イベントの季節
Appleがメディアに9月のイベントの招待状を送った。開催日は9月12日午前10時(現地時間)、場所は昨年と同様Apple本社のスティーブ・ジョブズ・シアター。
ここまですべて予想通り。
毎年招待状のデザインは、イベントで発表する製品を示唆していると言われる。どういう意味があるのか考えてみよう。
金色はiPhone XSのカラー?
今年の招待状は高級感溢れるデザイン。ゴールドの円に、金色の文字。招待状の色は新製品の本体色を示唆したことが多い。
カラフルなデザインの招待だった時は、iPhone 5Cを発表した。噂では、新型iPhoneにゴールドバージョンがあると言われる。現行のiPhone Xにはゴールドモデルがないので、新たな”売り”としたいのだろう。
Apple Watchの高級モデルはない?
他の製品はどうだろう?
現行モデルでは、iPad、iPad Pro、MacBookにゴールドモデルがある。すでにゴールドモデルが存在している製品を出しても”売り”にはならないので、これらの製品のゴールドモデルはイベントの目玉にはならないだろう。
新製品が噂される中で、Apple Watchもゴールドプレミアムという色を用意している。ピンクのバンドとセットで売られて、優しい色の組み合わせとなっている。Apple Watchは高級バージョンのモデルを減らし、スポーツモデルに特価してきているので、この招待状のデザインのような高級モデルは登場しないと予想する(セラミックモデルであるApple Watch Editonは残るでしょうが)。
Apple本社にそっくり
次に目が行くのは中央の円だ。この円は何を意味しているのか。一番最初に思いつくのは、イベント会場のApple本社だ。
昨年秋のイベントのときは、まだ完成していなかったが、その時も新オフィスの説明をしていたし、ちょっと今更感がある。メッセージと合わせて「Apple本社に集合!」という意味はあると思うが。
新型Apple Watchが円形になる?
現行Apple製品の中で円形のものはない。思いつくのはiPhoneやMacを買った時のケーブルが円状に梱包されているぐらい。
一時期噂になったApple Watchのフェイスが円形に変わることを示唆しているのだろうか。最近の情報ではApple Watchのサイズは変わらず、画面だけが大型化するものが多い。今のApple Watchのインターフェイスは角型を前提としていて、ベータ版が公開されているwatchOS 5でも円型インターフェイスの証拠は見つかっていない。
他に発表が予想されている製品のAirPowerも、すでにデザインが公開されているので、円型ではない。
大規模アップデートを予告?
円は、角がない完全な形だ。この金色の円は、多くのモデルを発表して、完璧なラインナップを用意することを意味しているのではないか。今年は噂になっている新製品がかなり多い。
噂になっている新製品
- iPhone XS (5.8インチOLEDモデル)
- iPhone XS Plus (6.5インチOLEDモデル)
- iPhone 9 (6.1インチ液晶モデル)
- Apple Watch series 4
- 廉価版Macbook
- Mac mini
- iPad Pro
-
AirPower
- 新型AirPods
イベントの時間は限られているので、MacとiPadの発表は別のイベントかサイレントローンチになるかと思ったが、この円は全てのモデルを発表することを意味しているかもしれない。
Gather Roundの意味は?
メッセージにある「Gather Round」はどういう意味なのだろう。「集まる」「引き寄せる」といった意味なので、これは円形のApple本社(スティーブ・ジョブズ・シアター)に人が集まることと、たくさんの新製品が集合することを示唆しているのではないか。
今年は盛りだくさん
上述した製品すべてを本当に発表するなら、かなり駆け足の発表になりそうだ。
今年から招待客のパスがiPhoneのWalletに対応したそうだ。招待客全員がiPhoneを持っている前提なのだろう(それはそうですよね)。ひょっとすると、以前噂になったNFC開放を示唆しているのかもしれないですね。