最近の小説
このところ拙作の本がKindleで多くの方に読んでもらっています。7月からKENP(Kindle Edition Normalized Page。Amazonが算定する読まれたページ数)が急増して、10月現在まだ増え続けています。
原因は明らかで、「ふたりの余命」のおかげだ。今年の初めに出版した「ふたりの余命」が多くの読者を集めて、レビューが増えた結果、他の作品も読者の目に留まってきているのが今の状況だと思います。
どうして突然読まれるようになったかはよくわかりません。大々的に宣伝しているわけではないですし、メディアに取り上げられたわけでもありません。
ただ、この作品は過去に書いてきた中で、もっとも満足した作品で、書き上げたときに自分で泣けた作品はこれが初めてでした。
筆者が販売しているKindle小説に関するニュースをいくつかご紹介します。
ロマンス部門1位になる
AmazonのKindle本はカテゴリー毎にランキングが表示されるのですが、「ふたりの余命」はロマンス部門で1位を獲得しました。
Kindle本の「文学・評論」カテゴリーには13カテゴリーあり、ロマンス部門はその中の1つです。
同じレベルのカテゴリーである「小説・文芸」カテゴリーの上位には名だたる本が並んでいます。
YouTubeに取り上げてもらう
筆者がブロガー(と言っていいのかな)の方に取り上げられました。書いてくれた方は、マツコの知らない世界」「王様のブランチ」「ZIP」などテレビ番組にも出演されている人です。
SEOに頼らずにKindleで読んでもらえる作品を出版していることを評価していただいています。SEOに頼らないということは広告が下手ということでもありますが、出版社の本ではないのに、多くの方に読んでもらえているのが珍しいということが再確認できました。
「名言・台詞まとめ」サイトに取り上げられる
小説の名言や台詞をまとめているサイトに取り上げられました。
拙作以外の作品は、大手出版社から販売されている有名な小説ばかりで恐縮してしまいます。まとめられるほどにじっくり読んでもらえたのは嬉しいです。
200レビューを突破
「ふたりの余命」が200レビューを突破しました。著者の作品としては初めてのことです。100レビューを突破してから1ヶ月半という短い期間での達成でした。
レビューのスコアをつけてくれる読者の方は非常に少ないです。感覚的には10人に1人もいないと思います。面倒ですよね。それでも、スコアをつけてくれるのは本当にありがたいですし、励みになります。
KDP10周年
Kindleダイレクト・パブリッシングがスタートして10周年だそうです。10周年に合わせて、さまざまな企画が進行しています。
筆者は、2014年に「哀しみアプリ」をKDPではじめて出版しました。当時は小説投稿サイトとして「小説家になろう」が人気でしたが、「なろう」はラノベが主流でした。「哀しみアプリ」はラノベという雰囲気ではないので、どうしようか迷っているときにKDPを見つけました。
無料キャンペーンで多くの方にダウンロードしてもらって嬉しかったのを覚えています。
KDPには感謝してもしきれません。KDPがあったから、多くの方に自分の小説を送り届けることができているし、小説を書く意欲が湧きます。
小説投稿サイトは他にもありますが、「本」という形態で個人が出版できるサイトは多くありません。子供の頃から小説を書いてきた人間にとって、自作の本を出版できるというのは何よりも変え難いことです。最近では電子書籍だけではなくペーパバックも販売できるようになりました。
ペーパーバックで買っていただけるのは多くありませんが、紙の本しか読めない高齢者の方に贈るのにとても便利です。
そういうことを誰でも簡単にできるのはKDPだけです。
KDP10周年おめでとう! 今後ともよろしくお願いします。