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激しく争っていたAppleとQualcommが和解し提携した理由とは?

AppleとQualcommの和解

長らく裁判で対立関係にあったAppleとQualcommが歴史的な和解を遂げた。同時にAppleとQualcommはライセンス契約を締結した。

ライセンス契約について双方を非難し合っていた両社に何があったのだろう。

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Intelの5Gスマホモデム事業からの撤退

AppleとQualcommの発表と同時に、Intelが5Gスマートフォン用モデム事業からの撤退を発表した。

この2つの発表にはつながりがある。最新のiPhoneにはIntelの4Gモデムチップが使われていて、Appleは係争中だったQualcommのチップを避けて、5GでもIntelのチップを使いたかった。

ところが、Intelのスマホ用チップ開発が思わしくなかったのだろう。AppleはIntelの開発を待つのではなく、Qualcommとの和解を選択した。

スマホ用モデムチップ開発の難易度は高い。PCの昔の感覚だとモデムの開発は難しくなさそうだが、モバイルモデムチップの開発には資金力とノウハウが必要だ。

モバイルの特性上、全世界で正常に通信できないといけない。国によって使用する通信バンドは異なり、法律も認可も異なる。

「通信がつながりづらい、切れる、遅い」問題は誰でもすぐに分かるので、クレームが起きやすい。日本のようにキャリアが強く、通信障害が起きると行政指導が入る国では、メーカーへの品質の圧力も強い。

だから、Qualcommなどのモデムチップメーカーは各国に研究施設を持ち、実験を繰り返している。

今回のIntelの5Gスマホモデム事業の徹底は、IntelがQualcommと同規模の体制をとることができなかったことを意味する。

5Gスマホ用モデムチップを用意する手立てが他になくなったAppleはQualcommと和解し、提携せざるを得なかったと思われる。

HUAWEIという可能性

5Gスマホ用チップを開発しているメーカーは他にもある。中国メーカーのHUAWEIだ。HUAWEIは自社のスマートフォンに5Gスマホ用モデムチップを搭載している。

だが、ご存じのようにヨーロッパ・アメリカ各国が中国のITメーカーの影響を排除しようとしている。排除の背景にはチップだけではなく、5Gの通信インフラ環境をHUAWEIなどの中国メーカーに独占させたくない西側諸国(特にアメリカ)の思惑がある。 

そういった状況でAppleはHUAWEIのモデムチップを使うわけにはいかず、争っていたQualcommとの和解の道を選んだ。

日本はいずこ?

もはや日本では最新のモバイルモデムチップを開発できるメーカーは存在しない。前述の通り、全世界で実験できる資本に余裕がある企業がないのだ。

アメリカや韓国では、5Gサービスを年内に開始する計画だが、日本では来年になりそうだ。端末が普及していないうちのサービス開始にあまり意味はなく、日本が著しく遅れているわけではないが、チップや通信インフラの開発に日本が蚊帳の外なのは間違いない。

Apple Watch用次期OS「watchOS 6」の予測・期待すること

近づくWWDC

WWDCの開催が近づいてきている(今年は6月3日から)。例年通りなら、macOS、iOS、watchOS、tvOSの4大OSのアップデート内容が発表されるはずだ。

そのうちApple Watch用のwatchOSの次期バージョン「watchOS 6」がどうなるか予測してみよう。

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セキュリティ認証デバイスとして 

Apple Watchがセキュリティ認証デバイスとして発展すると噂されている。具体的には「Touch ID」の代わりにMacで認証できるようになるかもしれない。最近のMacはTouch IDがあるので指紋認証ができるが、旧モデルだとパスワードによる認証しかない。ロック解除やApple Payへの支払いだけではなく、パスワードの認証などもできるようになる可能性がある。

タイムトラベルの復活

デジタルクラウンを回すことで、将来の予定が確認できる「タイムトラベル」機能はwatchOS 4で廃止になった。そのためデジタルクラウンを回す機会が減り、飾りみたいになってしまっている。

文字盤を変更しなくても、将来の予定や天気が参照できる「タイムトラベル」機能が復活すると嬉しい。

メモ機能

なぜかわからないが、Apple Watchには「メモ」アプリがない。Evernoteなどのサードパーティー製のメモアプリはあるが、純正のメモアプリがApple Watchには用意されていない。

iPhoneで備忘録としてメモアプリを使っている人はApple Watchでも参照したいと思う。

ボタンの仕様変更

watchOS 4のデジタルクラウンとサイドボタンには、以下の機能が割り当てられている。

  シングルクリック ダブルクリック
デジタルクラウン ホーム画面へ 直前に使用したアプリへ
サイドボタン アプリ選択 Apple Pay

個人的には「ホーム画面」への移動とApple Payしか使ったことがない。2つしかない物理ボタンなのにちょっともったいない。カスタマイズができて、自分の好きなアプリが割り当てられると嬉しい。

あとは、よく使う「Apple Pay」と「アプリ選択」を交換して欲しい。腕につけているとサイドボタンのダブルクリックに失敗することがあるので。

改善案    
  シングルクリック ダブルクリック
デジタルクラウン ホーム画面へ 好きなアプリを割り当て
サイドボタン Apple Pay アプリ選択

文字盤の解放

Apple以外の企業が「文字盤」を開発することができない。当初は、Apple Watchのブランドを毀損する劣悪な文字盤が提供されないように制限したのは理解できるが、文字盤に配置するコンプリケーションも拡張整備されてきたので、そろそろ解放しても良い時期だろう。App Storeで文字盤が販売されて自由に選べればファッション性も高まる。

ワークアウトの音声ガイダンス

watchOS 5で進化したワークアウトだが、Nike Run Clubと比較すると、音声ガイダンスがないのが気になる。Apple Watch単体で距離やペースを音声で教えてもらえると嬉しい。 

スピーカー機能の解放

Apple Watchはスピーカーを内蔵しているが、使える場面が通話などに限られている。メッセージの読み上げや音楽を流せてもよいのでは?

GPS・iPhoneとの通信頻度をの改善

Apple WatchでのGPSやiPhoneからのデータ取得の頻度が決まっている。例えばサードパーティー製の「天気」アプリだとGPSからの現在地点の取得が制限されている。

出張や旅行が多い人は現在地を自動で取得できる純正の「天気」アプリ以外は選びづらい。

バッテリー消耗を気にしての措置だが、バッテリーが一日保たないことはないので、そろそろ解放してもよいのでは?

