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第2世代AirPods Pro使用レビュー。第1世代と比較する

第2世代AirPods Pro!

第2世代AirPods Proが届いた。早速使ってみたのでレビューします。

発売日から使ってきた第1世代AirPods Proとの比較もしたいと思います。

開封レビュー

箱はこちら。コンパクトで、第1世代とよく似ている。第1世代はイヤホンが横に並んでいたが、第2世代は斜めに並んでいる。

背面の写真も似ている。紙製のファスナーを引っ張って開けるようになっている。前モデルはカッターナイフでビニールを切って開封したと思う。

蓋を開けたところが、こちら。いつもの「Designed by Apple in California」の表記。説明書が入った紙を外すと、いよいよ本体が現れる。ちなみにAppleロゴシールは封入されていない。

本体を取り出すと、USB-C to Lightningケーブルとイヤーチップが現れる。

USB-C to Lightningケーブルは1m。最近のApple製品にあるメッシュ仕様ではなく、従来の皮膜のケーブルだ。高価なイヤホンだからメッシュ仕様の方が良かったけど、ワイヤレス充電できるから使用頻度が低いからか。

予備のイヤーチップ。第1世代は正方形だったが、3サイズのチップが入っている第2世代は長方形。

中には3サイズのイヤーチップが入っている。第1世代にないのはXSサイズ。Mサイズは本体に付属している。

本体はこちら。見慣れた感じ。

第1世代との比較。左が第1世代、右が第2世代。見分けがつかない。

背面の比較。やっぱり見分けがつかない。

違いがわかるのは、底面と横面。第2世代の底面にはスピーカーの穴があいている。第2世代のケースにはスピーカーが内蔵されていて、充電時に鳴らしたり、場所を教えてくれたりする。

側面にはストラップを通すことができる穴があいている。

イヤホンの大きさは変わらない。違いは、マイクの位置。

接続は非常に簡単。iPhoneに近づけて、ケースの蓋を開けるだけで、画面に表示される。ストラップホールがある第2世代の画像だ。「接続」をタップすると、完了。

第1世代と異なる設定がいくつかある。

まずは「適応型環境音除去」。第2世代は周囲の大きな音を自動的に低減してくれる。迷わずオンにしよう。

「充電ケースのサウンドエフェクトを有効にする」をオンにすると、充電時に「ポロン」とケースから音が鳴る。ワイヤレス充電時にきちんと充電しているかどうかわかる。

ノイズキャンセリングは?

外見が変わらないので、使い勝手もほぼ変わらないが、第2世代は中身がバージョンアップしている。H2チップを搭載しノイズキャンセリング・音質が向上している。

ノイズキャンセリングは第1世代と比べて確実に向上している。第1世代だとわずかに聞こえた扇風機の音が、第2世代だと完全に聞こえなくなる。第1世代のAirPods Proのノイキャン性能にも不満はなかったので、Appleは「最大の2倍の性能」と謳っているが、2倍かどうかは正直わからなかった。SONYの「WF-1000XM4」と比較すると筆者の耳では、第2世代AirPods Proの方が優れているように感じられる。

外部音取り込みは?

AirPods Proが他社製品より優れているのはノイキャンよりもこちらの機能かもしれない。第1世代でも自然な取り込みだったが、第2世代はさらに自然に感じられる。気を抜いていると、イヤホンを挿すのを忘れてしまうほどだ。「適応型環境音除去」をオンにしていると大きな音は除去してくれるが、扇風機などのノイズだけを除去してくれるわけではなく、耳に悪影響を与える大きな音を抑えてくれる。

音質は?

筆者の心許ない耳でも第2世代の音質の方が優れて感じることができる。第1世代より音がクリアで、低音が太い。とは言っても、大袈裟ではなく、すっきりとした音が聞こえる。

SONYの「WF-1000XM4」の方が迫力のある音を響かせるが、どちらが良いかは好みだと思う。AirPods Proの音はシンプルでクリアだ。AirPods Proで迫力ある音が聴きたければ、サウンドエフェクトなどで「加工」すると良い。

ボリューム調整

AirPods Proはタッチ式を採用し、イヤホンのくぼみを上下にスワイプするとボリュームを調整できる。ボリュームが変わると、小さな音がイヤホンから届く。1回のスワイプで変わる音量は±6%。

タッチ調整がしっかりされていて、誤動作することはなかった。耳まで指を持っていくよりはApple WatchやiPhoneで調整する方が早い気もするが、運動している時は便利だ。

Apple Watch充電器でもOK

第2世代からは、MagSafeだけではなくApple Watch充電器でも充電器できる。

ワイヤレス充電器にも対応しているので、3 in 1充電器ならどこでもあいている箇所で充電できる。

ただ、筆者が使うサードパーティ製の充電器の場合、ケースにカバーをすると充電できなかった。純正のApple Watch充電器ならカバーを装着しても充電できたので、磁力の問題だと思う。カバーは第1世代と同じものを使ったので、第2世代対応のカバーが登場するとこの問題も解消されるかもしれない。

気になる点は?

使い始めて二日で気になった点は、多少不安定なところだ。ノイズキャンセリングにしていても、時々ノイズの音量が突然大きくなることがある。新しいファームウェアでも発生した。

あと、YouTubeを視聴していると、音が間欠的に歪むことがあった。Bluetoothの接続が不安定になることがある印象だ。

毎回起きるわけではなく、環境や個体差があるかもしれない。

完成された素晴らしいプロダクト

初代から優れた性能だったが、第2世代は機能がブラッシュアップされて完成度がさらに増した。音質・ノイキャンが向上し、バッテリー持続時間が伸びているので、使い勝手がさらによくなった。iPhoneやMacと一緒にノイズキャンセリングイヤホンがを使うなら、AirPods Proがベストだと思う。マルチペアリングはできないが、MacとiPhoneでの切り替えがスムーズだ。

ネックは4万円近い価格だ。基本的にブラッシュアップなので、価格を考えると初代から慌てて買い替える必要はないかもしれない。ただ、2つ併用することで、一日中使うことができる。リモートオフィス環境の人なら、2つ用意してもいいだろう。

iPhone、Macユーザーがイヤホンを買うなら、まずAirPods Proの購入を検討してみよう。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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