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M2チップ搭載の新型MacBook Airと13インチMacBook Proを18項目で徹底比較

M2チップ搭載MacBook Air登場!

WWDC22でM2チップを搭載した新型MacBook Airが発表された。ボディデザインに変更がなかったので、あまり目立っていないけど13インチMacBook ProもM2チップを搭載した。同じ13インチで両モデルはよく似ている。

M2チップ搭載の13インチMacBook Proと新型MacBook Airを徹底比較してみます。

ディスプレイサイズ

  • M2 MacBook Pro:13.3インチ (2,560 x 1,600ピクセル)
  • M2 MacBook Air:13.6インチ(2,560 x 1,664ピクセル)

MacBook Airは13.6インチと少しだけ大型化した。ベゼルが細くなったことと、上部のノッチ化によるものだ。MacBook Proはノッチ化されていないので、従来通りの13.3インチだ。

ディスプレイ性能

  • M2 MacBook Pro:500ニトの輝度
  • M2 MacBook Air:500ニトの輝度

MacBook Airは400ニトから500ニトに輝度が少し上がり、MacBook Proと同等になった。MacBook Proは従来のIntelモデルから変わらないRatinaディスプレイなので、Liquid Retinaディスプレイを搭載するAirよりも旧仕様ということになる。

チップ

  • M2 MacBook Pro:M2チップ
  • M2 MacBook Air:M2チップ

両モデルとも最新のM2チップが世界初搭載された。M2はトランジスタとメモリを増やし、M1と比較してCPU性能でプラス18%、GPU性能でプラス35%と、高速で知られるM1チップよりもさらに高速化が図られた。微細化ではなく、ダイの大型化により性能アップを実現した。

GPU

  • M2 MacBook Pro:10コア
  • M2 MacBook Air:最大10コア

MacBook Airは最大10コアのGPUを搭載する。標準モデルは8コアで1コアだけ多い。MacBook Proは10コアのみ。

メモリ

  • M2 MacBook Pro:最大24GB
  • M2 MacBook Air:最大24GB

両モデルのメモリとも最大24GBまで拡張可能になった。

ストレージ

  • M2 MacBook Pro:最大2TB
  • M2 MacBook Air:最大2TB

両モデルのストレージ容量とも最大2TBまで。クラウドサービスと併用すれば、この容量で困る人は少ないだろう。

 

バッテリー性能

  • M2 MacBook Pro:最大20時間
  • M2 MacBook Air:最大18時間

MacBook Proのバッテリー連続駆動時間は最大20時間まででAirより2時間長く使用できる。ProはM1モデルも最大20時間で変わらずバッテリー容量も変わっていないので、M2チップの消費電力は増えていないようだ。

セキュリティ

  • M2 MacBook Pro:Touch ID
  • M2 MacBook Air:Touch ID

セキュリティは変わらずTouch ID。Face IDは採用されなかった。Prも非採用なので、「キーボードに触るんだからFace IDいらないよね?」というのがAppleの見解のようだ。

13インチMacBook Proは、現行モデルで唯一Touch Barを搭載している。

カメラ

  • M2 MacBook Pro:720p FaceTime HDカメラ

  • M2 MacBook Air:1080p FaceTime HDカメラ

Airはフロントカメラも1080pに強化された。MacBook Proは前モデルと同じ720pで、ProなのにAirより性能が劣っている。

スピーカー

  • M2 MacBook Pro:ステレオスピーカー

  • M2 MacBook Air:4ステレオスピーカー

MacBook Airは4スピーカーを搭載し、空間オーディオにも対応した。AirPodsを併用すれば、ダイナミックヘッドトラッキングも使える。MacBook Proはステレオスピーカーのまま。ちなみに、14インチMacBook Proは6スピカーを搭載している。

キーボード

MacBook Airはキーの数は変わらないが、ファンクションキーがフルハイトに変更になっていて押しやすくなった。MacBook Proは従来通りのキーボードでファンクションキー代わりにあるTouch Barも健在だ。

ワイヤレス

  • M2 MacBook Pro:Wi-Fi 6

  • M2 MacBook Air:Wi-Fi 6

ワイヤレス性能は変わらず。両モデルともWi-Fi 6に対応している。

ポート

  • M2 MacBook Pro:2ポート

  • M2 MacBook Air:2ポート

ポート数は両モデルとも左側面に2ポート。ただ、Airは充電用にMagSafeを内蔵しているので、実質1ポート多く使える。右側面はオーディオジャックだけ。

電源ポート

  • M2 MacBook Pro:USB-C

  • M2 MacBook Air:MagSafe

AirはMagSafeポートが追加された。マグネットで装着するので、万が一ケーブルを引っ掛けてもMacbook Airが落下することがない。Proは従来通りUSB-Cによる充電のみ。現行MacBookでMagSafeを搭載していないのは13インチMacBook Proだけになった。

電源アダプタ

Airは30WシングルまたはオプションでデュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタが付属する。さらに新モデルは高速充電にも対応し、67W電源アダプタを使えば、30分で50%のバッテリー充電が可能になっている。

Proは従来同様67Wの電源アダプタが付属する。

サイズと重量

Airのサイズはほとんど変わらないが、形状がフラットになったので、全体的に薄く見える。少しだけ軽くなったけど、体感はできないだろう。

Proは従来通り。両モデルを比較すると、Proの方が分厚く、重い。Proはクーリングファンを内蔵しているのが影響してそうだ。

カラバリ

Airには、「ミッドナイト」が追加された。ミッドナイトは漆黒で、iPhone 13シリーズやApple Watchにある色。デバイスの色を合わせたい人には嬉しい追加だ。ご丁寧にMagSafeもボディと同色になる。

Proは従来通りの2色。

価格

  • M2 MacBook Pro:178,800円(税込)から
  • M2 MacBook Air:164,800円(税込)から

最低価格モデルで比較すると、ProはAirより1万4000円高い。ProがAirより優位なのはTouch Barとクーリングファン、67W電源アダプタだ。これらの要素が不要な人も多いだろう。押した感触がないTouch Barを苦手に思う人は多いし、よほど負荷が高い作業をしない限りファンもいらない。電源アダプタよりもMagSafeを歓迎する人の方が多いのでは?

13インチProを買う理由はない?

最新機能を網羅しているAirに比べて、Proを積極的に求める理由は乏しい。Touch Barがどうしても欲しいとか、ファンがないと安心できないとか。

高性能なMacbookが欲しければ、14インチMacBook Proを選ぶのも手だ。M2がいくら高性能でもM1 ProやM1 Maxよりもトータルの性能は低いと思われる。

だが、14インチMacBook Proは13インチMacBook Proより約10万円も高い。よほどの高負荷な作業を日々行わないなら、MacBook Airの性能で充分だ。円安もあり今回値上げして高価格なイメージが強いAirだが、他のモデルと比較すれば性能と価格のバランスが取れたモデルと言える。

13インチMacBook Proは、ちょっと買う理由が思いつかない。スピーカーやディスプレイなどProなのにAir未満なスペックのまま改善されていない。

Touch Barがないと困る人向けなのか。どうして、M2に換装してまで13インチProを残したのかよくわからないが、Airと14インチProの価格差が大きすぎることが理由だったのだろうか。

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