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「ウィズ・コロナ」の世界は「モノ」でも「コト」でもなく「システム」

ウィズ・コロナの世界

日本では感染者数が増大している。今日現在(2020/07/21)、感染者数は増えているが重症者・死亡者数はほとんど増えておらず、検査数を増やしている影響で無症状者と軽症者が増加している。

経済活動を継続しながら感染防止対策を行なうのは個人的には現状が限界に近いと思う。ワクチンと治療薬ができて、ある程度の安心感が世間に広まらないうちは、感染者数が毎日報告される現状は終わらないし、感染者数がゼロに近くなることもないと思う。

当面、コロナと共存する「ウィズ・コロナ」の世界が継続することになる。コロナありきの世界では、我々の生活環境も異なるし、経済環境も大幅に変わる。

今後の経済環境がどう変わるか考えてみます。

好調な通販

昨日IT企業が多いナスダックの株価は過去最高を記録した。ワクチン治療薬開発に進展があることもあるが、AmazonやMicrosoftなどのIT企業が株価を牽引している。Amazonの株価はコロナ以前の1.5倍に達している。

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Amazonの業績が伸びているのは、外出が制限される中で通販が好調だからだ。

店舗の入店者数が減り、物品の販売機会が失われているが、ネットなら関係がない。販売において店舗ではなく、ネットのシステムが主役になりつつあるのがウィズ・コロナの世界だ。

飲食店も従来のようにできるだけ客を入れて売り上げを伸ばす手法が使えなくなっている。人が密らないように客席の幅を開けなければならないし、客が動き回る食べ放題などのサービスもできない。そんな状況では自宅で食事ができるウーバーイーツやネットスーパーが人気になるのも肯ける。そのようなサービスの背後には当然システムがある。

サブスク

Amazon Prime Videoだけではなく、Netflixも好調だ。外に出られず、自宅で映画を愉しむ人が増えている。ここでも動画配信を支えるシステムがポイントだ。コンテンツも大事だが、コンテンツを安定的に配信できるシステムがなければ、いくら良いコンテンツがあっても無意味だ。優れたシステムを保有するAmazonやNetflixの業績が好調なのは当然の事だ。

崩壊する観光業界

ウィズ・コロナの世界で観光業界が崩壊の危機にある。ここ数年間観光業界を潤わせていたインバウンド需要がほぼゼロになり、売り上げが98%減少した観光会社もある。

以前は中国人観光客の爆買いが人気だったが、リピート観光客が増えるにつれて「モノ」から「コト」へ興味が移っていった。物を賈うだけではなく、着付けや日本文化を体験する「コト」が人気になっていった。

だが、ウィズ・コロナの世界では人と接するコトは難しい。外国人観光客が元のように戻るには、まだ時間がかかりそうだ。

一方でオンラインで様々な体験ができるサービスが増えてきている。オンライン体操やオンライン授業、ここでもシステムが鍵となる。

迷走する音楽業界

ネットで楽曲を購入するのが一般的になりCDが売れなくなったミュージシャンは、CDという「モノ」からライブなどでリアルな体験ができる「コト」に活路を見出していた。

ところが、ウィズ・コロナの世界では人が密集するライブ活動が著しく制限されてしまっている。

新たな試みとして、ネットでのライブが始まっている。先日のサザンのネットライブは18万人が視聴し、6億5千万円の売り上げがあった。これだけの多人数が同時に視聴できたのは、ライブ配信を支えるシステムがあったからだ。今回はABEMAなど8つのライブ配信サイトがその役割を担った。

ライブだけではなく、Amazon MusicやApple Musicなどサブスク型音楽配信も、もちろんシステムありきのサービスだ。

コロナによって変わる軸足

外出と人との接触が制限されるウィズ・コロナの世界では、リアルとネットの比重が変わってくる。今まで以上にネットの役割が重要視され、ネット世界を支えるシステムが大事になってくる。優秀なシステムをもち、進化を続けられる企業だけが生き残れるのがウィズ・コロナの世界かもしれない。

 
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