宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

MENU

SwitchはWii Uと同じ道を辿る

 Wii Uを購入して驚いたのは、Wiiからのデータ移行とアップデートに半日かかったことだ。任天堂のネットワーク周りのシステムが酷いのとOSとソフト開発能力の低さに呆れた。
Wii Uの起動はスマホ時代では致命的に遅く、ソフトを切り替える度に再起動しないといけないメモリ管理はライバル機器と比較して見劣りしていた。それらの問題はWii U末期でも解消されず、起動の遅さをごまかすためにクイックメニューをつける程度しか任天堂はできなかった。
 
f:id:tkan1111:20170115091127p:plain
Wii U失敗の原因は、OSに象徴される任天堂のソフト開発能力の低さにあった。ファーストのソフトしか売れない任天堂の機器で任天堂のソフトが出ないのは致命的だった。
慌てて開発したソフトの出来も悪かった。WiiでヒットしたWii PartyWii Fitの次作もWii Uでの出来が悪く折角培ったソフト資産価値を毀損してしまった。我が家ではWii Uもあるが、Wii Partyが未だに定番ソフトである(Wii UWiiと互換があるからよかったが、Swtichには下位互換がない)。
 
この致命的な課題は、Switchでも解消されていない。任天堂から販売されるローンチタイトルはわずか2つ。そのうちメインのゼルダWii U向けに開発されていたものなので、実質1作品のみだ。
アップされている映像ではOSの出来までわからないが、このローンチしか用意できない開発能力では不安は払拭できない。先日のプレゼンではPS4で注目されたレジューム機能などの発表はなかった。
そもそもSwitchは昨年のE3で発表、ホリデーシーズンに販売されるはずだったのが開発が遅れたせいで延期された。アメリカで成功するためにはホリデーシーズンに販売できなかったのが非常に不利だ。
 
ヘビーゲーマーをPS4に取られ、スマホと争わざるをえなかったSwitchはWii Uと同じコントローラーで勝負することになった。だが、その新たなコントローラーの使用を提案するのに必要な新たなソフトが出来なければ、SwitchはWii Uと全く同じ道を辿ることになるだろう。