉薄した性能を見せる。圧倒的に安いiPadがProに似た計算能力なら、iPadはお買い得と言える。

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キーボード

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iPad AirはiPad ProのMagic KeyboardとSmart Keyboard Folioに対応した。トラックパッドを搭載して、次世代コンピュータと言われたiPad ProとMagic Keyboardと同じ操作がiPad Airでできる。

「Macbookの代わりにMagic Keyboardを使いたいけど、iPad Proとの組み合わせだと高いなあ」と思っていたユーザーにiPad Air+Magic Keyboardのセットは魅力的だ。

iPadは従来のSmart Keyboardに対応しているがSmart Connectorを装備していないので、Magic Keyboardには非対応。

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Apple Pencil

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iPad AirがApple Pencil(第2世代)に対応。iPad Proと同様に側面にマグネットで装着して充電できる。iPadで使用できるのは第1世代のみ。

容量

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iPad Airが64GBと256GB、iPadが32GBと128GB。クラウド、ストリーミングサービス全盛でも、きちんと使うなら128GBは欲しいが、iPad Airに128GBの設定はない。256GBを選ぶと、iPad Proの125GBとの価格差が5,000円に縮まることに留意したい。

サイズ

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iPad ProとiPad Airの高さと幅は同じだが、iPad Proの方がわずかに薄い。重量は13gだけiPad Proが重い。

iPad Airの方が無印iPadより0.6mm薄く、32g軽い。iPad Airの「Air」は無印iPadとの差を意味するようだ。

カメラ

進化したiPad AirとiPad Proとの最も大きな違いがカメラだ。iPad Proは超広角カメラを内蔵しているが、iPad Airはシングルカメラのみ。

と言っても広角カメラの機能自体はiPad ProとiPad Airは同じなので、超広角レンズを使わなければ、撮影できる画質に変わりはないと思われる。

iPadのカメラは両モデルより一段階劣るが、iPadで頻繁に撮影しない人はあまり気にならないだろう。

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フロントカメラ

iPad Airのフロントカメラは7MPでiPad Proと同じだが、Face ID仕様ではないので、ポートレートモードやアニ文字は使えない。

iPadのフロントカメラは従来のままで、1.2MP。リモートワークでWebカメラを多用する人には厳しいかも。

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スピーカー

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iPad AirとProの大きな差のひとつが、スピーカーの数。iPad Proは4スピーカーだが、iPad Airは2スピーカー。iPad Proの4スピーカーは定評があるので、タブレットで動画鑑賞する人はProを選ぶの手だが、AirPods Proなどのイヤホンやヘッドホンを使うならスピーカー性能はあまり重要ではない。

認証

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iPad Airはトップボタン(電源ボタン)に指紋認証を内蔵した。小さいボタンによる指紋認証は他のスマホにはあるがAppleで初。どの程度の認証精度かはわからないが、マスク着用の機会が多いコロナ禍ではTouch IDの方が便利なシチュエーションも多いだろう。

無線規格

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iPad AirはWi-Fi 6に対応した。Wi-Fi性能はiPad Proと変わらない。iPadはWi-Fi 6未対応、Bluetoothは4.2なんだ。長く使うならWi-Fi 6対応のiPad Airを選びたい。

コネクタ

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iPad AirはUSB-Cを装備した。ProはUSB-C、それ以外はLightningコネクタという今までの基準が変わった。USB-CがProの壁を破ったことで、iPhoneにもUSB-Cが内蔵される期待が高まる。どうなるんでしょうね。

iPadは従来通りLightningコネクタのまま。Apple製品にしか使えないLightningよりもUSB-Cの方が汎用性が高い。

センサー

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iPad AirにはProにあるLiDARスキャナは採用されなかった。ARに利用されるLiDARスキャナだが、日常的に利用している人は少ないだろう。

カラー

f:id:tkan1111:20200917103307p:plainiPad AirはiPad史上初の5カラー体制。iPad Airを売りたいAppleの意欲が伝わる。

iPadは3カラー。iPad Proにはないゴールドモデルがある。

価格

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同じ256GBだとiPad AirとiPad Proの価格差は16,000円。絶妙な価格差だと思う。iPad ProとiPad Airとの主な差はFace ID、カメラ、スピーカー、ディスプレイのProMotionテクノロジー。ディスプレイ以外は、使うかどうかはユーザーによる。それらの機能に16,000円の価値を感じない人も多いだろう。iPad Proの128GBとiPad Airの256GBとの比較だと5,000円しか違いがいない。

iPadの32GB 34,800円は、かなりお値打ちだ。ストリーミングサービスを常用するなら内蔵メモリは32GBでなんとかいける。でも通常の用途なら128GB 44,800円を選んだ方が後悔しないと思う。

まとめ

  • ProにあってAirにないもの:Face ID、超広角レンズ、4スピーカー、ProMotionテクノロジー
  • AirにあってProにないもの:A14チップ

Proはいわゆる全部盛りで、動画鑑賞、音楽鑑賞、写真撮影とあらゆる用途に使えるフルスペックを備える。

だが、動画鑑賞はAirPodsを活用、写真撮影はiPhoneでという人はiPad Airで困る機会は少ないと思う。

たとえ4スピーカー、カメラ性能に魅力を感じても、現状iPad Proを購入するのはお勧めしない。チップが旧世代なので、Proがアップデートされるまで待った方が良い。

iPadは他モデルと比べるとかなり安い。64GBで45,800円のiPad miniとほぼ同等の値付け。ほとんどの作業はiPhoneとPCで行うのでタブレットの使用機会が少ない人は、iPadを購入するのもありだ。

ただ、第一世代Apple Pencilしか対応していないこと、10%以上重いボディ、流石に古さを感じるようになったホームボタンは色々と厳しいかも。

Airとついているが、iPad Airが標準機で、無印iPadが廉価版という妙なラインナップになった気もするが、現時点でベストなiPadを選ぶならiPad Airになると思う。 

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Apple Watch series 6 / Apple Watch SE / Apple Watch series 5を11項目で徹底比較

Apple Watch series 6とApple Watch SE登場

本日の秋イベントで新型Apple Watch「Apple Watch series 6」(以下、Apple Watch 6)と廉価版「Apple Watch SE」が発表された。

昨年発売の「Apple Watch series 5」(以下、Apple Watch 5)も合わせて比較してみます。

ケースサイズ

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3モデルとも全く一緒。series 3以前よりも4mm大きい。

ディスプレイ

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Apple Watch SEだけ「常時表示」ではない。Apple Watch SEの中身はApple Watch 5とほとんど変わらないのにSEはなぜか常時表示できない。

腕時計なんだからいつでもどこでも時刻を確認したい。

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イベントでは語られていなかったと思うが、Apple Watch 5にあった「感圧タッチ」がApple Watch 6とSEでは廃止されている。iPhoneで3D Touchが廃止されたのと同様に感圧タッチから長押しにインターフェイスが変更になっている。 

チップ

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Apple Watch 6には新設計のS6チップが組み込まれた。S6は従来のS5より最大20%高速だそうだ。さらにU1チップも内蔵された。昨年発売のiPhone 11にも搭載されたU1チップはUWPと言われる主に近距離で用いられる無線通信チップだ。AirDropを行うデバイスの特定や、将来的にはAirTagsやCarPlayにも使われると言われている。

