Fire TV Cube登場
AmazonがAlexaを搭載した「Fire TV Cube」を発表した。
Amazonは今年初頭から新製品の登場をティザー広告で予告していたが、 以前の記事で予測したように、Amazon EchoとFire TVを統合した製品だった。
家全体をコントロール
Amazonの目的はリビングそして家全体をコントロールすることだ。家庭で最大サイズの表示画面であるテレビ画面に自社製品を接続させることができれば、自社の動画配信サービスを利用してもらえる。将来的には音声で買い物をした内容をテレビに表示させることもできる。
先日AmazonはWindows PCに搭載するAlexaの規格を発表した。あらゆる場所と機会でAmazonは自社のサービスを使ってもらえるように腐心している。
Alexaの普及が目的ではない
今までのインターフェイス、キーボードやタッチパネルは視線と手をユーザーに使わせないといけなかった。
新聞を読んでいたり、皿を洗っていたりしているときは手と目を使っているので、キーボードやタッチパネルを操作できないが、音声ならできる。
Amazonにとってユーザーに音声認識を使ってもらうことは目的ではなく、あくまでも手段だ。本当の目的は自社サービスを使ってもらうことだ。今までのインターフェイスよりも音声はサービスを使う敷居が低い。
ユーザーがそのサービスに一度満足してしまえば、他のサービスへ移行しづらくなる。
このFire TV Cubeで、Amazonは世界の人々の生活にまた一歩深く入り込むことになるだろう。