宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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2019年回顧:小説執筆編。新作を3作脱稿。2作を公開

3作品を完成

今年は3作品を完成させました。ひとつは将棋棋士の話、ふたつめはスマートスピーカーを巡るIT関係の小説、3つ目は高校生の恋愛ものでした。今までもそうでしたが、今年もジャンルはバラバラの作品になりました。

高校生の恋愛物語は原稿用紙550枚を超えて、過去最長の小説になりました。今までの作品はすべて原稿用紙400枚前後で終わっていました。これはストーリーを考える時に映画一本分になりそうな長さを基準として書いているので、そうなると大体400枚ぐらいになっていたんですよね。最新作である「二人合わせて余命三年」はタイトルに引っ張られて物語がどんどん伸びていきました。主人公だけではなく、登場人物全員が生き生きしていて、物語を盛り上げてくれました。この作品を書き上げたことで、物語を作る方法が少しだけ見えた気がします。

2作品を出版

出版したのは2作品。ひとつはAmazonで出版した「ねこつくりの宮」。

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天涯孤独になった主人公サナが、いるか岬で老魔女のようなネリとヒカリと共に、哀しみを抱えている人々に猫を送り届ける話です。どうやって猫が生まれているのか、どうして猫が哀しみを癒やしてくれるのかの謎を探るサナ。後半はスペクタルな展開になっていきます。

ジャンルは現代ファンタジーになるんですかね。児童文学は書いたことがありましたが、このジャンルの作品は初めてです。

Kindle Unlimited会員なら無料です。ねこつくりの宮

もうひとつの公開作品は、LINEノベルで無料公開中の「二人合わせて余命三年」です。LINEノベルは、LINE社が運営しているWeb小説投稿サイトで、ラノベとライト文芸の2つのジャンルがあり、本作品はライト文芸に投稿しましたので、普段よりちょっとライトな作品に仕上げました。

高校生が主人公の作品は「いるかの夢」以来で、男子高校生が主人公なのは初めてですね。最初にタイトルが浮かび物語の外郭ができたので、ラストまで比較的迷わず書き通すことができました。全く考えていなかったラストシーンの台詞が突然浮かんできた経験は久々で、とても気持ちよく物語を閉じることができました。

LINEノベルは無料で読めるのですが、スマホにアプリをインストールしないと読めないのが玉に瑕。ぜひインストールして読んでみてください。 二人合わせて余命三年

 

今年は上々

3作品を完成させることができて、2作品を公開できた今年の執筆活動は上々だったと思います。途中書いていて、収集がつかない作品もありましたが、苦しみながらも完成できたのは大きな収穫でした。

年末年始、お時間がありましたら、読んでいいただけると幸いです。

 

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも99円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。