心電図計測機能

日本では心電図計測機能が使えない。これはOSの問題ではなく、Appleが医療機器として認定を日本で受ければ良い話だ。日本で医療機器として認定を受ける基準は非常に厳しく、Appleとしてはそこまでの手間とコストをかけたくないのはわかるが、人の生き死に関わる問題だ。早急に対応して欲しい。

初代からの制限を解放するとき

こうしてApple Watchの機能を俯瞰してみると、初代よりAppleが課した制限が残っているのがわかる。

当初はブランド価値の構築、限られたバッテリー容量の課題があったので仕方がない面もあったが、Apple Watchはウェアラブルデバイスとして世界一のシェアを誇る。

種々の制限をそろそろ解放しても良い時期だと思う。

 

Apple WatchでLINEを使う方法と3つの機能

Apple WatchでLINE

今や国民的コミュニケーションツールとなっているLINE。Apple Watchに対応していて、アプリも用意されている。

iPhoneがなくても、Apple Watchで着信したメッセージを確認して、返信もできる。

LINEを頻繁に利用する人なら、Apple Watchを買う理由になるかもしれない。

使い方を解説します。

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Apple WatchでLINEアプリを追加 

Apple WatchにLINEアプリがない場合は、追加する必要がある。

  1. iPhoneのアプリ「Watch」を起動
  2. 「LINE」をタップし、「AppをApple Watchで表示」をオン

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着信を確認

Apple Watchの「通知」機能を使って、着信メッセージを確認できる。

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通知を受け取るには正しく通知が受け取れる設定・環境になっていることが必要だ。

Apple Watchセルラー版ならiPhoneが近くになくても「通知」を受け取れる。

返信する

返信メッセージを作成する手段は4つ。簡単な返信なら「定型文」か「スタンプ」で、少し複雑な内容なら音声入力も可能だ。

「通知」から返信もできる。受け取った「通知」を下にスクロールすると「返信」が選べる。間違えて「通知オフ」にしないこと。「通知オフ」にすると、その人の「通知」を今後受け取れなくなる。

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Apple Watchで起動したLINEアプリからも返信できる。

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返信手段は4つ。

定型文

受け取ったメッセージ下から定型文が選べる。

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定型文はiPhoneのアプリから編集できる。

  1. iPhoneのアプリ「LINE」を起動
  2. 「友だち」タブの左上「歯車マーク」をタップ

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  3.  

    「Apple Watch」をタップ

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  4. 定型文の編集ができる。定型文の順番を変えることも可能
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スタンプ

スタンプも送信できる。使えるのはデフォルトのスタンプのみ。簡単な返信なら、スタンプを選ぶのが一番早いかも。

  1. メッセージ下にある「顔」アイコンをタップ

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  2. 選べるスタンプは4種類
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音声による返信

録音した音声ファイルを送信できる。文字変換したメッセージではなく、あくまでも音声ファイルなので、受け取った人は音声でメッセージを聞くことになる。

  1. メッセージ下にある「吹き出し」アイコンをタップ

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  2.  

    アイコンをタップするとすぐにスタートするので、Apple Watchに向かって話しかける。右上に表示されている30秒が上限

  3. 終わったら、下のボタンをタップする。止める場合は、左上の「キャンセル」をタップ。
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音声入力

4つ目の入力手段は「音声入力」。音声をテキスト変換してメッセージを作成できる。定型文では対応できない内容の場合は有効。

  1. メッセージ下のうち、右側のアイコンをタップf:id:tkan1111:20190416103730p:plain
  2. アイコンをタップしてすぐに、Apple Watchに話しかけると、音声をテキスト変換してくれる。
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  3. 入力が終わったら「完了」をタップ。メッセージを送信できる

マイQRコードの表示

Apple Watchに「マイQRコード」を表示できる。マイQRコードは、「友だち」登録に利用することができる。Apple Watchしか持っていないときに、マイQRコードを見せて、相手に「友だち」登録してもらうことができる。

  1. Apple Watchの「LINE」画面から右スワイプ
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  2. マイQRコードが表示される

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まとめ

Apple WatchのLINEでできることは、3つ。

  • 着信したメッセージを通知で確認
  • メッセージに返信
  • マイQRコードの表示

Apple WatchではLINEの音声通話はできない。iPhoneのように音声通話を着信することができないのだ。

純正のメッセージのように、着信したメッセージへ気軽に返信できるので、わざわざiPhoneを取り出さなくても対応できるのは便利だ。

LINEのメッセージを頻繁に受け取る人は、Apple Watchの購入を検討しても損はないと思う。

Apple WatchにLINEの通知が届かない時の対処法

Apple WatchでLINE

Apple Watchを身につけていて、最も便利な機能は「通知」だろう。iPhoneを取り出さなくても、メッセージやメールの通知を確認できる。

コミュニケーションツール「LINE」の「通知」も対応していて、LINEはApple Watch専用のアプリもあるので、Apple Watch単体で返信も可能。

その便利な通知機能だが、きちんと設定しないと「通知」が届かない。Apple WatchにLINEの通知が届かないときの対処法を記します。

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正しく設定されていない

Apple WatchでLINEの通知を受け取るためには、iPhone側とApple Watch側両方の設定が必要だ。

  1. iPhoneの「設定」→「通知」→「LINE」を選ぶ
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  2. 「通知を許可」をオンにして、「バナー」にチェック。「ロック画面」や「通知センター」はオフでもかまわないが、「バナー」は必須

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  3.  次にApple Watchの設定。iPhoneのアプリ「Watch」→「通知」→「LINE」をオン

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iPhoneとApple Watch両方の「通知」をオンにすれば、設定はOK。

LINEの通知がオフ

LINEアプリ内の通知がオフでも、もちろんだめ。普段LINEを使っていて「通知」がオフだと気づくと思うけど、念のため。

  1. iPhoneのアプリ「LINE」の「設定」(友だちタブの左上の歯車)→「通知」
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  2. 「通知」をオンにして、「新規メッセージ」もオン。「メッセージ通知の内容表示」をオンにすると、メッセージの内容が通知でも読むことができる。

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個別の通知を「オフ」にしてある

Apple Watchに「通知」が届かない(届かなくなった)理由で最も多いのが、これ。LINEには友だち毎に通知のオン・オフができる。オフにすれば、その人からメッセージを受け取っても「通知」が届かない。知らないうちに「通知」をオフにしてしまっていることがある。

どうして、そんなことが起こるかというと、Apple Watchだと「通知オフ」を間違えて選びやすいからだ。

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「返信」と「閉じる」の間に罠のように「通知オフ」がある。これをタップしてしまうと、この人からの通知は届かなくなる。

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  1. 「通知オフ」のマークがついている友だちを選び、右上の下矢印マークをタップ

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  2.  

