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Apple Watchの新しい機能「オーディオブック」を解説。Amazonのオーディオブック「Audible」と比較

 オーディオブック

watchOS 6より、耳で聴く”読書”オーディオブックのアプリがApple Watchに加わった。AmazonのAudibleに続くApple Watch向けのオーディオブックアプリだ。

iPhone上のオーディオブックを再生することも、Apple Watchに転送してApple Watch単体で聴くこともできる。

日本ではあまり馴染みないが、オーディオブックはランニング中や長距離ドライブ中に時間を有効に使える。

Apple Watchの新しいアプリ「オーディオブック」を解説します。

Apple Watchのオーディオブックでできること

Apple Watchのオーディオブックでできることは、2種類。iPhone上のオーディオブックを聴くことと、Apple Watchに転送したオーディオブックを聴くことだ。

オーディオブックの転送は、Apple Watchではなく、iPhoneで行う。新しいオーディオブックを買うことはAppleではできない。

オーディオブックを聴くアプリは、通常のオーディオとほとんど変わりない。

iPhone上のオーディオブックを聴く

  1. Apple Watchのアプリ「オーディオブック」を開く。アイコンの形はiPhoneのブックと同じだが、Apple Watchで読書はできない(当り前)。
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  2. 「iPhone上」をタップ→作品を選ぶ
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  3. 再生アプリが立ち上がる。音楽の「再生中」アプリと似ている。下段中央が「目次」、下段右が再生速度。3/4x、1x、1 1/4x、 1 1/2x、 1 3/4x、 2xと細かく再生速度が選べる

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iPhoneからオーディオブックを転送する方法

  1. iPhoneのアプリ「Watch」を開く。「ブック」ではないので注意
  2. 「オーディオブック」を選ぶ。今聴いているオーディオブックを自動的にダウンロードする「今すぐ読む」、次に聴くオーディオブックをダウンロードする「読みたい」を設定できる。
    「次に聴く」はiPhoneのアプリ「ブック」の「今すぐ読む」内で「読みたい」と表示される本だ。
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  3. 手動でダウンロードする場合は「オーディオブックを追加」を選ぶ。
  4. 本をタップすると、ダウンロードが始まる。オーディオブックはファイルサイズが大きいのでApple Watchの容量を空けておく必要がある。

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Audibleとの比較

Amazonの「Audbile」と比較してみよう。

基本的にできることはあまり変わらないが、細かい点は異なる。

再生速度

「オーディオブック」では、3/4x、1x、1 1/4x、 1 1/2x、 1 3/4x、 2xの6種類から選べる。

「Audible」は0.5X、0.75X、1.0X、1.25X、1.5X、1.75X、2.0Xの7種類。0.5X(2倍遅い再生速度)が選べるのはAudibleのみ。それ以外の再生速度は同じ。0.5Xはかなり遅いので選ぶことは少ないと思うが、選択肢は多いほうが良い。

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  • 再生速度:Audible

スキップ

再生している時に早送りか巻き戻しができる。オーディオブックを聴いている時は巻き戻しをよく使う。

Audibleは、10秒、20秒、30秒、60秒から選べる。オーディオブックは15秒固定。
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  • スキップ:Audible

 iPhoneからの再生

iPhoneからオーディオブックを再生することはAudibleではできない。AudibleはApple WatchにダウンロードしないとApple Watchでは再生できない(iPhoneのアプリから再生させることは可能)。

「オーディオブック」はiPhoneからも再生できる。

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  • iPhoneからの再生:オーディオブック

タイマー

Audibleにはタイマー機能があり、8分から60分まで自動に停止するまでの時間が選べる。オーディオブックにはタイマー機能はない。

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  • タイマー:Audible

表示される情報

左は「オーディオブック」、右は「Audible」。よく似ているが、よく見ていると結構違う。オーディオブックは作品名、著者名、章が表示されているが、Audibleはタイトルだけが表示される。

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Audibleは、下段左をタップすると、残り時間がわかる。オーディオブックに、その機能はない。

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  • 表示される情報:引き分け

使い勝手

右のAudibleの方が再生ボタンのサイズが大きい。ランニングしている時は押しやすい。オーディオブックは再生ボタンの周囲がボリュームを表していて、Audibleは下段で別項目表示になっている。Audibleは再生速度やスキップ秒数がこの画面ではわからない(再生するとスキップ秒数はわかる)。

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Audibleは画面を強く押すと、スキップする秒数、再生速度が選べる。最初の画面で調整、確認ができるオーディオブックの方がわかりやすい。

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  • 使い勝手:オーディオブック

オーディオブックの2勝3敗1分け

「オーディオブック」はAppleのアプリらしくシンプルだ。機能は、「Audible」の方が多い。

Appleの「オーディオブック」の最大のメリットは、Apple Watchに本をダウンロードしなくても再生できることだろう。

どちらも、オーディオブックの基本はおさえているので、自分の好みのオーディオブックを販売している方を選んで良いと思います。

 

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
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