タフネスモデル?
秋に登場するだろうApple Watch series 8には、タフネスモデルが存在すると噂されている。「Apple Watch Explorer Edition」という名称で、画面サイズも2インチ大型化し、ケースが強化され、バッテリーも増量するという。
本当にそのようなモデルが存在するのか考えてみます。
Apple Watch Series 7(GPSモデル)- 45mmミッドナイトアルミニウムケースとミッドナイトスポーツバンド - レギュラー
引用:9to5Mac
アスリート向け?
このタフネスモデルはアスリート向けだと言われている。アスリートと言っても種目によって求めるものは異なるが、アスリートが現行のApple Watchに望む機能は「バッテリー増量」「丈夫」「視認性の高さ」「軽量」だろう。
現行のApple Watchはマラソンぐらいならバッテリーが切れることはないが、24時間使うことはできない。例えば、ウルトラマラソンや充電できないキャンプなどでは現行のバッテリー性能は心もとない。
キャンプや山登りに使うと、どうしてもどこかにぶつける危険性がある。ぶつかっても傷がつかない丈夫なケースが欲しい。
「視認性の高さ」も重要だ。ランニングなど動きながらでも画面情報を視認したいが、画面が小さいとよく見えない。ディスプレイが大型化すれば、激しい動きをしても視認できる。
最後に求めるのが「軽量」だ。どんなアクティビティでも身につけるものは軽ければ軽い方が良い。片腕に装着するので、重いと左右のバランスが悪くなる。
ただ、バッテリーを増量しケースを頑丈にすると、ボディは重くなる。アスリート向けとした場合、この辺りのバランスが難しい。今回の噂では、「丈夫」という要素が強そうなので、軽量以外の3つの要素が強化されると思われる。
チタニウムなどの軽量な金属を素材に使うことで、軽量化とのバランスも取れる。
ボディの重量が重くなるなら、ランニングより、登山やトレッキングなどアウトドアのうちでもハード系のスポーツに最適なモデルになりそうだ。
ネックは価格
アスリート向けのタフネスモデルのApple Watchは一定の需要はありそうだが、ネックは価格になるだろう。Apple Watchはモデルを経るごとに価格帯が上昇している。現行モデルでタフネスモデルに近いのは、チタニウムケースの45mmモデルで、価格は119,800円する。今回のタフネスモデルはこれ以上高価だと思われるので、12万円以上はしそうだ。そこまでの価格帯になると、なかなか容易に手が出なくなる。
一方で、「Apple Watch SE」がモデルチェンジするという噂がある。現行のApple Watch SEはApple Watch series 4に近い性能を有しているが、モデルチェンジによって昨年モデルであるApple Watch series 7に近い性能にアップする可能性がある。
Apple Watch SEは価格が安価なので、タフネスモデル・標準モデルと合わせて、バランスの良いラインナップが揃うことになる。
タフネス版Apple Watchは、そこまで数が出るモデルではないが、高価格帯のモデルとしてAppleの収益に好影響が与えるモデルになると思われる。