Apple Watch series 7は買い?
Apple Watch series 7が発表された。発売日はまだ公表されいないが、今年の秋後半に発売される予定だ。
<2021/10/11追記>
10月15日に発売された。
果たして、この新型Apple Watch series 7を買うべきか。
あえて買わない理由を挙げてみます。
- Apple Watch series 7は買い?
- 変わらないチップ性能
- 増えなかったセンサー
- 使い勝手が変わらない新ディスプレイ
- 丸一日保たないバッテリー
- 多分重い
- マイナーチェンジ感が否めないApple Watch 7
変わらないチップ性能
Apple Watch 7のチップ性能は、昨年モデルのApple Watch 6と同一といわれている。Appleの発表イベントでも基本性能について言及はなかった。別に昨年モデルの性能に不満があったわけではないが、チップ性能が変わらなければ、大きな進歩も新機能追加もないだろう。
今年変わらなかったら、来年は大幅に進化し、チップ性能の向上とともに新機能が追加されることが予想される。
増えなかったセンサー
Apple Watch 7で追加されたセンサーはない。昨年モデルでは血中酸素測定センサーが搭載されたが、今年モデルには新規のセンサーはなく、噂にあった体温測定などの新機能はない。
今年何も追加されなかったということは来年新しいセンサーが搭載される可能性が高い。今年噂になった体温測定センサーかもしれない。
使い勝手が変わらない新ディスプレイ
今年モデルの1番の目玉は、拡大されたディスプレイだ。だが、拡大したのはわずか1mmで、大きな変化はなく、使い勝手はほとんど変わらないと思われる。
新しいディスプレイサイズに合わせた専用文字盤は2種類ある。時計の文字が変化する文字盤と、大きなモジュールが2つ並ぶ文字盤が用意されているが、多くのユーザーが要望するたくさんのコンプリケーションを搭載したような文字盤はない。最初にディスプレイサイズが大型化したApple Watch 4では、8つのコンプリケーションを同時に表示できる文字盤の使い勝手がよく、この文字盤が使いたくて買い替えた人もいた。
そこまでの魅力的な文字盤が今年モデルにはない。
丸一日保たないバッテリー
Apple Watch series 7ではバッテリー性能は強化されなかった。Appleは丸一日使えると公言しているが、実際には今までと同様に最大18時間しか使えず、多くのユーザーが望んでいた二日以上使うことはできないので、旅行や出張先に専用の充電器を持っていかなければいけない状況に変わりはない。
充電機能は33%高速になり、入浴中に充電するだけで睡眠時間の測定はできるが、毎日充電する作業はやはり必要だ。
多分重い
イベントでは発表していなかったと思うが、Apple Watch 7は昨年より重量が増えている可能性が高い。Apple Watch 7はディスプレイサイズが大型化したので、消費電力は増えているはずだ。しかし、チップは変わっていないので省力化はされていない。それでも、バッテリ持続時間は減っていない。消費電力が増えてもバッテリー持続時間が変わっていないということはバッテリーが増量されている可能性がある。同時に発表されたiPhoneも重くなっているので、Apple Watch 7も同じように重くなった可能性は充分にある。
<2021/10/11追記>
モデルにもよるが、Apple Watch series 7は前モデルより約7%重くなった。
マイナーチェンジ感が否めないApple Watch 7
Apple Watch series 7はマイナーチェンジモデルだと言って良いと思う。目立つ変化はディスプレイサイズの拡大だが、わずか2mmで過去モデルとの差は小さく、使い勝手を大きく向上させる変化とは言い難い。
デザインはほとんど変わらず、噂のiPhone風のデザインは来年モデルに持ち越したといわれている。
ここ数年のApple Watchで最も大きな進化は常時点灯機能だと思う。常時点灯ができるApple Watch series 5と6を持っているユーザーは買い替える必要性はないと思う。
逆に常時点灯機能がないApple Watch 4以前のモデルのユーザーは、そろそろバッテリーも劣化してきているので買い替えても損はしないと思う。
まあ、どのモデルを持っていても欲しい時が買い時なんですけどね。