予告画像を削除
新しいAppleストアの予告画像が消されてしまった。
以前は、このような画像がAppleストアのサイトにあった。本ブログでは、左は噂がある京都、右は東京駅(もしくは従業員の募集があった大阪駅)周辺と予想していた。
画像だけではなく、「今後5年の間に、いくつかのストアをオープンする」とAppleのシニアディレクターが明言していたので、年内に2店舗は信憑性が高い観測だった。
オープンまで時間がかかるAppleストア
デザインが凝っているAppleストアは工事の期間がとても長い。建物から新築したApple表参道の場合、工事開始からオープンまで一年以上かかっている。着工してから内装だけでも三ヶ月。店員のトレーニングなどの準備も必要だ。
Apple京都が出店すると予想されていた「京都ゼロゲート」はまだ工事中のようである。そして、都内または大阪といわれたもう1店舗は推定場所すら定まっていない。
オープンする場所も決まっていないのに年内オープンを予告しないだろうから、画像を出した4月の時点で店舗の場所は決まっていたはずだ。
仮説1:工事が長引いている
年内に工事が終わらないから画像を消去したのは納得できる理由だが、とはいえ、まだ6月に入ったばかり。年内オープンの計画を変更するには、いくらなんでも早すぎる。
仮説2:手続きや契約に不備があった
不動産の手続き、契約は複雑だ。まさか店舗予定地から遺跡が出土して遅れたということもないだろうが、手続きや申請に時間がかかり着工が遅れることはよくある話だ。
仮説3:Apple側の事情
Appleの完璧主義はAppleストアも例外ではない。最近オープンしているAppleストアは「Appleストア 2.0」とでも言うべき、新しいデザインが採用されている。グローバル全体のAppleストアに新たなデザインルールが決定し、そのルールに合わせるために工事が遅れることは有り得そうだ。
たとえデザインが変わっても、すでに工事がはじまっている店舗なら、そのままオープンした方が効率良いが、一国や一店舗の事情より、グローバル企業では全世界の仕様を統一することが優先される。
仮説4:もうすぐオープンする
予告画像の削除は、新店舗がオープンする日付が決まったので、差し替えの準備と考えられる。希望的観測も含んでいるが、この仮説がもっとらしい気がする。
来週はWWDCが開かれる。毎回オープンニングでクックCEOが一年間の成果をビデオや画像で説明する。ひょっとしたら、その中に新しいAppleストアの発表があるかもしれない。