ワールドカップ盛り上がっていますね。今回のワールドカップは、AIが活用されていると報道がありましたが、ITがどんなふうに世界最大のイベントに関わっているか見てみたいと思います。
ワールドカップスポンサーの5社中2社がIT関連企業
FIFAワールドカップオフィシャルスポンサーは5社。そのうちIT関連企業は、ハイセンスとVivo。両方とも中国系の企業です。ハイセンスは家電や情報機器を製造販売していて、最近では東芝の映像関連部門を買収。日本戦のスタジアムに東芝レグザの広告がでていたのは、ハイセンスの提供です。Vivoはスマートフォンメーカーで、グループにOPPO社があり、中国1位、世界3位のシェアを握っています。
ちなみに、FIFAパートナーも含めて日本企業のスポンサーはゼロ。昔はソニーのイメージでしたが。
日本代表の躍進を支えるアプリ
日本代表SBの酒井宏樹によると、選手のデータを参照できるアプリがあるそうです。非公開らしく、JFAが作成したのか、プロサッカー選手の間のみに流通しているアプリなのか不明。ちょっと使ってみたいですね。
AIの予想では、優勝国はスペイン
ドイツの大学がマシンラーニングを使って予想したところ、優勝国はスペインだったそうです。ちなみに日本はグループリーグで敗退予想なので、あてにならないかも。
AIで全選手を画像認識するテレビ
こちらは、ワールドカップのスポンサーでもあるハイセンスの製品。画面に映った選手を0.1秒で認識し、詳細な情報を表示できるとのこと。他にもAIを使って3分以内にニュースを作成する「AIワールドカップニュース大会」もアリババなどの中国の企業が開催しているそうです。すごいな、中国。
VARはソニーのグループ企業が提供
VAR(ビデオアシスタントレフリー)システムは、ソニーが買収した英国ホークアイ社が提供しています。コンフェデレーションズカップなどでテストを行ったあと、ロシアワールドカップに正式採用されました。
試合の流れは止まってしまいますが、ファールかそうでないかモヤモヤしながら観戦しているよりはすっきりすると個人的には思います。