宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

MENU

次期iPhoneの5色展開はオレンジのAirPodsを生む

5色展開!

f:id:tkan1111:20180706164845p:plain

次期iPhoneが5色用意されている報道があった。

japan.cnet.com

次期iPhoneは3モデル用意されていると言われており、そのうちの6.1液晶モデルが多色展開する内容だ。

  • iPhone X後継 (5.8インチOLEDモデル)
  • iPhone X Plus (6.5インチOLEDモデル)
  • iPhone 8後継 (6.1インチ液晶モデル)

色の種類は「グレー、ホワイト、ブルー、レッド、オレンジ」で、最近のiPhoneにないカラフルな内容だ。特にオレンジは過去のiPhoneでは使われていない色だ。

 iPhone 5cの再来?

多色展開というと、2013年にAppleが発表したiPhone 5cを思い出す。iPhone 5cはiPhone 5sよりは100ドル安く、価格帯があがってきたiPhoneの低価格レンジを担った。iPhone 5cは廉価版の割に価格が中途半端だったことと、カラフルな外装に似合わず液晶面は黒しかないこともあり、ヒットはしなかった。

可能性あり

iPhone 5cの失敗を思い返すと今回の多色iPhoneは眉唾な噂に聞こえるが、可能性は十分あると思う。

昨年のiPhoneのラインナップでは、iPhone Xが高すぎたのが課題となった。10万円を価格帯に入ったiPhone Xよりも、安価なiPhone 8の方が売れた。高価なOLEDを価格に見合うものとユーザーは認めなかった。

とはいえ、投資したOLEDを捨てるわけにはいかず、昨年以上に拡販していきたい。そのためにiPhone Xの後継モデルを値下げし、10周年の特別なiPhoneから標準のiPhoneとポジションを広げ、昨年のiPhone 8の価格レンジの上位をカバーする。低価格帯は液晶モデルで受けたいところだ。

廉価版扱いになる次期iPhone 8を多色展開し、シェアを伸ばしている中国勢に対抗する戦略は十分に考えられる。

開発が進んでいたはずのiPhone SE2の姿が未だに見えないのも、低価格レンジをカバーする次期iPhone 8が用意されているなら肯ける。

多色展開は美味しい

Appleとしては、多色展開は成功させたい戦略だ。Appleというとモノクロでシンプルなデザインの印象が強いが、昔の初代iMac、最近ではApple Watchのバンドとカラフルな製品もだしている。多色展開のよいところは、多様な嗜好をもつユーザーをとりこめるのと、周辺機器の売上が伸びることだ。

オレンジのiPhoneを持っていて、同色のAirPodsが売っていたら買ってしまいたくなる(えっ、そうでもない?)。もちろん、色ごとに在庫を管理しないといけないが、Apple Watchのバンド販売で在庫管理のノウハウをもっているだろうし、クックCEOはサプライチェーンの神様と呼ばれた人だ。

スマートフォン市場が飽和化しつつあり、iPhone Xの反省から、これ以上の値上げも難しいとすると、カラフルなiPhoneで低価格帯を攻めるのは理に叶う。

www.kantakayama.com