SEには5と同じS5チップを載せている。速度的には全く問題ないだろう。

血中酸素濃度

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Apple Watch 6は血中酸素濃度の計測ができる。コロナウイルスに感染して肺炎を起こすと血中酸素濃度が低下する。Apple Watch 6は血中酸素濃度が下がったら自動的にアラームを出すことができるので、知らずうちに感染しても感知できる。

心拍数の通知

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Apple Watch SEはApple Watch series 3までの旧型心拍センサーを搭載している。背面の画像がなかったけど、SEの背面は旧型のようになっているはずだ。

電気心拍センサー

  • Apple Watch 6・・・あり
  • Apple Watch SE・・・なし
  • Apple Watch 5・・・あり

日本でも使えるようになる心電図機能(ECG)はApple Watch SEでは利用できない。心拍センサーはあるので心拍数は計測できるし、アラートも出せる。

高度計

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Apple Watch 6とSEの新機能の一つが常時計測の高度計だ。今までのモデルにも高度計は内蔵されていたが、新型モデルの機能は高度を常時計測できるようになったので登山などのトラッキングが便利になった。

Wi-Fi

  • Apple Watch 6・・・802.11b/g/n 2.4GHz、5GHz
  • Apple Watch SE・・・802.11b/g/n 2.4GHz
  • Apple Watch 5・・・802.11b/g/n 2.4GHz

Apple Watch 6のみ5GHzに対応。5と同じチップのSEは未対応。Bluetoothは全モデル5.0。

素材

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廉価版であるApple Watch CEはアルミニウムのみ。Apple Watch 5にあったセラミックがApple Watch 6ではなくなっていて、Apple Watch Edition以来の高級モデルが消えた(HERMESなどのバンドによる高級化路線は継続)。今回の発表もそうだが、Apple Watchがラグジュアリー目当てではなく、健康と運動の2つを中心に売っていくということだろう。

カラー

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目を引くのは、Apple Watch 6のカラーの豊富さだ。アルミニウムには従来の3色に、ブルーとREDが加わった。ステンレススチールとチタニウムのバリエーションは変わらないので、ここでも健康と運動向けが主体になっていることがわかる。

価格

  • Apple Watch 6・・・42,800円から
  • Apple Watch SE・・・29,800円から
  • Apple Watch 5・・・45,800円から

Apple Watch SEはApple Watch 6よりも13,000円安い。この差額をどう見るか。Apple Watch 6がSEよりも優れているのは、「常時表示」「血中酸素濃度」「第2世代の光学センサー」「カラーの豊富さ」だ。これらの機能が不要ならSEを選んでも後悔しないだろう。

筆者的には、13,000円の差額ならApple Watch 6を選びたい。「常時表示」の存在が大きいからだ。Apple Watch 5以前のモデルは手首を捻っても、表示されないことがある。6からは常時表示もさらに賢くなり、明るい場所でも参照できやすくなっている。

比べて、わかったけど6は5よりも3,000円安い。5は4より3,000円安かったので、この2年で6,000円安くなったことになる。Apple Watchはディスプレイ大型化した4から値上げになったが、ここにきて求めやすい価格になってきた。

まとめ

  • 6とSEの差:チップ性能、常時表示、血中酸素濃度、第2世代の光学センサー、ECG、カラーの豊富さ
  • 5にあって6にない機能:感圧タップ、セラミックモデル
  • 6にあって5にない機能:チップ性能、血中酸素濃度、常時計測の高度計、5GHz、カラバリ

Apple Wath 6とSE、そして5を比較してみた。

並べてみると、微妙な違いはあれど、3モデルの差はそれほど多くはない。

特にSEと5の機能は似通っていて、5を販売中止にしてSEを発売する意味がどこまであったかは疑問だ。3までの小さなボディでもっと安いならわかるが、同じボディサイズでは差別化が難しい。

5を残すよりも、ソフトウェアで制限できる常時表示の有無で差別化を図った方が製造しやすかったのかと勘繰ってしまう。

とは言え、今から購入するなら5を買う選択はなく、6かSEを選ぶべきだろう。個人的には常時表示機能がある6を選びたいと思う。

現在Apple Watch 5を持っているひとはApple Watch 6またはSEに買い換える必要性はない。血中酸素濃度計測の機能がどうしても必要なら別だが、現行のパフォーマンスに不満もないと思うので、iPhoneなどの別デバイスの買い替えを検討した方がお得だ。

 
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新型iPhoneが発表されなかった3つの理由。発売5日前のイベントがスタンダードに?

新型iPhoneは発表されなかった

9月15日のイベントでは新型Apple Watch、iPad、iPad Air、Apple Oneが発表された一方でiPhoneは発表されなかった。大方の予想通りだったが、毎年9月に発表されるiPhoneがなんで発表されたのだろうか。考えてみます。

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10月以降の発売だから

異例なことにAppleは新型iPhoneの発売が10月以降になると決算時に発表している。あえて公言したわけだから10月の初旬とかではなく下旬以降なのだろう。

発表と発売の期間が短いほうがインパクトは大きいので、9月のこのタイミングは早すぎると判断したと思われる。

これは予想通りだったのか。

今回のイベントでは、Apple WatchとiPadの説明がやたら長い印象を受けた。Apple Watchがこれだけ長く説明されたのは初代以来じゃないだろうか。

Apple Watch SEなど意欲的な製品もあったが、それでも長かったと思うし、無印iPadは、一切外見が変わらずチップだけが変更になった。最近ではサイレントで発表される類の変更でしかないのに、イベントで時間を割いて説明していた。

本来はiPhoneとApple Watchがメインだったが、iPhoneの発売が延期になったのでiPadで埋めた感じだった。

オンラインイベントだから

WWDCに続いて今回のイベントもオンラインだった。通常のAppleイベントの場合、全世界から報道関係者を招待して行うが、オンラインイベントならその必要はない。Appleらしい凝った映像だが、オンラインイベントは録画だから手間は少ない。

映像をあらかじめ準備できるので、従来よりは簡単に毎月イベントを開催しやすい。iPhoneの発売が10月以降なら、その少し前に録画しておいた映像を配信すれば良い。

Apple Watchをメインにしたかった

今までiPhoneの影に隠れていた印象が強かったApple Watchだが、今回のイベントでは主役だった。

コロナウイルスの影響もあり、注目度が高い血中酸素濃度の測定機能を詳細に説明し、高度計の説明にも時間を割いていた。新しいワークアウト機能も説明していたが、これはApple Watch series 6独自の機能ではなく、watchOS 6の機能だ。

今回はApple Watch史上初の廉価版であるApple Watch SEも登場した。Apple SEの中身はほとんどApple Watch series 5なので併売でも問題なかったのに、あえて名前をかえて発表した。

ラインナップを増やすことで、Apple Watchの注目度を高めようとしたと思われる。

コロナ禍で今まで以上に注目が集まっている中で、Apple WatchをiPhoneのようにより多くの人が使う製品に仕立てたいAppleの意図が感じられる。

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イベントが毎月ある?

