<追記:2018/09/13>
Apple Watch series 4が発表になりました。series 3との比較はこちら。
豊富な情報量の新型Apple Watch 4
先日流出した新型Apple Watch series 4の画像は衝撃的だった。
いろいろと想像できる画像だが、一番の注目は見たことがない新フェイスだろう。じっと見ていたら、この豊富な情報量を表示するフェイスは登山に使えるのではと思ってきた。登山用腕時計と機能を比較してみよう。
登山用時計に必要な機能との比較
気圧
登山用時計では定番の機能。気圧で天気の変化を予測する。Apple Watch series 3でも内蔵している。
高度
高度測定することで、自分の場所を把握できる。これもすでに内蔵している。
コンパス
自分がどちら向かって進んでいるのかがわかる。Apple Watchはジャイロスコープを内蔵して自分が向いている方角を示してくれる。
GPS
遭難しないために、登山にはもはや必須の機能。Apple Watch series 2から内蔵。
日の出・日の入り
夜間の登山は危険だ。今回のフェイスに地球のアイコンがあるのは、日の出・日の入りをすぐにわかるためでは? 先日はタイマーかと思ったが、右下の数値は日の入りまでの時間を表示していると思われる。ここまで日の出・日の入りを推す必然性がある用途は登山ぐらいでは?
防水
急に雨が降ることもあれば、浅い川を渡ることもある。新Apple Watchは物理的なボタンを廃して、防水性能をより高めていると言われる。現行モデルでも水泳ができるほど耐水性能は高いのに、さらに高めるのはタフな登山への用途も視野に入れているからかもしれない。
ライト
夜間登山に懐中電灯は必須だが、ちょっと手元を照らすライトがあると便利。watch OS 4からライト機能が使えるようになっている。
温度計
気温がわかれば天候の急変がわかるし、自分の服装を調整する参考にもなる。温度計機能は現行Apple Watchにないが、流出画像の右上の数値は明らかに温度(華氏)だ。新型Apple Watch 4では温度計センサーを内蔵している証拠かと。
紫外線
紫外線を計測できるセンサーを内蔵しているアウトドアウォッチもある。皮膚がんを引き起こす紫外線を過度に浴びないためにUVを計測するのは重要だ。流出画像の左下はUVI(紫外線指数)だ。新Apple Watch 4は紫外線センサーを内蔵しているのでは。紫外線は場所により大きく数値が異なるので、ネットの天気情報の数値を表示しても意味がない。
最も重要な連続使用時間は?
様々な機能を比較してみたが、新フェイスに表示してある数値を本当に計測できれば、新型Apple Watchは登山時計として十分に使えそうだ。
実際に登山時計として使う最大のネックはバッテリーだ。現行Apple Watchでは、GPSを使用した連続使用時間は最大5時間。iPhoneを携帯すれば最大18時間使用できるが、野営するような登山ではそれでもバッテリーが保たない。
おまけに、温度計や紫外線などのセンサーが増えれば、それだけバッテリー消費は増える。この課題をAppleは解決できたのだろうか。
登山向けなら、ガラスの強化も
もうひとつ登山向けに必要なのは強度だ。岩場にぶつけることもある登山用時計はタフさも求められる。アルミニウムモデルは強化ガラス(Ion-Xガラス)を用いているが、ステンレスモデルはより強度が高いサファイアクリスタルを用いている。
登山用ならアルミニウムモデルの方が用途に合うので、Apple Watch4ではアルミニウムモデルにもサファイアクリスタルか、より強化したガラスが使われると予想する。
Appleが登山向けとイベントで標榜するかわからないが、流出画像にある機能が実現すれば、登山にも十分つかえそうですね。