    「通知オン」をタップ。「通知オフ」が外れたら、OKf:id:tkan1111:20190414094917p:plain

iPhoneを使っている

Apple Watchに通知が届くのは、iPhoneを使っていないときだけ。iPhoneを使っている(ロック解除の状態)なら、iPhoneへの通知が優先される。Apple Watchで通知を受け取りたいなら、iPhoneのロック状態にしてみよう。iPhoneの電源を落としたら、Apple Watchにも通知が届かない(セルラー版を除く)。

それでもだめなら再起動

最近のバージョンではあまり起こらないが、以前は正しい設定をしても、「通知」が届かなかったことがある。

設定を確認して問題がなければ、iPhoneとApple Watch両方を再起動してみよう。

「パスコードを入力した回数が多すぎます。Apple Watchをリセットしてから再度ペアリングしてください」と出たときの対処法【Apple Watch】

朝から驚きのメッセージ

朝起きてApple Watchをつけようとしたら、見たことがないメッセージが・・・・・・。

「パスコードを入力した回数が多すぎます。Apple Watchをリセットしてから再度ペアリングしてください」

パスコードを間違えた記憶はないけど、充電していた夜中のうちにこの画面に変わったようだ。

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外泊先だったので、いつもと違う充電器で充電しておいたから、どうも夜中のうちにApple Watchの上に物が載ってしまっていたらしく、知らないうちに画面が押されていた模様。

一度や二度パスコードが誤って押したぐらいではこの画面にはならず、間違え続けると、パスコードを入力できる間隔が徐々に長くなり、この画面に至ったはずである(寝ていたので、見ていないけど)。

この画面になると、どうやってもロックを解除できない。

仕方がないので、初期化してみる。

Apple Watchをリセットする方法

まずは、Apple WatchとiPhoneのペアリングを解除する必要がある。

  1. iPhoneのアプリ「Apple Watch」から「一般」→「リセット」をタップ。本来はApple Watchのサイドボタンをずっと長押してもリセットできるが、今回の場合Apple Watchがロックしてしいるので、iPhoneからしかリセットできない。f:id:tkan1111:20190410094908j:plain

  2.  「Apple Watchのコンテンツと設定を消去」をタップ

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  3.  Apple Payへの接続を求められるが、ロックしているからかApple Payに接続できなかった。このパターンだと、Apple Watchを再設定した時にSuicaが24時間使えない可能性があるが・・・・・・。

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  4. Apple IDのパスワードを求められる。f:id:tkan1111:20190410100747p:plain

  5.  「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ。念のため2度も尋ねられる

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  6. ペアリングが解除されるまで、しばらく待つ

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  7.  ペアリングを解除したら、Apple WatchをiPhoneに近づける。iPhoneの画面にApple Watchが表示されるので、「続ける」をタップ

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  8. Apple Watchに表示されるグラフィックにiPhoneのカメラを向ける
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  9. 「新しいApple Watch」として設定するか「バックアップから復元」を選ぶ。今回は「バックアップから復元」
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  10. ここからは、さっさといこう。「NIKE Run Club」「利用規約」「心臓の健康」の確認。「NIKE Run Club」の設定があるのはNIKEモデルだけなのか、いつも気になる
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  11. 「共有される設定」「Apple Watchのパスコード」「Apple Payの設定」を行う。パスコードはApple Watchで設定する。簡単なパスコードだと、「これで大丈夫?」ってきかれる。バックアップデータ内ににSuicaを設定してあれば、この場で再設定できる。
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    あとは、ひたすら待つ。Apple Watchの画面には、簡単な操作方法がわかる。初期の頃、この画面はなかったような。

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  13. この画面になれば、やっとApple Watchが使えるようになるが、ここからサードパーティー製アプリのインストールがはじまえる。元の状態に戻るにはもうしばらくかかる。
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結構大変

Apple Watch series 4に買い換えて以来の再設定だったけど、結構時間がかかって、大変だった。

幸いSuicaはすぐに使うことができた。

充電するときは、上に物がないことを確認しよう。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも0円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。
 

第2世代AirPodsを一週間使ってみて、気づいた点、ワイヤレス充電は不要!?

第2世代AirPodsを一週間使ってみた

ようやく発売になった新型AirPods。2年間使っていた初代モデルから乗り換えて、新型を一週間使ってみて、気づいた点を列記します。

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「Hey Siri」が便利

第2世代からAirPodsは、スイッチを押さず口頭で命令できる「Hey Siri」に対応した。これが結構便利。「Hey Siri、ボリュームを上げて」と話すだけで音量を変更してくれる。室内なら確実に反応してくれるし、騒々しい屋外でも反応してくれることが多い。

「Hey Siri」+「音声コマンド」を続けて言っても対応してくれるので、気軽に命令できる。あまりに気軽なので、歩きながら「Hey Siri、今の時刻」「Hey Siri、今の気温」など話しかけてしまう(周りに人がいないときに)。

AirPodsが接続したデバイスの「Siri」が起動する。Macと接続しているならMac、Apple Watchに接続しているなら、Apple WatchのSiriが起動する。

反応が早い

H1チップの効果で、デバイスの切り替えも早くなったが、イヤホンをダブルタップへの反応も早い。

小気味良く反応するので、使っていてストレスがない。

マルチポイント機能はやはり欲しい

新型AirPodsを購入する前は、自宅では BOSEのワイヤレスイヤホン「QuietControl 30 wireless headphones」(周りに人がいないときに)以下、QC30)を使っていた。QC30はマルチポイントに対応しており、複数のデバイスの同時に接続できる。例えば、iPhoneとMacに同時接続でき、先に音が流れたデバイスの音声が自動で聴くことができる。片方のデバイスの音楽を止めて、もうひとつのデバイスの音楽を流せば、手動で作業することなく、自動で切り替わる。

第2世代になって、AirPodsの切り替えは素早くなったが、やはり作業が必要だ。Macに接続していて、外出先でiPhoneの音楽を聴こうと思ったら、iPhoneで接続作業をおこなわないといけない。

同じAppleのデバイスなのだから、片方のデバイスが停止していたら、自動で切り替わって欲しい。

スタンド型ワイヤレス充電は反対向きで

筆者はワイヤレスイヤホン充電対応モデルを購入したので、ワイヤレス充電ができる。ケーブルを使わず、今までiPhone用だったスタンド型を使用している。

使って気づいたのは、小さいAirPodsではスタンド型で充電できないということ。最初はスタンド型は使えないと、もうひとつあるマット型で充電していたが、ひっくり返して充電できるとネットで見て、試したらできた。

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iPhoneとかち合うワイヤレス充電

ケーブルレス生活が実現できる待望のワイヤレス充電モデルだったが、充電するには当然ワイヤレス充電器が必要になる。

筆者は、デスクにiPhone用のスタンド型ワイヤレス充電器を使っているが、iPhoneとAirPodsを同時充電できないので、どちらかを充電しているとき置き場所に困る。

デスクにいるときは、iPhoneをスタンド型充電器に載せていたが、今はいつもAirPodsのケースが載っているので、どかさないといけない。

今までは、マグネット式の充電ケーブルを使っていたので、使わないときはAirPodsをケーブルに接続しておいた。

また、AirPodsに内蔵されている充電コイルはiPhoneのものより小さいらしく、少しずれると充電できない。スタンド型、マット型両方とも、AirPodsを充電するときは慎重に置いて、充電ランプが転倒しているのを確認する必要がある。