通常のイベントなら大体2時間行うのに、昨日のオンラインイベントは1時間だった。おそらく今後も短いイベントを頻繁に行うのでは? 予想される今後のイベントはこんな感じか。

  • 9月:Apple Watch、iPadシリーズ、Apple One
  • 10月:iPhone、AirPower、AirTags
  • 11月:Apple silicon版Mac

新型Apple Watchはイベント即日から予約が可能で、週末には購入できる。素早く配信できるオンラインイベントのおかげで発表と発売までの期間をギリギリまで短くできる。iPhoneも発売の5日前ぐらいに発表することが予想される。

もう一つわかるのは、10月のオンラインイベントではiPhone以外にもAirPowerやAirTagsなど多くの周辺機器が発表されると思われる。iPhoneだけでは、さすがに内容が乏しいからだ。30分ぐらいの短い動画を配信する可能性もあるが、最も注目される新型iPhoneなので他の製品もPRしたいところだ。

10月のイベントではAirPowerやAirTagsなどの注目されている周辺機器が新型iPhoneと同時に発表されるに違いない。

 
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iPhone 12が発表されなかったら今日は何が発表されるのか?

新型iPhoneが発表されない?

ネットの情報では新型iPhone 12が本日は発表されないそうだ。iPhone 12は10月以降の販売が公表されているので、10月に新たな発表会を行うそうだ。

もしそうだとすると、今日は何が発表されるのか考えてみます。

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Apple Watch series 6

「もうすぐ時間です。」のキャッチコピーからも新型Apple Watchが発表されるのは確実だろう。

Apple Watch SE

廉価版Apple Watchである「Apple Watch SE」が準備されている噂がある。本日iPhoneが発表されないなら、Apple Watch SEが発表される確率が高まる。Apple Watch史上初の廉価版の登場。これは時間をかけて説明したいからだ。

AirTags

鍵などの忘れ物を防止するスマートタグ「AirTags」は発表されないだろう。AirTagsはiPhoneと連携して使用するもの。発表するならiPhoneと同日だと思う。

AirPower

複数デバイスを同時にワイヤレス充電できる「AirPower」は発表されるかどうか半々だと思う。Apple Watchはワイヤレス充電であり、Apple独自の充電器が必要だ(Appleのライセンスを取得したサードパーティ製の充電器もある)。

AirPowerが登場するならApple Watchも充電できるはずだ。ただ、新型iPhoneがマグネットを内蔵するなどAirPower用の新機能を搭載しているなら、iPhoneと一緒に発表したい。だから半々。

AirPods Studio

ヘッドセット型のAirPods「AirPods Stuido」はiPhoneと一緒かサイレントローンチだと思う。Apple WatchとAirPods Studioを組み合わせて使う人は少数派だろうから。

iPad

iPhoneが発表されないなら、iPadのアップデート版が発表される可能性が高まる。Apple Watchだけでは間が持たないと思われるからだ。無印iPad初のフルディスプレイでFace ID搭載ならイベントで発表する価値がある。内部変更だけなら、発表しなくても良いと思うけど。

Apple silicon版Mac

iPhoneが発表されなくてもMacは発表されないと思う。Apple WatchとMacの連携は自動ログインぐらいで、関係が薄い。

10年に一度のMacの大幅改訂なのだから、時間をかけてじっくりと紹介したい。

やっぱりiPhoneが発表される気がするけど

こうやってみてみると、やっぱりiPhoneとApple Watchを同時に発表するのが自然に思える。AirPowerなどの周辺機器はiPhoneとApple Watch両方で使えるし、Macは別にじっくりと発表したい。

ひょっとすると、9月Apple Watch / iPad、10月iPhone、11月MacとAppleは考えているのかもしれない。全世界から報道関係者を集めるイベントだと費用と手間の関係でイベントを頻繁に開催できないが、コロナ禍でオンラインイベントなら、毎月行ってもそこまで費用はかからない。

本日iPhoneが発表されなかったら、毎月イベントがある可能性を考えてもいいと思う。

 
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AirPods / AirPods Pro最新ファームウェア「3A283」が公開。3Dオーディオ・自動切替に対応か

AirPodsに最新ファームウェア

AirPods / AirPods Proに最新ファームウェア「3A283」が公開された。iOS 14の新機能である「3Dオーディオ」「バッテリー通知」「自動切替」に対応したといわれている。iOS 14はWWDCで発表されて以来ベータ版のテストが繰り返されていたが、AirPods側のファームウェアが対応していなかったので、AirPods絡みの新機能は試すことができなかった。

iOS 13以前のiPhoneで使用しても、ファームウェアアップデート前と何も変わらないが、iOS 14ベータ版で試した人は新機能は試せたそうだ。

f:id:tkan1111:20200915090927p:plain引用:MacRumors
試しにmacOS「Big Sur」のパブリックベータ版がインストールされたMacと接続してみたが、今までと変更はない。

今日の新商品発表会で、iOS 14の正式版のリリース時期が発表されるのだろう。そのためのファームウェアアップデートだと思われる。

新機能のうち特に自動切替はMacとiPhone双方でAirPodsを使っているユーザーには朗報だ。通常の年であれば新型iPhone発表から一週間後以内には新OSがリリースされる。今から楽しみだ。

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AirPodsのファームウェア更新方法

AirPods Proのファームウェアは、自動アップデートだ。ユーザーが何かするのではなく、アップデートされる条件が揃えば自動的に順次アップデートされる。

アップデート条件は、こちら。

  • AirPods Proが充電されていること
  • iPhoneがWi-Fiに接続していること
  • AirPods ProがiPhoneに接続していること(他のデバイスに接続している状態では不可)
  • iPhoneとAirPods Proが接近していること

 イヤホンを耳に装着する必要はないし、ケースの蓋を開けておく必要もない。上の条件を満たしたまま、ただじっくり待てば良い。

AirPodsのファームウェアを確認する方法

  1. iPhoneとAirPods Proを接続させて、接近させる
  2. iPhoneのアプリ「設定」を開く
  3. 「一般」→「情報」をタップ
  4. 一番下にある「AirPods Pro」をタップ。「AirPods Pro」が表示されなければ、AirPods Proを耳に装着する

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  5.  ファームウェアバージョンを確認できる。最新バージョンは「3A283」。別のバージョンの場合は、ファームウェア更新条件を満たしたまましばらく待とう。

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Rakuten Miniの無料キャンペーン再び。前回と違う気をつける点2つ

Rakuten Mini実質無料キャンペーン

楽天モバイルが最小スマートフォン「Rakuten Mini」の実質無料キャンペーンを再開した。申し込み期限は10月30日まで。

今回は、楽天モバイルのモバイル通信プラン「Rakuten UN-LIMIT 2.0」とセットで携帯電話を購入すると機種によってポイントがもらえるキャンペーンにRakuten Miniを追加したことで端末無料が実現した。

 

気をつける点も

細かい仕掛けはこうだ。Rakuten Miniを一括購入すると15,700円相当のポイントが還元され、オンライン申し込みと事務手数料分を合わせて6,600円相当のポイント還元、合計で22,000円相当のポイント還元となる。

支払いはRakuten Mini端末が18,700円(税込)に事務手数料3,300円を合わせて22,000円。ポイント還元相当額と支払額がちょうど同じ。

  • 支払い Rakuten Mini本体:18,700円(税込) + 事務手数料:3,300円=22,000円
  • ポイント 本体分15,700円相当 + オンライン申し込みで3,000円相当 + 事務手数料分 + 3,300円相当 = 22,000円相当 
  • 差額  ±0円
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まず気をつける点は、Rakuten Linkの利用がポイント還元の条件になっていること。過去のキャンペーンではRakuten Linkの設定だけでよかったはずだが、今回は実際に利用しないとダメ。と言っても、通話・メッセージ使用料は0円なので手間以外の負担はない。

電話する人がいなかったら、自分のメールアドレス宛にメッセージを送ろう。

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もう一つの気をつける点は、全額ポイント付与であること。

前回のRakuten MiniのキャンペーンはRakuten Mini本体は1円だったので、本体を1円で購入して、付与されるポイントの還元は6,300円相当だけだった。

今回はRakuten Mini本体もポイント還元対象なので、一度料18,700円を払ってRakuten Miniを購入し、楽天スーパーポイントで15,700円分を還元してもらうことになる。一括払いだけなので、カードの引き落とし日までに現金を用意しないといけない。

楽天を日常的に愛用している人なら、問題ないだろうが、あまり楽天を使わない人はきついかもしれない。

逆に楽天利用者であれば大きな障壁ではないので、この機会に無料でRakuten Miniをゲットするのも良いかと思います。通信通話料金も一年間無料ですし。

 

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来週Appleは何を発表するのか? 目玉はiPhone 12シリーズ、Apple Watch SE、AirPower?

