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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

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Meta Quest Proが値下げした理由

Meta Quest Proが値下げ

Mate社がVRゴーグル「Meta Quest 2」と「Meta Quest Pro」を値下げした。

  • 「Meta Quest 2」:74,400円から64,405円。約1万円の値下げ
  • 「Meta Quest Pro」:226,800円から159,500円。約7万円の値下げ

特に「Meta Quest Pro」は、30%オフと大幅な値下げとなった。「Meta Quest Pro」は昨年の10月25日に発売したばかりで、まだ半年も経っていない。

それなのに大幅値下げした理由を考えてみます。

盛り上がらないメタバース

メタバースはいまいち盛り上がっていない印象だ。最近は、メタバースより対話型AIが話題になることが多い。誰でもスマホがあれば気軽に利用できる対話型AIとVRゴーグルを購入して被らないといけないメタバースとでは、ライト層の食いつきが違う。

メタバース一辺倒だったザッカーバーグCEOもメタバースから距離を置く噂すら出ている。

メタバースを使うためには、VRゴーグルを購入しなければならない。この敷居が高い。とにかくVRゴーグルを買ってもらわないと、どんなに優れたメタバースがあっても没入できない。メタバースを広めるためには、値下げしてVRゴーグルを手に取ってもらう必要があったのだろう。

Metaの経営状況

ここ数年Metaの決算は不調が続いている。特にメタバースに傾倒すると表明し、多額の投資を行うようになってから、赤字を計上する期もあった。

株価は一時期かなり低迷していたが、今年になってから回復してきている。メタバースへの投資スピードが落ちてきている観測が株価回復の材料の一つになっているようだ。

噂通りにメタバースから手を引くのであれば、VRゴーグルの在庫を少しでも減らしたいに違いない。

Metaはどっちへ行く?

前期のMetaは黒字だったが、メタバース部門は約1兆7000億円の大幅赤字だった。Metaは今後もメタバース部門に投資を継続すると表明していて、今年の後半ではMeta Quest 2の後継機を発売するとしている。

ただ、これだけの赤字を今すぐ黒字化できるとは思えない。売上はわずか約2700億円で、黒字化するには売り上げを6倍以上にしなければならないが、世間はAIに夢中でメタバースを見ていない。

ここまで巨額の投資をしておいて、すぐに撤退ということはないだろうけど、今回のVRゴーグルの大幅値下げは、撤退の兆候なのかメタバースを広める布石なのか判断するには、もうしばらく時間が必要だ。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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