M2 iPad ProにmacOS?
次世代macOSにiPad Proが動作するバージョンがあるという噂が流れている。
According with my source Apple would be testing a smaller version of macOS exclusively for the new iPad Pro M2!
— Majin Bu (@MajinBuOfficial) 2022年10月20日
"Mendocino" should be the codename for macOS 14. A simplified version should be planned for the M2. pic.twitter.com/f4RrainlZ1
iPad Proのタッチ操作で対応しやすいようにアイコンなどのインターフェイスが最適化されているそうだ。このmacOSは、M2チップ搭載のiPad Proだけで動作するらしい(なぜ?)。
あくまでもリーク情報だけで、真偽のほどはわからないが、本当に実現するのか考えてみます。
iPadでmacOSが動作する意味
iPadでmacOSが動作する意味は、言うまでもなくmacOSのアプリがiPad上で動くことだ。長い歴史があるmacOSには豊富なアプリが存在する。
最近ではiPad用のアプリが用意されていることが増えたが、少し昔のアプリや業務用のアプリだとmacOS版しか存在せず、iPadへの業務移管の障壁になっている。
iPad ProでMacアプリが動作すれば、開発側もiPadとMacの両方のOSでアプリを開発する必要がなくなるので、開発費を削減できる。
Appleは否定しているが
iPadとMacが統合する話をAppleは何度も正式に否定している。
現状はiPadの性能がアップしていき、Macと遜色がなくなってきている。Appleチップが開発されて、MacとiPad Proの性能差は限りなく小さくなっている。
大雑把な違いは、iPadにはタッチスクリーンがあり、Macbook Airには備え付けのキーボードがあることだ。だが、iPad Proはトラックパッド付きMagic Keyboardを装着すればMacbookライクに操作できる。
そうなると、iPadとMacの違いはタッチスクリーンの有無だけになる。よく似たハードウェアを2種類開発し続けるのは当然コストも管理も2倍かかる。将来的にOSも統合できれば、負担を軽減できる。
Appleが否定し続けていても、Appleがとっている戦略はiPadとMacが統合する方向へ間違いなく進んでいる。
すでにAppleチップ搭載のMac上で一部のiPad・iOSアプリが動作するようになっている。これにより、最新のアプリが提供されないことも増えてきたMacにiPhoneやiPad用のアプリが使えるようになった。
この連携もMac・iPad双方の利便性を高めているに行っているとAppleは主張するだろうが。
おそらくAppleはiPadとMac双方でお互いのアプリを動作できるようにし、利便性を高めた後で、最終的にOSとハードウェアを統合するつもりだろう。ただ、おそらくそのタイミングはかなり先のことになると思われる。
Appleとしては、統合してコストが削減できてもハードウェアの売り上げが減ってしまっては本末転倒だ。現時点では、iPadとMacの売り上げはそれほど変わりがない。だったら、両方を売り続けたほうが最終的な利益は大きい。
iPadでMacのアプリが動作するようになり、iPadの売り上げが増えてMacの売り上げが減少してきて、初めてAppleは双方の統合を正式に発表し、ロードマップを提示することになるに違いない。