Apple秋のイベント

Appleの秋イベントが9月15日10時(日本時間16日2時)から始まる。おそらくオンラインでApple製品・サービスなどの新製品・サービスが紹介されると思う。

何が発表されるのか予想してみます。

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 iPhone 12シリーズ

このイベントでiPhoneが発表されるのかされないのか各サイトによって意見がまちまちだ。

イベントのタグライン「もうすぐ時間です。」からApple Watchが発表されることでは一致しているが、iPhoneの発表の有無では意見が分かれている。

iPhoneの発売が10月以降なのは確定しているので来週の発表は時期尚早という人もいる。

当サイトでは、新型iPhoneも発表されると予想する。初代以外のApple WatchとiPhoneが別々に発表されたことがないのと、発表が予想されているワイヤレス充電機AirPowerを発表するなら、充電対応デバイスであるApple WatchとiPhoneも同時に発表したいだろうと考えるからだ。

イベントロゴからApple Watchの発表はほぼ確実。であれば、今まで同時に発表されてきたiPhoneを発表しないとは考えづらい。

9月発表で10月に新型iPhoneを発売した例は、Proシリーズなど過去にもある。

では、発売される新型iPhoneはなんだろう。当サイトの予測は、こちら。

  • iPhone SE Max:5.4インチ
  • iPhone 12:6.1インチ
  • iPhone 12 Pro:6.1インチ(5G対応)
  • iPhone 12 Pro Max:6.7インチ(5G対応)

iPhone SEの大型ディスプレイ版「iPhone SE Max」と、iPhone 11後継のiPhone 12、

iPhone 11 Proシリーズ後継のiPhone 12 Proシリーズと予想する。

iPhone SE MaxはiPhone SEをそのまま大きくしたモデル。ホームボタンもあると予想する。もしホームボタンがなくFace IDを搭載するなら「Plus」という名称になると思う。ただコロナ禍ではFace IDを搭載するとは考えづらい。

iPhone 12は、新しいチップを搭載し、外観は現行モデルとほとんど変わらない。LiDARスキャナを装備し、相互ワイヤレス充電機能を搭載する。

iPhone 12 Proシリーズは、5Gに対応し、外観はiPad Proっぽく変更。電源ボタンにTouch ID機能が内蔵されるかもしれない。コロナ禍でマスク着用する機会が増えたからだ。

AirPowerでの充電用のためにボディにマグネットは内蔵する予想もある。AirPowerを売るためにはマグネット充電に対応する可能性は高い。AirPowerはフラットなマット型だと言われているので、マグネットを内蔵していればずれずに充電器できる。

Apple Watch

こちらはリボンのようなロゴマークとタグラインから確実と思われる。

廉価版のApple Watch SEとApple Watch series 6が発売される。Apple Watch SEはApple Watch series 3のボディに最新チップを埋め込む。

Apple Watch series 6は、現行ボディのままにバッテリ駆動時間の改善、デジタルクラウンによるTouch IDが内蔵される。また急速充電機能にも対応し、睡眠時にも利用しやすくする。

ディスプレイがより大型化する観測もあるが、これ以上の拡大はワークアウト時に邪魔なので、実現しないと思う。

Apple Oneサービス

Appleの複数サービスを一括してまとめた「Apple One」も登場する。サービスはAppleが最も注力する分野なので、発表するなら一番注目されるiPhoneと同時だと思う。

Appleにはさまざまなサービスがあるが、Apple Music以外はあまりパッとしない(アメリカではApple Newsが好調だが)。iCloud、Apple TV+、Apple arcadeなどとApple Musicと抱き合わせて販売することで各サービスのシェアを伸ばそうとするだろう。

AirPower

複数デバイスを同時にワイヤレス充電できる「AirPower」も発表される。もしもiPhoneの発表がなければAirPowerも発表されないと思う。

AirPodsの売り上げが好調で、Apple Watch、iPhoneと合わせて3つのワイヤレスデバイスを所有するユーザーが増えているので、今が絶好の発売どきだと思う。マグネット充電に対応し、他社のデバイスと差別化を図ると予想する。

 AirTags

鍵などを無くさないためのスマートタグ「AirTags」もiPhoneと同時に発表される。忘れることが最も多いiPhoneにつけても意味がないので、筆者的にはあまり興味はないが、鍵を忘れることが多い人にはニーズがあるのだろう。Appleらしい優れたインターフェイスとデザインのプロダクトは見てみたい。

AirPods Studio

ヘッドホン型AirPodsである「AirPods Studio」が発表されるかは微妙だ。AirPodsの次期モデルはサイレントローンチが多いので、AirPods Studioもイベントで発表されないのでは。

iPad、Apple silicon版Macbook 

噂になっているiPad、Apple silicon版Macbookは発表されないないと予測する。理由は、他にも多くのプロダクト・サービスを発表するので、両プロダクトに割ける時間がないからだ。特に10年に一度の大幅なモデルチェンジになるMacbookはスペックやベンチマークなど多くの説明が必要なので、iPhoneと同時に発表するのは難しいと予想する。

逆にiPhoneが発表されないなら、iPadとMacbookが発表される可能性もあるが、iPadは大きなモデルチェンジではなさそうなのでサイレントローンチでも良いし、連携することが少ないApple WatchとMacbookが同時に発表するメリットはあまりない。

そうなると、今回のイベントでは、やはりiPhoneとApple Watchにそれに近いサービス・周辺機器が発表されると予想する。Apple silicon版Macは年内発売とWWDCで公言されているので、10月か11月発表と予想する。

予想ですので、当たるかどうかはわかりませんけど、火曜日の発表を楽しみにしたいと思います。

 
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楽天モバイルへ行政指導。携帯電話料金値下げは実現できるのか?

