文字盤がいっぱい
Apple Watchはバージョンアップするにつれて搭載する文字盤が増えていった。watchOS 7では、37種類もある(series 4以降。NikeやHERMESなどの特別な文字盤を除く)。NIKEモデル専用の文字盤も4種類ある。
これだけ多くの文字盤があると、どの文字盤を使って良いか迷う。
筆者が一番使っている文字盤は、最も情報量が多い「インフォグラフ」だ。「インフォグラフ」はApple Watchのディスプレイが大型化したApple Watch series 4に採用された文字盤で、8種類のコンプリケーションを置くことができる。
筆者の使い方をご紹介します。
コンプリケーション
- 左上:気象状況
- 右上:天気・気温
- 左下:PayPay
- 右下:ショートカット
- 上サブダイヤル:カレンダー
- 左サブダイヤル:クイックスタート
- 右サブダイヤル:Qrio Lock
- 下サブダイヤル:連絡先
気象状況
天気のコンプリケーションは6種類あるが、「気象状況」は今の天気を表示する。雨が降っているどうかわかるので、傘を持っていくべきか判断できる。外が見える窓があるならいらないかな。
天気・気温
iPhone上だと「天気・気温」とあるが、Apple Watch上では「温度」と表示される。現在の気温がわかる。その日の最低気温・最高気温も分かるのでお出かけ前の服装チェックに使える。
PayPay
左下は変更することが多いけど、今はPayPayにしている。バーコードを表示してレジで支払いするときに便利だからだ。以前はiPhoneでバーコードを表示していたが、マスク着用になりFace IDの解除ができなくなったので、Apple Watchを使うようになった。ちなみに、カメラがないApple Watchではスキャン払いができない。
ショートカット
watchOS 7からショートカットが使えるようになった。個別のショートカットを置くこともできるが、「ショートカット」一覧なら、一覧から各ショートカットが選べる。面倒な気もするが、個別のショートカットは実行前に確認が入るので、タップ数は変わらない。
カレンダー
上サブダイヤルはカレンダーで固定。次の予定の詳細が参照できるのが、上サブダイヤルだけだからだ。他のサブダイヤルだと日付のみ表示される。
クイックスタート
「クイックスタート」はNIKE RUN CLUBのコンプリケーションで、watchOS 7から追加された。従来のコンプリケーションと異なり、タップしただけですぐにランが開始される。過去の情報も参照できないし、間違って触れてもランが開始されてしまうが、1タップで走り始められるこのコンプリケーションを愛用している。
通常のNike Run Clubのコンプリケーションだと当月の走行距離がコンプリケーション内に表示される。
Qrio Lock
スマートロック「Qrio Lock」のコンプリケーションを置いている。タップして家の鍵を開けることができる。持っていない人はもちろん選べないけど、荷物を持っている時でも鍵を取りださなくてもアンロックできるので便利だ。
連絡先
よくコンタクトする「連絡先」を文字盤に設置できる。タップすると、その人にすぐにメッセージや電話することができる。「今帰るよ」みたいな定型文を送るなら、ショートカットを作った方が早い。
自分的には最強の文字盤
Apple Watchの文字盤に美意識を追求したい人には向かない文字盤だと思う。そういう人にはアートや写真など様々な文字盤が提供されている。
美しさより機能を求める人には「インフォグラフ」は最強の文字盤だろう。8つのコンプリケーションを置けるので、天気を2種類置いたり、アプリケーションを起動するコンプリケーションが置ける。