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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

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「Switch 2台目セット」は3DSの後継機?

 2台目用セット登場

任天堂が「Nintendo Switch 2台目用セット」をオンラインで販売開始した。

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通常セットからACアダプタとドックをのぞき、通常価格より5,000円安い24,800円という価格設定。Switchの需要が一段落したとはいえ、まだ勢いがある中で素早い投入だ。

ひとり一台

以前君島前社長が「一家に一台からひとり一台売りたい」と発言したように、タイトルには「2台目セット」とあり、家庭での2台目需要を狙っている。

ただ、「2台目セット」は1台目としても遊ぶことができる。SwitchはUSB TYPE-Cケーブルと充電器で充電できるし、ドックがないとテレビモードで遊べないが携帯して遊ぶには問題ない。

3DSの後継?

携帯のみで遊ぶなら、3DS後継機の意味合いがでてくる。任天堂はSwitchが3DSの後継と見られることを慎重に避けているが、Switchを据え置き機、本格携帯ゲーム機両方を今後カバーすると「2台目セット」は暗に伝えているように思う。

 24,800円という価格は、3DSの販売当初の価格25,000円とほぼ同じ(もっとも価格が高すぎて3DSは人気が出ず、半年後15,000円へ大幅値下げすることになったが)。

 任天堂も手がけるスマートフォンのソーシャルゲームが大人のライトユーザーを取り込んでいる現状で、3DSの位置づけは子供向け「玩具」に移行しつつある。

Switchはスマホゲームでは満足しないユーザーに向けたゲーム機として登場した。今回の「携帯Switch」は「テレビに映してやるほどじゃないけど、本格ゲームを楽しみたい」ユーザー層を狙っている。

玩具としての後継機

では、「玩具」としての3DSの後継機は登場するのだろうか。任天堂としては現行の3DSをできるだけ引っ張って売っていきたいだろう。子供向けであれば、最新のスペックの搭載に拘る必要はない。

その先は、どうなるか。ひとつの鍵は「ニンテンドークラシックミニ」シリーズだ。昔の据え置き機を縮小してROMにゲームを予め収録したこのシリーズは、ファミコンが好評でスーパーファミコン版が現在売られている。噂によると64版もあるらしい。

今回の「携帯Swtich」が売れて、携帯機で遊ぶユーザーの多くをカバーした後は、ROMに大量のゲームを予め収録した安い携帯機が登場するのではないだろうか。ゲームを買う必要もなく、スマホとおなじぐらい手軽に遊べるゲーム機を子ども向けに販売する。その布石が今の「ニンテンドークラシックミニ」シリーズと考えられないだろうか。

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