楽天モバイルに行政指導

総務省が楽天モバイルをまた行政指導を行なった。楽天モバイルが法律で定められた2万円を超えた端末の値引きをポイントでキャッシュバックしたことが理由だ。

「夏のスマホ大特価キャンペーン」でスマートフォンと通信プランをセットで購入すると最大2万6300ポイントを還元していた。このキャンペーンが2万円の上限を超過しているというのが総務省の判断だ。

この行政指導は、何度か行なった楽天のミスを指摘しているとは片付けられない背景があるように思う。

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 今までの行政指導は総務省からの叱咤激励だった

過去にも楽天モバイルは何度も行政指導を受けている。基地局整備がスケジュールよりも遅れていたこと、通信障害、Rakuten Miniの仕様変更についてだ。

基地局整備の遅れについての指導は、総務省からの叱咤激励が含まれているように思う。菅官房長官の指示で「携帯電話料金を安くする」ために総務省は様々な施策を行なってきたが、その目玉のひとつが第4のキャリア「楽天モバイル」だった。

携帯電話と長期契約のセット販売を禁止してMNPをしやすい環境を作っても、携帯キャリア同士の価格競争が起きなければ携帯電話料金は安くならない。

周波数を割り当てた楽天モバイルがユーザーに選んでもらえる立派な携帯電話キャリアになってもらわらないと総務省としても困る。だから、回線敷設の遅れを行政指導して叱咤激励してきた。

だけど、今回の行政指導はちょっと違う。

値引き制限は携帯電話料金値下げのためなのに

今回の行政指導は、楽天モバイルが端末の値引き制限違反したからだ。だが、この携帯電話端末の値下げ制限は、携帯電話料金の値下げのためにMNPを行いやすくするためだった。つまり、値下げ制限は、従来より安い携帯電話料金を掲げる楽天モバイルのユーザーを増やすための措置だと言っても過言ではない。

ところが、思ったよりも伸びない加入者を増やすために、大幅な値下げを楽天モバイルが行なったのに、その行為を行政指導されてしまった。

これは、おかしい。そもそも携帯電話端末の値下げ制限は、長期契約とのセット販売でユーザーの囲い込むをさせないための措置だったはずだ。しかし楽天モバイルのポイント還元は長期契約とセットではない。楽天モバイルは手数料なしにいつでも解約できるからだ。

それでも行政指導を総務省が行なったのは、監督官庁として法令違反を咎めないといけなかったのか、あるいは値下げを強硬に主張する官房長官への反発か。

こんなことでは携帯電話料金の値下げは成し遂げられない

「携帯電話料金値下げ」を強く主張する菅官房長官は、まもなく総理大臣になる。官房長官より強大な権力を持つ総理大臣になれば料金値下げができるのだろうか。

今回の行政指導を見るにつけ、料金値下げは遠い道のりに思える。第4のキャリアになって既存キャリアと競争するには楽天モバイルが実力不足であることもあるし、総務省のサポートも迷走している。楽天モバイルが既存キャリアを脅かす力がなければ、既存キャリアもこれ以上の値下げは行わないだろう。

では、どうすれば料金値下げが起きるのか。

ポイントはMVNOだと思う。既存キャリア(楽天モバイルを含む)回線使用料金を減額できれば、MVNOの料金は今よりも安くなり、MVNOへのMNPも増えるはずだ。既存キャリアは携帯電話サービスだけではなく、AmazonやNetflixと連携して複合的なサービスを提供するようになっている。

そういうサービスは不要なユーザーは格安になったMVNOを選ぶだろう。

端末の買い替えサイクルを伸ばすだけの端末の値下げ制限より、よっぽど有効だと思う。

 
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AppleがEpicを反訴。フォートナイトを巡る争いは次の段階へ

AppleがEpicを反訴

Epicの契約違反で損害を被ったとしてAppleが反訴した。Epicが独自の課金システムを立ち上げたことが契約違反であり、App Storeから得られるメリットを無料で享受しようとしているとAppleは主張している。

反訴の一方でAppleは、Epicのゲームの「Apple IDでのログイン」を禁止した。このサービスはアカウントを新規に作らなくてもApple IDを使ってゲームやサービスにログインできるシステムなので、今までApple IDでログインしていたユーザーはEpicのゲームで遊べなくなってしまった。

それに対して、Epicは不当な反訴だと主張しており、双方が和解に応じる素振りはなく、エスカレーションする一方だ。

今後どうなるか考えてみます。

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AppleとEpicの主張

Appleの主張は「契約違反であり、EpicはApp Storeを無料で利用しようとしている」だ。契約違反についてはその通りだ。Epicは「Appleが独占的地位を利用して独自の課金システムを認めず強制的にApp Storeを利用させて30%の報酬を得ている」と主張しているが、一方でApp Storeに自社ゲームをアップロードした際に締結した契約に違反して独自課金システムを立ち上げたのは事実だ。

もう一つのAppleの主張である「App Storeのメリットを無料で享受しようとしている」はApp Storeで利用する前提の主張だ。

Epicは、Apple経由以外ではiOSデバイスにインストールできないことを問題としている。App Storeを利用しなくても、Epicは自社でアプリを提供し課金するシステムを提供できる力がある。Appleがそれを認めないから、仕方なくApp Storeを利用しているに過ぎない。

Appleはその事実を無視して、App Storeを利用する前提で主張しているわけだ(締結した契約にApp Storeを使うと記載があるのだから当然ではあるが)。

大雑把にまとめると、契約違反は許されないとAppleは主張していて、Epicはその契約自体が反トラスト法(日本でいう独占禁止法)に違反していると主張しているわけだ。

AppleとしてはApp Storeの存在意義に議論を広げたくなく、Epicとしては契約違反した事実だけに目を向けられたら困る。

つまり双方の主張は噛み合っていない。

どちらの主張にも一定の理はある。Epicが締結した契約に違反したのは明らかだし、App Store以外の課金システムが認められればAppleへ支払う手数料が免除され、ユーザーが支払う料金も値下げできる。

やっぱり契約違反がまずい

とは言っても、Epicが最初に契約違反したのはやはりまずいと思う。自分たちの主張が正しいと思うなら、契約違反せずに反トラスト法でAppleを訴えればよかった。

言い方は悪いかもしれないが、店から万引きした後に「この店は悪徳な商売しているから訴える」と言っているようなものだ。

現実に今困っているのはEpicのゲームで遊べないユーザーだ。全世界で大人気のフォートナイトはiPhone・iPadではアップデートできないので、最新バージョンのユーザーと遊ぶことができなくなっている。今回の「Apple IDでのログイン禁止」で遊べないユーザーはさらに増えるだろう。

ユーザーのためにも、Epicは契約違反以前の状態の戻したほうが良い。Appleは契約を遵守してくれれば、今までと同様のビジネスを認めると言っているのだから。

Epicが確信犯的に契約を違反したのは、Appleのやり方に世間の注目を向けるためだ。その目的はある程度は成功した。

であるなら、契約違反前の状態に戻してから反トラスト法違反かどうか法廷で争うのが正しい道だと思う。

 
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「ドコモ口座」問題で悪いのは地銀か?ドコモか?犯人の手口を考えてみる

「ドコモ口座」経由で預金が流出

NTTドコモの個人向け決済サービス「ドコモ口座」を経由して地方銀行の口座から預金が第三者によって不正に出金してしまっている問題が発覚した。

何が起きていて、どこが問題なのか考えてみます。

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 まずは地銀の問題

今回のは地銀とドコモの両方のセキュリティの甘さを突いた犯罪だ。

地銀側の問題は、顧客の銀行口座と暗証番号を第三者が取得できてしまったこと。情報の取得方法は明らかではないが、「リバースブルートフォース攻撃」が使われたと言われている。「リバースブルートフォース攻撃」は、ネットバンキングで暗証番号を固定して複数の口座番号を何度も入力することによって、口座番号と暗証番号の組み合わせを暴く手法だ。

大体のネットバンキングでは、暗証番号を何度か間違えたらロックしてしまうので手当たり次第、暗証番号を試すことはできない。ところが、暗証番号を固定にして口座番号を手当たり次第入力してもロックはされない。別々の顧客からのアクセスだとシステムが判断するからだ。

