イベント直前
9月10日にAppleの秋のイベントが開催される。おそらく、きっと新型Apple Watch series 5(以下、Apple Watch 5)が発表されるだろう。
今流れている噂を元に新型Apple Watchを予想してみます。
名称
iPhoneは名称が毎回予想対象になるが、Apple Watchの名称は簡単だ。今年登場するのはApple Watch series 5だろう。
ただ、ナンバリングをやめてしまう可能性は多少はある。昨年のApple Watch series 4はApple Watchとしては初めての大型モデルチェンジだった。今回はボディデザインの変更などの大きな変更があるとは想像しづらい。
そういうときは、iPadのようにナンバリングをやめてしまう好機ではあるが、Apple WatchはiPhoneと同様にAppleの主力製品と位置づけられているので、iPhoneと同じくナンバリングは継続すると思われる。
- 名称:Apple Watch series 5
派生モデル
現行のApple Watchは、オリジナルモデルの他に、Nike+とHERMESモデルが存在する。以前はあった高級バージョンのEditionモデルは用意されなかった。
セラミックモデルが存在する噂がある。今年はディスプレイなどの大幅な外観の変更はないので、注目を集めるためにセラミックモデルの復活は十分あると思う。
- 派生モデル:セラミックモデルの復活
ディスプレイ
おそらく変更はない。昨年大型ディスプレイが導入されたばかりだからだ。Apple Watchは過去のバンドを流用できるようになっているのと、ウェアラブルデバイスの宿命でボディサイズを変更しづらい。
ディスプレイ性能も変更はないだろう。LTPO OLED Retinaディスプレイは現時点でこれ以上のディスプレイは存在しない。Appleが開発中と噂のMicro OLEDが完成すれば、ディスプレイサイズが小さいApple Watchに真っ先に導入されるだろうが、今年はまだ間に合わない。
- ディスプレイ:変更なし
チップ
毎年アップデートしているので、今年も新しいチップA5が導入されるだろう。性能は不明だが、今年は性能向上よりも省力化に軸足を起きそうな気がする。
それは、「睡眠トラッキング機能」を発表するという噂があるからだ。睡眠をトラッキングするためには就寝中もApple Watchを装着する必要があり、そうなるとバッテリー持続時間と充電時間がネックになるからだ。
- チップ:新型A5を搭載。省力化に注力
ボディデザイン
前モデルで変更になったディスプレイサイズは変わらないとして、他のデザインはどうだろう。ボディデザインが少し厚くなるのではと予想する。なぜなら、睡眠トラッキング機能を実現するために、バッテリーの容量を増やす可能性があるからだ。Apple Watch 4で薄くなったボディがApple Watch 3並(Apple Watch 4より0.7mm厚い)になるのでは。
- ボディデザイン:Apple Watch 3並に分厚くなる
カメラ
Apple WatchはiPhoneから脱却し、Apple Watch単体で使用できることを目指している。watchOS 6ではApp Storeを搭載し、Apple Watch単体でアプリのインストールもできるようになる。
Apple Watch単体で使用して欲しくなる機能がカメラだ。ランニング中に、気になるお店の看板を撮影したい時などにApple Watchにカメラがあると便利だ。また、Apple Watchでビデオ電話ができれば、未来的で楽しそう。
しかし、Apple Watchボディ本体にはカメラを搭載する余裕はない。マラソンを真剣に走るランナーには重くなるカメラ内蔵は好まれないだろう。
カメラ内蔵モデルを別途用意する事も考えられるが、状況によってはずせる「オプションバンド」の存在を予想したい。
Apple Watchのバンド取り付け部分には初代から「謎の端子」が存在する。過去一度も使われていないが、給電が可能なようだ。この端子を利用して、状況によって特定の機能を内蔵したバンドを取り付けられると予想する。
- カメラ:オプションバンドで対応
センサー
現行モデルでも多くのセンサーを内蔵しているApple Watch。噂で流れているのは、血糖値の測定、気温センサーだ。スポーツウォッチとしてライバルであるガーミンにあって、Apple Watchにないのが気温計だ。
Apple Watchで表示されている気温はネット経由の情報であり、Apple Watchが測定したものではない。今年は気温センサーが内蔵されるのでは?
血糖値は背面のLEDを照射して体内のグルコース量測定すると言われているが、常時変動する血糖値を正確に測定するのはまだ難しいと予想する。
- センサー:気温計を内蔵
バッテリー性能
前述の睡眠トラッキング機能を実現するために省力化と急速充電機能が実現すると予想する。新型iPhoneには他のデバイスを充電できるパワーシェアリング機能が搭載されると噂されている。iPhoneでApple Watchを充電するためにApple Watchの充電方式を変更する可能性がある。
睡眠トラッキング機能のために、充電時間を短縮して入浴中などのわずかな時間で充電を完了できる機能が搭載される。
- バッテリー性能:バッテリーは増量。急速充電に対応
認証
Apple Watch単体での利用を考えたときに面倒なのがアンロックだ。Apple Watchだけで使用する場合、アンロックするにはパスコードを入力しなければならない。とは言え、Face IDを内蔵するスペースも指を置く場所もない。画面内にTouch IDができるようになれば可能だが、今年はまだ難しいだろう。
- 認証:変更なし
価格
昨年はディスプレイの大型化に伴い値上がりしたApple Watchだが、今年は本体に目玉な機能もないので、据え置きでは。セラミックモデルはステンレスモデルよりも高価になるだろう。過去の例からすると、2万円高ぐらいか。
- 価格:据え置き
まとめ
- 名称:Apple Watch series 5
- 派生モデル:セラミックモデルの復活
- ディスプレイ:変更なし
- チップ:新型A5を搭載。省力化に注力
- ボディデザイン:Apple Watch 3並に分厚くなる
- カメラ:オプションバンドで対応
- センサー:気温計を内蔵
- バッテリー性能:バッテリーは増量。急速充電に対応
- 認証:変更なし
- 価格:据え置き
噂を元に新型Apple Watch 5を予想してきた。予想が実現すれば、今年の目玉機能は「カメラ内蔵のオプションバンド」ということになるだろう。
なぜかwatchOS 6の発表時には公表されなかった「睡眠トラッキング機能」を新型Apple Watch 5でどう実現するかは気になるが、A5チップによる省力化と急速充電機能で対応すると予想する。
予測が当たるかどうか含めて、火曜日のイベントが楽しみだ。