プラグ式のバンド
Apple Watchとバンドを接続するのがプラグ式を採用する特許をAppleが申請した。今は左右にスライドして接続するバンドが、申請内容ではカチッと押し込むタイプへ変更になっている。
スマートバンドの可能性
バンドとの接続方式だけではなく、外したバンドの端子をMacやiPhoneと接続したり、バンドに様々なセンサーやバッテリーなどを内蔵させたりも考えられる。
Apple Watchは4から5でハードウェアは進化していない。スマートウォッチはサイズが小さいので、センサーやカメラなどの機能を詰め込むには限界がある。バッテリー容量も制限があるので消費電力が大きい機能は搭載しづらい。
バンドにバッテリーや機能を内蔵してApple Watchと連動できれば、バッテリーとサイズの制約を取り払うことができる。
Apple Watchは”脱iPhone”をテーマに、GPSやモバイル通信を搭載し、Apple Watch単体での操作を目指してきた。カメラなど、Apple Watchが内蔵できない機能をスマートバンドが実現してくれるかもしれない。
拡大するエコシステム
Appleは少ない種類の製品を販売し、高い利益率を維持するビジネスモデルをとってきたが、Apple Watchでは季節毎に新しいバンドの販売を続けている。製品サイクルが伸びている中、ハードウェア単体での売上拡大には限界がある。バンド販売のビジネスを含めたエコシステムの拡大は、Apple全体のビジネスに貢献する。
機能を内蔵するスマートバンドが実現すれば、Apple Watchのエコシステムをさらに拡大できる。気分と状況に応じて機能を付け替えられるスマートバンドは、Apple Watchの世界をさらに広げるに違いない。