4つの誤解
AirPodsが呼び水となって、多くのワイヤレスイヤホンが登場したが、発売から一年半が過ぎてもAirPodsは今でも人気デバイスだ。
ちょっと欲しいなと検討している人の中で、いくつか誤解を抱いている人もいるようなので、4つの誤解しやすい点を記しておきます。
耳から外れやすい
販売当初から、言われ続けているが、筆者は2年間ほぼ毎日使用しているが、はずれたことは一度しか無い。フルマラソンを走っても、毎日ランニングしても耳からはずれることはない。
ただAirPodsはイヤホンの下に伸びているマイク部分を触れると落ちやすい。一度だけ落としたときは斜めがけのカバンをおろした時だった。長髪の人は耳から髪をかきあげる時には注意が必要。
装着時より気をつけたいのは、ケースから外す時だ。AirPodsは外装がすべすべしているので、気をつけないと落としてしまう。指でつまむようにすると落としにくい。
Siriを使わないと何も操作できない
AirPodsにボタンはないが、デバイスをダブルタップして左右別々の機能を呼び出せる。 再生/一時停止、前後のトラックへのスキップと、AirPodsだけで最低限の操作は可能だ。音量を上げたり、プレイリストを変更するにはSiriを使うか、iPhone、Apple Watchで操作する必要がある。
iPhoneとApple Watch両方同時に音を出力できる
AirPodsは複数のデバイスと同時にペアリングできるが、音声を出力するには切り替えが必要だ。iPhoneから音楽を聴いていて、ペアリング済みのMacで動画を再生しても、AirPodsで動画の音声を聴くことはできない。Macから音声を出力したいなら、MacのスピーカーかBluetoothの設定を変更して、AirPodsに切り替える必要がある。
AirPodsでMacからの音楽を聴いているときにiPhoneに電話が着信したとき、Macで電話を取りAirPodsで話せるが、これはAirPodsの機能というより、MacのHandoff機能を用いている。
バッテリーが保たない
ワイヤレスイヤホンはバッテリーが保たないイメージを持っている人がいると思うが。AirPodsは形状の割には長く連続使用できる。
音楽連続再生時間
- Apple AirPods:最大5時間(本体4g)
- Sony WFー1000X:最大3時間(本体6.8g)
-
Bose SoundSport Free wireless headphones:最大5時間(本体15g)
-
Anker Zolo Liberty+:最大3.5時間(本体6.5g)
BoseはAirPodsよりも連続再生時間は長いが、重さが3倍以上ある。もっとも軽量なのに5時間連続再生できるAirPodsは優秀だ。
正しい情報で正しい選択を
以上、よく言われるAirPodsの誤解について説明してきた。音質や遮音性など、他製品に劣っている部分もあるが、発売から1年半経過した今でもAirPodsは十分競争力がある。正しい情報を得て、自分に最適な製品を選択しよう。