小説とIT

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

MENU

ファミペイ開始。ファミペイの特徴と他のサービスとの比較

ファミペイスタート

さすがに新しい「ペイ」には食傷気味だが、7月1日にコンビニエンスストアのファミリーマートが新しい決済サービス「ファミペイ」をはじめた。

同日にはじまったセブンイレブンの7payと同様にかなり今更感はあるが、ファミペイの仕組みを解説します。

f:id:tkan1111:20190702075747p:plain

ファミペイの特徴

ファミペイは決済サービスだと最初に書いたけど、実はファミペイは決済サービスではない。ファミペイは新しいファミリーマートでの販売用アプリの名称。ファミペイアプリで利用できる決済機能の名称はFamiPayだ。

f:id:tkan1111:20190702080054p:plain

ファミペイの特徴を説明する図でも、FamiPayは一番最後。ファミペイはクーポンやスタンプなどの機能がメインで、ファミリーマートを毎日利用してもらうことを目指している。

f:id:tkan1111:20190702080124p:plain

FamiPayの特徴

チャージした金額で支払うという一般的な決済サービスと同じだが、チャージする方法は限定されている。レジでの現金によるチャージか、ファミリーマートが発行するファミマTカードのクレジットカード機能によるチャージだけ。7payのようにATMでのチャージも、銀行口座からのチャージもできない。チャージ以外での決済も不可なので、他の「ペイ」より使い勝手が悪い。

f:id:tkan1111:20190702081442p:plain

どうしてファミペイをはじめたのか?

初日はアクセスが集中し新規登録できない人も多く、他社に遅れないように、かなり見切り発車で開始した印象だ。アプリも新規ではなく、既存のファミリーマートアプリをモデルチェンジしたものだ。

ただ、前述の通り、ファミペイは決済サービス機能がメインではなく、クーポンやスタンプを用いてファミリーマートへ来店する習慣をつけてもらうのが目的だ。

ファミリーマートでは、EdyやiDなどの非接触型決済、PayPay、LINE Payなどのバーコード・QRコード決済も利用できる。後発のFamiPayの普及をそこまで重要視していないかもしれない。

セブンイレブンよりもファミリーマートの店舗数は少ない。ファミリーマートは、ポイントサービスもTポイントを利用していて、自社ポイントサービスをもたない。関連企業の店舗も少なく、他社へ広める営業力もない。

決済サービスを普及させるには、キャンペーンなどのお得感も大事だが、利用できる店舗数が大きな要素となる。他社に合わせてFamiPayを開始したが、ファミリーマートがFamiPayを積極的に広めるメリットは少ないかもしれない。

FamiPayを使わなくても、ファミリーマートを利用する機会がある人はクーポンとスタンプのためにダウンロードしておいてもよいと思う。

 

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも99円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。