- ミニiPhone X
- Face ID対応か?
- Face IDを搭載すると思われる根拠
- アクセサセリーメーカーからの漏洩は確度が高い
- フォロワーに負けるわけにはいかない
- 数を捌かなければならないAppleの事情
- 心配なのはソニー
ミニiPhone X
まもなく登場すると言われるiPhone SE2がiPhone Xに似たデザインというニュースが流れている。
Face ID対応か?
流出したカバーのデザインをみると、iPhone Xのようにノッチ以外の画面を覆う形状になっているので、ホームボタンがなく、Face IDに対応しているようだ。ホームボタン以外の部分で指紋認証を行う可能性もあるが、新機能を廉価版の位置づけであるiPhone SE2には搭載しないだろう。
以前の記事で、最新機能であるFace IDはiPhone 8シリーズから順次搭載するので、iPhone SE2はFace IDに対応しないと書いたが間違いのようだ。
Face IDを搭載すると思われる根拠
- アクセサリーメーカーからの漏洩
- Android機の流行
- 数を売りさばく必要があるAppleの事情
アクセサセリーメーカーからの漏洩は確度が高い
今回のニュースの出処はアクセサセリーメーカーからの流出らしいので、確度は高いと思う。新製品発売と同時にケースやカバーも販売するため、Appleは事前にアクセサセリーメーカーへ形状の図面を流すと言う。名称やスペックは伝えないので、新製品販売直後のアクセサセリーは「2017年版iPhone用ケース」みたいな曖昧な名前で売られることになる。
フォロワーに負けるわけにはいかない
iPhone X登場から半年で、iPhone Xと同様にノッチをつけたAndroid機が増えた。
圧倒的なブランド力を誇るAppleがトレンドを作り、アジアメーカーがフォローする流れは昔と変わらないが、アジアメーカーの能力も向上し、似た製品を出すまでの期間が短くなってきている。
先日発表されたAndroid PもiPhone Xに似たインターフェイスだった。
自らが作ったトレンドに反する時代遅れの製品を今更出すとは思えない。
数を捌かなければならないAppleの事情
先日発表の決算では予想以上にiPhoneの売上が伸びていてサプライズになったが、スマートフォンの買い替え需要が今後も鈍る可能性は高い。それでも売上を伸ばすためには数を売る必要がある。
今までAppleが注力してこなかった廉価版の市場は魅力的だ。ライバルとの競争に優位になる高品質で高機能のiPhone SE2を販売するのは理にかなっている。
心配なのはソニー
これは余談になるが、高機能版iPhone SEの登場で苦しくなるのはソニーだ。先日の決算でソニー全体は好調だったが、スマートフォン分野は赤字だった。
スマホの大型化が進む中で、小型スマホを好むユーザーにとって5インチレベルの液晶を持つXperiaのCompactシリーズはバランスが取れた良い機種だったが、iPhone SEはもろにバッティングする。現行のiPhone SEの液晶は4インチだが、iPhone X風のデザインになればXperia XZ2 Compactと同様の5インチになると思われる。
根強い人気のCompactシリーズがAppleに負けることになると、ソニーが今後スマートフォン事業を継続できるか心配だ。