誰かが保有している銀行口座と暗証番号の組み合わせにヒットするためには膨大なアタックをかけなければいけないが、犯人は複数のIPアドレスを使用して、アクセス元を特定させないようにしていたようだ。

ただ、「リバースプルートフォース攻撃」に無防備なのは地銀だけではなく、一部の都銀でも他の金融機関でも同様だ。

では、どうして地銀が主に狙われたのか。

その理由は「ネット口座振替受付サービス」にある。「ネット口座振替受付サービス」は、クレジットカードなどのキャッシュレスサービスへの振替をネットの申し込みだけで、受け付けるサービスだ。以前は、銀行振替を始めるときは用紙に印鑑を押す必要があり非常に面倒だったが、それを省略してネットだけで申し込めるようにしたのが、このサービスだ。

この時に、SMS認証などの二段階認証を行う仕組みであれば、銀行口座とともに登録してある携帯電話での認証が必要なので、第三者がこのサービスを悪用するのは難しい。電話番号や住所の変更をオンラインだけでできる銀行はないはずだ(地銀とかではあるのかも。あれば致命的なセキュリティホールだけど)。

このサービスを悪用しても、犯人の口座へ振替られなければ、犯人が現金を入手することはできない。他人の口座の振替先に悪用されたのが「ドコモ口座」だ。

「ドコモ口座」の問題

ドコモ口座は、ドコモのdアカウントがあれば誰でも開設できる。dアカウントはドコモが宣伝しているようにドコモ名義の携帯電話を持っていなくても誰でも取得できる。

そこで、犯人は不正に取得した銀行口座の名義でdアカウントを取得し、ドコモ口座を開設したと思われる。その上で、ドコモ口座と地銀を「ネット口座振替受付サービス」で紐づけたと想定できる。紐づける際に印鑑は不要だし、住所などを本人確認の照合の必要がない地銀も多い。

一度紐づけてしまえば、ドコモ口座を使って地銀の口座から預金を送金できてしまう。地銀から見てもドコモから見ても同一顧客が出金・送金を行う通常の商取引に見えてしまう。

どちらが悪い?

ここまで書いた通りの手口で犯人が第三者の口座から不正に出金したとすると、地銀とドコモのどちらが悪いのか。暗証番号と口座番号を自ら漏洩したのでなければ、顧客は何も悪くない。

第一に問題があったのは、口座番号と暗証番号をネットバンキングから取得されてしまった地銀だろう。この組み合わせが分からなければ、今回の犯罪は起こり得ない。不正なアクセスを探知して、アクセスを遮断するなりして犯人の攻撃を止めなければいけない。

もう一つの地銀の問題は「ネット口座振替受付サービス」のセキュリティの甘さだ。「ネット口座振替受付サービス」を承認するかどうかは地銀側にある。振替サービスを行っているのが本人かどうかの確認は地銀側にある。ここでSMS認証など第三者が行いづらい認証を挟めば、不正なサービスの申し込みを受け付けることはなかった。

ドコモにも問題はある。まずは、dアカウントが誰でも作れてしまう問題だ。本人確認をしないので、他人の名前でもdアカウントが作れてしまう。他人のネットバンキングにアクセスできた犯人は口座の顧客名をわかっている。その顧客名でdアカウントとドコモ口座を作れてしまったことがセキュリティの緩い地銀の「ネット口座振替受付サービス」と名前だけ(または生年月日)で認証させてしまったのだ。

双方に問題はあるが、ドコモ口座が不正な手段(システムが許容していない方法)で出金指示をしているわけではない以上、地銀に大きな責があると思う。

デジタルオンリーは気をつけろ

筆者もそうだが、押印などの物理的作業は煩わしく、全ての作業をネットで行いたい人は多いと思う。ところが、今回発覚したようにデジタルだけの作業は不正に利用される危険性も高い。

「ネット口座振替受付サービス」も印影が必要なら、このような犯罪は起こらなかった。口座番号と暗証番号を不正に取得しても、物理的なキャッシュカードか通帳がなければ出金できない。オンラインバンクの送金も暗証番号とは別のカードに記載されている番号かSMS認証、スマホでアプリでの認証が必要な銀行がほとんどだ。

とは言っても、今更色々なサービスに押印して郵送しなければいけないのはしんどい。印鑑に成り代わる「個人」を証明できる有力なツールが必要なのだろう。

それはマイナンバーカードかもしれないし、スマートフォンなのかもしれない。個人を特定するツールとしてスマートフォンを使うなら、携帯電話番号と銀行口座などのサービスを紐付けて管理する厳格なルールが必要だ。

いずれにせよ、デジタルだけで物事を行うにはこういったリスクがあることを改めて肝に銘じした方が良さそうだ。

 
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9月15日のAppleイベントではiPhone 12、Apple Watch、AirPower、AirTags、AirPods Studioを発表?

Appleイベント

Appleが、9月15日10時(日本時間16日2時)にイベントを行うと発表した。今年はiPhoneの発売が遅れる発表があったのでイベントも遅れる予想もあったが、昨年が9月11日だったので、結局例年とあまり変わらない開催日程となった。

毎年iPhone、Apple Watchの新モデルなどが発表される秋のイベント、今年は何が発表されるか考えてみます。

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ブルーの意味

Appleのイベントといえば、毎回招待状のマークとメッセージが注目される。今年のマークはブルーのリボンみたいなものがリンゴのマークを形作っている。

色には意味があることが多い。カラフルなリンゴのマークが使われていた昨年のイベントでは、多色展開したiPhone 11が登場した。今年はブルー。リーク情報によると、iPhoneやApple Watchの筐体にブルーが採用されるといわれている。

iPhoneはわからないが、Apple Watchのブルーはありえそう。なぜならApple Watchには「スペースグレイバンド問題」があるからだ。Apple Watchの標準モデルであるアルミニウムボディはシルバーとスペースグレイ、ゴールドの3種類がある。スーツにもカジュアルな服にも合わせやすいのはスペースグレイだ。シルバーはカジュアルには良いがスーツ姿とちょっと軽すぎる。ゴールドは使う人を選ぶだろう。そういう理由でスペースグレイを選ぶ人が多いと思うが、今度はスペースグレイに合うバンドが少ないという問題に直面することになる。

スペースグレイにブラック系のバンドはよく合うが、明るい色のバンドだと本体と合わない。というわけで、スペースグレイを選ぶとバンドは暗色系に限られる。これが「スペースグレイバンド問題」だ。

Apple Watchの特色でもあるバンド選びが限定的にしか楽しめないのはもったいない。

Apple Watchにブルーが追加されれば、オンでもオフでも使えそうだし、明るい色のバンドとも組み合わせできそうだ。

リボンの意味

今年のアップルマークはリボンみたいなものでつくられている。リボンっぽいものと言って思い出すのは、Apple Watchのバンド。色と同じく形でも、今年のマークはApple Watchを示唆しているように思う。

メッセージの意味

招待状のメッセージは「もうすぐ時間です。」だ。時間といえば時計。やっぱりここでもApple Watchを想像させる。

iPhoneは発表されるのか?

