Macのトラックパッド
筆者はWindowsマシンとMacBook Proを持っているが、メインに使っているのはMacBook Proだ。シンプルなデザイン、統一されたOSも良いが、トラックパッド(Windowsでいうタッチパッド)が最も気に入っている。
Windowsもバージョンを経て改善されていったが、OSとハードウェアを一体で開発できるAppleのほうが筆者は気に入っている(Surfaceを常用したことないので、使い勝手はちょっとわからないけど)。
Macのトラックパッドの良い点を紹介します。
- Macのトラックパッド
- 2本指スワイプでページ間を移動
- 3本指スワイプでフルスクリーン間を移動
- 3本指の上スワイプでアプリ切り替え
- ピンチでアプリ起動画面
- 2本指タップで副ボタン
- 感圧タッチトラックパッド
- Windowsとは似ているようで似ていない
2本指スワイプでページ間を移動
2本指で左右にスワイプするとページ間を移動できる(3本指の設定も可能)。Safariであれば右スワイプで前のページに戻れる。iOSの画面端からのスワイプによる移動の感覚に近い。
3本指スワイプでフルスクリーン間を移動
3本指で左右にスワイプするとフルスクリーン間を移動できる(4本指設定も可能)。この動作でアプリを切り替えることが可能だ。
Windows 10は3本指の左右スワイプで直前に使用したアプリに切り替えることができる。Alt+Tabと同じ機能だ。アニメーションが一切なく、瞬時にアプリが切り替わる。
3本指の上スワイプでアプリ切り替え
3本指で上にスワイプするとアプリを切り替えるMission Controlを起動できる。起動している全アプリの画面を一度に表示し選択できるのも良いが、画面が切り替わるアニメーションも気持ちいい。
2本指でアプリ内のページ移動、3本指でアプリの移動と階層的になっていてわかりやすい。
Windows 10でも同じように、3本指で上にスワイプするとアプリを切り替える画面に変わる。アニメーションはないので、Macより素早く切り替わることができる。
ピンチでアプリ起動画面
親指と3本指のピンチ(指をすぼめる動作)で、起動するアプリを選べるLaunchpadが立ち上がる。LaunchPadは、iOSのホームスクリーンのようにアプリを1タップで選べる。Mission Control同様にアニメーションも気持ちいい。
2本指タップで副ボタン
Windowsでいう右クリックを2本指タップで代用できる。ボタンに指を動かさず、トラックパッド上で素早く操作できる。
Windows 10にも同様の機能がある。
感圧タッチトラックパッド
最近のMacのトラックパッドは感圧タッチ式だ。トラックパッドが物理的なボタンになっているのではなく、機構的にただの「板」だが、触覚フィードバックを擬似的に返すことでクリックしているようにユーザーに思わせる。iPhoneのホームボタンに採用された技術だ。
「強く押す」ことで文字などを選択できる良さもあるが、最大のメリットは「指を離さずクリック」できることだ。
以前のトラックパッドはトラックパッドとクリックボタンが別にあったが、ノートPCの小型化のためにトラックパッドとクリックボタンが一体化した。トラックパッドを押すことでクリックできるようになった。
感圧式は擬似的に押すことができるので、トラックパッドに指を置いたまま、少し力を加えるだけでクリックする状態になる。トラックパッドでカーソルを動かし、指を離さずクリックして選ぶことができる。
今のWindowsだと、タッチパッドをタップすれば右クリックと同様の動作ができるが、指を一度離さないといけない。
使ってみないとわからないと思うけど、一度慣れると、指を離してボタンを押すのが面倒になってくる。
Windowsとは似ているようで似ていない
こうやって比較すると、Windows 10とmacOSのタッチパッド(トラックパッド)の挙動は似ている。WindowsがmacOSに似せてきているので、当然だが。
アニメーションが少ないWindowsの方が素早く動作できるので、macOSとどちらが良いかは好みによるかもしれない。
筆者の場合は、感圧式タッチパッドが気に入っている。1本指でカーソルを移動し、目当ての場所でそのまま押し込めばクリックできるのが、とても良い。
新しいパソコンの購入を検討するなら、WindowsとMacでタッチパッド(トラックパッド)を触って比較してみると良いと思う。