ケーブルを使わなくてすむのは便利だが、ワイヤレス充電よりマグネット式充電の方が気軽に充電できた。

ワイヤレス充電モデルは、通常モデルよりも5,000円高い。そこまでの価値があるかは、もう少し慎重に検討してもよかったと思う。

ケース選びに注意

筆者はカラビナをつけてAirPodsを腰にぶら下げているので、ホールがついたケースが必要となる。いつでもすぐに使えるし、使わないときもイヤホンをケースへ簡単に格納できる。ただ、ワイヤレス充電モデルを購入した場合は、ケース選びに注意が必要だ。ワイヤレス充電モデルは、充電インジケーターが外側にあるので、光を透さないケースだと充電状態がわからなくなる。

筆者はシリコン製のケースを使っていたので、ランプが透けて見えた。

ワイヤレス充電モデルを選ぶなら透けるケースを選んだ方がよい。

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まとめ

長らく待ち望んだ新型AirPodsだったが、いざ使ってみると、気づかなかった点がいろいろ見えてきた。ケースの制約、充電器の課題など、ワイヤレス充電を手放しで賞賛はできなかった。5,000円の価格差を考えると、ワイヤレス充電モデルが欲しい人も再検討した方がよいかもしれない。

 

Appleが任天堂を買収しない理由

Appleが任天堂を買収?

Appleが任天堂を買収する観測がでている。そんなことが本当に起きるのだろうか? 考察してみます。

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Appleのメリット

先日のイベントでAppleは定額ゲームサービス「Apple arcade」を発表し、ゲーム業界への本格参入を表明した。ゲーム事業をスタートアップするのに、強力なゲーム資産をもつ任天堂を手に入れれば、Appleにとってこれ以上ない支援材料となるだろう。

任天堂のメリット

任天堂にとってもメリットはある。任天堂は世界的に事業を行っているが、事業規模はAppleやGoogleなどのグローバル企業と比べて非常に小さい。任天堂の時価総額は340億ドルで、Appleの総資産の十分の一だ。

ゲーム事業は、売れるかどうかわからない博打的要素が強いにもかかわらず、多額の開発費用を投下する必要があるリスキーなビジネスだ。当たればデカイが、外れると赤字になりかねない。Wii Uの失敗で任天堂は赤字になった期もある。リスクを回避するために、任天堂は無借金経営を続けている。

もしも、任天堂がAppleの傘下に入れば、資金の心配をする必要がなくなり、より踏み込んだ経営ができるようになる。

任天堂もAppleもクリエイティブな企業という共通点があり、お互いの社風は似ている。2016年には、Appleのイベントに任天堂のカリスマ宮本氏が登壇し、スマホ版マリオを披露した。その後も、クックCEOが京都の任天堂本社を訪問しており、両者の関係は良好に見える。

日本企業である任天堂の主戦場はアメリカで、任天堂とAppleが組むメリットは大きい。

しかし、Appleが任天堂企業を買収しないと筆者は予測する。

任天堂はハードウェア企業でもある

任天堂はゲームソフトだけを販売しているのではない。現行であればNintendo Switchなどのハードウェアも販売している。ゲームデバイスは専用のOSを搭載し、ゲームに特化した機能しか基本的に持たない。当然、今のAppleの現行デバイスとは全く互換性がなく、共通化も非常に難しい。

Appleが「Apple arcade」で実現したいのは、ハードウェアに依存しないサービス事業だ。現行路線と統一化が非常に難しい新たなハードウェアをAppleが保有するだろうか。

また、日本の巨大企業をアメリカ企業が買収した例は少ない。日産がルノーを買収した事例はあるが、ルノーはフランスの会社だ。シャープなどアジア系企業に買収される例が多い。

系列会社が多く、売り上げの割に社員数が多い日本企業は、アメリカの企業とは相容れない部分が大きい。

また、過去にAppleが買収した最も大きな企業はBeatsだが、Beatsはアメリカの企業だし、任天堂よりもはるかに小規模だ。社風が変わるぐらいの大型買収をAppleが行ったことはない。

任天堂とAppleは相互補完できる部分は大きいが、Appleが任天堂を買収することはないと予想する。

Apple Store「川崎」の現地レポート。工事の状況はApple新宿と酷似

2019年も国内に新店舗

数年以内に、新しいAppleストアを日本国内に数店舗開店させることをAppleは発表している。2018年は3店舗(リニューアルオープンの渋谷を含む)がオープンした。

  • 4月:新宿
  • 8月:京都
  • 10月:渋谷(リニューアル)

2019年も新店舗をオープンするとすでに告知している。

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新店舗の1店舗の所在地は、「神奈川県」と目されている。神奈川県のストア勤務の募集が求人案内に登場したからだ。

神奈川県内にAppleストア出店が確定的に。やはりラゾーナ川崎か。首都圏偏重の背景 - ところで、こころで

神奈川県初店舗ができると噂されるラゾーナ川崎を見てきたのでレポートします。

 ラゾーナ川崎

ラゾーナ川崎は、JR川崎駅直結のショッピングモールだ。ミニライブができる規模の中庭があり、週末はいつも賑わっている。

Apple Storeが入居すると思われている場所は、ルーファ広場と呼ばれる中庭に面したラゾーナ川崎の一等地だ。JR川崎駅から歩いてきて正面に位置する。もしもこの場所にできたら、非常に目立つだろう。

これまでの国内のApple Storeはすべて路面店だったが、中庭に面したこの場所は、実質「路面店」と言ってもいいと思う。アメリカ国内にはショッピングモール内のApple Storeがいくつもある。

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正面からの写真。間口がかなり広いのがわかる。現在工事中。前面は黒いパネルで覆われている。この黒いパネルはApple新宿が工事中の時に使われていたものと同一に見える。

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側面からの写真。黒いパネル部分が、かなり分厚いのがわかる。ガラスウォールが嵌まる部分だと予想される。

店舗側面は、白いパネルとガラスパネルで構成されている。

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「Apple川崎」はもはや確実?もう1店舗はどこ?

