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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

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Appleの10月イベントまとめと雑感。Appleの反省と二極化するApple製品

Appleの10月イベント

Appleが10月のオンラインイベントを開催した。今年のテーマは音楽とクリエイティブ、AirPodsとMacが発表のメインだった。発表された内容のまとめと雑感を記しておきます。

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Apple Music Voice Plan

Apple Musicに新しいプラン「Apple Music Voice Plan」が追加された。Voice PlanはApple Musicの廉価プランで日本では月額490円で提供される。画面タップでの曲選びはできずにSiri経由の音声のみで操作できる。聴ける曲数に制限はないので、バックグラウンドミュージックとして流すには良いプランだと思う。

ライバルのAmazon Musicにある1台のAmazon Echoのみに音楽を流せる「Echo Plan」(月額380円)の対抗策だと思われる。

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それ以外にも、空間オーディオやロスレスオーディオでの再生ができないなどの制限があるので、ガッツリ音楽を聴く人よりはBGM向けのプランだ。

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HomePod miniに新色

イエロー、ブルー、オレンジの3色が加わり、ホワイトとスペースグレイと合わせて5色になった。イベントでも紹介されたように、各部屋の内線通話として子供部屋など各部屋に置くことを想定しているようだ。

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第3世代AirPods

噂通り、新型AirPodsが発表された。新しいAirPodsは、ざっくりいうと「ノイズキャンセリング性能抜きのAirPods Pro」だ。AirPods Proに似た形状になり、操作も感圧式に変更された。空間オーディオにも対応し、IPX4防沫仕様で外でも使いやすくなった。

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AirPods Proより優れている点は、最大再生時間と充電時間だ。再生時間は6時間とAirPods Proよりも長く、ケースでの充電を使えば最大30時間使うことができる。高速充電も可能だ。

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イヤホンもケースもAirPods Proより一回り小さい。Proと異なりイヤーチップを使用していないのでイヤホンは軽く、ケースも軽い。

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価格は第2世代とAirPods Proの中間。Proとの価格差は7,000円。ノイズキャンセリング性能を7,000円で追加するかどうかの選択になる。第2世代は19,580円だったが、16,800円に値下げされて今後も併売される。こちらも7,000円の差額になっている。第2世代が第3世代に優っているのは価格だけなので、リーズナブルなワイヤレスイヤホンが欲しいなら第2世代を選ぶ手もある。

HomePod miniなど数多くのデバイスがカラーバリエーションが増えたのに、AirPodsは今回もホワイトのみ。これだけ売れているのにどうしてなんだろう? AirPodsは「ホワイトのイヤホン」というブランドイメージを維持しつつ、カラバリはBoseブランドに任せているのか。

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新型Macbook Pro

Macbook Proは、最新チップ「M1 Pro」「M1 Max」に合わせて、フルモデルチェンジされた。ディスプレイから筐体、あらゆる点が変更された。M1搭載モデルは過去モデルと同じボディだったので、今回が本当のAppleシリコン版MacBook Proだ。

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ディスプレは13インチが14インチに大型化されて、ベゼルは大幅に縮小した。注目はiPhoneみたいに追加されたノッチだ。ノッチにはカメラやセンサーが内蔵されているが、Face IDは搭載されていない。

ノッチは目立ちそうだけど、メニューバーに埋め込まれるので、使用中はそこまで違和感がなさそうだ。動画鑑賞時も、黒い横帯と同化するので目立たない。

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不評だったTouch Barは物理キーに変更になった。バタフライキーボードと合わせて、以前のモデルで試みられたキーボードの改革は完全に失敗に終わった。過去の失敗を反省するのは今までのAppleでは見られなかった点だ。

物理キーになったファンクションキーはMacBook Airや2ポート版MacBook Proと異なり、他のキーと高さが同じで打ちやすくなっている。

指紋認証のTouch IDはブラインドタッチでも触れるように凹凸がついた。

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他にも変更点は多々ある。驚いたのは、MagSafe、SDカードスロット、HDMIポートの復活だ。一度捨てたポートを復活させたのも今までのAppleだったら行わなかったことだろう。USB-Cポートだけで充電からなんでもカバーする方向に進んでいたが、利便性を考えると個別のコネクタ・ポートがやはり必要だった判断したようだ。また、複数のポートはMacBook Airとの差別化にもなっている。

MagSafeは以前のものと似た形状をしているが、名称はMagSafe 3に変わっている。高速充電が可能になったからだろう。

今まで同様にUSB-Cでも充電できるので、左右どちらからでも充電が可能だ。

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高性能なM1 Proチップのため、バッテリー駆動時間はM1チップ版より短くなっている。

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バッテリーも増量されために、13インチ版よりも重量は増えていて、サイズも微妙に大きくなっている。

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価格は上がった。新しい14インチ MacBook Proは16GBメモリ、512GBストレージが標準になっているので単純に比較できないが、MacBook Airの2倍の値段は選ぶのに躊躇する。

多くの人はM1チップの性能で満足できていたと思うので、MacBook Proが本当に必要なのは動画編集を頻繁に使うパワーユーザーに限られるかもしれない。

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Appleの反省と順調な進化

今回のイベントで興味深かったのは、過去不評だった機能が廃止されていることだ。誤動作が多かったAirPodsのタッチ式は感圧式に変更され、鳴り物入りで登場したTouch Barは廃止された。ユーザーの意見をきちんと取り入れる新しいAppleの姿勢がよく見て取れる。

一方で、Appleシリコンへのリプレースは順調に進んだ。昨年は変更されなかった16インチ版MacBook ProはM1 ProとM1 Maxによってモデルチェンジできた。

インテルチップを搭載したままのMac Pro、iMac ProもM1 ProとM1 Maxがあればリプレースできるだろう。

半導体不足が影響しているのか、全体的に価格が上昇しているのが気になるところ。AirPodsは過去モデルより4000円以上も値上げになったし、高性能になったとはいえMacbook Proも大幅な値上げとなった。

その反面、第2世代AirPodsは値下げされるなど、価格が二極化された。iPhone SEとプロモデルがあるiPhoneもそうだが、リーズナブルなモデルと最新技術を搭載したハイエンドモデルの両面作戦でAppleは行くようだ。

自分がどの程度の性能が本当に必要か見極めて、購入するモデルを選ぶべきかもしれない。

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