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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
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絶好調な任天堂の決算。将来に向けて課題はゲーム習慣の持続と次世代ゲーム機

絶好調な任天堂の決算

2021年3月期の任天堂の決算は、売上が前年同期比プラス34.4%、営業利益プラス81.8%の絶好調な業績を記録した。

詳細に見てきます。

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巣ごもり消費が定着

Nintendo Switchのハードウェアがプラス37%、ソフトウェアも37%とバランス良く伸びている。「あつまれ どうぶつの森」が2085万本、「マリオカート8デラックス」が1062万本、ゲームの販売数とは思えない数字だ。

特筆すべきなのは、リバイバルソフトがとてつもなく売れていることだ。「マリオカート8」「スーパマリオ3Dコレクション」、発売されたばかりの「スーパーマリオ3Dワールド」はWiiとWii Uや過去に販売されたソフトに新しい要素を追加したソフトだ。

Wii時代はモデル中期に新しいゲームソフトの販売が途切れていたが、その反省を活かして過去のゲーム資産を活用する手段にでた。過去のソフトであれば開発も素早く行えるし、特にWii U時代のソフトはあまり売れていないので新鮮だ。

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自社ソフト販売高比率が83%から79%に落ちている。自社ソフトも好調だが、他社のソフトも売れていて、任天堂ハードの課題である「他社のソフトが売れない問題」が少しずつ解消されてきている。Among Usなどインディーズソフトの販売を行っているのが好影響になっている。

スマホゲームが一般化して、専用ゲーム機は衰退するという予測もあったが、人気のスマホゲームをインディーズソフトとして販売することで、同じゲームでもコントローラがある専用ゲーム機で遊びたいユーザーを引き止めることに成功している。

インディーズソフト隆盛の影響もあり、デジタル売上高比率もプラス8%と向上している。

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課題も改善されてきている任天堂の次なる課題は?

圧倒的な業績、自社ソフト偏重が改善され、デジタル売上高比率も伸びている。絶好調としか言えない任天堂の次なる課題はなんだろう?

ひとつは、巣篭もり消費で広がった市場の維持だろう。ワクチンによりコロナ騒動は正常化に向かっていて、ロックダウン時の巣ごもり消費が今後収束するかもしれない。

このタイミングで新たなゲームを発表して、巣ごもり消費で増えたユーザーを繋ぎ止められるかが、ひとつのポイントだ。遊びたいゲームがなければ、せっかく身につきそうなゲーム習慣は失われ、ようやくできるようになったアウトドアの遊びに回帰する人が増えるだろう。

もうひとつは、次期ハード機の開発だ。4K対応の「Nintendo Switch Pro」が噂されている。任天堂がいうには現在のSwitchはモデル中期だそうで、Proをミッドライフキッカーとして発売する機会を窺っていると思われる。

まだ数年先の話だが、Switchの後継機にどうやって繋げるかがもっと大きな課題だ。Wiiは大ヒットしたがWii Uは早々に失速した。

Switchがこれだけヒットしたので、Switchのゲーム資産を継承するWii Uのようなゲーム機が登場する可能性が高い。Switchは据え置き機とポータブル機の両方の需要を統合して成功したが、次にどのようなギミックを持ったゲーム専用機を開発できるか。Switchのゲーム資産を維持しながら新しさを出すのは1から開発できたSwitchよりも困難さを極める。

当然、任天堂は次期ハード機の開発をしていると思うが、プレッシャーは半端ないと思う。

とはいえ、次期ハード機への移行は3年以上先の話だ。それまでの間は、新しいゲームの販売を継続できれば、Switchの好調は続くと思われる。

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