Amazon Echo Spot出荷!
Amazonは、スマートスピーカー新モデル「Amazon Echo Spot」(以下、Echo Spot)の出荷を開始した。すでにいくつかのレビューが届いている。
Echo Spotは、2.5インチの円形ディスプレイを搭載しているのが大きな特徴。レビューでよく言及されているのが、「見れば、情報がすぐに頭に入る」ことだ。天気や、買い物はもちろん視覚的に確認できることで、より素早く多くの情報を得ることができる。耳で楽しむ音楽でさえ、曲名や歌詞を見ることでより多くの情報を同時に入手できる。
視覚を活用するIT機器
人間にとって、「視覚」がいかに便利な感覚なのがよくわかる。見るだけで瞬時に多くの情報を得られる視覚は、パソコンからスマートフォンへ進化したIT機器で最も使われる感覚だ。視覚がなければITの進歩もない。
視覚は便利だけに様々な用途に使われる。テレビや仕事、読書、車の運転など多くの情報量を頭に入れるために視覚はフル活用されている。
聴覚に特化したスマートスピーカー
スマートスピーカーは、視覚を使わない珍しい情報機器だ。視線を変えなくても情報を入手できて、家電に命令できるスマートスピーカーは他のことをしながら活用できるデバイスとして、人気になった。テレビを観ながら、運転しながらでも使えるスマートスピーカーは、時間がない現代人にとって便利な機械だ。
変化球デバイスEco Spot
Echo Spotは、視覚を使わないことで便利なスマートスピーカーと比較すると、変化球のデバイスだ。
聴覚での情報入手は「ながら聴き」ができるのが利点だが、情報入手に時間がかかるのが欠点だ。どんなに優秀な人でも、一から最後まで聞かないと耳からの情報入手は完了しない。「今日の天気」は耳から聴いてわかるが、「一週間予報」だと耳からの情報入手は時間がかかって厳しい。聞いている間に忘れてしまう。
Echo Spotは、スピーカーから音声で情報を発信しつつ、視線を変えることができるなら、視覚で情報を得ることもできるようにしたデバイスだ。
視覚と聴覚の使い分け
こうやって考えていくと、視覚と聴覚の使い分けが見えてくる。
- 視覚・・・情報を素早く入手できる。他のことはできない
- 聴覚・・・他のことをしながらでも情報を入手できる。時間はかかる
以前、Echo Spotはスマートコンピュータだという記事を出した。Eco Spotは状況に応じて「視覚」と「聴覚」をユーザが選択して使い分けることができる未来のスマートコンピュータといえる。
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