現地で確認したところ、過去のApple Storeの工事中と似ており、立地的にも、この場所にApple川崎が出店するのはもはや確実に思えてくる。

国内第2の人口を誇る神奈川県にApple Storeができるのが遅すぎたぐらいだ。

2019年は都内にもう1店舗ができると噂されている。都内の新店舗の求人案内でも出ていた。今のところ、場所は特定されていない。東京都内には多くの商業地があるので、特定は難しい。なにかわかりましたら、また報告します。

Apple WatchやiPhoneで空気中の物質を検知する特許取得でわかるAppleの健康志向

空気中の物質を有害物質を感知

空気中の物質をセンサーで取得する特許をAppleが取得した。

ひとつは、PM2.5などの空気中の汚染物質を感知し、計測する機能。

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現在、Apple Watchのコンプリケーションに「空気質指数」と「UV指数」を表示できるが、ネットから取得した情報で、現在地の情報ではない。

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空気中の物質を感知できるセンサーがApple Watchに内蔵されれば、より正確な現在の状況を確かめることができる。

「匂い」も検知

他にも空気中の物質からAIを用いて「匂い」検知する仕組みの特許も取得している。

特許の画像を見ての通り、iPhoneとApple Watchへの採用を想定しているようだ。

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匂いから、腐った食べ物や体臭から病気を素早く関知できるという。これだけではちょっと眉唾ものだが、デバイスによる健康管理は現在のAppleの重要なテーマの一つなので、ありえる話だ。先日も、Apple Watchの心電図機能で心房細動の兆候を検知し、人命が救われた話があった。

 

Appleの健康志向

特許を取得したからといってすぐに実現できるわけではないが、今回の2つの特許はAppleの方針に合致している。

Apple Watch series 4の画面がリークされたときに、新しいコンプリケーション「空気質指数」はApple Watchで取得できる情報かと思ったが、実際はネットから取得した情報にすぎなかった。Appleがてわざわざ用意するコンプリケーションとしては、ちょっと違和感がある。これは、将来のApple Watchにセンサーが組み込まれる布石だったのでは?

もうひとつの匂いで健康管理を行うというのも、Appleの健康志向と合致している。Apple Watchの心電図機能、iPhoneの使いすぎを防止するスクリーンタイムなど、近年のAppleはユーザーの健康管理にご執心だ。

毎朝4時前に起きてジムへ通うクックCEOの嗜好が反映されているかわからないが、変わった行動が目立ったジョブズの頃とは考えられない流れだ。

Appleの健康志向は、数少ないクックCEOの意向が反映された機能かもしれない。

Appleの新型ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro」と第2世代AirPodsを比較する

Powerbeats Pro登場

第2世代AirPodsの登場からまもないが、Appleはbeatsブランドの新ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro」を発表した。

同じH1チップを搭載したPowerbeats ProとAirPods(第2世代)比較してみます。

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イヤホンの外観

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AirPodsは第1世代と全く同じデザインで、交換可能なイヤーパッドもなく、1サイズだ。ワイヤレスイヤホンでイヤーパッドがないのって、AirPodsだけ? 耳に固定させるフックもないので、発売当初から「落ちるのでは?」と言われたが、実際に使っていて落ちることはめったにない。インナーイヤー型だが、シリコン製のイヤーチップがないので、外部の音が入り込むし、自分の音も外部に漏れる。

Powerbeats Proは、耳に固定するフックがついていて、4サイズのイヤーチップも選べる。フックの形状は選べない。イヤーチップにより耳に密着するので、AirPodsよりも音は漏れにくいだろう。

フックがある分だけPowerbeats Proの方がサイズは大きい。

どちらが優れているというより、目指す用途の違いが形状に表れている。Powerbeats Proはスポーツやダンスなど激しい運動でも外れないように設計されており、AirPodsは気軽に音楽を聴くのに適している。AirPodsはケースから外して、耳に差し込めばよい。

  • イヤホンの外観:互角(使う用途によって異なる)

ケースの外観

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AirPodsは蓋の部分が小さく、Powerbeats Proは蓋が大きい。取り出しやすいのはPowerbeats Proだろう。AirPodsはイヤホンを指で摘まむようにしてケースから取り出すので、落としやすい。

ただフックがついたPowerbeats ProのケースはAirPodsよりかなり大きい。というよりAirPodsのケースが小さすぎるのだ。ズボンのポケットに入れるにしてはPowerbeats Proのケースはかさばる。逆になくしづらい利点はあるが。

  • ケースの外観:AirPods

インターフェイス

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共通点から述べると、AirPodsもPowerbeats Proも耳に装着しただけで電源がオンになり、「Hey Siri」も使える。

AirPodsのイヤホンにはボタンが一切なく、イヤホンをダブルタップすることで4つのメニューから設定して動作を実現できる。第2世代になって反応もよくなったが、限られた動作しかできないことに不満を持つ人はいるだろう。特にボリュームを調整するのにSiriに頼まないといけないのがつらい。

Powerbeats Proには、3つのボタンがあり、2つはボリューム調整ボタン、「bボタン」は電話の応答や再生/一時停止が可能。運動しながらでも操作しやすいように考えられている。

スイッチがないシンプルなデザインは素敵だが、ボリュームぐらいは素早く調整したい。

  • インターフェイス:Powerbeats Pro

防水

Powerbeats Proは「耐汗・防沫性を強化したデザインで、タフなワークアウトにも対応」と説明されているが、AirPodsは防水への言及はない。分解レポートではAirPodsは第1世代よりも防水に気を遣っているようではある。第1世代も水没しても使えた報告もあるので、そこまで神経質にならなくてもよいかもしれない。

  • 防水:Powerbeats Pro

音質

密閉型イヤホンのPowerbeats Proの方が有利。Beatsブランドに汚すことないレベルの音質を実現できている。

AirPodsは第1世代よりも低音域などで進化したレポートは多いが、外部から盛大に音が入るAirPodsは音質を重視するよりも、やはり気軽に音楽を聴くためのイヤホンだ。

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  • 音質:Powerbeats Pro

カラーバリエーション

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AirPodsはホワイト一色(噂があったブラックモデルはいずこへ?)。Powerbeats Proは、アイボリー、モス、ネイビー、ブラックの4カラーが用意されている。Powerbeats Proの4カラーはどれもなぜか地味な色ばかり。他のBeatsブランドはレッドなどがあるのに、どうしてだろう。アスリート向けを意識したから?

