早くも次期iPhone!
ウォール・ストリート・ジャーナルが、今秋発売のiPhoneの予測記事を出した。
- トリプルカメラ搭載
- 液晶搭載1モデルとOLED搭載2モデルのラインナップ
早すぎると思うが、秋に向けて大量生産するためには今から仕様を決める必要がある。この予測記事の信憑性をと意味を考察します。
トリプルカメラ
トリプルカメラはファーウェイなどが搭載したスマートフォンを発売している。ファーウェイの「HUAWEI P20 Pro」は広角、望遠、超広角カメラを装備し、どのようなシーンでも優れた写真が撮れる。
iPhoneは、iPhone7 Plusからデュアルカメラを装備している。iPhoneの場合、広角カメラの他に2倍ズームの望遠レンズを搭載している。
カメラの数を増やしてより高品質な写真を撮影できるようにするのはハイエンド機の流れではあるが、一方で、GoogleのPixel Pixel 3などシングルカメラでもボケなどの高度な撮影ができるモデルもでている。
1つのレンズでもAIを用いて画像を解析し、メリハリのある写真が撮れる。この流れは最新iPhoneも同様だ。
トリプルカメラは見た目のインパクトは大きいが、実際の写真でどこまで差異が出せるかは不明だ。カメラを増やすことによるコスト増の方が気になる。高い価格で人気を落とした現行iPhoneが、さらに値上がりする可能性もある。
3モデル
噂では、昨年と同様に今年も3モデルが予定されているそうだ。液晶モデルであるiPhone XRの不振が言われているが、部材を調達関係で仕様の変更が難しかったのだろう。ただ、液晶モデルだからiPhone XRが売れていないのではなく、売れていない原因は、値段が高いからだ。現に、日本では安いiPhone 8が売れている。昨年末で最も売れた携帯電話はiPhone 8だった。
すべてを高価なOLEDモデルにするよりも、安価な液晶モデルを残すのは必要だが、ライトユーザーをつなぎとめる値段でだせるかが課題となるだろう。
ハードではなく、AIとOSが鍵
今回の予測記事どおりのiPhoneにわくわくして待てる人がどれだけいるだろうか。
発売から半年以上前の予測記事なので、斬新な機能がこの先登場するかもしれないが、トリプルカメラと現行どおりのディスプレイのラインナップでは、大きな進化は見込めない。サイズが限定されているスマートフォンで、これ以上のハードの進化は難しいかもしれない。
それよりも、昨年のiPhoneが見せてくれたように、AIを用いた試みの方が重要だと思われる。そのひとつの成果がWWDCで見られるかもしれない。
もっとも、AIの進化が、どれだけ販売に影響するかは不明だが。