mineo通信障害
昨夜、格安SIMの「mineo」が通信障害を起こして、5時間以上にわたってデータ通信ができなかった。
原因はまだ明らかになっていないが、au・ドコモ・ソフトバンク回線とmineoが選択して利用できる全ての回線で障害が起きていたので、回線側の問題ではなく、mineoの社内システムの問題だったのだろう。
データ通信ができなかったのが、5時間というかなり長い時間だったこともあり、ネットではmineoに苦情が殺到した。その中には「食い逃げになっちゃうよ」という悲痛なメッセージもあった。
スマホでネットが使えないと困る点と対応方法を記しておきます。
スマホで使えず困るケースと対処方法
QRコード決済サービス
PayPayなどのQRコード決済サービスは、決済の度にネットに接続し、支払い専用のQRコードとバーコードを生成する。
ネットに接続していないと、コードを生成できないので、支払いができない。財布をもたずにファミレスなどの飲食店で食事をしているときに通信障害が発生すると、支払いができない。
前述の「食い逃げになってしまう」と訴えていた人は、この状態になっていたと思われる。財布を持たないで店に入るのはどうかと思うけど、キャッシュレスが発達するとこういった状況に遭遇することもあるかもしれない。
念のためクレジットカードを持ち歩くか、Apple Payなどでスマホにクレカを登録しておいた方が良い。
Apple Payはネットにつながっていなくても決済はできる(チャージはできない)。
また多くのファミレスやチェーン店ではWi-Fiスポットを完備している。店舗のWi-Fiに接続すれば、支払いは可能だ。
LINE
日本人の通信インフラと化しているLINEも、もちろん利用できない。昨日の障害ではLINEのトークを電話代わりに利用していた人は、知り合いとコミュニケーションがとれなくなってしまった。
昨日の障害では、音声通話は可能だった人が多かったので、電話をかけることはできた。LINEのIDだけではなく、相手の電話番号を知っていれば連絡は取れた。念のため、可能なら相手の電話番号を事前に登録しておこう。
Twitter・FacebookなどのSNS
データ通信ができなければ、当然TwitterなどのSNSも利用できない。一時的に、ネットの世界でその人が消えてしまったように思われてしまう。
ネットにつながっていないとTwitterにツイートできないのはどうしようもない。その場合はコンビニや街のWi-Fiスポットに一時的に繋いで「通信障害で暫く連絡が取れません」と投稿しておこう。
地図
Google Mapなどのオンライン地図もネットに繋がっていないと利用できない。地図なしに出歩くと目的地にたどり着けない人は迷子になってしまう。
そういう時のために、オフライン地図を用意しておこう。Google Mapは一部エリアの地図をスマホにダウンロードして持ち歩くことができる。ダウンロードしておけば、ネットに繋がらなくても地図を利用できる。
Google Mapでオフラインマップを作成する方法
- iPhoneでGoogle Mapを開いて、検索ボックス左の「メニュー」を開く
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「オフラインマップ」をタップ
- 「自分の地図」をタップして、オフラインマップを作成する
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乗換案内
電車やバスなどの経路案内をしてくれる乗換案内もネットに接続していないと使えない。
そういった時のために、事前にスマホに登録しておこう。たとえば「駅すぱあと」は、「Myクリップ」に経路を追加しておくと、オフラインでも参照できる。
万が一のためにオフライン登録を
スマホが命の次に大事な現代人は多いと思う。だけどスマホだけあってもデータ通信ができなければ、できないことが多い。
今回のmineoのような通信障害がまた起きないとは限らない。そういったときのために、オフラインでも使えるように事前準備をしておこう。