乱立するQRコード決済サービス
PayPayの2億円キャンペーンに端を発して、QRコード決済サービスがとんでもない勢いで増えている。あまりにも種類が多くて、一般の人はどれを使ったら良いかわからないだろう。
そういう人は、まずはPayPayを導入するのをおすすめする。
以下に、どうしてPayPayが良いか記します。
使える店舗が多い
PayPayが利用できる店舗は、QRコード決済サービスの中でおそらく最多だろう。
7月からセブンイレブンでも利用できるようになったので、全ての主要なコンビニでて利用できる。
スーパー・ディスカウントストアでも利用できる。セブン&アイグループのイトーヨーカドーでも利用できる。
ドラッグストアもかなり多くの店舗で利用できる。
飲食店も松屋や吉野家で利用できる。
チェーン店以外でもPayPayを導入した個人店舗は多い(おそらく最多)。ソフトバンクグループの圧倒的な営業力で対応店舗数を急速に増やしている。
豊富なチャージ方法
PayPayは多くのチャージ方法が選べる。
- 銀行口座からのチャージ
- ヤフーカードからのチャージ
- 現金によるチャージ
銀行口座からのチャージでは、三菱UFJ銀行が未対応だったが、Yahoo!マネーと統合されたので、三菱UFJ銀行や多くの地方銀行からもチャージできるようになった。
セブン銀行のATMからもチャージできるので、現金でチャージすることも可能だ。
クレジットカードを登録できる
手持ちのクレジットカードを登録することで、PayPay経由でクレジットカードでの支払いができる。
カードがあるなら、クレジットカードで直接払った方が良いと思いがちだが、クレジットカード決済端末を導入していない個人経営の店舗も多い。そういう店舗でもPayPayを経由すればクレジットカード払いが可能になる。
しかも、クレジットカード払いでもPayPayのポイントが付与されるので(キャンペーンだと0.5%など)、クレジットカードのポイントと2重取りをすることができる。
ただ、登録できるクレジットカードは、VISA、MasterCard、JCB(ヤフーカードのみ)の3種類だ。ヤフーカード以外のJCBカードは登録できない。
キャンペーンが多い
今は加入者数を増やすために各社が様々なキャンペーンを実施しているが、PayPayのキャンペーンはやたら多い。今のところ、ほぼ毎月実施している。
キャンペーン内容は勃興期と比べて縮小してきたが、ユニクロでヒートテックが一枚もらえたえり、自販機でドリンク買うと100円戻ってきたりと多様化している。
高い還元率
PayPayの還元率は現在1.5%。10月は100回に一回最大1,000円が当たる。ライバルのLINE Payは毎月の決済が10万円以上なら2%還元だが、そこまで使える人はいないだろう。1万円未満なら0.5%しか還元されない。
メルペイの還元率は0%、PayPayより還元率が高いのはOrigami Payの3%だが、使用する店舗数が少ない。
また、増税後の個人店舗で5%還元対象の店舗だと、PayPay利用の還元率は10%で、他のサービスよりも高い。
わりかん機能が便利
PayPayなどのQRコード決済サービスの主要な機能のひとつに、個人間送金サービスがある。ユーザー同士が電子マネーを送金できる機能だ。
個人間送金の他にPayPayには、わりかん機能もある。飲み会の後にPayPayユーザー同士なら簡単にわりかんできる。参加者全員がPayPayに加入していなとできないが、比較的ユーザー数が多いPayPayだと他のサービスよりも、わりかん機能が利用しやすい。
まずはPayPayを試してみよう
色々な決済サービスがあって迷うところだが、まずはPayPayから試してみることをお勧めする。スマートフォンをかざすだけで利用できるApple Payなどの非接触型決済は便利だが、対応していない店舗も多い。
PayPayを導入して銀行口座からチャージしておけば、今まで現金払いしかできなかった個人店でも利用できるのは大きい。
欠点があるとすれば、20%還元の店舗を利用していると、それ以外の店舗を利用するのがもったいないと思いだしてくることぐらいかな。