AirPodsのホワイトの方が目立つ。イヤホンをアピールしたい人ならAirPodsの方がいいだろう(ただし、同じユーザーはたくさんいるけど)。

  • カラーバリエーション:互角

連続使用時間

AirPodsが5時間、Powerbeats Proは9時間。Powerbeats Proの圧勝だ。ケースを用いた使用時間は両方とも24時間だ。

Powerbeats Proならフルマラソンを走る際もバッテリーの心配をしなくてすむ。

  • 連続使用時間:Powerbeats Pro

ワイヤレス充電

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Powerbeats Proはワイヤレスイヤホン充電に対応しておらず、充電にはLightningケーブルが必要。AirPodsは、Qi形式のワイヤレスイヤホン充電が可能なモデルが用意されているが、通常モデルより5,000円高い。

5,000円払ってまでワイヤレスイヤホン充電が欲しいかは検討すべきだが、選択肢があるAirPodsの方がよい。

  • ワイヤレスイヤホン充電:AirPods

価格

ワイヤレスイヤホン充電ケース付きAirPodsが22,800円、Powerbeats Proは24,800円で、2,000円の差がある。ワイヤレスイヤホン充電がないモデルのAirPodsだと17,800円なので、7,000円の価格差がある。

  • 価格:AirPods

まとめ

  • イヤホンの外観:互角(使う用途によって異なる)
  • ケースの外観:AirPods
  • インターフェイス:Powerbeats Pro
  • 防水:Powerbeats Pro
  • 音質:Powerbeats Pro
  • 連続使用時間:Powerbeats Pro
  • カラーバリエーション:互角
  • ワイヤレスイヤホン充電:AirPods
  • 価格:AirPods

AirPodsの3勝4敗2分けの結果となった。いい勝負だ。

見てきたように、両モデルは使用用途が異なる。AirPodsは気軽に持ち運べて、いつでもどこでも手軽の音楽を聴くことを目指しており、Powerbeats Proはワークアウトをしながら音楽を聴くのに適している。

自分が使う用途を考えて選ぼう。

AirPodsを買ったら最初に知っておくべき5つの設定

セットアップが簡単なAirPods

大人気のワイヤレスイヤホン「AirPods」に2年ぶりにモデルチェンジを行った。新しいユーザーも増えたと思うので、AirPodsを買ったら最初に知っておくべき設定を紹介します。

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まずは接続

AirPodsとiPhoneの接続は、とても簡単。迷うことはないだろう。ケースの後ろにあるボタンは一切使わない。

  1. ロックを解除したiPhoneをAirPodsに近づける
  2. AirPodsの蓋を開けると、画面に表示される「接続」、「完了」をタップ
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AndroidやWindows PCと接続する場合は、後ろのボタンを押して、通常のBluetooth機器と同じように接続を行う。

iPhoneと接続してあれば、同じiCloudアカウントでログインしているMacは設定が不要なはずだが、うまくいかないときがある。そういうときは、Androidと同様に後ろのボタンを押して接続する。

名前を変える

AirPodsを接続した直後のAirPodsの名前は「<ファーストネーム>のAirPods」となっている。このままでも不都合はないが、何かの拍子に見られると本名が他人にばれてしまうし、なにより格好悪い。

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  1. 接続したAirPodsを耳に装着
  2. iPhoneの「設定」→「Bluetooth」→「XXのAirPods」右横の「i」マーク→「名前」をタップ
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  3. 新しい名前を入力。入力した後に、キーボードの「Done」をタップしないと変更されないので注意

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ダブルタップの動作を設定

デフォルトでは、AirPodsのイヤホンをダブルタップすると「Siri」が起動する。片耳ずつ別の設定に変更できる。

  1. 接続したAirPodsを耳に装着
  2. iPhoneの「設定」→「Bluetooth」→「XXのAirPods」右横の「i」マーク→左右どちらかの「Siri」をタップ。関係ないけど大文字の「AIRPOD」が気持ち悪い
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  3. 5つの項目から選ぶ
    ・「Siri」:Siriを起動
    ・「再生/ 一時停止」:動画や音楽を再生・一時停止できる
    ・「次のトラック」:今聞いている曲をスキップできる。停止状態なら再生になる
    ・「前のトラック」:曲の頭出しができる
    ・「オフ」:ダブルタップしても反応しなくなる
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筆者のおすすめは、こちら。「次のトラック」は停止状態なら「再生」と同じ挙動になるので、「再生」は不要だ。イヤホンを外すと「一時停止」になるので、こちらも不要。

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第2世代から「Hey Siri」が使えるようになったので、「Hey Siri」が使える環境なら、左側を「再生/一時停止」にしてもよいかもしれない。

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自動耳検出

耳に装着したかどうかをAirPodsが自動で感知し、音楽を再生したり、停止したりしてくれる。デフォルトの設定が「オン」になっており、通常は変更する必要はない。

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オフにする機会があるとすれば、片耳を頻繁に外す機会があるときだろうか。イヤホンを片耳でもはずすと再生している音楽は一時停止になる。耳穴を掻くためにイヤホンをはずしただけで、音楽がストップするのが不快だと思うなら「オフ」にしよう。

マイクの設定

AirPodsのイヤホンは左右両方にマイクを内蔵しているが、実は両方同時に利用できない。両耳に装着していても、使うマイクはどちらか片方だ。

この設定では、耳に装着しているイヤホンのマイクのいずれを使うかを設定できる。こちらもデフォルトの「自動」のままで問題はない。

ただ、騒々しい環境でマイクを口に近づけて電話したいときに「常に左のAirPods」に設定しておけば、右耳で相手の声を聞いて、左のイヤホンを口に近づけて話すことができる。

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まとめ

シンプルすぎて設定項目が少ないAirPodsだが、5つの設定を知っておくと、いざというときは役に立つ。特に「ダブルタップの設定」は便利なので、自分に合った設定を見つけよう。

次期iPhoneが双方向ワイヤレス充電機能を搭載する3つの理由

双方向ワイヤレス充電機能を搭載?

次期iPhoneが双方向ワイヤレス充電機能を搭載する可能性をApple関連の情報でおなじみのミンチー・クオ氏が報じている。

双方向ワイヤレス充電機能とは、ワイヤレス充電できるデバイスの上に置かれた別のデバイスをワイヤレス充電できる機能のことだ。iPhoneの上に、ワイヤレス充電対応のAirPodsを置くと充電するような用途が想定できる。

この情報の信憑性を考察してみます。

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珍しくない双方向ワイヤレス充電機能

すでに、Samsung「Galaxy S10」、Huawei「 HUAWEI P30 Pro」が採用している。Galaxy S10の上にスマートウォッチやワイヤレス充電対応イヤホンを充電できる。

各社のスマートウォッチの機能が均一化してきている現状、iPhoneもライバルに追随する必要がある。

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ワイヤレス充電の弱点をカバー

筆者が常用するQi充電デバイスはiPhoneだけだったが、先週からAirPodsが加わった。当たり前だけど、1つのワイヤレス充電器では、1つのデバイスしか充電できない。iPhoneを充電している時に、AirPodsは充電できないのだ。

デスクに座っている時はiPhoneをスタンド型充電器に立てかけて置くのだが、AirPodsがあるとそれができない。

AirPodsは毎日充電しなくてもよいから、デスクに転がしておいて、ケースのバッテリーが減ったときだけ充電器に置けばよいのだが、それだと置き場所が定まらない。AirPodsのケースがデスクの上に転がっていることになる。

ワイヤレス充電デバイスが2つになって、結構不便だと初めて気づいた。

iPhoneが双方向ワイヤレス充電できれば、この不便さを解消できる。

Apple Watchの充電器が不要になる

Qi充電に対応していないApple Watchは、専用の充電器が必要なので、旅行などで外出する時はApple Watchの充電器を持ち歩かないといけない。筆者は自宅用と外出用の2つの充電器を持っている。

iPhoneに双方向ワイヤレス充電機能が内蔵されると、Apple Watchの充電器が不要になるので、荷物がひとつ減るし、外出先で使用するコンセントも減らせる。外出先ではコンセントが少なくて困ることが結構ある。

あれば便利そう

AirPodsやApple WatchをiPhoneの上に充電できれば、たしかに便利そうだ。寝る前にワイヤレス充電マットの上にiPhoneを乗せて、その上にApple Watchを乗せて充電できる。

AirPowerの製造を断念した代わりではないだろうが、複数デバイスを充電器できる予定だったAirPowerの機能をある程度カバーすることができそうだ。

購入検討者のためのiPad選び方ガイド。一番お得なのは64GB iPad mini?

