否定するクック
Appleのティム・クックCEOが、MacとiPadの統合について否定的なコメントをだした。
macOSとiOSの両方で同じアプリが動作するクロスプラットフォームの整備、MacのCPUの内製化と、MacとiPadの統合に繋がるニュースが相次いでいたが、クックが明確に否定したことで、これらは根拠のない噂だったのだろうか。
以前の記事で書いたように、膨大な手間がかかるOSの統合はないと筆者は見る。その代わりにmacOSをエミュレートしてiOS上で動作させることを計画しているのではないだろうか。
Macの置かれている状況
クックが言うように、MacとiPadは両方とも完成された製品であることは間違いない。ただ、両方を買い続けるユーザーは少ないのは、iPadの販売不振でもわかるとおり。
ライバルのWindowsはタブレットとPCでOSに違いはないし、2-in-1は一般的になっている。PCマーケットでのMacのシェアが落ちてきている。Appleの売上の10%しかないMacへの投資を減らせば、Windowsとの差は広がる。
iPadがMacに対応する日
「統合」ではなく、エミュレーターという形でiPadがMacに「対応」する形での処置が図られるのではないか。
ただ、それはMacのCPUが内製化されてから、早くても2020年以降だろう。