watchOS 9の新機能
新しいOS「watchOS 9」の目玉の新機能が「ワークアウト」の進化だ。長年使われているワークアウトアプリに新たな機能がいくつか加わった。
だけど、その新機能が使えないことがある。使えない理由と対処方法をご紹介します。
ランニングフォーム指標
WWDCでも紹介されていたランニング時の新しい指標「歩幅の長さ」「接地時間「上下動」がワークアウト時に表示できるはずだけど、Degital Crownをどんなに回して表示されないことがある。
この新機能は、Apple Watch SEおよびApple Watch Series 6以降のみが対象モデルだからだ。series 5以前のモデルだと対象外なので、新しい指標は表示されないのだ。
対処法としては、買い換えるしかない……。
ランニングパワー
ランニングしているときに出力されるパワーを表示するランニングパワー。こちらも表示されないことがある。ランニングフォーム指標と同じで、対象モデルがApple Watch SEおよびApple Watch Series 6以降だからだ。
こちらもApple Watchを買い替えないと利用できない。
コンパスポイント
watchOS 9では、コンパスアプリで現在地や歩いた経路を記録できるが、こちらもできない場合がある。こちらの機能の対象モデルが、Apple Watch SEまたはApple Watch Series 6以降だからだ。それらのモデルに搭載している常時高度計機能を活用しているからだ。
こちらの機能も、買い替えないと使えない。
レースコースの記録
WWDCでは、過去に走ったレースコースを自動的に記録してくれる機能が紹介されたけど、何度同じコースを走っても記録されない。
この機能はまだ搭載されておらず、年内に登場する予定だ。なので、どんな最新モデルでも利用できない。対処法は待つことだけ。
series 4以前のモデルは買い替えを検討すべき?
ワークアウトの新機能のいくつかはseries 4以前のモデルでは利用できない。高度計機能がないことが理由だと思われる。
watchOS 9のアップデート対象はApple Watch series 4以降のモデルだ。今回のアップデートよりseries 3が除外された。来年はseries 4が対象外になるかもしれない。series 4以前のモデルはそろそろ買い替えの時期なのかもしれない。