5モデルのiPad

iPad Air、iPad miniの登場で、現行iPadは5モデル体制になった。選択肢が増えるのは嬉しいことだが、何を選んだら良いか迷う人もいるだろう。

筆者が考えるiPadを選ぶコツをお届けします。購入の参考になれば幸いです。

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サイズ

5モデルもあってややこしいようにみえるが、ディスプレイサイズで重複しているモデルはない。7.9インチのiPad miniから12.9インチのiPad Proまで少しずつディスプレイが大きくなっていく。

自分がどのサイズのディスプレイが必要かはiPadを選ぶ際に最も大事なポイントだ。CADや絵を書く人は大きなディスプレイサイズのほうがいいだろう。

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ディスプレイサイズが大きくなれば、本体サイズも大きくなるが、例外は10.5インチiPad Airと11インチiPad Pro。ディスプレイサイズはiPad Proの方が0.5インチ大きいが、Face IDでベゼルが狭いiPad Proの方が縦方向は短い。

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立って使う機会が多いなら、7.9インチのiPad miniがよいだろう。成人男性なら片手で握るように掴んで使うことができる。それ以上のiPadは基本的に置いて使うことが多いだろう。

  • 立って使うならiPad mini。11インチiPad ProはiPad Airより本体サイズが小さい

プロセッサ

廉価版の位置づけであるiPadだけが2世代前のA10 Fusionプロセッサを搭載している。A12の拡張プロセッサであるA12Xを搭載するiPad ProはMacbookと比較できるぐらいベンチマーク上は高速だが、通常の使用では相当な負荷をかけないとA12との差は分かりづらい。

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iOSのバージョンアップ対象機種はプロセッサによって足切りされることが多いので、長く使っていきたいなら、無印iPadは避けたほうが良いだろう。

  • 長く使うならiPadは避ける

ストレージ

各モデルのストレージ容量は重複している。iPad Proの2モデルのみ1TB版が用意されている。SDカードなどであとからストレージを増量できないiPadは最初から大きめのストレージを選択する方が無難だ。

といっても最近ではiCloudやApple Musicなどのクラウドサービスが充実しているので、1TBまで必要な人はレアかもしれない。

iPadの32GB版は一番安価だが、ストレージサービスを外出先で利用しづらいWi-Fiで32GBを選ぶのは慎重に考えたほうがいい。

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  • 32GBのiPadを選ぶなら慎重に

付属品

iPad ProだけがApple Pencil(第2世代)に対応している。といっても世代によってApple Pencilの書き味は変わらない。マグネット充電できるかどうかが大きく違う点だ。

iPad AirはSmart Keyboardに対応していて、iPad ProシリーズはSmart Keyboard Folioが使える。通常のSmart Keyboardとの違いは背面を包むようにカバーできることと、角度を2段階に調整できることだ。

逆にSmart Keyboardなら、背面カバーを自由に選ぶことができる。

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  • Smart Keyboard Folio、第2世代Apple Pencilを使いたいならiPad Pro一択

価格

iPad Proは最低容量の64GBでもiPad Airの128GBよりも高い。iPad Proだけ別格なのだ。Face IDやApple Pencilの第2世代をスマートで使いたい人はiPad Proを選ぶしかないが、価格ほどの魅力を感じない人は、別のモデルを選ぼう。

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廉価版扱いのiPadだが、ストレージ容量は32GBと128GBしかない。32GBだとさすがに心もとないので128GBを選ぶと、iPad miniの64GBの方が安くなる。

実用性で考えるとiPad mini 64GBが最も安くiPadを手に入れることができるモデルだ。

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  • 64GB以上のiPadならiPad miniが一番安い

まとめ

性能や使用できる付属品の仕様では、iPad Proだけが大きく異なる。当然、価格も違うので、Face IDなどのiPad Proだけの仕様が必要かどうかが、まずは選択する分かれ目になる。

他のモデルはディスプレイサイズによってモデルを決めることができる。ただ無印iPadだけはプロセッサが異なるので、長く使うのであれば他のモデルを選んだほうが無難だ。

無印iPadが安そうにみえるが、ストレージが小さい32GBのiPadは選びづらい。7.9インチのディスプレイサイズで問題がないならiPad miniの64GBはお買い得だ。Apple Pencilも使えて、iPad Airと性能は変わらない。

一番無難な選択はiPad Air 64GBだ。価格も54,800円と手頃だし、10.5インチのディスプレイサイズは、iPhoneと違うiPadらしい体感が得られるはずだ。

Apple Watch純正アプリのコンプリケーション一覧

Apple Watchのコンプリケーション

Apple Watchには、文字盤に色々な情報を表示できるコンプリケーション機能がある。同じアプリでも文字盤によって表示できる情報が異なる。

 コンプリケーションのタイプは全部で11種類あり、アプリによって対応しているタイプが異なる。主な純正アプリのコンプリケーションを紹介します。

アクティビティ

Apple Watchを象徴するアクティビティリングを表示できる。文字盤「モジュラー」の中央など大きなコンプリケーションでは、カロリー、ワークアウトの時間、スタンドの回数を表示できる。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」

Apple Watch 4専用の文字盤「インフォグラフモジュラー」では、中央に時系列のデータをグラフィカルに確認できる。

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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

アラーム

めざまし時計に使える「アラーム」は、どのコンプリケーションでも設定した時間を表示してくれる。

Apple Watch専用文字盤「インフォグラフモジュラー」(下中央)には「アラーム」の設定がない(タイマーの表示はあるのに設定するのを忘れてたのかな)。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」
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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

カレンダー

定番の「カレンダー」は小さいタイプのコンプリケーションだと次の予定の開始時刻だけを表示する。長いコンプリケーションだと予定の内容もわかる。文字盤「モジュラー」は予定の場所も表示してくれる貴重なコンプリケーションだ。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」

Apple Watch 4専用文字盤「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」は予定の内容も場所も表示できる。

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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

ストップウォッチ

コンプリケーションをタップすると、ストップウォッチ画面に移る。計測している時は経過秒数を表示してくれる。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」

