春イベント開催
日本時間で本日(4月20日)の26時、Appleの新製品発表イベントが開催される。
発表される新製品の予想はしちゃったので、この他に気になるポイントを考えてみます。
トラッキング防止機能
ベータ版の開発が進んでいる「iOS 14.5」では、アプリはトラッキングする許可をユーザーに求める必要がある。トラッキングとは端末内のユーザーの行動履歴をアプリが参照することで、収集したユーザー情報を元にしたターゲット広告を表示できるようにすることだ。
アプリが個人の行動履歴を取得することをAppleはずっと懸念していて、今後はユーザーの無許可でのトラッキングは不可となる。
この措置は、ターゲット広告を実施しているGoogleやFacebookへの対抗措置になる。クックCEOがこのことをどのように説明するのか注目だ。
AirTag
物忘れタグ「AirTag」が発表されると予想されている。AirTagはiOSなどの「探す」アプリで位置を探知することでき、連携したiPhoneやApple Watchから離れるとアラートを発呼するデバイスだと思われる。
Appleとしては新製品だが、サードパーティ製では似た機能の製品が存在する。「探す」アプリはサードパーティにも解放されたので、AirTag独自の機能があるのか注目したい。
新型iPad Pro
報道によると次世代iPad Proが発表されるのは間違いなさそうだ。昨年iPad AirがiPad Proを上回るチップ性能で発売されている。iPad Airよりも高価なiPad ProがiPad Airの性能をどのように上回ってくるか。ミニLEDディスプレイが搭載される噂がある。実現するとAppleの次世代ディスプレイの初お披露目になる。
それ以外に、次世代Apple Pencilが登場するという予想もある。従来より低レイテンシーで軽量化されているのだろうか。こちらも注目したい。
iPad mini
iPadシリーズは現在4種類ある。価格とディスプレイサイズやホームボタンの有無で差別化している。iPad miniは現行iPadより値段が高いのにディスプレイは小さい。今回のアップデートでチップ性能は向上すると思われるが、そうなると価格は値上げか据え置きか。iPad miniはプレミアムコンパクトの位置付けのままなのか、それとも性能を抑えてiPadの廉価版として販売するか、iPad Proを含めて各iPadファミリーの位置付けがどのように変化するか気になる。
サービス
Appleのサービス部門は成長を続けているが、Apple Music以外のサービスはシェアを獲得できていない。動画配信はAmazon Prime Video、Netflixの後塵を拝している。鳴り物入りで始まったApple Arcadeも順調とは言い難い。
サービスのテコ入れを図る時期だ。Apple TV+の値下げや自主映画の拡大などが発表するかもしれない。
One More Thingは?
Appleとしては新しいカテゴリーであるAirTagは目玉になり得るが、他のメーカーがすでに同種の製品を販売している。
他に隠し球があるのだろうか。昨秋に発売したiPhoneとApple Watchはないだろうから、M1 MacかApple TVか。
カラフルなiMacが発表されるという噂がある。Apple TVなら、AmazonのFire TVのようなHDML直差しの廉価版が登場するかもしれない。
何が発表されるか確定したことはないもありませんが、分からないこそ楽しみですね。