Apple Watchの廉価版?
秋イベントが近づいている今になって廉価版Apple Watch「Apple Watch SE」が発売される噂が出てきた。
もちろんAppleは何も話していない。この秋に登場するかわからないが、廉価版「Apple Watch SE」を発売する理由を考えてみます。
Apple Watch 3の存在
現在Apple Watch series 5(以下、Apple Watch 5)とApple Watch series 3(以下、Apple Watch 3)を併売している。
- Apple Watch 5・・・42,800円から
- Apple Watch 3・・・19,800円から
モデルチェンジする度に高価格化してきたApple Watchの廉価版として3年前に発売開始したApple Watch 3を安い価格で販売している。
このパターンはiPhoneと同じだ。iPhone SEが発売になるまで、安価なiPhone 8を併売していた。その後、ほぼiPhone 8の筐体に最新チップを詰め込んだiPhone SEが登場した。
同じようにApple Watch 3のボディに最新チップを搭載したApple Watch SEを開発している可能性は十分に考えられる。
Apple Watch Series 3(GPS + Cellularモデル)- 42mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド
- 発売日: 2018/12/04
- メディア: エレクトロニクス
小型ディスプレイの需要
Apple WatchはApple Watch series 4からディスプレイが大型化した。大型化したことでみやすくなり、新たなコンプリケーションが使用できるようになったが、スポーツに特化して利用したい人には大きすぎると思っている人もいる。
Apple Watch 3の筐体なら小さいディスプレイになるので、スポーツ需要にマッチするし、Apple Watchのナンバリングモデルと差別化もできる。
Fitbitへの対抗
スマートウォッチではトップシェアのApple Watchだが、日本市場でもiPhoneほど圧倒的ではない。Fitbitの存在があるからだ。
Fitbitというと、細長いフィトネストラッカーをイメージする人もいるかと思うが、現在は「Fitbit Versa」「Fitbit lonic」シリーズというスマートウォッチを販売している。
価格はApple Watch 5より安く、1万円台の製品もある。Apple Watchのように単体で通信するなどの機能はないが、スマートフォンと連動して利用するなら、Apple Watchとできることはそれほど違いはない(もちろんOSは違うが)。
Fitbit lonicはバッテリーが3日以上保つなど、Apple Watchを上回っている点もある。
Fitbitに対抗するために、より安く軽い製品の強化が必要で、旧型モデルを販売するより、中身を最新に入れ替えた製品の方が競争力は高まる。
Fitbit Versa 2 Alexa搭載 スマートウォッチ Black/Carbon L/S サイズ [日本正規品] FB507BKBK-FRCJK
- 発売日: 2019/09/24
- メディア: オフィス用品
発売は11月以降?
廉価版「Apple Watch SE」を販売する理由はありそうだ。iPhone SEが大ヒットしているのも心強い。
では発売時期はいつだろうか。今年のiPhoneの発売時期は10月と予想されていて、秋イベントも10月になりそうだ。新型Apple Watch series 6(以下、Apple Watch 6)の発売もおそらく10月になるだろう。
iPhoneで言うと廉価版を同時に発表・発売したことはない。同時に発表するとナンバリングモデルの存在感が下がるからだ。
そうなると、Apple Watch SEの販売は、Apple Watch 6の発売から1ヶ月遅れて11月のホリデーシーズン前が有力だと思う。