アラームと同様に「インフォグラフモジュラー」にはストップウォッチの設定がない。

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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

バッテリー

Apple Watchのバッテリー残量を表示できる。文字盤「モジュラー」中央など大きなコンプリケーションタイプでは設定がない。文字数が多いコンプリケーションだと「100%バッテリー」とカタカナで表記されて格好悪い。あまり設定する人はいないと思うけど。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」
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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

ミュージック

「ミュージック」は小さいコンプリケーションだと曲の進行状況を表すサークルが表示される。文字盤「モジュラー」だと歌手名と曲名の両方がわかる。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」

文字盤「インフォグラフモジュラー」の中央には設定がない。「インフォグラフ」は四隅に曲名、中央には歌手名と曲名が表示できる。

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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

メッセージ

小さいコンプリケーションは「メッセージ」のアイコンのみが表示され、アイコン内に未読数がカウントされる。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」

最新の文字盤「インフォグラフモジュラー」の大きなコンプリケーションには設定できない。文字盤内にメッセージ内容を表示することはできない。

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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

気象状況

天候を表示するコンプリケーションには「天気」と「気象状況」の2種類ある。「気象状況」は現在の天候を表す。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」

「インフォグラフモジュラー」では、現在の気温と1時間毎の気象予測がわかる。「インフォグラフ」の「上サブダイヤル」では現在の気温と本日の天気予報を表示する。

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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

天気

「天気」は小さなコンプリケーションだと現在の気温を表示する。「モジュラー」だと気温と天気予報が参照できる。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」

Apple Watch専用の文字盤「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」は最高気温、最低気温と現在の気温がグラフィカルに参照できる。「インフォグラフモジュラー」には「天気」の設定がない。代わりに「気象状況」を選ぼう。

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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

株式

登録した株式情報を表示できる「株式」。株を行う人には便利なコンプリケーションだ。「ユーティリティ」のように少ない文字情報だと「上昇」か「下落」だけを表示してくれる。少し文字情報が多いと上昇幅も表示できる。「モジュラー」中央だと株価もわかる。

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左から文字盤「ユーティリティ」「モジュラー」「タイムラプス」

インフォグラフ系の円いタイプのコンプリケーションには「株式」の設定がない。表示が難しかったのだろう。代わりに「インフォグラフ」だと四隅に株価まで表示可能。「インフォグラフモジュラー」中央は時系列の株価が表示できる。

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左から文字盤「シンプル」「インフォグラフモジュラー」「インフォグラフ」

まとめ

主な純正アプリのコンプリケーションのタイプを見てきた。コンプリケーションのタイプによって表示できるアプリとできないアプリとがある。

Apple Watch 4専用の文字盤「インフォグラフモジュラー」は最も情報量が多く便利なコンプリケーションなので、自分がもっとも必要な情報を慎重に選ぶと良い。

筆者のオススメは、こちら。

  • 株を行う人は「株式」。時系列の株価を表示
  • 移動が多い人は「気象状況」。週間天気予報を表示
  • 予定が多い人は「カレンダー」。詳細な予定まで表示

同じアプリでもタイプによって表示内容が異なるので、自分が必要な情報を組み合わせて、自分にあった文字盤を作ろう。

Apple CardはAppleの楽園の囲いを少し高くする。IT企業であるAppleがカードを発行する意味

Apple Card登場

春のAppleイベントで発表された唯一の「ハードウェア」が「Apple Card」だった。Apple Cardは、Apple Payと連携して使えるクレジットカードサービスだが、Apple Payが使えない店舗のためにプラスティックカードも用意される。

どうして、IT企業であるAppleがクレジットカードを発表したのだろう。

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シンプルなApple Card

Apple Cardはいくつかの特徴がある。

  • カード番号・セキュリティコードを見せない
  • シンプルなキャッシュバックルール
  • 年会費、国際手数料、遅延手数料なし
  • iPhoneで支払額を管理できる

Appleらしくシンプルに扱えるクレジットカードになっている。「面倒なことは考えず、普通に使えるカード」を目指している。

その中で最も重要なのは、厳重なセキュリティ管理だろう。Appleは顧客情報を一切参照しない。Apple Cardは、ゴールドマン・サックスとMasterCardと提携するが、ゴールドマン・サックスは顧客データを外部に共有しないと宣言している。

他の金融機関やカード会社にとって、クレジットカードを提供する理由は、手数料の収入の他に顧客情報を入手したいからだ。

何を購入し、どれぐらいの支払い能力があるのかわかれば、効果的な販促をうつことができる。

Appleは手数料もとらず、顧客情報も入手しない。ではなんのためにAppleはApple Cardを提供するのだろうか?

店舗手数料を狙うApple

ポイントは2点。ひとつはクレジットカードの手数料だ。手数料といっても店舗がカード会社へ払う手数料のことだ。顧客がクレジットカードを店舗で使うと、店舗はカード会社に支払額の数%を手数料として払う(率は国やカード会社によって異なる。日本では2%から3%が標準)。Apple Payを使うと、Appleにも手数料が入るが、Appleの取り分は0.1%前後と言われている。

Apple Cardを使うことで、クレジットカード手数料の分け前を今まで以上にAppleも得られる。

カードで囲い込む

Apple CardをApple Payで払うと2%のキャッシュバックがあるが、プラスティックカードだと1%しかもらえない。

顧客はApple Payが使える店舗で買い物したくなるし、店側もApple Payを導入しようとする。

Apple Payは言うまでもなくiPhoneでしか使えない。Apple Payを使い続けるためにはiPhoneを所有し続ける必要がある。Apple Cardがメインのカードになれば、次の機種もiPhoneを選ばないといけない。

iPhoneの買い替え需要も重要だが、今後のAppleにとってより大事なのはAppleのサービスを使う顧客を確保することだろう。

Apple Storeで音楽・映画を購入した支払い特典が特別に3%のキャッシュバックなのは、Apple Cardで自社のサービスを使ってほしいからだ。

今でも映画と音楽サービスの競合は多いが、Apple Cardと同時に発表したゲームや定額動画配信サービスも多くの競合サービスが控えている。

Netflixなどの競合より遅れて開始する定額動画配信サービスでAppleが勝つにはApple Cardが強力な武器となる。

Apple Cardはハードウェアとサービスの両方を囲い込む

AppleがApple Cardをばらまくのは慈善事業ではない。自社のハードウェアとサービスが築く楽園にユーザーを囲い込むための撒き餌だ。Apple Cardを使うことで、ハードウェアとサービスだけではなく買い物でも、Appleの魔法によって幸福で快適な経験ができるようになる。ただ楽園から脱出するのは今まで以上に難しくなるだろう。

だけど心配する必要はない。熱心なAppleファンにとっては、今までの囲いが少し広がって、強固になるだけだ。