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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

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各社のスマホ決済・QRコード決済サービスを比較する

Amazonがリアル店舗に進出?

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アマゾンジャパンが、自社の決済サービス「Amazon Pay」をリアル店舗に展開すると発表した。

netshop.impress.co.jp

既存のAmazonのアプリで表示したQRコードを店舗で見せることで、Amazonアカウントに登録したカードで代金を支払うことができる。顧客はクレジットカードを提示する必要もないし、個人情報を店舗側に晒す必要もない。

店舗側もレジにカメラ付きタブレットを置くだけでよく、クレジットカードや電子マネーの読み取り機を購入・レンタルする必要がない。

店舗がクレジットカード払いを嫌がる要因のひとつは、決済手数料だ。Amazon Payの決済手数料は3.5%と他のカードと同程度の手数料を取る予定だが、2020年までは店舗側タブレットを提供するNIPPON Tabletが手数料を負担するそうだ。

日本が先行した背景

ECサイトでのAmazon Payを使う取り組みはアメリカなど他国でも実施しているが、今回のリアル店舗でのAmazon Payの導入は日本が先行している。Amazonのようなグローバル企業のサービスが日本を優先するケースはまれだ。その背景には、QRコード決済の競争の激化がある。

よく言われることだが、日本は現金決済が強く、電子マネーはおろかクレジットカード払いも他国と比較して少ない。日本のキャッシュレス決済は約18%に対し、中国では60%がキャッシュレス払いだ(韓国は9割近い!)。

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引用:経済産業省

中国では屋台の支払いでもQRコードが使われており、現金を使えない店舗も増えている。

中国の状況に感化されて、LINEの「LINE Pay」、楽天の「楽天ペイ」、ドコモの「d払い」日本でも多くの企業がQRコード決済に本格参入を果たしている。

本格普及して、どこかの企業が市場を占有する前にアマゾンジャパンも参入しておきたかったのだろう。

「コード払い」と「読み取り払い」

QRコード決済は二種類の方法がある。

  • コード払い
  • 読み取り払い

顧客と店舗どちらがQRコードを見せるかの違いだ。

「コード払い」は、ユーザーが自分のアカウントのQRコードを提示して決済する。今回のAmazon Payはこの方式。

「読み取り払い」は、店舗側が提示する価格の埋め込んだQRコードを顧客が読み込み、支払う方式。中国で使われているのは、主にこちらの方式。

各サービスの比較

まだ普及が進んでいないので、顧客がサービスを選ぶというより、買い物をする店舗がそのサービスを導入していたら使えるというのが現状だ。

店舗が導入する際の判断材料が、決済手数料だ。カード払いなど、現金以外の決済だと手数料を店舗は運営会社に支払う必要がある。

LINE Payが2021年まで手数料無料を打ち出し、他社も追随している。楽天は自身がカード運営会社として手数料収入を稼いでいるので、無料にしづらいのだろう。

 

サービス名 コード払い 読み取り払い ポイント 決済手数料
LINE Pay あり 2021年で無料
楽天Pay あり 約3%
d払い あり 非公開
Yahoo!ウォレット (9月開始予定) あり 2021年で無料
Amazon Pay なし 2021年で無料

d払いとAmazon Payは、店舗がQRコードを提示する「読み取り払い」に現時点では対応していない。d払いは携帯料金との統合、Amazon Payは強力なAmazonアカウントでの支払いが売りなので、ユーザーがアカウント代わりにQRコードを提示する「コード払い」が主流となっている。

Amazon以外は利用するとポイントがつく。ヤフーはTポイントだ。現状はどの店舗でスマホ決済が使えるのか見てみよう。

QRコード決済が使える主な店舗

LINE Pay

ローソンで使えるのが大きい。モンテローザ系居酒屋はタブレットでのオーダーも早かったし、スマホ決済の導入も早い。

LINE Pay

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楽天ペイ

こちらもローソンが対応。強い営業力を背景に個人の飲食店にも普及している。

楽天ペイ: アプリ決済が使えるお店

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d払い

高島屋で使えるのですね。アパレル関係が強いの百貨店絡みでしょうか。

d払いが使える街のお店をさがす|dポイントがたまる・つかえるスマホ決済!

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Yahoo!ウォレット

LINEや楽天に比べて遅れを取っている印象。自社グループのヤフオクドームが対応。

https://wallet.yahoo.co.jp/shop/payment/

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乱立のまま普及する?

複数のサービスが競争する構図は電子マネーのときと同じだ。どこかの一社が競争に勝って市場を占有するより、QRコード決済の場合導入コストが低いので、多くのサービスに対応する店舗が増えていくと予想する。特に、生成したQRコードをプライスタグ貼付すればよい「読み取り払い」なら店舗側の負担は小さい。

現金払いが嫌な筆者のような人間にとっては、どのサービスでもよいから早く普及してほしいところだ。

www.kantakayama.com