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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

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IIJが2GBで780円プランを発表。MVNOは淘汰の時代へ

2GBで780円

インターネットイニシアティブ(IIJ)が、新料金プラン「IIJmioモバイルサービス ギガプラン(ギガプラン)」を発表した。

本プランは音声SIM2GB780円という格安なプランになっている。

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20GB2,980円のahamoをドコモが発表して以降、MVNOの値下げが相次いでいる。

MVNOは3大キャリアの値下げ攻勢に対抗するために、回線使用料の値下げを総務省に要望している。総務省も同意しているので、値下げは確実だろうし、回線使用料の値下げを前提にMVNOも値下げを行なっていると思われる。

今後のMVNOがどうなるか考えてみます。

どうなるMVNO?

特に楽天モバイルが1GB未満無料の新しいプランを発表して以降、MVNOの値下げ競争が加熱している。

mineoが1月に音声SIM 1GB1,180円プランを出した。1月の時点ではかなり安い印象だったが、2月に入って、さらに大きな値下げをするMVNOも出てきている。

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LinksMateが20GBをSIM5枚で使用すると月額合計3,058円、SIM1枚当たり612円になる。

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BIGLOBEモバイルは、1GB980円のプランを発表している。

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20GB通話なし2480円が「業界標準」になったので、MVNOは小容量プランに活路を見出すと予想されたが、その小容量プランでも値下げ競争が加熱している。いくらキャリアからの回線使用料が値下げされても、値下げ競争が続けば利益は縮小する。MVNOは大小含めて800社以上あると言われており、今後は全てのMVNO業者が生き残るとは考えづらい。

ahamo発表以前もMVNOの契約者数は停滞しており、20GB2480円が標準になって以降は、MVNOビジネスはさらに厳しくなると思われる。MNOが高いからMVNOへ移行していた人も、2480円ならMNOでも良い人も多いだろうし、1GB未満無料の楽天モバイルへ移行する人もいる。

MVNOの売上はデータ容量とともに音声通話料金の割合が大きい。格安SIMの多くは音声通話はオプションになっていて、月額の支出を抑えたいユーザーは音声通話のオプションを避ける傾向にある。オプションなしに通話すると通話料金は多額になる。

ところが、LINEがデファクトスタンダードになりLINE通話での利用が一般的になっている。音声通話が多い人は、通話無料の楽天モバイルを選ぶだろう。MVNOも音声通話料金の売上に頼るわけにいかなくなってきている。

小さなパイをMVNO業者が争う構図ができつつある。MVNOの意義はやはりMNOより安い支払いにある。MNOとの価格差が小さくなると、MVNOの存在意義が薄れる。

とは言え、そもそも値幅が少ないMVNOに次なるビジネスを展開するのも厳しい。今後、少数のMVNOだけが生き残り、1GB前後の小容量プランを争うことになるだろう。

 
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