どうやらApple Watchの発表は間違いなさそうだ。

秋のイベントといえば、もっとも注目を集めるのはiPhoneだ。

iPhoneは10月以降に販売するとAppleが公言しているので、9月15日発表だと最短で2週間以降になる。過去の新型iPhoneは発表の翌週金曜日だったので、発表から発売までの期間がかなりあくことになる。今までも、Proモデルなど一部のモデルが発表から発売まで待たされることはあったし、最近のApple製品は昔のように即日発売ということも減ってきた。

しかも、iPhone以外にも、このような新機種の登場が噂されている。

  • iPhone 12
  • Apple Watch
  • iPad Air
  • 無印iPad
  • AirPods Studio
  • AirPower
  • AirTags
  • Macbook

どうだろう。これが全部発表されるかわからないが、かなりの数だ。これに加えて、通常だとWWDCで発表したiOS、watchOS、tvOS、macOSのリリース時期も発表される。

2時間のイベントで紹介するには、ちょっと多すぎる。

とは言え、過去にiPhoneとApple Watchが別々に発表されたことはない。さらに、もしもワイヤレス充電器AirPowerが発売されるなら、ワイヤレス充電可能なiPhoneとApple Watchは一緒に発表したい。

AirPods Studio、AirTagsも基本的にiPhoneと連動して使用するものなので、同時に発表したい。

そうなるとiPhoneと一緒に発表する必要がないiPadとMacbookは別のイベントで発表すると予想する。

逆にiPhoneとApple Watchとその周辺機器が10月以降のイベントの可能性もあるが、招待状のマークや文言からApple Watchの発表が確実と思われるので、今回のイベントは例年通りiPhoneとApple Watchのセットで発表される可能性が高い。

今回のイベントは、iPhone、Apple Watchと周辺機器が発表される

以上から、今回のイベントは新型iPhone、Apple Watchとその周辺機器と予想する。

  • iPhone 12
  • Apple Watch
  • AirPods Studio
  • AirPower
  • AirTags

当たるかどうかわからないけど、来週のイベントが楽しみだ。

 
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【1000記事達成記念】人気の記事ベスト5。AirPodsの裏技、Rakuten MiniをiPhone風に使う方法など

1000記事達成

前回の記事がちょうど1000個目。ほぼ毎日(忙しいとサボることもあったけど)書いてきた結果、開設から三年半で1000記事に達成しました。

外国の記事の翻訳だけではなく、予測記事の背景やIT業界で起きた事件の解説を中心に書いてきましたが、ここまで続いたのは読んでいただいている皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

今日は1000記事の中で人気の記事をご紹介します。

AirPods Proの裏技・小ネタ25選。ボリュームを変更する5つの方法。バッテリーを確認する4つの方法

発売日に買ってずっと使っているAirPods Proの裏技の紹介。気付いたら少しずつ追加しているので、今では25個の裏技・小ネタを集めた記事になっています。

設定だけではなく、イヤホンから耳から外すコツなど他のサイトではあまり触れられていないのもはいっていますね。

もうすぐ発売から一年が経つんですね。Appleとしては初めてのノイズキャンセリングイヤホンでしたが、他モデルに負けない性能で大ヒットになりました。新しいモデルが楽しみです。

Rakuten Miniのホーム画面をiPhone風に変更する方法

1円で買えるとあって、即購入したRakuten Miniの記事。人気なってからは申し込んでも中々届かなかった人もいるようです。

久々のAndroidスマホだったので、iPhoneとのインタフェイスの違いに戸惑い、色々調べて、Rakuten MiniをiPhone風に仕立て上げたのがこの記事。今でもiPhone風にして使っています。いつもいるのとは別の部屋に置いて、その部屋にいるときは使うようにしています。あとは外出した時のテザリング、メイン回線であるmineoが繋がりづらい昼休み用として使っています。

画面は小さいですが、高細密度なのでKindleで小説を読むのにも使えるのが意外でした。

Photo CD(フォトCD)の写真を現代のパソコンで参照・取り込む方法

机を整理していたら出てきたPhoto CDの画像を取り込む方法を紹介したこの記事。Photo CDなんて古くて需要がなさそうですが、結構困っている人がいるようで、長らく人気の記事です。

Photo CDに焼いていたのは主に30年前のアメリカ旅行の写真でした。写真一枚のサイズが500KBと、現代では考えられない粗さですが、写真を見て当時を振り返るのには十分です。写真を撮っておくと昔を思い出すきっかけになりますね。

複数のAmazon Echoを買ったら「部屋割り」をしよう。その設定方法を解説

この1年で我が家に普及したのがAmazon Echo。リビングにEcho Show 5、各部屋にAmazon  Echo 3rd、余ったAmazon Echo 2ndをトイレに設置しています。

家族が主に使う機能が音楽鑑賞。おかげでAmazon Music Unlimittedに加入することに。

この記事では、わかりそうでよくわからないAmazon Echoの「部屋割り」を行なう方法を紹介しています。

Amazon Echoの設定はシンプルなようで、なんかよくわからないことが多く(例えば定型アクションとか)、「部屋割り」でも苦労している人が多そうです。

ところで、Echo Showの「Alexaおすすめの使い方」を消す方法はないんでしょうか? 全世界のユーザーから苦情が来ていると思うけど、Amazonさんは頑固ですねえ。

コロナウィルス騒動がIT業界に与える5つの影響

将来2020という年を思い出すとき、間違いなく語られるのが新型コロナウイルス禍。当サイトでも何度か記事にしています。

この記事はかなり初期の頃で、「ウイルス」を「ウィルス」と書いていますね。この記事を書いたのは緊急事態制限前のオリンピック延期が決まる前だったので、今後の被害の広がりが想像できていない部分もある内容になっています。「騒動」って書いているし。

ご存知のようにこの後日本でも感染が広がり、世界の有り様が一変する事態となりました。日々状況が変わるので、コロナがなくなったあとの世界「アフターコロナ」の生き方が問われたり、ウイルス根絶が難しいとわかってきた今は「ウィズコロナ」などと言われるようになりました。

経済的にもダメージが大きかったのに株価は復調しているのが不思議ですね。

最近の方が印象的

1000記事を振り返ろうと思いましたが、最近の記事の方がやはり印象深いですね。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、ご拝読いただければ幸いです。

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Epicが「フォートナイト」の販売復活を裁判所に申し立てた背景と今後の見通し

Epicが裁判所に申し立て

独自の課金システムを導入したことがガイドライン違反だとして、Appleが「フォートナイト」をApp Storeから削除した措置を取りやめるようにEpicが裁判所に申立てした。

アプリを削除されたことで、フォートナイトのアクティブユーザー数は60%以上減少したそうで、Appleの措置がEpicのビジネスに甚大な被害をもたらしているとEpicは主張している。フォートナイトのユーザーのうちiOSユーザーが最も多く全世界に1億1000万人以上いるそうだ。

このEpicとAppleの争いはどうなるのだろうか。考えてみます。

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ガイドラインに違反したのはEpic

Epicの主張は明確だ。Appleがアプリ販売のうち30%の手数料を徴収し、独自の課金システムを認めないのは、独占的地位の濫用だと主張している。

以前から主張していたが、ついに実力行使をして独自の課金システムをフォートナイトに導入した。それがガイドライン違反だとしてAppleがフォートナイトのApp Storeでの販売を停止する措置に出た。

iOSはAppleが多額の投資をして構築した巨大プラットフォームだ。そのプラットフォームで勝手に商売するのを許したくないというAppleの意向も理解できる。

ただ、iOSのように全世界で利用されているプラットフォームが閉鎖的で独占的なままで良いのかは議論の余地がある。

PCの世界、WindowsやmacOSではソフトウェアを自由にインストールできる。自由にアプリを開発し配布できるオープンな世界は、一方でウイルスを混入したり、粗悪なアプリが濫造されたりと問題もある。

