廉価版HomePod登場?
安いHomePodの登場が噂されている。
Appleが買収した音楽アクセサリーブランドBeatsでの販売も噂される。
他社のスマートスピーカーと対抗できる?
日本円で約2万円の価格は現行HomePodの約35,000円(推定)より、かなり安い。本格ワイヤレススピーカーではなくスマートスピーカーとして売るためには、ライバルに近い金額に値下げしないと歯が立たない。
現実に先行販売しているアメリカではシェアをとれていない。
日本では、他社のスマートスピーカーは
- Amazon Eco 11,980円
- Google Home 15,120円
で売られており、2万円前後であればAppleの高いブランド価値を含めて、競合できる価格帯だ。
ライバルにはさらなる廉価版がある
ただ、Amazon Echo、Google Homeにも廉価版がある。
- Amazon Eco dot 5,980円
- Google Home Mini 6,480円
日本ではAmazon Echo dot、Google Home Minの方が売れていると思われる(価格.comのBluetoothスピーカー売れ筋ランキングでは、miniが1位、Google Homeが5位)。
この価格帯とはさすがに競合しない。
リビングを制するのはIT業界の悲願
IT市場においてスマートスピーカーは徐々に存在感を増している。家庭内に進出し、「Chromecast」「Amazon Fire TV」のようなマルチメディア機器をとおしてテレビと繋がり、リビング全体を支配したいとAmazon、Googleは考えている。
Apple TVとSiriで先行していたAppleだが、スマートスピーカー市場では完全に遅れを取っている。
リビングにコンピューターを設置するのは、多くのIT企業が何度もトライして失敗してきた悲願である。リビングに自社製品を設置できれば音楽や映像配信サービスを浸かってもらえる。ハードだけではなくサービスで稼げる。
Appleがリビングで失地回復するためには、漸次的な値下げより、Google Home Miniに対抗できる廉価版を一気に投入したほうが良いように思う。