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AppleシリコンMacが年内登場。現行Macユーザーはいつ買い換えるべきか

AppleシリコンMacが年内登場

今年のWWDC基調講演の最大の目玉は「Appleシリコン」だった。Appleの自社開発チップ「Appleシリコン」を搭載したMacを年内に発売するとAppleは表明した。長いMacの歴史上三度目の大幅なプラットフォームの変革となる。

Appleは2年の間にIntelからAppleシリコンへの移行を完了すると言っている。ということは、現行のIntelチップベースのMacは遅くても2年後には販売しなくなる可能性が高い。

今後どうなるのか現行Macユーザーはいつ買い換えるべきか考えてみます。

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macOS Big Surは使える?

WWDCで次期macOS「Big Sur」をAppleは発表し、開発者用ベータ版の配布がすでに始まっている。Appleシリコンと一緒に発表されたので、誤解する人もいるだろうけど、 Big SurはIntelチップ搭載の現行Macで稼働する。Intelチップ版は秋にはオフィシャル版が登場するはずだ。

一方、年内に登場するAppleシリコンMacのために、Appleシリコン版のBig Surも用意されている。新製品を発売してOSがエミュレータということはないだろう。Intelチップベース版とAppleシリコン版の2種類が用意されている。

  • Big SurにはIntelチップベース版とAppleシリコン版が存在する

IntelチップMacはいつまで販売?

Appleシリコン版Macを発売しても、2年間はIntelチップMacも併売するとAppleは公言している。つまり遅くても2年後以降はIntelチップMacは販売されなくなるということだ。

新製品の開発もストップするだろうから、IntelのCPUのアップデートに伴うマイナーチャンジはあってもIntel版のフルモデルチェンジは今後ないと思われる。Magic Keyboardを搭載した13インチMacBook ProがIntelチップ版最後の新モデルになるかもしれない。

今後AppleはAppleシリコン製品の開発に注力することになる。

  • 2年間は併売。Intel版Macのフルモデルチェンジはなさそう

 2年後はどうなる?

2年後以降、Intel版の新OSは開発されないと思われる。macOSは毎年新しいバージョンが登場するが、来年のIntel版OSは存在しないかもしれない。

セキュリティなどのアップデートはあると思うが、今年のBig SurがIntel版最後のOSの可能性もある。

アプリについても、新しいアプリの開発は2年の間にAppleシリコン中心に移行していくので、2年後にはIntel版アプリの開発はかなり少なくなると予想される。

  • Intel版新OS、新しいアプリは開発されなくなる

年内登場のAppleシリコンMacは、どのモデル?

AppleシリコンMacの年内の登場を予告したが、どのMacが登場するかAppleは発表していない。最初のAppleシリコンMacは、どのモデルだろう?

最初のAppleシリコンは、スタンダードモデルだと予想する。Appleシリコンの基になる、iPad Proに搭載のA12ZはMacBook Pro 13インチ搭載のIntelチップに匹敵する性能だと言われる。AppleシリコンはiPad ProのA12Zよりもコア数を増やしパフォーマンスをさらに向上させると予想されるので、現行Macbook Air以上の性能はあると思われる。

Appleとしては、Appleシリコンの性能をPRしたいので現行のエントリーモデルであるMacbook Airでは発表しないと思われる。Macbook Airは今年マイナーチェンジした点からも、候補から外れる。

性能をアピールしたいなら、いきなりMacbook Proに登場する可能性もあるが、Macbookの最上位版としての位置づけのMacbook Proにいきなり投入するのはリスクもある。まずはスタンダードモデルであるMacbookの名を復活させて、最初のAppleシリコンMacbookを発売すると予想する。

Intelチップに移行した時もMacbookは発売されている。

デスクトップ版は開発機と同様にMac Miniが発売されると思われる。Mac Miniはエントリーモデルであるのと同時に拡張するとハイエンドに匹敵する性能にもなる。Appleシリコン搭載のMacとしては最適だ。

  • ノートはMacbook、デスクトップはMac Mini

現行ユーザーはいつ買い換える?

結論から言うと、急ぎでなければ少なくても年内の買い替えは待った方が良い。早ければ来年からIntelチップ版の新型macOSは開発されない可能性もある。もちろん現行OSを使い続けることは数年の間は可能だが、やはり新しいOSを使いたい。

また、自社開発であるAppleシリコンMacは、現行Macより安い価格が設定されると思われる。自社開発にするメリットの一つはコスト削減なので、自社開発にして値上げになるのは筋が通らない。

ただMac Proなどのハイエンドを指向する人で、2年以内に必要な人は今購入しても良いかもしれない。AppleシリコンがMac Proのようなハイエンドをカバーするのは数年先だと思われるからだ。現行のMac Proのモデルチェンジに時間がかかったように、拡張性や冷却システムを考慮しなければならないハイエンドマシンの設計は時間がかかる。ひょっとすると移行が完了すると言われる2年後でもまだ現行のMac Proが販売しているかもしれない。それなら、今購入しても損はない。

  • 少なくても年内は見送った方が賢明。ハイエンドユーザーはその限りではない

とにかく楽しみだけど

現行のIntel版より軽量かつ安価と思われるAppleシリコン版Macの登場は今から楽しみだ。ただ、それまでに今使っているMacbook Proが壊さないようにしないと。

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