独占的プラットフォームを構築してビジネスを行う手法は、携帯電話の世界ではiモード、任天堂やソニーのゲーム機市場で用いられた。

プラットフォームにインストールするアプリを認可制にして、販売額から手数料を徴収するのがプラットフォームビジネスだ。粗製濫造されたゲームがはびこり市場が一瞬に崩壊したATARIショックの反省から、ゲーム機はこのプラットフォームビジネスを導入している。

ゲームの開発コストが急騰し、新たなアプリが容易に開発されない弊害に対処するために、Nintendo Switchではインディーズゲームのマーケットを任天堂は設けた。

話は逸れたけど、ゲーム機という限定された用途なら良いが、全世界の人々の生活を左右するほどの影響があるスマートフォンのプラットフォームが閉鎖的なままで良いのか意見が分かれるところだ。

 

ただ、現状のEpicのやり方はかなり無理筋だ。EpicはAppleのガイドラインに納得してアプリをApp Storeにアップロードしている。独自の課金システムを導入したのは、自分たちが納得したガイドライン違反に当たる。

Appleは、ガイドライン違反の機能をEpicが修正すればアプリを復活すると言っている。ガイドラインさえ遵守してくれれば、AppleがEpicに不利益をもたらすことはないと大人の態度を見せている。

裁判の見通しは?

裁判の結果はもちろんわからないが、ビジネスに甚大な影響をもたらしている販売停止を一時的に解除する命令を裁判所が出す可能性はあるだろう。

もちろん、ガイドライン違反というAppleの主張を認めて、申し立てを却下することもあり得る。

前述したように自分たちが納得したガイドラインに違反したEpicのやり方は強引だ。課金システムを廃止して、ガイドライン遵守したのちに、iOSのような公共性が高いプラットフォームのあり方は議論するのが良いように思う。

なんの成果も得られないまま元の状態に戻すのはEpicとしては本意ではないだろうが、そうしないといつまでも経っても議論は平行線のままだ。困るのはフォートナイトで遊べないユーザーだ。

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iPhone SE Maxではなく、iPhone SE Plusが登場する理由

iPhone SE Plusが登場

今秋の新型iPhoneは4モデルと言われている。スタンダードのiPhone 12シリーズが5.4インチと6.1インチ。iPhone 12 Proシリーズが’6.1インチと6.7インチと推定される。

ところが、ここにきてiPhone 12のどちらかがiPhone SE Maxでは? という噂が出ている。

噂の真偽を検証してみます。

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現行モデルと比較

現行のiPhoneは、こちら。

  • iPhone SE:4.7インチ
  • iPhone 11:6.1インチ
  • iPhone 11 Pro:5.8インチ
  • iPhone 11 Pro Max:6.5インチ

価格順に並べたが、ディスプレイサイズでいうと、iPhone 11 Pro Max>iPhone 11>iPhone 11 Pro>iPhone SEの順番になり、iPhone 11 ProよりもiPhone 11のが大きい。

今年発売されるといわれている新型iPhoneと恐らく継続販売のiPhone SEを並べてみる。

  • iPhone SE:4.7インチ
  • iPhone 12:5.4インチ
  • iPhone 12 Max:6.1インチ
  • iPhone 12 Pro:6.1インチ
  • iPhone 12 Pro Max:6.7インチ

 ここで違和感があるのは、6.1インチが2種類あること。昨年は、iPhone 11が液晶モデル、iPhone 11 ProシリーズがOLEDと差別化されていたが、今年は全モデルがOLEDといわれている。そうなると、同じ6.1インチでOLEDフルディスプレイだと差別化ができない。ProシリーズはiPad Proのようなデザインになると言われているので形状は異なるが、同じディスプレイサイズのモデルを出す理由が弱い。

もうひとつ、5.4インチモデルの存在だ。このモデルはiPhone 11後継のiPhone 12だと言われているが、現行iPhone 11が6.1インチなので大幅なサイズダウンになる。サイズが大きくなることはあっても、後継モデルがいきなりサイズダウンする事例はあまりない。

そう考えると、現行iPhone 11と同じサイズの6.1インチがiPhone 12で、5.4インチがiPhone SE Maxと考える方が自然だ。

この推論が正しいとすると、iPhone 12とiPhone 12 Proが同じディスプレイサイズになるが、標準機とProモデルの差別化はディスプレイサイズではなく携帯周波数の違いだと予想する。Proモデルのみが5Gに対応することで、差別化を図る。

まとめると、こんな感じ。

  • iPhone SE:4.7インチ
  • iPhone SE Max:5.4インチ
  • iPhone 12:6.1インチ
  • iPhone 12 Pro:6.1インチ(5G対応)
  • iPhone 12 Pro Max:6.7インチ(5G対応)

ひょっとするとiPhone SE Plus?

過去のディスプレイ拡大モデルはPlusかMaxの表記がつく。最近のモデルはMaxで、少し前はPlusだった。実はこの名称に意味があり、Plusモデルはカメラ機能など標準モデルに追加機能があり、ただディスプレイサイズが大きくなる場合はMaxになる。

今回のiPhone SEの拡大版はフルディスプレイの可能性が高い。Face IDではなく電源ボタンにTouch IDを内蔵するといわれているが、フルディスプレイは間違いなく「Plus」機能だ。

だとすると、5.4インチの名称はiPhone SE Plusになりそうだ。

 
IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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台風に強いアプリ3選。「Windy」「tenki.jp」「ウェザーニュース」を比較

台風に強いアプリとは?

猛烈な勢いのまま台風10号が日本列島に接近している。台風は事前の備えと最新情報の入手が肝心。

台風に強いアプリをご紹介します。

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Windy

台風で怖いのは風と雨。台風の動きがわかりやすいのが「Windy」だ。台風の動きの予測、天気がよくわかる。

台風の大きさと風量がよくわかる。都市名を入れるとその場所の天気がわかり、一番下の時刻をスライドすると明日以降の天気も確認できる。

1時間予測は有料だが、無料で3時間予測まで確かめることができる。

Windy.com

Windy.com

  • Windyty, SE
  • 天気
  • 無料

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tenki.jp

日本気象協会公認アプリのtenki.jp。数ある天気予報アプリの中で、個人的には一番見やすい。1時間ごとの天気、雨量、風量がわかり、台風やレーダーも1タップで参照できる。

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面白い機能として、体感温度や洗濯指数など、各指数をカスタマイズして表示することができる。

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欠点ではないが、天気予報がちょっと保守的な印象がある。

tenki.jp

tenki.jp

  • 一般財団法人 日本気象協会
  • 天気
  • 無料

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ウェザーニュース

TVニュースでもお馴染みの「ウェザーニュース」。1時間予測、台風の進路もよくわかる。

最近は5分予測など、ベンチャー企業らしい積極的な試みが見られる。

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個人的にはスワイプすると各地域の天気予報に切り替えるのが良い。

欠点は、台風進路の複数モデルなどが有料で、ちょっと天気を深掘りすると有料サービスの誘いに当たるのがちょっと残念。また独自予測だからか天気予報がちょっと独特。気象庁の予報とは少し違う。

ウェザーニュース

ウェザーニュース

  • Weathernews Inc.
  • 天気
  • 無料

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モバイルバッテリーの準備も

最新の情報を得るためには、アプリも大事だが電力がなければスマートフォンを使用することができない。停電になれば当然充電できない。モバイルバッテリーを用意しておくことが大事だ。

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