Apple Watchの不具合?
先日Apple WatchのwatchOSをアップデートしたら、「天気」が正しく表示できなくなった。調べると他のユーザーでも起きている問題らしいので、解決方法を記しておきます。
Apple Watchの「天気」は特別なアプリ
正しく表示されないのはApple純正の「天気」アプリだけだ。
純正らしく特別な仕様であるが故に問題を起こしていると思われる。まずはその仕様をみてみよう。
バッテリー消費の問題からか、GPSからの位置情報の常時取得をサードパーティ製アプリにAppleは許可していない。天気予報アプリで言うと、現在いる場所の天気を表示することができない。
たとえばヤフーの「天気」アプリだとiPhone上で表示する地点を予め登録しておく必要がある。旅行などで移動した際は、その都度変更しなければならない。
それが面倒なので筆者は純正の「天気」アプリしか使用していない。
Apple純正の「天気」アプリは、「現在地」を設定することができるので、移動先の天気予報を自動で表示してくれる。
GPSで再探索
OSアップデートなどで、「天気」が正しく表示できないのは、この「現在地」を正しく探索できない時に起きていると思われる。正しく表示できない時に、「デフォルトの都市」を固定の都市にしてしまえば、正しく表示できる。
この現象がバグかどうかわからないが、改善するためにはGPSで現在地を再探索すればよい。
とは言っても、ユーザーがGPS機能を自ら操作すことはできない。「天気」が正しく表示できなかったら、下記の方法を試してみると良い。
「天気」が正しく表示しない場合の改善方法
- iPhoneの再起動
- iPhoneの「Watch」アプリ→「天気」→「デフォルトの都市」を「現在地」ではなく、固定した都市名に変更
- Apple Watchの再起動
- iPhoneの電源を落として、Apple WatchのみでWi-Fi(または4G)に接続
これで改善するはずだ。いずれの方法もGPSを補足するまで暫く待つことが大事。Apple Watchは2代目以降GPS機能を有している。これもバッテリーを節約するため、iPhoneとの連動時はApple WatchのGPSは機能せず、iPhoneから位置情報を得ている。iPhoneを電源オフすることで、Apple WatchのGPS機能を用いて、位置情報を再取得することができる。
この現象は、iPhoneとApple Watch間の連携の不具合に思える。きっかけがわからないのでAppleに報告できないが、Appleにはぜひ改善に取り組んでほしい。ネットで調べると、結構昔からある現象のようなので。