宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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みんなAppleにワクワクしたい

絶好調な業績

AppleがQ1の業績を発表した。懸念されていたiPhoneの売上は落ちておらず、過去最高の売上を達成した。

www.apple.com 

iPhone Xは売れていた

サプライヤー関連の情報から、iPhone Xの売上減少が予想されたが、台数は昨年同期比でマイナス1%だが、売上は伸びている。

高価なiPhone Xが売れて製品単価が伸びたからだ。iPhone Xは高すぎて売れていない噂は何だったのだろうか。

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ハイエンド志向な日本

ひとつのポイントは「日本」だ。地域別で最も売上が伸びたのは日本だ。前年同期比で26%伸びている。ハイエンド志向の日本ではiPhone Xが他の地域よりも売れた。ITニュースの情報源はUSがほとんどなので、安価なiPhone 8が売れているUSの状況からiPhone X退潮の報道がされたのだろう。f:id:tkan1111:20180502070237p:plain

廉価版iPadの売れ行きに注目

iPadは売上・台数とも伸びている。前年同期比では製品単価は向上しているが、前期比では製品単価は下がっている。iPad Proにより製品単価は上がったが、今後廉価版の新型iPadにより製品単価は下がると予想される。それでも総売上が伸びるかが、今後の注目点。

やっぱり「Appleプライム」を

セグメント別で最も伸びたのは「その他製品」だ。Apple WatchやApple TVがこのセグメントに含まれていて、Apple Watchが好調という報道を裏付けている。

Apple MusicやiCloudなどの「サービス」も伸びている。スマートフォンが飽和状態な今、サービスの分野はまだ伸びしろがある。

以前、提案したように「Appleプライム」のような統合型サービスが登場すればもっと伸びると思う。

tkan1111.hatenablog.com

みんなワクワクしたい

ジョブズのiPhoneのように革命的な製品を売るのも大変だが、固定化しつつある製品を伸ばすのも難しい。スマートフォン市場の成長が止まっても、事業全体をそつなく伸ばすクックの手腕は大したものだ。

今のAppleに課題を見出すなら、新規分野の開拓だろう。大幅な市場拡大をスマートフォンに期待できない現状、iPhone以外の新規分野を見出す必要がある。

だが、HomePodの不調をみてのとおり、スマートスピーカーという新規分野ではライバルのAmazon・Googleに遅れを取っている。

Apple Carなどの新規事業もまだ見えてこない。

これだけ儲けているのだから当面問題はないが、みんながAppleに期待するのは世界を変えるプロダクトだ。iPhone登場のときのように、みんなワクワクしたいのだ。

そろそろ、次の革命的な製品がみたい。それはクックの仕事ではないかもしれないが。

www.kantakayama.com