神奈川県内への出店が確定
Appleストアの求人案内に「今後オープン予定の神奈川県内ストアも、勤務地候補となります」と記述があり、Appleが「神奈川県内の出店」を認めた。
ラゾーナ川崎プラザ
予想されている出店場所は、川崎駅前のショッピングモール「ラゾーナ川崎プラザ」だ。
ラゾーナ川崎プラザは川崎駅周辺最大のショッピングモールで、広場に面した一等地が一年近く「Coming Soon」のままになっている。
出店予想場所は現在も内装工事が続き、黒い壁に覆われている。商業施設に入店したApple新宿の工事でも同様の工法をとっていたので、ラゾーナ川崎への出店はかなり確度が高い。
オープン日は夏から秋?
Apple川崎と思われる店員募集が最初にあったのは2018年秋。Apple京都でもオープンの一年前から募集があったので、Apple川崎のオープン日も今年の夏から秋と思われる。
首都圏偏重の背景
Apple川崎は、昨年のApple新宿の新規オープン、Apple渋谷のリニューアルオープンに続く首都圏への出店となる。
一方でApple仙台の閉店がアナウンスされ、関東以北のAppleストアはなくなってしまった。
Appleは、Appleストアを販売とサポートだけではなく、地域のコミュニティづくり、ブランド力の向上を目的とした店舗に変えようとしている。
そうであれば、首都圏以外の都市にもAppleストアを置くべきだろう。首都圏と比べて、閉店した札幌や仙台の人口が少ないといっても、札幌の人口は約200万人、仙台は約100万人だ。USやUKでは、10万人以下の街にもAppleストアがある。
Apple正規サービスプロバイダ
どうして他国と日本では状況が異なるのだろう。ひとつの理由は、「Apple正規サービスプロバイダ」の存在だ。Apple正規サービスプロバイダは、Apple製品の修理やサポートを行う認定業者だ。ビックカメラやカメラのキタムラなどが認定を受けていて、ほぼ全都道府県に存在する。
Appleストアのひとつの役割はサポートなので、Apple正規プロバイダがその役割を担っているというわけだ。
販売についても、日本ではAppleストア以外の家電量販店の影響が大きい。日本ではかなりの小都市でも家電量販店が存在している。
家電量販店内にはApple製品取扱店である「Appleショップ」がある。AppleショップはApple認定の販売店で、Appleストアに準じた内装とレイアウトで展示販売できる。
Appleストアのイベント以外に、実際にはAppleストアでしかできないことは少ないが、Appleファンとしては各都市にAppleストアを設置してほしいですけどね。